バルタン星人
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バルタン星人(バルタンせいじん)は、円谷プロダクションが日本で制作した特撮テレビ番組シリーズ「ウルトラシリーズ」に登場した架空の宇宙人(異星人)。別名「宇宙忍者」。
[編集] 概要
『ウルトラマン』の第2話「侵略者を撃て」に初めて登場した。蝉に似た顔、細くとがった口吻、ザリガニのような大きなハサミ状の手をもった直立二足歩行型で、高度の知能を備えた異星人である。また、マッハ5の高速で空中を飛翔できる。瞬間移動能力を有し、分身するかのように移動もできるほか、眼は5000個の眼細胞からできており、1万メートル先の小さな物体も視認可能である。
本来は、侵略目的で地球を訪れたのではなく、故郷であるバルタン星が発狂した科学者による核実験により破滅し、たまたま宇宙旅行中であった20億3000万人のみが運良くこれから逃れ、その身をバクテリア大に縮小して放浪の旅を続けていたところ、地球を発見して宇宙船の修理を目的として来訪した。初期の科特隊員との会話の中で地球人が持つ生命の概念を理解できない様子を見せており、地球人とは異なる生命観ないし価値観を持つことが推測される。
撮影に際しての着ぐるみは、前作の『ウルトラQ』第16話「ガラモンの逆襲」に登場したセミ人間を改造したもの。命名は第2話の監督・脚本を担当した飯島敏宏による。名称の由来は、ヨーロッパの火薬庫といわれ紛争の絶えなかったバルカン半島に由来するという説と、当時の人気歌手シルヴィ・ヴァルタンから由来するという説があるが、飯島本人の回顧録によれば正しいのは前者で、母星が兵器開発競争に滅んだため、移住先を求めて地球にやってきたという設定をバルカン半島の状態に重ねている。後者は、当時円谷プロで企画室長を務めていた金城哲夫の勘違いから発生した間違いであるとのこと。
特徴的である巨大なハサミのアイディアは飯島敏宏によるもので、デザイナーの成田亨は当初、高度な知能を持った生き物がこのような巨大なハサミであるわけがないとして、道具を扱えるような人間の手に近い大きさのハサミをデザインしたが、飯島敏宏のアイディアが優先され、現在に見るデザインに至った。また、この巨大なハサミは相当な重量があり、スーツアクターが演技をする際に地面と水平にしてハサミを維持することが困難であったことから、ハサミを垂直にして上下に揺さぶる独特なポーズが生まれた。余談であるが、成田亨にとって、セミ人間の改造が前提であること、ハサミのアイディアに違和感があったこと、以上2点から初代バルタン星人のデザインは気に入っていないことを自伝にて回顧している。
一般に「フォッフォッフォッフォッ」と表記される、笑い声とも思しき独特の声(1963年製作の東宝映画『マタンゴ』に登場するマタンゴの声を流用)と分身を使った神出鬼没ぶりが非常に印象的であるため、『ウルトラマン』の第16話に再登場したのみならず、後のウルトラシリーズ全般にわたってたびたび登場した。同シリーズでは最も多く登場したことなどから、ウルトラヒーローの好敵手として、幅広い層の人気と認知を得ている。前述のように、元は故郷を失った放浪者であり、世界観の異なる近年の作品(『コスモス』や『マックス』)では地球侵略を否定する個体(下記のチャイルドやタイニーなど)も登場している。ただ、登場回を重ねながら戦闘能力が向上している傾向があり、現在のところTVシリーズでは最後の登場である「ウルトラマンマックス」では、キャッチコピーで「最強! 最速!」と謳われたウルトラマンマックスを簡単に倒し、再戦も終始優勢であった。しかし、平成時代の「ウルトラマンパワード」や「ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT」などにも登場してキャラクターが拡がりすぎたこともあり、昭和ウルトラマンシリーズとの繋がりがある『ウルトラマンメビウス』や『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』での登場は見送られた。
- デザイン:成田亨
- 造型:佐々木明(※セミ人間のマスク造型は高山良策による)
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 『ウルトラマン』に登場したバルタン星人
[編集] 初代
『ウルトラマン』第2話「侵略者を撃て」(1966年7月24日放送)に登場。
- 身長:ミクロ〜50メートル
- 体重:最大2万トン
- 出身地:バルタン星
- スーツアクター:佐藤武志
故郷のバルタン星を核実験により失い、その難を逃れて20億3千万人の仲間と共に宇宙船で放浪していた異星人で、「宇宙忍者」という異名どおり、多彩かつ特異な能力を持っている種族である。火星にある物質「スペシウム」を弱点としている。宇宙船の修理と欠乏した予備パーツの調達のために偶然立ち寄ったのが地球であり、その美しさに魅せられて、地球人の存在を否認した上で、地球への移住を断行しようとした。
武器は両手のハサミから出す、赤色凍結光線と白色破壊光弾。防御能力として数多の分身を作ることができる。そのほか、地球の言語をこの時点では理解できなかったために、一時はアラシの体に乗り移り、その脳髄を借りてイデ、ハヤタと会話した。
手始めに科学センター[1]の職員やアラシらを仮死状態にし、科学センターを占拠。ハヤタとの交渉が決裂すると巨大化して破壊活動を行い、地球防衛軍の核ミサイル「はげたか」により倒れるも、すぐに蝉が脱皮するかのように起き上がり復活した(書籍によっては、この「はげたか」により分身1体分が倒されたと表記しているものもある)。コンビナートを破壊しながらウルトラマンと空中戦を繰り広げ、左のハサミをへし折られるも、残りの方から破壊光弾を発射して反撃したが、最期は弱点であるスペシウムが含まれたスペシウム光線を浴び、炎上して墜落した。その後、他のミクロ化したバルタン星人の乗っていた母船は上空に潜んでいたところをウルトラマンに発見され、宇宙に運び出された後にスペシウム光線で爆破された。この時約20億人以上のバルタン星人がこれにより死亡したが、これで彼らが全滅したわけではなく、後述の様にわずかな生き残りが復讐と地球侵略への執念を抱き続ける事となる。
- 「単に強い異星の人間」という後続エピソードでの扱いとは違い、深夜無人のビルの闇に潜む怪物という怪奇色の強い扱いだった(前作ウルトラQの影響が強い)。また、「生命」の意味を理解できないなど人類とは根本的に異質な存在であることが徐々に明かされ、クライマックスでは街中で撃たれた核ミサイル2発を受けてもあっさり復活するといった、人間の力では抗えない存在であることが明示される。
- 劇中でのウルトラマンとの戦闘描写は空中戦のみであったが、映画『ウルトラマン怪獣大決戦』では地上に降り立って格闘戦を繰り広げる新撮シーンが追加されている。ただし、初代の着ぐるみは既になく、形状の異なる物が分身体を含めて2体新造型されている。これは後に『ウルトラマン80』の五代目及び六代目(後述)に改造される。
- 漫画の『ウルトラマン THE FIRST』では、バルタン星人の宇宙船は攻撃を受けてではなく自爆したことになっており、他にも本作と異なる展開がいくつかある(後述)。
- 戦闘中にハサミが破損するが、撮影現場で本当にハサミが破損したため、後からフォローで戦闘中に割れるシーンが撮影された。ハサミはコルクに石膏を塗ったような物で造型されていたと言われている。
- 前述の通り、最終的には人類を排除しようとしたものの、最初は攻撃能力は人間を硬直・仮死状態にする赤色凍結光線のみしか使わず、人間の殺害は行っていない上、ハヤタとの交渉において「地球の法律や文化を守るなら移住も不可能ではない」と言われた際にはいきなり丁寧語に変わっている。戦闘に突入したのは、人数の多さに驚愕したハヤタとイデが前言撤回して、(苦手なスペシウムの存在する)火星への移住を提案した後である。
[編集] 二代目
『ウルトラマン』第16話「科特隊宇宙へ」(1966年10月30日放送)に登場。
- 身長:ミクロ〜50メートル
- 体重:最大2万トン
- スーツアクター:飛鋪正直
先に、ウルトラマンによって壊滅的な被害を受けたが、何とか生き延びた集団はR惑星に逃れていた。新たな故郷を見つけたものの、地球侵略とウルトラマンへの復讐の機会を窺っていたバルタン族は、地球で毛利博士による人類初の有人金星探検が行われようとしていることを知ると、ロケットで金星へと旅立った毛利博士を捕らえてこれに乗り移り、科特隊とウルトラマンをおびき寄せ、その隙に大挙して地球を制圧せんと謀った。しかし、新兵器・マルス133を開発した科特隊とテレポーテーションを使用したウルトラマンによってその計画は失敗に終わった。
当話においても、バルタン族の特徴として、無数のミニバルタンに分身することが可能であることが描写されている。また、胸部にスペルゲン反射孔を装備。スペシウム光線を跳ね返すことが可能になった。更には光波バリヤーを張り巡らせることが可能になり、これによって八つ裂き光輪を防いだ。武器はハサミから発せられる重力嵐。その他、ミニバルタンが手から破壊光弾を発射する。1回目はウルトラマンに襲い掛かろうと飛翔したところを縦に八つ裂き光輪で縦真っ二つにされた。2回目は光波バリヤーにより一度は八つ裂き光輪を防ぐが、ウルトラアイスポットにより光波バリヤーは無効化され、同じく飛翔したところを八つ裂き光輪で縦真っ二つにされる。寸断された半身はそれぞれにスペシウム光線を喰らって爆裂した。
- 声:西田昭一
- 初代の着ぐるみがアトラクションで出払っていたため(ハサミが割れるなど撮影でボロボロになり、ほぼ新造に近い改修をされアトラクションにしか使えなかったとも言われる)、着ぐるみは新規造型となり、より細身になった。こちらの方が成田亨によるデザイン画に近い。色彩は全体的に茶色で、顔のT字ラインとハサミが銀色。
- 飯島敏宏監督によると、バルタンの群れがウルトラマンに襲い掛かるアイデアもあったという。ちなみにバルタン群のミニチュアは、当時市販されていたマルサン商店製のソフビ人形に塗装したものである。
- 乗り移られた毛利博士のその後については特に語られていない。
- 金城哲夫による小説版では、作戦決行前にメフィラス星人や他の宇宙人達とともにウルトラマンを倒すための作戦会議に参加しており、その中での第二作戦として地球とウルトラマンへの攻撃を担当したことになっている。
- テレビマガジン版「ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス」では、途中でR惑星が舞台になっていてザラブ星人やマグマ星人など、宇宙人軍団がウルトラ兄弟と対決していたが、バルタン星人は登場しなかった。
[編集] 三代目
『ウルトラマン』第33話「禁じられた言葉」に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:1万5千トン
- スーツアクター:渡辺白洋司
地球人に対し、自分の力を誇示せんとしたメフィラス星人が、威嚇の目的で東京・丸の内のビル街に登場させた。実際に暴れ回ったわけではなく、すぐに消えてしまったことから、ただの幻影であると見る向きもある。また実体であり巨大フジ隊員に変身していたという説もある(巨大フジ隊員が消えた直後に同じ場所からバルタンが現れたため)。書籍では「メフィラス星人にあやつられている」と記されている場合があるので、これらの真偽は不明である。三度目の地球襲来となったが、今回はウルトラマンと戦うことは無かった。形態は2代目と同じだが、体色は黒く、頭部が金色で頬に青いラインがあり、色彩は初代に近い。
[編集] 『帰ってきたウルトラマン』に登場したバルタン星人Jr.
特撮テレビ番組『帰ってきたウルトラマン』第41話「バルタン星人Jr.の復讐」に登場。
- 身長:ミクロ〜45メートル
- 体重:最大時3万トン
ウルトラマンに倒された初代バルタン星人の息子で、父の復讐のために地球に襲来した。地球に襲来したバルタン族としては四代目に当たる。建設中のビルを改造したビルガモを操り、MAT隊員らをビルガモの体内に監禁して人質とした。色彩は全体的に黒光りしており、若い個体だけあってハサミも先代に比べて小さい。笑い声も「フォッフォッフォッ」だけでなく普通の高笑いもしている。ウルトラマンを苦しめたが、ビルガモが倒されると巨大化してウルトラマンの目の前に現れ、「勝負はまだ一回の表だ」とリベンジを示唆する台詞を残して飛び去るが、背後からスペシウム光線を浴びせられ、白い十字光を発して姿を消した。その後の生死は不明である。
劇中ではこれといった特殊能力や武器は披露していない。
[編集] 『ザ☆ウルトラマン』に登場したバルタン星人
テレビアニメ『ザ☆ウルトラマン』第8話「ヒカリ隊員の秘密が盗まれた!?」に登場。
- 身長:ミクロ〜90メートル
- 体重:最大時5万4千トン
地球制覇に邪魔なウルトラマンジョーニアス=ヒカリ超一郎を倒すべく作戦を決行。怪獣ミコノスを出現させ、誘き寄せたヒカリを変身させ、ジョーニアスと戦わせてその戦闘を撮影したフィルムをテレビ局に「ウルトラマンの秘密」を目玉にして売り込み、間接的にヒカリを洋館へ誘き寄せた。洋館の罠でヒカリを殺害しようとしていたが、罠(特殊な空間なのかウルトラマンに変身できない)のために奪った電力の行き先から、その場所を科学警備隊に暴かれ、計画は失敗、巨大化した。アニメ作品ならではの細身のスタイルで、武器は巨大なハサミから発射するS電光(人間を停止させたり、物体を破壊したり、従来の能力と大差がない)。ハサミによる締め付けなどでジョーニアスの活動限界を待つという戦略で苦しめるが、最後はプラニウム光線に敗れた。声は、バルタン星人の声として定着している笑い声のSE(効果音)ではなく、等身大の時に台詞で「フォフォフォ…」と笑ったが、巨大化時は異様な叫び声であった。
- 「ザ・ウルトラマン」最初の侵略宇宙人であり、全話中で唯一自ら巨大化した宇宙人である。
- 声:寺島幹夫
[編集] 『ウルトラマン80』に登場したバルタン星人
[編集] 五代目
特撮テレビ番組『ウルトラマン80』第37話「怖れていたバルタン星人の動物園作戦」に登場。
- 身長:ミクロ〜50メートル
- 体重:最大時1万5千トン
幾度となく地球に襲来してはウルトラ族と激闘を繰り広げたバルタン族が、今度はウルトラマン80に矛先を向けて襲ってきた。宇宙に新たなるバルタン星を建造した科学力と技術力を誇る(二代目の時に移住・開拓したR惑星をそのままバルタン星と呼称するようになったという説もある)。体色はグレーで、口吻の形状が豚の鼻のような独特な物となっている。
自分達は優秀な種族だと思っており、そのため、自分達より劣る異星人や宇宙生物を葉巻型の宇宙船に収容しては下等生物としてバルタン星の宇宙動物園へと送り込んでいる。恨み重なるウルトラ族の一人である80も下等動物としてバルタン星の動物園に収容するべく作戦を開始、政夫という少年に変身してUGM基地に潜入し、シルバーガル(戦闘機)内で矢的隊員と二人きりになったところで正体を現し捕らえようとする。しかし脱出され、巨大化して80と対決。ハサミからの光線(書籍ではバルタンファイヤーとも)や格闘、瞬間移動、宇宙船との連携攻撃などを駆使して地上や空中で激しい戦いを繰り広げたものの、最後はハンマー投げの要領で宇宙船にぶつけられて爆死してしまった。
- 声:水鳥鐵夫
- 着ぐるみは映画『ウルトラマン怪獣大決戦』の新撮シーンに登場した物の改造。
- 既に新たな故郷を見つけているにも関わらず地球に襲来してウルトラマンを襲う(それも動物園に入れるという屈辱を味わわせようとする)辺りに、彼らの排他的自族至上主義とウルトラ族に対する復讐心の高さが伺える。
- 映画『ウルトラマン物語』ではこの時の戦闘シーンが流用されており、宇宙の帝王ジュダの配下として80に挑んだことになっている。断末魔に「ジュダ様」と叫び、ウルトラ戦士達がジュダの復活を知るきっかけとなった。
[編集] 六代目
『ウルトラマン80』第45話「バルタン星人の限りなきチャレンジ魂」に登場。
- 身長:ミクロ〜50メートル
- 体重:最大時1万5千トン
宇宙に造り上げた新バルタン星からまたしても地球征服のためにやってきた、限りなきチャレンジ魂の持ち主。姿形は5代目のものと全く同じであるが、破壊力による制圧を目指した従来とは異なり、当話では謀略による地球人の自壊を目指した侵略手法を採用した。これは、偽のUFO写真を子供達の間にばら撒き、それを元に諍いを起こさせ、最終的には子供同士の喧嘩から大人同士、果ては地球上の世界戦争にまで発展させて人類の自滅を企むというものである。
初期には地球上の言語や価値観を全く理解していなかったバルタン族だが、この頃になると饒舌さには更に磨きが掛かっており、「お釈迦様でもご存知あるめえ!」など現代の日本人ですら日常話さないような江戸時代の町人言葉までやたらとよく話すようになっている。これは日本のテレビ番組を視聴することで地球の言語を学習していたことによる影響である。
児童層の擾乱(じょうらん)を狙った初期計画実行のため、自分の顔を模した小型UFOに乗って子供達の前に飛来しハサミから出した白い光線状の袋で捕らえた際、矢的隊員の銃撃でUFOを破壊された。作戦を妨げられ業を煮やしたバルタン星人は巨大化、あらかた破壊活動を行った末、変身したウルトラマン80と直接対決となる。こうなると、前述の精神攪乱作戦を進めていた際のユニークな言動とは裏腹に、両手のハサミから強力な火炎(書籍ではエクシードフラッシャーとも)やミサイル弾を放つなどのもっぱら武力による攻撃に転じた。このバルタンもまた、五代目と同様に瞬間移動や格闘術にも長けた強敵であり、子供達を人質にとられていたこともあって、80も苦戦を強いられたが、最後は80が初代ウルトラマンから学んだウルトラスラッシュを受けて倒し、子供達も無事救出された。
当話におけるバルタン星人は、怪獣頻出期に最後に出現した異星人でもあり、これを最後に『初代マン』から続くバルタン星人の地球侵略もしばらくは鳴りを潜めることとなった(『80』までのシリーズと世界観の繋がっている『ウルトラマンメビウス』においても六代目の後を受けたバルタン星人が登場することは無かった)。
- 声:西村知道
- テレビ版の昭和ウルトラシリーズで最後に登場した異星人でもある。
- 着ぐるみは五代目と同様に『ウルトラマン怪獣大決戦』の物の改造だが、体色がやや異なり目玉などが動く等身大時と巨大化時で2つ使用されている。
[編集] 『ウルトラマンパワード』に登場したバルタン星人
[編集] パワードバルタン星人
特撮ビデオ作品『ウルトラマンパワード』第1話「銀色の追跡者」(米国版サブタイトル:ON A MISSION FROM M78)、第13話「さらば! ウルトラマン」に登場。
- 身長:ミクロ〜65メートル
- 体重:最大2万3千トン
これまでに多くの惑星を滅ぼしてきた凶悪な宇宙人で、地球の衛星軌道上に大型母艦で飛来、地球へは先遣隊として3体が降り立った。その後、ロサンゼルスの倉庫街で侵略の準備を行った。デザインが鋭角的なものに変更されており、体色は青。ウルトラマンパワードに追われて、地球へ飛来した。エドランド隊長たちの攻撃により、バズーカ砲で倒されたかに見えたが、その後すぐに復活。分身というより幻惑のような撹乱を行う。パワードとの戦闘時に翅を展開して飛翔。空中戦の末、放った赤い光球(『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では「赤色破壊光線」と表記)を反射され撃墜されるが直後復活、ハサミから衝撃波(『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では「フラッシュ念動波」と表記)を発射し猛攻をかけるが、耐えきったパワードのメガスペシウム光線を浴び、緑色の閃光を残して消滅した。
第13話では、同タイプの個体がサイコバルタン星人(後述)の護衛のためにともに宇宙船で地球に飛来していた。
[編集] サイコバルタン星人
『ウルトラマンパワード』第13話「さらば! ウルトラマン」(米国版サブタイトル:THE FINAL SHOWDOWN?)に登場。
- 身長:ミクロ〜75メートル
- 体重:最大2万6千トン
バルタン星人の長という設定があり、通常のバルタン星人と比べ頭脳が異常発達しており、頭骨から露出している。巨大な頭は通常のバルタン星人より念動力が強いのだと言われるが定かではない(書籍等では、この頭からサイコウェーブという念動波を出して部下のバルタンや怪獣を操る設定がある)。先遣隊がパワードに敗れたのち一時後退するが、密かに情報収集を続け、最後にドラコを派遣。ウルトラマンパワードの戦闘データと光線の情報をゼットンに与え、地球へ送りこんだ。パワードがゼットンと相撃ちになって倒れた後、全長1.6キロメートルに達する巨大な宇宙船で地球に飛来。W.I.N.R.のスカイハンターと対決するが、パワードの仲間と思われる2体の赤い玉(M78星雲人)がスカイハンターに加勢、ビームで攻撃されて宇宙船ごと爆破された。
劇中では常に宇宙船内にて策を巡らせていたが、NGシーンでは、部下と思われる他のバルタン星人とともに地球へ降り立ち、パワードの死体を確認するシーンが存在した。
- 数あるバルタン星人の中で、物語全体の黒幕として存在した唯一のバルタンである。
- 上記のパワードバルタン星人と同様に、当時は『80』までのシリーズの後を受けて「八代目」とカウントされた事もあった。
[編集] 『ウルトラマンコスモス』に登場したバルタン星人
[編集] バルタン星人ベーシカルバージョン
映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:3万5千トン
故郷の星を失い、地球へ来襲した宇宙生命体。この来襲がウルトラマンコスモスが地球圏に来るきっかけになった。子供達のために地球を安住の地にしようと画策し、宇宙船「廃月」(小惑星あるいは隕石が居住できるように改造された物で、内部には刃物状の罠(『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では「クロートラップ」と表記)も仕掛けられている)で宣戦布告をし、遺跡公園に眠る怪獣「呑龍」を復活させたりした末にコスモスと激闘になる。武器はハサミから発射する様々なタイプの光線(その内にある冷凍光線は『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』で「ドライクロー光線」と表記)。ほかにも下半身の鰭を翼のように広げ、足の形状も変化させての飛翔や、分身や脱皮など多彩な能力を持つ。最後はコスモスの力の前に自ら命を絶った。音楽を聴くと眠ってしまうという性質を持つ。戦闘時には下記のネオバルタンに変身する。
[編集] ネオバルタン
映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』に登場。
- 身長:51メートル
- 体重:4万5千トン
上記のバルタン星人ベーシカルバージョンの戦闘形態。甲冑を纏った黒騎士のような禍々しい姿となり、両腕にはバルタン星人に共通する巨大なハサミを持たず、剣や鋼槍、鉤爪などを装備する。この両腕から剣型の光線「バッドナイフ」や光の鞭「バンドルコード」などを放つ。これらの能力を駆使してコスモス・コロナモードと互角の戦いを繰り広げたが、最終的にはブレージング・ウェーブ受け、敗北を理解した後に自爆、死後コスモスに元の姿に戻された。
- 声:郷里大輔
[編集] チャイルドバルタン
映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』に登場。
- 身長:120センチメートル
- 体重:15キログラム
上記のバルタン星人ベーシカルバージョンの子供である。このうち、春野ムサシの友達マリに乗り移ったシルビィという名のチャイルドバルタンはマリと友達(メル友)になり、のちの劇場版二作品にも登場している。
[編集] 『ウルトラマンマックス』に登場したバルタン星人
[編集] タイニーバルタン
『ウルトラマンマックス』第33話「ようこそ! 地球へ 前編 バルタン星の科学」、第34話「ようこそ! 地球へ 後編 さらば! バルタン星人」 に登場。
- 身長:ミクロ〜1.5メートル
- 体重:0.1グラム〜55キログラム
別名「子供の超科学星人」。ダークバルタンによる地球襲撃を伝えるためにやってきたバルタンの中の穏健派。初代バルタン星人(および、ダークバルタン)に『ウルトラマンコスモス』の「チャイルドバルタン」のテイストを加えたような姿をしている。一人称は「僕」であるが、バルタン星では女の子ということになっており、人間の少女に変身し、両手でVサインをして「バルルン」と唱えることで、バルタンの超科学力による様々な、ほとんど魔法にしか見えない不思議な現象を引き起こすことができる。また、箒に跨って空を飛ぶなど、魔法少女のような描写であった。
- 出演:半田杏[1]
[編集] ダークバルタン
『ウルトラマンマックス』第33話「ようこそ! 地球へ 前編 バルタン星の科学」、第34話「ようこそ! 地球へ 後編 さらば! バルタン星人」 に登場。
- 身長:ミクロ〜51メートル(超巨大化で357メートルになることも可能)
- 体重:0.1グラム〜3万9千トン(超巨大化で27万3千トンになることも可能)
別名「超科学星人」。地球人を「地球を汚し尽くしたら次は月や火星を我が物にしようとする宇宙の侵略者」として敵視するバルタンの中の過激派で、初代バルタン星人とほぼ同じ姿をしている。反重力による攻撃を得意とし、ハサミからの光線を始めとして、超巨大化やクローンによる無数の分身、バラバラにされた身体の回復などウルトラマンマックスを上回る能力を発揮。ギャラクシーカノンすら胸のスペルゲン反射鏡で跳ね返した。本人曰く、「バルタンの科学はウルトラの星の科学を超える」とのこと。バルタン星人は、元々は地球人と同じ姿をしていたが、度重なる核戦争によって今の姿に進化したと言われている。バルタン星の科学には相当なまでの自信を持っているようで、やたらと自分の能力を自慢する。
一度は超巨大化でエネルギーを消耗した上、拘束光線で身動きの執れなくなったマックスを倒し、復活したマックスとの戦いも終始優勢であったが、タイニーバルタンがバルタン星から持ち帰った古代バルタンの銅鐸の音色を聴いて戦意を喪失。平和を愛する心を取り戻してタイニーとともにバルタン星へ帰る。
- 出演:尾崎右宗
- 常識を超えた様々な特殊能力、さらにはシリーズで初めてウルトラ戦士に勝利(しかも圧勝)し、敗北したこともないがゆえに、歴代のバルタン星人の中で最強との呼び声も高い(それまでバルタン星人は何度もウルトラマンに挑んでは負けているので、「好敵手キャラクターではあるが、強さは今一つ」との声が多かった)。また、本作で再登場した『ウルトラマン』および『ウルトラセブン』の怪獣・宇宙人の中でマックスに勝利したのもバルタン星人(ダークバルタン)だけである。
[編集] 『アンドロメロス』に登場したバルタン星人
[編集] メカバルタン
特撮テレビ番組『アンドロメロス』に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:2万2500トン
体の一部を機械に改造されてファイティングベムとなったバルタン星人。雑誌『ウルトラマンAGE』では、ウルトラマンに倒された初代バルタン星人を改造して蘇らせたともされている。グア軍団の一員として登場。改造されたハサミと機械式の鉤爪(メカ爪)が武器。改造されてグア軍団の支配下に置かれているのか、言葉や鳴き声は一切発しない。ジュダの部下となっており、一度やられてもジュダの超能力で即座に復活することが可能。同じファイティングベムのザビデンとともにアンドロ超戦士達を苦しめるが、アンドロフロルのバリヤーで跳ね返された怪獣戦艦の攻撃を喰らい、ザビデンやグア兵ともども絶命。味方の攻撃でやられたことを哀れんだフロルの提案により、遺体は丁重に葬られ、墓が作られた。
- 1990年代に小学館より発売された絵本のストーリーでは、他のバルタン星人やビルガモ数機を率いて地球侵略を開始、ビルガモを倒したウルトラマンタロウを追い詰めるが、駆けつけたウルトラ兄弟に部下もろとも撃退されている。
- 現在アンドロメロスに登場するキャラクターで唯一ソフビ人形の生産が持続されており、更にポリゴンも製作されて大怪獣バトルにも登場。初めてゲーム作品に登場したアンドロメロスのキャラクターとなった。
[編集] 『ウルトラ超伝説』に登場したバルタン星人
グラビア版のウルトラ超伝説では、最初、生身のバルタン(姿は80登場時のもの)がメロスと対決し、のちにジュダが復活した改造怪獣を率いてきた際、メカ改造された姿となって登場した(この時は改造バルタン星人と呼ばれている)。後述の漫画版でもたびたび登場。こちらでは初代と同タイプの個体が改造され、普通に喋っている。
[編集] 『ウルトラファイト』に登場したバルタン
特撮テレビ番組『ウルトラファイト』の新撮部分に登場。
『ウルトラファイト』では宇宙人も怪獣扱いするため、「バルタン」と呼ばれた。
闘いに際しては初代同様分身の術で相手を幻惑する。飛行能力も持っている。相手を待ち構えて背後から攻撃したり、味方と思わせて不意打ちを喰らわせるなど、卑怯な戦法を得意とする。一度はウルトラセブンの「地獄の三角斬り」で両腕と頭を切断されて敗れ去るが、その後、何事もなかったかのように再登場する。
第195話「激闘! 三里の浜」ではハサミ状ではなく人間と同じ形状の手で角材を持ったバルタンが、エレキング、キーラー、イカルス、ウーとともにウルトラセブンに挑むも返り討ちになった。初代を大改修した(耳などに面影が残る)アトラクション用の着ぐるみが使用された。
[編集] 『レッドマン』に登場したバルタン星人
特撮テレビ番組『レッドマン』第13話、第16話に、どちらもジラースとともに登場。バルタンに定番の「フォッフォッフォッ…」という声は発していない。
第13話では最初はジラースと戦っていたが、レッドマンが現れたのを見て停戦し、ジラースとともにレッドマンと戦う。レッドマンを挟み撃ちにして追い詰めるも、体当たりを仕掛けたところをレッドマンに避けられ、ジラースと同士討ちとなって敗れた。
第16話では最初からジラースと協力しており再びレッドマンと戦うが、レッドマンを怖れたのか戦闘中にジラースを置いて逃亡してしまった。
レッドマンと戦った怪獣・宇宙人の中で倒されることなく生存したのはバルタン星人だけである。
[編集] 『ウルトラスーパーファイト』に登場したバルタン星人
ビデオ『ウルトラスーパーファイト』第1話「ウルトラマン大ピンチ!!」に登場。
突如姿を現し、街を攻撃。そこへウルトラマンが登場して対決になる。ハサミからの攻撃で苦しめるが、最後はウルトラアタック光線を喰らい倒れた。
[編集] 『ウルトラマン (プラネタリウム特別編)』に登場したバルタン星人
プラネタリウム映像作品『ウルトラマン (プラネタリウム特別編)』に登場。
ブラックホール怪獣ブラキウムを操り、ウルトラマン、ウルトラマンネオス、ウルトラセブン21と対決した。
[編集] 『ウルトラマンボーイのウルころ』に登場したバルタン星人
特撮テレビ番組『ウルトラマンボーイのウルころ』第90話「侵略作戦どっちにするの?」に登場。
マグマ星人と地球侵略の密談をし、地球侵略は頭を使った作戦でいくべきと勧めるが、マグマ星人は力押しで攻めるべきだと反論したために殴り合いを始め、ともに気絶。しばらくして気を取り戻し、マグマ星人と和解するが、そこにウルトラマンAが登場。先の殴り合いで体力を相当消耗していたために全く太刀打ちできず、マグマ星人ともども倒されてしまった。 ほか、第25話「ウィークポイント!」ではザラブ星人がウルトラマンAとの対決中にバルタン星人の姿に変身している。
[編集] 『ウルトラマンノア』に登場したバルタン星人
テレビマガジン、てれびくんでのウルトラマンノアの雑誌連載「バトルオブドリームNOA」に登場。
- テレビマガジン版
- ダークザギの部下として怪獣墓場から怪獣達を復活させ、暴れさせていた。ウルトラマン、ウルトラセブン、ゾフィーと協力したウルトラマンノアと怪獣墓場で対決。しかし怪獣軍団は次々に倒され、自身もノアのグラビティノアで他の怪獣ともども倒された。
- てれびくん版
- 軍団で全宇宙征服計画を開始。宇宙をパトロール中のウルトラマンに襲い掛かるが、現れたウルトラマンノアによって全滅させられた。アトラクション用の初代が数体のほか、ウルトラファイト版や五代目・六代目、メカバルタンの姿も確認できる。
[編集] 漫画のウルトラシリーズに登場したバルタン星人
[編集] ザ・ウルトラマン
- エルフ
- 元々はM78星雲人であり、タロウの幼馴染みでもあったが、なんらかの理由で浪人となる。バルタン星人の王子を助けたことから王に気に入られ、キングバルタンを名乗る。地球侵略作戦を考案、当人は「冷たいウルトラの連中より、可哀そうなバルタン達を助けてやるんだ」と言っていた。タロウの決死の説得を受け翻意するが、そのためにバルタンから裏切り者と見なされることになる。バルタン達が自分の計画を流用してウルトラの星を侵略しようとするのを阻止するため、彼らの中枢コンピュータをタロウから即席で伝授されたウルトラダイナマイトで破壊した。ただし、肉体再生の技術までは学んでいる余裕がなく、このために命を落とすことになる。なお、昔セブンからワイドショットを習ったこともあったらしい。
- キングバルタン
- 上記のエルフの項も参照のこと。頭部は通常のバルタン星人と変わらないが、中心部に触角が1本ついている。左手がメトロン星人の手と類似、右手は鎌のようになっている。左手から強力な熱球を放ち、その威力は地面に大穴を開けてしまうほど。体表は通常のバルタン星人よりも濃い色となっているが、モノクロ原稿のため判別不明。その表皮は簡単に脱ぎ捨てることができたため、スーツに近いものと考えられる。なお、エルフの項に記述があるとおり、エルフが先代のキングバルタンから禅譲によって王位を継承したものと推察できる。
- レッドバルタン
- バルタン軍の斬り込み隊長として名高い。左手は通常のバルタン星人と変わらないが、右手がパイプ状になっており、そこからバルタンパワー熱線を出す。タロウのストリウム光線で倒される。
- ブルーバルタン
- キングバルタンことエルフに付き従い、地球侵略計画を推し進めるが、エルフの変心に至って自らキングバルタンを名乗る。フォルムは普通のバルタン星人と変わらない。バルタン基地爆発の際、巻き込まれたと思われるが、生死不明。
[編集] ウルトラ兄弟物語
ウルトラ族とスペースサタンキング一党が交戦している中、第三勢力として登場。スペースサタン軍と手を結ぶものの、傷付き捕らえたウルトラ族を戦闘サイボーグに改造するという方針を巡り協力体制は破綻する。この作品にもキングバルタンが登場するが、内山版のキングバルタンとの関連は不明。
[編集] 決戦!ウルトラ兄弟
居村眞二『決戦!ウルトラ兄弟』「魔のブレスレット作戦」に登場。
外見は初代バルタン星人と同じであるが、右腕が機械式の鉤爪(メカ爪)になっている(以前、新マン〈ウルトラマンジャック〉にやられたらしい)。新マンがキングザウルス三世を倒した隙にウルトラブレスレットを偽物とすり替える。そして新マンとの直接対決にて、その偽ブレスレットで攻撃する(バルタンはこれをD作戦と名付けていた)。しかし、救援に駆けつけた初代ウルトラマンによって偽ブレスレットは破壊され、バルタンも初代マンと新マンのダブルスペシウム光線で倒された。
[編集] ウルトラマン80宇宙大戦争
居村眞二『ウルトラマン80宇宙大戦争』に登場。
- ユタ
- ウルトラマン80の幼馴染み。バルタン星人が大軍団で宇宙および地球侵略を開始したことを80に伝えるため、地球に向かう。地球で80と再会し、ともに戦うが、敵の円盤が放った殺人光線から80を庇って命を落とす。亡骸は80によって宇宙に運ばれたが、その後バルタン軍によって密かに回収され、総統の影武者として洗脳された状態で復活(バルタン星人の頭部を模したマスクと、強化服を着けている)、ウルトラの国の第三星区ウルトラベースを占拠してウルトラ兄弟や80を攻撃する。ウルトラベースの自爆のショックで洗脳装置だったマスクが取れて正気に戻るが、実は洗脳が解けると作動する時限爆弾を仕掛けられており、逃げようとするバルタンの母艦に特攻して散った。
- バルタン星人総統
- 全宇宙を支配下に収めるべく総攻撃を開始したバルタン大軍団の総統。マントを着けている以外は初代バルタン星人と同じ外見をしている。軍団の攻撃で死亡したユタの亡骸を回収し、洗脳して自身の影武者として復活させ、ウルトラの国を攻撃する。これにより一度はウルトラ兄弟の殺害にも成功するが、ウルトラの父によって復活した彼らの反撃により、作戦は失敗。母艦で逃げようとするが、洗脳が解けたユタの特攻によって艦ごと滅び去った。
- このほか、バルタン星人二代目、バルタン星人Jr.、バルタン星人五代目、ウルトラファイト版バルタン、そして戦闘員として初代バルタンのベースでもあるセミ人間が登場している。
[編集] ウルトラ超伝説
居村眞二『ウルトラ超伝説』に登場。
宇宙の巨悪達の配下として様々なストーリーに登場する。初登場ではウルトラ族への恨みを晴らすべくグアによって蛹の状態から目覚める。ベムスター型のロボットとともに新マン(ウルトラマンジャック)を襲い、その後グアに強化改造されてメカバルタンとなり、アンドロ超戦士と戦う。「アンドロ超戦士・II」ではイドの部下としてメカバルタンの他に二代目が登場するほか、上記の「ウルトラマン80宇宙大戦争」と同じくセミ人間が戦闘員として登場。「すすめタロウ」では初代タイプがジュダの部下として、ウルトラマンタロウの偽者に変身してウルトラの国に潜入。セミ人間も戦闘員として引き続き登場するほか、五代目も姿を見せている。
[編集] ウルトラマン超闘士激伝
瑳川竜、栗原仁『ウルトラマン超闘士激伝』に登場。
メフィラス大魔王配下の鋼魔四天王の一人である闘士バルタン星人として登場。重火器が装備された装鉄鋼を身に着け、分身のPSYバルタンなどを駆使してウルトラ戦士達を苦しめたが、グレートの捨て身の必殺技によって敗北。後に他の四天王とともに新たな装鉄鋼を身に着けて登場し、二大魔神と戦うウルトラ戦士達に協力する。
ほかにも、ロボット怪獣軍団を操るバルタン星人Jrやパワードの弟子の一人であるパワードバルタン星人が登場。
[編集] ウルトラマンSTORY 0
真船一雄『ウルトラマンSTORY 0』に登場
光の国が打ち上げたプラズマ太陽に細工をし生物の進化を歪めた元凶。暴走したプラズマスパークによって得た力で銀河の支配を企み、多くの改造怪獣などでウルトラ戦士を苦しめる。細身の手足や翅など、かなり昆虫に近いスタイルになっている。詳しくは該当項目の一節「怪獣・宇宙人」を参照のこと。
[編集] ウルトラマン THE FIRST
高田裕三『ウルトラマン THE FIRST』に登場。
役割は『初代マン』本編と同じであるが、バルタン星が滅びた理由が核実験ではなく戦争ということになっており、ほかにもフジ隊員に乗り移ったり、宇宙船がウルトラマンに爆破されたのではなく自爆したなど、一部の展開が原作と異なっている。更に、作品を通しての黒幕的な存在となっており、一度ウルトラマンに敗れた後も、続発する怪獣事件の裏で暗躍して復讐のチャンスを伺い、終盤ではゼットンを使ってウルトラマン抹殺を企んだ。ブルトンを調達してジャミラを変異させたのも彼らである。初代タイプと二代目タイプが登場するが、ただ一人しかいない初代タイプはさながらバルタン軍団のリーダーのように描かれており、作品終盤では自らスペルゲン反射鏡も装備してウルトラマン相手に地球戦のリベンジを挑んでいる。二代目タイプは、終盤で初代の配下のように大量に(数十人)登場したが、最後は八つ裂き光輪の乱発によって全滅した。該当項目の一節「怪獣」も参照のこと。「バルタン星人が黒幕として登場し、ゼットンを操る」という展開は『ウルトラマンパワード』の最終回を彷彿させる。
[編集] 大怪獣バトル ULTRA MONSTERS ウルトラモンスターズ戦記
てしろぎたかし『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS ウルトラモンスターズ戦記』に登場。
ストーリーの主人公。この作品のときの名前はカゲマル。最強の怪獣を決める大怪獣バトルに参加するため、バルタン星からやってきた。溺れていたガラモン一族の一人であるガラポンを助け、二人で行動を始めてバトルコロシアムに来た。そこにいたボスゴモラと対決し、苦戦しつつも何とか勝利。子分達に裏切られて倒されそうになった彼を助けて仲間に加え、チームを結成した。その後、メフィラス星人率いるチャンピオンチームが挑戦してきたが、最後は分身攻撃からの白色破壊光線で彼らを倒した。
[編集] ライブステージに登場したバルタン星人
[編集] ウルトラマンスーパーステージ
- 皇帝デスバルタン
- バルタン星を武力で支配する皇帝。究極生命体バルラを復活させ、地球侵略を企む。ハサミは剣のように鋭く尖っており、これで相手を刺し貫く。ウルトラ戦士7人(ウルトラマン、セブン、ジャック、A、タロウ、ネオス)をまとめて相手にする実力の持ち主。最後はウルトラマンのスペシウム光線に敗れるが、死の直前に自らが生贄となってバルラを復活させた。ほかにもウルトラマン関連のアトラクションでバルタン星人が軍団で登場する際、その親玉として登場することが多い。
- 声:ささきいさお
- ドクターバルタン
- バルル
- バルルの母
[編集] ウルトラマンライブステージ
恨み重なるウルトラ戦士を倒すべく、邪神獣ゲスグロウを復活させて宇宙支配を企むメフィラス星人に協力する。作戦が成功すれば、報酬として一族が安心して暮らせる星を貰うことを約束されていた。初代タイプが3体登場するも、ウルトラマンとウルトラマンタロウに倒される。
[編集] ウルトラマンプレミアステージ
エンペラ星人復活を企む暗黒四天王が率いる宇宙人軍団の一員として登場。GUYSの前に現れ得意の分身で翻弄するが、駆けつけたウルトラマンとセブンに倒された。
[編集] 『ウルトラマンフェスティバル2008』
禁じられた言葉のときのように、メフィラス星人の部下として登場。よくザラブ星人とコンビを組んでいる。前半では80、セブン、ヒカリと対決して、その後逃亡。後半ではバキシム、ザラブ星人とともにセブンと対決するが、初代マンとゾフィーの登場で逆転され、セブンのエメリウム光線に倒された。 今回は、初代ではなく2代目として登場した(メフィラスの部下だったので、場合によっては3代目)。
[編集] ゲーム作品に登場したバルタン星人
[編集] ウルトラマン Fighting Evolutionシリーズ
怪獣・宇宙人の中では唯一、全作品に登場している。分身などを活かした素早い戦い方が得意。以下では主にストーリーモードでの活躍について述べる。
- ウルトラマン Fighting Evolution2
- オリジナルストーリー「大地球侵略作戦」ではヤプール人の誘いでダダやマグマ星人と結託し、怪獣軍団を結成。ウルトラ兄弟がヤプールに捕らえられた隙に他の怪獣とともに世界各地を攻撃する。バルタンは水没都市のタワーを襲おうとしたところをウルトラセブンに阻止され対決となる。
- ウルトラマン Fighting Evolution3
- オリジナルストーリー「世界10拠点同時侵略指令」では世界各地に怪獣達を送り込んで暴れさせる。怪獣達をあらかた倒すと科特隊基地にバルタンが直接現れて対決となる。
- ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth
- メフィラス星人の部下となっており、ジェロニモンが復活させた怪獣を改造・強化を施した改造怪獣にして送り込んでいた。円盤の中で行動していたが、ウルトラセブンに追跡された末に円盤を破壊され、夜の街にてセブンと対決する。
- ウルトラマン Fighting Evolution 0
- ウルトラ兄弟の一人が、ヒッポリト星人の罠に嵌り、必殺技を奪われた状態で、大量に現れたバルタンと戦うことになる。隠しストーリーではヤプールの力により、覚醒した状態のバルタンと対決する。
[編集] PDウルトラマンバトルコレクション64
「バルタン星人」「バルタン星人Jr」(帰ってきたウルトラマンのバルタン星人Jrではない、今作オリジナルのバルタン)「バルタン星人III」(これもゲームオリジナル)の3体が登場。白色破壊光線や分身攻撃など原作同様の技も使用でき、「バルタン星人III」はあんこく光線というオリジナル技も使用できる。ウルトラマン以外のキャラクターで唯一、声(バルタン定番の声「フォッフォッフォ…」)が収録されている。
[編集] スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望
シナリオ終盤のフリーシナリオにて条件次第で現れる隠しマップ「丹張市」を拠点として大量に現れ、地球侵略を目論む。ボスは全く特殊攻撃を受け付けない巨大な「スーパーバルタン」という名で登場。しかし、一人の研究者の助言の下、ハヤタ・ダン・郷の3人の協力技によって装甲を破られ、撃退の身となった。
[編集] ウルトラシリーズ以外に登場したバルタン星人
[編集] チビラくんに登場したバルタン星人
特撮テレビ番組『チビラくん』第74話に、チビラくんの住むカイジュウ町の住人としてエレキング、イカルス星人、ウーとともに登場した。
[編集] 有言実行三姉妹シュシュトリアンに登場したバルタン星人
特撮テレビ番組『有言実行三姉妹シュシュトリアン』第40話「ウルトラマンに逢いたい」に登場。
倉庫に眠っていた着ぐるみが実体化して巨大化した(等身大も可)。同じく現れたウルトラマンにより巨大化させられたシュシュトリアンと戦った。ウルトラマンとシュシュトリアンと戦い、最後は着ぐるみに戻った。バルタン本来のモチーフは蝉であるが、本作の中では、ロブスターを食べようとするシュシュトリアン姉妹を「仲間を食べようとした」と言って妬んでいた。
[編集] メバ
正式には円谷プロとは関係の無いキャラクターであるが、1980年代前半に成田亨がその当時の作品に登場したバルタン星人が気に入らない為[要出典]、バルタン星人をデザインし直したら、という発想で誕生したキャラクター。その名は「メカニック・バルタン」の略称で、昆虫的要素は薄く金属質のシャープなボディのデザインで、ハサミも従来より小さくスマートな独自の形状のものであった。雑誌『宇宙船』などにイラストが掲載されたが、映像作品に登場する機会は無かった。
[編集] その他
- バルタン星人を表した「(V)o¥o(V)」の顔文字がある。この顔文字はMicrosoft IMEの話し言葉顔文字辞書などに登録されている。
- 『ウルトラマンレオ』では、バルタン星人と酷似した笑い声を発するフリップ星人が登場しており、青白い光学合成による分身やテレポーテーションを得意としている点も共通している。
- ウルトラマンGの続編企画はパルタン星人の襲来が発端になる予定であった(「ウルトラマンG#続編企画」参照)。
- ウルトラ怪獣としてバラエティ番組にもたびたび登場するが、一度ザリガニが巨大化した設定でタケちゃんマンにも登場している。
- 2008年9月15日放送の『関口宏の東京フレンドパークII』においてホンジャマカの恵俊彰が最終種目ハイパーホッケーでバルタン星人の着ぐるみで登場し、メビウスとティガに倒されたことがある(この回のゲストが同時期公開の映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に出演の長野博、五十嵐隼士、吉本多香美であったため)。
- バンダイビジュアルが製作したオリジナルのDVD使用事項の注意では、カネゴン・ダダ・ザラブ星人とともにDVDを汚したり、落書きしたりと乱暴に扱ってウルトラマンに注意されている。
- 1980年代中期にはVHSビデオ録画機のCMの巻き戻し機能の説明で、二代目バルタン星人が八つ裂き光輪で倒されるシーンが使用されたことがある。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年11月14日 (土) 19:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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