ハーフパンツ

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レーダーホーゼン(ドイツ・バイエルン地方の伝統的な革製半ズボン)

ハーフパンツは、半ズボン状、スパッツ状、またはより裾の短いショートタイプのスポーツ用品の通称。主に学生の体育の授業で用いられるものを指し、男女問わずに着衣可能。

目次

発祥

もともとは、ヨーロッパのアルプス地方、ドイツのバイエルン州南部からオーストリアのチロル地方には、Lederhoseという名で皮製のハーフパンツを成人男性が伝統衣装として着用する伝統があり、この衣装が後に登山者のニッカーポッカーとして世界的に普及した。 一方、ドイツ文化圏の中での民族性を象徴するものとしてのハーフパンツ、特にカーキー色のそれは、ズボン吊りと鍵十字の腕章と共に、第二次世界大戦中、ドイツ国内の青少年組織、ヒトラーユーゲントのユニフォームとしても知られる。

このような前史があって、1980年代末に、アメリカ黒人若者が遊び着として考案したものが、ハーフパンツの呼び名で若者文化の中に普及した。

世界的に普及するきっかけを作ったのは、NBAユニフォームとして採用したことである。

日本での普及状況

日本では、バスケットボールがユニフォーム採用した後、サッカーバレーボールもこれに追随し、主要なスポーツのユニフォームがハーフパンツで出揃った。同時に、プロスポーツのユニフォームの影響を受けやすい日本の男の子服でも地殻変動が起こり、1993年にハーフパンツタイプの普段着が大量生産され始めてから、僅か5年余りで従来型の半ズボンが採算ラインに届かなくなるところにまで市場占有率を拡大した。

ヒップホップに基づくアメリカンカジュアルは、ただズボンの丈を延ばすだけではなく、サイズの大きいTシャツを裾出しし、ショートソックスを着用することでトータルファッションになる。

このトータルファッションは、1992年には青年用、1996年には中高生用で実用化していたが、1998年には小学生幼児用にも普及した。その後は、丈が長くなる一途。現在では、膝下丈(6分丈)、スネ丈(7分丈)、くるぶし丈(8分丈)が普及している。「……分丈」とはもともとは業界用語で、半ズボン(3分丈)と長ズボン(9分丈)しかなかった時代には、通常消費者が知らない言葉であった。

なお、子供向けの私服のハーフパンツの特徴として、腿の部分に飾りやポケットをつけるなど、子供向けのズボンに半ズボンと長ズボンしか選択肢のなかった時代にはなかったデザインが多く見られる。

また、このハーフパンツの普及を機に、青年・成人層の男性が素足をさらすことに抵抗感が薄れた。

体育着としての活用

東京オリンピック以後、体操服としてはブルマー/半ズボン着用が主流であったのだが、1997年前後からこのハーフパンツを採用する学校が増加傾向にあり、特に学校の女子用の体操着では、一昔前はブルマーが主流であったが、特定の嗜好者に異常に好まれることから、現在では体育着としての着用はほとんど見られなくなり(詳しくはブルマーの項参照)、近年ではこのハーフパンツが主流となってきている。

女子中高生においては下着であるところのパンツが見えてしまう事態を避けるのと寒さ対策で、スカートの下に重ね穿きをする場合にも使われる。

ハーフパンツへの嫌悪感

ハーフパンツが広い世代で普及している一方で、嫌悪感を持つ者も少なくない。

2006年8月、産経新聞誌上で吉川潮が成人の半ズボン着用に対し「実にみっともない」、「暑苦しく見苦しい」、「どいつもこいつも仕事ができそうにない感じがしてならない」、「未成年者に対する淫行で芸能界を追放された某お笑いタレントも半ズボンをはいていた」、「半ズボンをはいたら町内を出るな!」等々、青年・成人層が素足をさらすことに対し嫌悪感を抱いている層も存在する。また、ハーフパンツの普及の影響により、ハーフパンツを穿く者がショートパンツを穿く者を軽蔑するといった行動も嫌悪感を抱かせる原因ともなる。

関連項目

最終更新 2009年9月8日 (火) 16:57 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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