パレット

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曖昧さ回避 この項目では、物流に用いるパレットについて記述しています。その他のパレットについては「パレット (曖昧さ回避)」をご覧ください。
木製のパレット

パレット (pallet) は、輸送物流などに使う、荷物を載せる台になるすのこ。工場トラックコンテナ倉庫などでの荷役作業を扱いやすくするためのもので、運搬の際には台上に荷物を載せ、穴になった部分にフォークリフトハンドリフトの爪を差し込んで持ち上げる。

材質は木材でできたものが多いが、近年では湿気などに強いプラスチックでできたものもある。

目次

[編集] 主なサイズ

特筆事項が無い場合、数値の単位はmm(ミリメートル)

国によってサイズが異なることから、国際物流での障害解消の為、相互利用の為の標準規格サイズの策定が行われている。

[編集] 日本

1970年にT11型 (1100mm×1100mm×144mm) がJISにより一貫輸送用平パレットとして規格化され、その名のとおり「イチイチ」と俗称されている。一貫輸送用平パレットとは、構造・寸法など規格によって統一されたパレットを広範囲の業界及び各輸送機関で相互に共同運営するパレットプールシステムで利用されるパレットのことである。

ただし、業界によってはT12型など異なるサイズを標準利用としている場合もあり、全てにおいて標準化されているわけではなく、日本国内では業種ごとに100種類くらいのサイズがあると言われている。

[編集] 材質

日本では木製パレットから樹脂(ポリプロピレン、ポリエチレン)製のものに移行してきているが、木材資源が豊かなヨーロッパでは環境保護のために樹脂製ではなく木製のパレットの使用量が圧倒的に多い。

[編集] 木製パレット

古い伝統を持つパレットであり、十分な強度や耐荷重量を持ち、生産・廃棄にかかるコストが低いといった総合的なバランスの良さから今日でも広く使われている。特に、一部が破損した場合においても修理が容易である点は他の材質に無い大きな長所である。しかし、その反面湿気には弱く、湿度の高すぎる環境では朽ちてしまう可能性がある。木材資源としてリサイクルすることもできるが、防腐剤が使われていることがあるため、一部の国では焼却処分(燃料としてのリサイクルを含む)が禁止されている。

また、近年では害虫(幼生・卵含む)が木製パレット内部に存在したまま国境を越え、深刻な環境破壊をもたらしているという教訓から一部の国ではポプラ合板、もしくは燻蒸等殺虫処理をしたもの以外の生木製パレットを使用した物品の輸入を禁止している。

使用済みの木製パレットを廃棄する場合、法律上は産業廃棄物ではなく家庭ゴミと同じ一般廃棄物として扱う(一部の業種を除く)。しかし、市町村で処理ができない場合、一般廃棄物処理業者が少ないために合法的に処理することが困難な状態に陥ることがあり、問題となった。そのため、木製パレットについては2008年4月1日より、他の事業系一般廃棄物とは切り離して産業廃棄物として扱うべく法改正が行われた。廃棄物の処理及び清掃に関する法律#問題点を参照。

[編集] 樹脂製パレット

プラスチックパレットとも呼ばれる。木製パレットと比べ強度や耐荷重量に優れ、破損が少ないのが特徴である。その強度を活かし、リフトアップ用の穴が4方向に設けられたものも見られる。破損してしまった場合の再生は困難であり、産業廃棄物として廃棄せざるを得ないという欠点がある。

[編集] 金属製パレット

鉄やアルミニウムで作られたパレットで、強度・耐荷重量面での優秀さは群を抜く。コストの高さ、パレット自体の重量による運用の難しさなどから、一般にはあまり使用されないパレットである。アルミニウム製のボックスパレットは、医療関係の物流でしばしば見られる。また、航空輸送においてもアルミ製のパレットが使用されることがある。

[編集] 紙製パレット

ボール紙で構築されるパレット。耐荷重量は決して低くないが強度は非常に低く、使い捨てを前提として運用される。しかし、廃棄・リサイクルの容易さは特筆に価するものがあり、環境保護の観点から敢えてこのパレットが採用される場合もある。オーストラリア向けの貨物に使用されたりする。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月5日 (木) 15:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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