パソコンゲーム

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パソコンゲームコンピュータゲームのうちパーソナルコンピュータ(パソコン、PC)で動作するものを指す。パソゲーと省略されることもある。今では海外版ソフトの普及を通してPCゲームと呼ばれることも多い。

1990年代末以降、パソコンゲームはWindows向けが圧倒的で、1990年代までは存在したPCのプラットフォームの違いがほぼなくなっている。なお、現在でも独自プラットフォームのMac OS X向けにゲームが開発されているが、大手パブリッシャーから出ているMacintosh向けゲームは、Windowsからの移植(または同時発売)が多い。

目次

[編集] 日本のパソコンゲームの歴史

1980年代にはNECシャープをはじめとした多くのパソコンメーカーより8ビットBASICマシンが発売されていた。記憶媒体、記憶容量、グラフィックの性能を、フルに活用したゲームがソフトメーカーにより開発され、そのアプリケーションに対する需要も一部ユーザーを通じて高く、パソコン黎明期から存在したジャンルである。またパソコンゲーム専用の雑誌も当時は発行されており十分な市場を形成していた。

やがてパソコンが16ビット化されるようになると、高い処理能力と美麗な表現能力を効果的に用いるようになったが、ホビー向けのパソコン市場でNECのPC-9800シリーズの一人勝ち状態になったことで価格・性能競争が鈍化し、家庭用ゲーム機が高性能化するにつれパソコンゲームとの格差は縮まり、購入に多大な金額を要する(当時で20万円前後)パソコンを使ったゲームは、家庭用ゲーム機で扱えないアダルトゲーム(いわゆるエロゲー)を除いて衰退の一途をたどり、ソフトメーカーも撤退するか専用ゲーム機でのゲームソフト制作に転向する会社が相次いだ。

しかし、PC/AT互換機を中心にパソコンの価格競争・性能競争が継続していたアメリカにおいては「家庭用ゲーム機ではできない高性能を活かしたゲーム」を出すことで家庭用ゲーム機とパソコンゲームの住み分けができており、1990年代になってDOS/VWindowsによって日本語環境を扱えるようになったPC/AT互換機が日本のパソコン市場からPC-9800シリーズを駆逐したことにより、機種の違いでプレイすることが難しかった欧米産パソコンゲーム(洋ゲー)が日本のパソコンでもプレイできるようになった。

2000年代、日本のパソコンゲーム市場は3Dグラフィック等の高い技術力を持つ海外パソコンゲームと、2Dグラフィックを主体とするアダルトゲームの二極化した状態にある(その為、パソコンゲーム=アダルトゲームしかないという誤解や偏見を持つ者も少なくない)。しかし、パソコンの低価格化やインターネットの普及に伴い、オンラインゲームを中心に国産のパソコンゲームも少しずつ勢いを回復しつつある。

[編集] 主なジャンル

[編集] 黎明期の主なソフトメーカー

アダルトゲームブランドは除外している。

現在、上記に挙げたメーカーの一部は日本コンピュータゲーム協会(JCGA)を結成しており、また自社のソフトをCEROへ審査するよう依頼しているメーカーもある。

[編集] パソコンゲームの魅力

[編集] パソコンならではの拡張性

パソコンならではの高い拡張性(家庭用ゲーム機と比較しての大容量メモリ、大容量ストレージ、高品位なサウンドデバイス、高い性能のグラフィックインターネットとの親和性など)を生かし、映像・音声・ネットワークサービスの面で家庭用ゲーム機では難しい高画質・高音質・高度なサービスを実現している。

[編集] 自由な制作と配布・頒布

ゲーム製品の開発の面では家庭用ゲーム機のように特殊なソフトウェアや開発機材、大規模な開発環境を必要とせずゲーム機メーカーによる流通の制限も無いため、プログラミング言語の習得さえ可能であれば自由に作成し配布・頒布・販売できる。

そのため、フリーソフトウェアからシェアウェアオープンソースソフトウェア、企業や団体による市販ソフトウェアなど様々な流通形態をとることが可能であり、パソコンを所持していればあらゆる方法でゲームを入手し楽しむことができる。

[編集] さまざまなゲーム規模

コンシューマーゲームでは、近年特に複雑化・内容の高度化・プレイ時間の長時間化が進んでおり、時間をかけてゲームを楽しめることが要求されているが、パソコンゲームの場合単純で必須時間が数分のゲームから、複雑・高度で長時間プレイが可能なものまで幅広くそろっており、暇つぶしから本腰を入れたプレイまであらゆるニーズに応えられる種類がある。

[編集] ゲームの更新、拡張

インターネットを利用した、不具合やバランス修正などリリース後も更新することができる。 また一部ゲームではユーザー自身がMODと呼ばれるゲームの拡張や修正を行うことができる。 有名なMODの代表例は、ハーフライフのMOD、カウンターストライクがある。またメーカー側もMODをサポートしたゲームをリリースしている。

[編集] パソコンゲームの問題点

[編集] 違法コピー問題

家庭用ゲーム機とは違い、パソコン上で動作させることが前提のパソコンゲームでは、海賊版をインターネットでただで手に入れることが容易であるため、これが商業性のアキレス腱となっている。

ハードドライブにインストールした後で起動することを前提としているためソフトウェア媒体に特別なコピーガードを施すこと以外に方法がなく、強力なコピーガードを施したソフトも幾度となく登場しているが、発売後数週間でガードが外された海賊版がネット上で出回ることがほとんどで、ほとんど意味をなしていない(また、ソフトウェアのコピーガードは法人の著作物にしか施されることが多いが、個人で制作したオリジナルのゲームソフトに対してはコピーガードを施すことはほぼ不可能であり、法的な権利の保護手段は事実上存在しない)。

また、場合によってはあまりにも複雑なコピーガードを導入するとロードの時間が長くなりすぎたり、コピーガードとディスクドライブとの相性問題(後述)が発生して環境によっては正規のソフトでも起動ができないという問題も起こっている。このため、正規のゲームを買った消費者がわざわざ海賊版を手に入れてプレイするなどという状態も報告されている。ひどい場合になると、正規版の発売前に海賊版がネットで先に出回るという事例も存在する。

コピーガードに代わる対策として、アクティベーションによる認証の導入もあり、たとえ元のディスクがコピーできても認証できなければインストールや起動できないよう保護する手段も存在するが、パソコンゲームではあまり普及していない。

[編集] 相性問題

家庭用ゲーム機ではマイナーチェンジなどがあったとしても、基本的に同一機種間の互換性が保障されているためゲームソフトを購入すれば即遊ぶことが可能だが、パソコンはさまざまなメーカーや機種が存在するため、装着されているハードウェアデバイスドライバOSのバージョンやインストール状態により正常に動作しない問題がある。

またパソコンは家庭用ゲーム機に比べハードウェア構成が統一されていないため、ゲームによっては高性能なグラフィックカードサウンドカード、処理の早いCPUや潤沢なメモリを要求され、追加投資が必要となることがある。近年のパソコンゲームの表現力の向上(グラフィックの3D化、音声の高音質サラウンド化など)やインターネット対応化によりこの問題がより顕著になってきた。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年4月9日 (木) 13:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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