ヒッピー
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ヒッピー(英: Hippie)は、伝統・制度などの既成の価値観に縛られた社会生活を否定することを信条とし、また、自然への回帰を提唱する人々の総称。1960年代後半に、おもにアメリカの若者の間で生まれたムーブメントで、のちに世界中に広まった。 彼らは自然と愛と平和と芸術と自由を愛している。日本では、フーテンと呼称された時期もある。
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[編集] 概要
[編集] 第1世代(1960 - 70年代前半)
- 「正義無きベトナム戦争」への反対運動を発端とし、愛と平和を訴え徴兵や派兵に反発した若者達がヒッピーの中心である。
- 戦争に反対し、徴兵を拒否し、自然と平和と歌を愛し人間として自由に生きるというスタイルで、戦時下にあった全米で一大ムーブメントが起こった。初期は薬物による高揚や覚醒や悟りから出発し、各地にコミューンと呼ばれるヒッピー共同体が発生する。若者を中心に爆発的な人気を誇ったロックバンド「ビートルズ」によるインド巡礼やマリファナやLSDを使用した精神開放等により全米・そして世界へとそのムーブメントは広まっていくことになる。
- 彼らは伝統的な社会や制度を否定し、個人の魂の解放を訴えた。伝統的キリスト教的価値観を否定し、欧米においては東洋の思想・宗教が広く紹介され、その系統を引くカルト宗教が多数創設され、社会問題化した。ヒッピーの中には文明を拒否し、自然に回帰する者も現れ(モットーが「Back to nature」―自然に帰れであったことなど)、現在の自然保護活動家の中にはこの系統を引く者も少なくない。しかし、ベトナム戦争の終結と薬物に対する取り締まりにより、1970年代前半頃から、徐々に衰えていく。
- 日本においては、ヒッピーは、オリジナルのヒッピーという言葉のほかに、「フーテン」と呼ばれる日本独特のスタイルのヒッピーが発生した。
[編集] 第2世代から現在(1990年代前半 - 現在)
- その後、1970年代後半あたり以後、社会の保守化に伴い、ヒッピー・ムーブメントはいったん衰えたように思われたが、1980年代後半(大きくは1990年代初期)に入って、1960年代回帰の風潮とともに、再びヒッピー的な傾向を持った新しい世代の若者が現れるに至って、ネオ・ヒッピーやトラヴェラーなどの呼称も生まれた。
- これらの新しい傾向のヒッピーは、レイヴ(おもに野外のレイヴ・パーティ)やアンダーグラウンドのクラブ、トランス(おもにサイケデリックトランス)、グランジロック等の文化とリンクした形で誕生し、1960年代ほどの思想性を伴った大きなムーブメントとはならなかったが、静かに広がりを見せて、現在に至っている。
- 1986年クリント・イーストウッド主演の映画作品『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』において、イーストウッド演ずるトム・ハイウェイ軍曹が放浪の若者に対し「ヒッピー」との形容を行い、このこと自体時代遅れとして揶揄される場面がある。1980年代においては「ヒッピー」という言葉自体、ある種のアナクロ的な色彩を帯びていたと考えてよいだろう。
[編集] 対義語
対義語として、都市に住み専門職に就く若いエリートを指してヤッピー(Yuppie)なる言葉も用いられる。
[編集] ヒッピームーブメントに関連する項目
[編集] 地名
- サンフランシスコ(アメリカ西海岸);米国におけるヒッピームーブメントの中心地
- アムステルダム(オランダ)
- イビサ(スペイン、地中海に浮かぶ島)
- コペンハーゲン(デンマーク);ヨーロッパ最大のヒッピーによる無政府主義国家クリスティアニアがある
- ゴア(インド西海岸);俗にヒッピー三大聖地の一つ、バックパッカーの沈没地、レイヴ、ゴアトランスでも有名。
- カトマンズ(ネパール);俗にヒッピー三大聖地の一つ
- カーブル(アフガニスタン);俗にヒッピー三大聖地の一つ
- バイロンベイ(Byron Bay)(オーストラリア東海岸)
- 新宿(日本);60年代にヒッピーによく知られた喫茶店風月堂が新宿東口に存在した。
- 重慶大厦(香港);バックパッカーの聖地として知られる。
- カオサン通り(タイ);重慶大厦とおなじくバックパッカーの聖地として有名。
[編集] 文化・芸術・思想・サブカルチャー
- カウンターカルチャー
- ナチュラリズム、エコロジー、オルタナティブ
- ニューエイジ、神秘主義、瞑想、ヨーガ、トランスパーソナル心理学
- サイケデリック
- ビート・ジェネレーション(ビートニク)、デカダンス、レトロ
- アンダーグラウンド (文化)
- フラワームーブメント、フラワーチャイルド
- ウッドストック・フェスティバル、セカンド・サマー・オブ・ラブ
- 前衛芸術
- フリーセックス
- ホームレス、ホーボー、フーテン族
- 吟遊詩人、ジプシー、ボヘミアン、ボヘミアニズム
- バックパッカー、ヒッチハイク、ワンダーフォーゲル
- ネオ・ヒッピー、トラヴェラー、レイヴ
- ジーザス・ムーブメント
[編集] 政治運動
[編集] 人物(文化・芸術・思想)
この項目では、ヒッピーとして行動した人、ヒッピー・ムーブメントに何らかの意味で深く関わった人々、団体等を示す。
- アレン・ギンズバーグ (詩人)
- ゲーリー・スナイダー (禅ヒッピー・エッセイスト)
- ティモシー・リアリー(Timothy Leary) (「サイケデリックの教祖」として知られる思想家、元・大学教授)
- ジャック・ケルアック (小説家)
- トム・ウルフ (小説家)
- J・D・サリンジャー (小説家)
- ケン・キージー (小説家)
- スティーブ・ジョブズ (アップル・コンピューターの創始者)
- ラリー・ハード(Larry Heard)
- ジョン・リンレー・フレイジャー
- マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー;俗にヒッピーたちの3大グルの一人
- ゲオルギイ・グルジエフ;俗にヒッピーたちの3大グルの一人
- ジッドゥ・クリシュナムルティ:俗にヒッピーたちの3大グルの一人(クリシュナムルティ自身は自分がグルであることを否定し、誰かの弟子や信奉者になることの危険性を説き続けた)
- 鈴木大拙 (仏教学者)
- チャールズ・マンソン:「ファミリー」を組み、ブルジョワジーを殺害していった。シャロン・テート殺人事件の主犯。
[編集] 人物(音楽)
[編集] 人物(個人のトラヴェラー、その他)
[編集] ヒッピーに関連する主な作品
映画
小説
[編集] 薬物
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最終更新 2009年9月10日 (木) 12:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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