パッチギ! LOVE&PEACE
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| パッチギ! LOVE&PEACE | |
|---|---|
| 監督 | 井筒和幸 |
| 製作総指揮 | 李鳳宇 |
| 製作 | 李鳳宇 河合洋 KIM WOOTAEK 西垣慎一郎 三浦姫 川崎代治 千葉龍平 冨木田道臣 |
| 脚本 | 羽原大介 井筒和幸 |
| 出演者 | 井坂俊哉 今井悠貴 中村ゆり 藤井隆 西島秀俊 ほか |
| 音楽 | 加藤和彦 |
| 配給 | シネカノン |
| 公開 | 2007年5月19日 |
| 上映時間 | 127分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語、朝鮮語 |
| 前作 | パッチギ! |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| IMDb | |
『パッチギ! LOVE&PEACE』(박치기 ラブアンドピース)は、日本の映画。2007年5月19日公開。
監督は井筒和幸、エグゼクティブプロデューサーは李鳳宇。2004年に公開されてヒットした『パッチギ!』のキャストを一新して迎えた、続編的位置にあたる作品。「パッチギ」は朝鮮語(韓国語)で「突き破る、乗り越える」および「頭突き」の意味。[1]
目次 |
[編集] あらすじ
1974年の東京都江東区枝川。アンソン(井坂俊哉)とその一家は、病にかかった息子チャンス(今井悠貴)の治療のために、京都府からこの街に引っ越してきた。アンソンはある日、駅のホームで京都時代からの宿敵近藤(桐谷健太)と遭遇し、彼が率いる大学応援団と朝鮮高校生との大乱闘に巻き込まれるが、気のいい国鉄職員の佐藤(藤井隆)に助けられる。佐藤はその争いが原因で国鉄をクビになってしまうが、アンソンの家族とも親しくなり妹キョンジャ(中村ゆり)にほのかな思いを抱く。キョンジャは、ある日ホルモン屋の手伝いをしていた所に偶然に客として居合わせていた芸能プロダクションの関係者からスカウトを受けたことをきっかけに芸能界入りを決意する。しかし芸能界への一歩を踏み出すものの、なかなか芸能界独特のしがらみになじめない。そんなキョンジャに対して声を掛けてくれたのは、自然体で業界に染まらずにいる先輩俳優の野村(西島秀俊)だった。やがてキョンジャはそんな野村に迷いながらも惹かれ始めていく。一方チャンスの病状は次第に悪化し、医師より日本では助かる術がないと宣告される。アンソンはアメリカでの治療にかかる莫大な費用のために無謀な計画を立て、佐藤を巻き込みたった2人で危険な仕事へと突っ走っていく。愛する者の命を救うために…。そしてキョンジャの恋の行方は…。
[編集] 概要
前作の1969年の京都から5年、その後のアンソンの一家を中心とした在日コリアンの人々の生活を描いた物語である。前作のエンターテインメント的な物語展開は抑えられている。
1974年当時の世相、ファッション、流行等が垣間見える。また、在日コリアンが直面していたとされる差別の場面が数多く登場する。また、今作ではアンソンの父の回想シーンがあり、オールドカマーと言われる在日1世が若かりし頃に故郷である済州島から強制連行(徴兵・徴用)され[2]、日本軍の南方戦線であるヤップ島へ送られていく中で懸命に生き抜いてゆく様子が描写されている。
当初、キョンジャ役には前作に出演した沢尻エリカを予定していたが、出演を固辞され、中村ゆりがキョンジャ役を演ずることとなった。なお、中村は本作公開中に自身が在日コリアンであることを明かした[3]。
[編集] キャスト
- 李安成(リ・アンソン、리안성):井坂俊哉
- 李燦秀(リ・チャンス、리찬수):今井悠貴
- 李慶子(リ・キョンジャ、리경자):中村ゆり
- 佐藤:藤井隆
- 野村:西島秀俊
- オモニ:キムラ緑子
- ピョンチャン:風間杜夫
- キョンスン:手塚理美
- 高泰玉(ゴ・テオク、고태옥、デオさん):キム・ウンス
- 枝川の長老:米倉斉加年
- ホルモン屋のおばさん:馬渕晴子
- 朝鮮将棋のおじさん:村田雄浩
- 三浦プロデューサー:ラサール石井
- 根本監督:杉本哲太
- ライトエージェンシー社長:でんでん
- イカ釣り船の船長:寺島進
- お志摩:国生さゆり
- 南プロデューサー:田口浩正
- ギャグ好きのおじさん:松尾貴史
- 国土館大学応援団団長の近藤:桐谷健太
- スナックのママ:愛染恭子
- 朝高生の番長:徳山昌守
- 父ジンソン:ソン・チャンウィ
- ピョンチャンの若い頃:イム・クミョン
[編集] スタッフ
- エグゼクティブプロデューサー:李鳳宇
- 製作:李鳳宇、河合洋、KIM WOOTAEK、西垣慎一郎、三浦姫、川崎代治、千葉龍平、冨木田道臣
- 製作委員会:「パッチギ! LOVE&PEACE」パートナーズ(シネカノン、ハピネット、ショーボックス、読売テレビ、日本テレビ、メモリーテック、エイベックス・エンタテインメント、TOKYO FM)
- 配給:シネカノン
- 監督:井筒和幸
- 脚本:羽原大介、井筒和幸
- 音楽:加藤和彦
- 上映時間:127分
[編集] 撮影協力
この映画の撮影のために、関東鉄道のキハ350形気動車4両が京浜東北線をイメージしたスカイブルーに塗り替えられた。
[編集] 政治的論評
内容については、映画レビューサイトなどでは、フィクションであるとはいえ、あまりに史実を無視し、視点が在日コリアンの主張にのみ偏向していることから否定的な意見も多く[4]、多方面で様々な議論が沸き起こった。産経新聞では、「日本人が戦前においては如何に残虐で、また今日においても如何に差別的であるかを強調し、日本人であることが嫌になる内容」を持つ徹底的な反日映画であると評した。一方、映画評論家の前田有一は「この映画は反日映画ではなく、在日コリアンを貶める描写も多々見られ、反在日コリアン映画である」との感想を述べている[5]。
井筒は、この映画と同時期に上映された「俺は、君のためにこそ死ににいく」について、上映前から「戦争の美化映画」等と酷評しており、「俺は、君のためにこそ死ににいく」に出演していた窪塚洋介等から「映画を観てから評論して欲しい」「観る前に言うヤツ(井筒)はアホ」などと反論された[6]。結果的には、「俺は、君のためにこそ死ににいく」に興行収入では及んでいない[1]。
[編集] 脚注
- ^ い ろ 2007年度上映ランキング2007年全国映画概況;日本映画製作者連盟
- ^ 済州島四・三事件を参照。
- ^ 朝日新聞 2007年5月20日朝刊
- ^ Yahoo!映画 - パッチギ! LOVE&PEACE
- ^ 前田有一超映画批評
- ^ /0000307749.shtml デイリースポーツ 2007年4月19日
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月1日 (日) 02:41 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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