ハードコア・パンク
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ハードコア・パンク (hardcore punk) は、音楽のジャンルのひとつ。パンク・ロックから派生したジャンルであり、単にハードコアと呼ばれる事も多い。略して、HC、HxC、HxCxと書かれる事もある。
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[編集] 概要
ハードコアとは英語で「筋金入りの」「過酷な、厳しい、厳格な」といった意味の形容詞で、「筋金入り」「厳格な人間」を意味する名詞としても用いられる。ポスト・パンク・シーンにおいて、ニュー・ウェイヴといわれるオリジナル・パンクから派生し様々な多岐に渡るサウンドを展開するバンドが現れた。これに対し、ほぼ同時期に登場した、オリジナル・パンクの社会的批判などの主張や荒々しいサウンドをより過激に追及しつつ、オリジナル・パンクの持つロックンロール的なルーツから乖離していったバンドを「ハードコア」という言葉で形容したのが始まり。ただし、ルーツを異にするアメリカのハードコアはやや事情が異なり、ニュー・ウェイヴからの影響を隠さないバンドも多い。
精神面はパンク・ロックとしての意識が根底にあるが、もともとパンクロックにあったニヒリスティックだったり、反社会的だったりする部分は、ハードコアではあまり見受けられない。また、一部を除き大部分のファンやバンドは標準以上の経済階層で構成されており、ブルーズやレゲエ、ヒップホップといったレベル・ミュージックとは完全にその成り立ちを異にする。
音楽面ではヘヴィメタルから影響の間接的・直接的影響は否定できない。ただし、ファッションはメタル的なものを避けたルックス、スタイルが好まれる。ステージでもほとんど私服的な者もいれば、バンドやクルーで揃えた同じイメージのウェアを好む者もいる。他には作業服風であったり、サーファーファッション風、ボロボロにカスタムされた服、オーバーサイズのTシャツ/タンクトップとジーンズ、スポーツ系のジャージ/シャツ類(バスケット系、ホッケー系)、革の上下、リクルートスーツなど。
[編集] 特徴
- 激しいディストーションを多用したギター、ベース
- 2ビートや4ビート主体の性急なリズム。その初期にはシンプルなリズム構成のバンドが大半だったが、1980年代後半になると激しいテンポ・チェンジを繰り返したり、凝ったリズム・パターンのバンドが増えていく。このあたりから"ハードコア・パンク"は単に"ハードコア"と呼ばれるようになった。
- ロックンロールやルーツ・ロックから激しく乖離した簡素なコード進行、曲構成(まれにロッキン、ロック風味と評されるハードコア・バンドがいても、それはギター・ソロなど曲の味付け的な部分であって、根本的なルーツたりえない)。
- 叫び散らすボーカル
- シンプルなコードやリフが多い。難しいテクニックに重きを置かないことが多い。
- 一曲一曲が短い事が多い。
- 多くのバンドが社会的・政治的なテーマを各々掲げており、その内容はアナーキズム、アンチ・システマティック、自然環境破壊への批判、反戦、反核、反権力、アニマルライト、反暴力、反ドラッグ(煙草/アルコールなども含む)、反差別、反宗教など。特にヨーロッパではこの傾向が強い。
- 多くのバンドが歌詞を大切なメッセージ、重要な声明だと考えている。
- DIY精神
- ヴォーカルの音量が大きいことが多い。
[編集] 主なハードコア・スタイル
- USハードコア
- UKハードコア
- ジャパニーズ・ハードコア
- ニューヨーク・ハードコア
- オールドスクール・ハードコア
- ニュースクール = モダン・ハードコア/モダン・ユースクルー
- メロディック・ハードコア
- エモ(エモーショナル・ハードコア、ポスト・ハードコア)
- カオティック・ハードコア
- グラインド・コア
- クラスト・コア
- クロスオーバー
- スカ・コア(スカ・パンク)
- スラッジ・コア(徹底的に重さ・暗さにこだわる。テンポも極端に遅い・長い曲が多い)
- スラッシュ
- ディスコア(ディスチャージの影響下にあるハードコア)
- ファスト・コア
- メタルコア
- ユースクルー
- ノイズコア
- プロト・ハードコアパンク・ロックからハードコアへの過渡期にあたるバンド。
[編集] ハードコア・パンクに分類されるバンドの一覧
[編集] 1980年代のハードコア
1980年代は、情報量の少なさ、マイナー・レーベルのレコードの流通の悪さもあって、それぞれの国毎に特有のスタイルがあった。1980年代から今も現役、近年になって再結成して活動中のバンドも含んでいる。
[編集] アメリカ
- 7 Seconds
- Agnostic Front (アグノスティック・フロント)
- Bad Brains(現Soul Brains)(バッド・ブレインズ)
- Bad Religion (バッド・レリジョン)
- Big Boys (ビッグ・ボーイズ)
- Black Flag (ブラック・フラッグ)
- Bold
- Cro-Mags (クロ・マグス)
- Crucifix
- Crumbsuckers
- Dead Kennedys (デッド・ケネディーズ)
- Deep Wound
- D.R.I.
- Excel (エクセル)
- Gang Green (ギャング・グリーン)
- Gorilla Biscuits (ゴリラ・ビスケッツ)
- Judge
- Killing time(Raw Deal)
- Minor Threat (マイナー・スレット)
- Murphy's Law
- Negative Approach (ネガティブアプローチ)
- No for an answer
- Neurosis (ニューロシス)
- Poison Idea (ポイズン・アイディア)
- Reagan Youth
- Sick of It all
- Siege (シージ)
- Sheer Terror
- Social Distortion (ソーシャル・ディストーション)
- Suicidal Tendencies (スイサイダル・テンデンシーズ)
- Warzone
- Youth Brigade (ユース・ブリゲイド)
- Youth Of Today (ユース・オブ・トゥデイ)
[編集] 日本
1980年代の日本のハードコアは主にGBH、The Exploited、Dischargeといった英国の80'sパンク/ハードコア・パンクから影響を受けたようなバンドが多かったが、1980年後半に入ると米国のクロスオーヴァー、スピードコア、スケートコアからの影響を受けたようなバンドも現われる。
- ASSFORT
- Bastard
- COMES
- Death Side
- GASTUNK(初期)
- GAUZE
- GHOUL
- G.I.S.M.
- Last Bomb
- LAUGHIN' NOSE
- Lip Cream
- OUTO
- Poison Arts
- RoseRose
- S.O.B
- Systematic Death
- あぶらだこ
- 鉄アレイ
[編集] イギリス
[編集] 1990年代以降のハードコア
1990年代以降になると、各国・各地域の地域性が希薄になり、各々のバンドのスタイルはルーツとするバンドの差異によるものが大きくなっていく。1980年代後半に結成され、主に1990年代に活動したバンドも下記に含む。
[編集] アメリカ
- 97a
- AFI (エー・エフ・アイ)
- American nightmare(Give up the ghost)
- ATARI
- Bane
- Better than a thousand
- Betrayed
- Born Against
- Capitalist Casualties
- The Casualties
- Champion
- Comeback kid
- Cornerstone
- Dropdead
- fastbreak
- Floorpunch
- H2O (エイチ・ツー・オー)
- Halfmast
- IN MY EYES
- Man Is The Bastard
- Plagued with rage
- Rancor
- Redemption 87
- Spazz
- Ten yard fight
- Time flies
- Terror
- Verse
- Voice of reason
- What feeds the fire
[編集] 日本
欧米に比較すると、1980年代からの流れを汲むバンドが多いが、それでもニューヨーク・スタイルだったり、FATやEPITAPH、ファストコアやパワー・ヴァイオレンス等、近年の海外のバンドからの直接的影響を窺わせるバンドも活動している。また、スラッシュメタルからの影響が強いバンドも主に90年代のバンドに存在する。
[編集] ヨーロッパ
- Another reason
- burning flames
- Dead stop
- driftnet
- Eyeball
- Get up & go'ers
- Highscore
- JUSTICE
- Mainstrike
- Nothing done
- Outlast
- Section 8
- Sportswear
- True colors
[編集] 関連項目
最終更新 2009年11月17日 (火) 06:02 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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