バルデス半島
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バルデス半島のオタリアたち
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| (英名) | Península Valdés | ||
| (仏名) | Presqu'île de Valdés | ||
| 面積 | 3600km ² | ||
| 登録区分 | 自然遺産 | ||
| 登録基準 | 自然遺産(10) | ||
| 登録年 | 1999年 | ||
| 拡張年 | |||
| IUCN分類 | II, IV, VI | ||
| 備考 | |||
| 公式サイト | ユネスコ本部(英語) | ||
| 世界遺産テンプレートを使用しています | |||
バルデス半島はアルゼンチンのチュブ州にある半島で、大西洋に面し、カルロス・アメギノ地峡で南アメリカ大陸本土とつながっている。特色ある動物相で知られる、長方形にも見える形をした半島である。面積は約3625km²であり、かなりの部分がユネスコの世界遺産に登録されている。最寄の街はプエルト・マドリン(Puerto Madryn)である。
目次 |
[編集] 地理
半島の北部にはサン・マティアス湾が、南部にはヌエボ湾がそれぞれあり、この二つが半島の主要な湾である。東側にはより小さい入り江であるバルデス湾もある。半島には塩湖が複数あり、しかもその最大のものは海抜よりも40mも低い。これは、南アメリカ大陸の陸地では屈指の低さである。
一帯の気候は冷涼である。また、アンデス山脈にさえぎられていることから雨が少なく、乾燥している。その一方で、この半島は海から様々な恩恵を受けており、後述するような動物相の形成にも影響している。
歴史的には、この地域で暮らしてきたのはテウェルチェ人である。そのことは、彼らが加工して使っていた鏃が穿った点穴を至る所で見られることからも明らかである。
[編集] 動物相・植物相
気候の特色に加え、塩湖が多い地形のせいで植生はまばらであるが、それらの植物が、パタゴニア地方に特有の豊かとはいえない動物相、つまりはパタゴニアウサギ(Patagonian Mara)、グアナコ、チコハイイロギツネ(Pseudalopex griseus)、スカンクなどを育んでいる。
これに対し、海岸で暮らす海棲動物の種類は、多様でかつ豊かである。そのため、チュブ州は一帯の陸地、空域、周辺3海里の海域を「バルデス半島自然保護区」(Área Natural Protegida Península Valdés)として保護している。
一見すると環境は不毛で陰鬱なようであるが、海岸線は多くの動物たちをひきつけており、それが観光客のみでなく専門家たちも驚嘆させてやまない優れた生態系を作り上げているのである。
鳥類も多く飛来し、66種の渡り鳥を含む181種の鳥類が確認されている。
[編集] ホエールウォッチング
保護計画のおかげで、ミナミセミクジラの生息数もゆっくりとではあるが回復傾向にあることが確認されている。ヌエボ湾とサン・ホセ湾には5月から12月に訪れ、外洋よりも静穏で暖かい湾内で生殖行為や出産を行うのである。その時期に、メスの鯨に気に入ってもらおうとして、オスたちが繰り広げる求愛のパレードを見ることが出来るので、ホエールウォッチングは重要な観光事業のひとつになっている。 ここバルデス半島は、捕鯨により激減したミナミセミクジラの回復がいち早く知られ、現在に至るまで最も重要な繁殖地の一つとなっている。
[編集] その他の動物
バルデス半島では他にも、ミナミゾウアザラシ、ハレムを形成するオタリア、ペンギン、ダーウィンレア(レアの一種)、鵜、ミナミオオセグロカモメなども見られる。 セミクジラ以外にも鯨類は見られ、ハラジロイルカやイロワケイルカ、ラプラタカワイルカなどをはじめとした貴重な小型種、さらには世界でもここのみで確認されている、砂浜に突進、乗り上げてオタリアを捕食するシャチの個体群などが知られている。
[編集] 世界遺産
バルデス半島は、ミナミセミクジラやミナミゾウアザラシの重要な繁殖地となっていることなど、特にその海岸や沿岸部の動物相の豊かさや重要性が評価され、1999年にユネスコの世界自然遺産に登録された。
[編集] 登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
[編集] IUCNカテゴリー
IUCNによる登録物件のカテゴリーの内訳は、次の通りである。
- II(州立公園)
- サン・ホセ湾海洋公園(Golfo San José Marine Park)
- IV(種と生息地管理地域)
- プンタ・ノルテ観光自然保護区(Punta Norte Touristic Nature Reserve)
- パハロス島観光自然保護区(Isla de los Pájaros Touristic Nature Reserve)
- プンタ・ピラミデ観光自然保護区(Punta Pirámide Touristic Nature Reserve)
- バルデス湾観光自然保護区(Caleta Valdés Touristic Nature Reserve)
- プンタ・デルガダ観光自然保護区(Punta Delgada Touristic Nature Reserve)
- VI(資源保護地域)
- バルデス半島完全対象観光自然保護区(Península Valdés Integral Objective Touristic Nature Reserve)
[編集] 外部リンク
- Puerto Pirámides' Official Page - バルデス半島のホエールウォッチングについて
- ユネスコ世界遺産センターの公式文書
- 国連環境計画による解説
| 文化遺産 | |
|---|---|
| グアラニーのイエズス会伝道所群(ブラジルにまたがる) |ケブラーダ・デ・ウマワーカ | コルドバのイエズス会伝道所とエスタンシア群 | クエバ・デ・ラス・マノス | |
| 自然遺産 | |
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最終更新 2009年3月23日 (月) 03:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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