ハーフェズ
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フワージャ・シャムスッディーン・ムハンマド・イブン・ムハンマド・ハーフェズ・シーラーズィー(Hafez Shirazi、1325年 - 1389年)は、イランの詩人。生年は1326年、没年は1390年という説もある。
海外では「ハーフェズ」というよりも「Hafiz(ハーフィズ)」という方が知られている。
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[編集] 経歴
イラン南西部の都市シーラーズで生まれ育ち、生涯この地を離れることはなかった。幼い頃に父を亡くし、母は女手一つで彼を育てた。青年期にはファールスを支配したインジュー朝のアブー・イスハークに、壮年期にはムザッファル朝のシャー・シュジャーに宮廷詩人・側近として仕えた。
ハーフェズの存在は、その抒情詩とともに、ペルシア語圏では知らない人はいない「聖なる存在」として人々の生活に深く根付いている。ガザル詩人の最高峰であり、サアディー、ウマル・ハイヤーム、ハージュー・ケルマーニーと並ぶ四大詩人の一人に数えられる。
現在、故郷シーラーズには「ハーフェズ廟」が建っており、詩が刻まれた石板が設けられている。当地の観光スポットとして多くの人々が訪れる。
西暦10月12日(イラン暦メフル月20日)は「ハーフェズ記念日」とされている。
[編集] 作品
詩の主題は「愛」で、俗世の愛とも神への愛とも解釈可能な抒情詩を500近くも残している。
後に編纂された『ハーフェズ詩集』は、東西の文化に影響を与え、ゲーテは晩年、ハーフェズの詩に感銘を受け、『西東詩集』が綴られた。ハーフェズの詩についてゲーテは「ハーフェズの詩を理解するには 魂まで一汗かく必要がある」と語ったという。
恋と酒と自然の美などを主題とした作品が多く、民衆に広く愛され、現代でも「コーランなくとも各家庭にはハーフェズ詩集あり」とまで言われている。また、詩集を用いた「ハーフェズ占い」なるものも存在し、街中でおみくじのように売られていたり、各家庭ではシャベ・ヤルダー(冬至の夜)にこの占いをする。
[編集] 『ハーフェズ』の称号
クルアーン(コーラン)を全て暗唱する者の称号をハーフィズという。シャムスッディーンも暗誦者であってハーフィズの号を冠しており、そのため単に『ハーフェズ』と呼ばれる。
[編集] 関連項目
- 『ハーフェズ ペルシャの詩』
- イラン人映画監督アボルファズル・ジャリリによる2008年の映画作品。ハーフェズの存在にインスピレーションを感じ、作られた作品。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月1日 (日) 00:40 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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