ヒメマス

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ヒメマス
保全状態評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ファイル:Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: サケ目 Salmoniformes
: サケ科 Salmonidae
亜科 : サケ亜科 Salmoninae
: タイヘイヨウサケ属
Oncorhynchus
: ヒメマス(ベニザケ
O. nerka
学名
Oncorhynchus nerka
Walbaum, 1792
英名
kokanee

ヒメマス(姫鱒、Oncorhynchus nerka)は、サケ目サケ科淡水魚ベニザケの河川残留型(陸封型)。北海道ではチップとも呼ばれる。貧栄養状態の10℃から15℃程度の低温を好む。全長は20-30cmで、最大で50cm前後まで成長する。産卵期は9月から11月。餌は動物プランクトンのボスミナ類、ミジンコ類やユスリカ幼虫、ワカサギなどの小魚。

目次

[編集] 分布

日本では北海道阿寒湖チミケップ湖を原産として、移植により支笏湖中禅寺湖十和田湖西湖本栖湖などにも生息している。

近縁種でかつて田沢湖に生息していたクニマスがいたが、クニマス Onchorhynchus nerka kawamurae は太平洋戦争開戦前、発電所建造のため田沢湖に強酸性の玉川の水を引き込んだ結果、絶滅した。

[編集] 概要

ベニザケ同様に孵化後3年から4年で成熟し、9月下旬から11月上旬にかけて湖岸や流入河川の砂礫に産卵する。洞爺湖のヒメマス1年魚は降海型べ二ザケと同様にスモルト化し、海水適応能は5月に最も高まる[1]。但し、成熟までの期間は栄養状態により変動し、9年の例もある。

[編集] 利用

魚肉は紅色で美味。塩焼きや刺身フライで食べる。また、甘露煮や燻製として加工される。釣りの対象魚として人気があり、時期には太公望が腕をならす。

[編集] 移植と放流

1894年の阿寒湖から支笏湖への移植が最初の例で[2]、移植成功後は支笏湖が、種卵供給湖として重要な位置をしめた。 十和田湖への本種の移植には和井内貞行が尽力した。

[編集] 漁業

生息する各湖で餌釣りを行うことができる。また、ヒメマス独特の仕掛けを使ったヒメトロなどのレイクトローリングで狙うこともできる。生息する各湖では漁業共同組合による遊漁期間や捕獲上限が設定されていることが多く、それ以外の期間に漁を行うことや産卵のために遡上した個体の採取を禁じている。

[編集] 自治体の魚

  • 市の魚

[編集] 保全状態評価

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 洞爺湖産べ二ザケの海水適応能(pdf)
  2. ^ 北海道内のヒメマスの移殖社団法人 日本水産資源保護協会

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年8月26日 (水) 10:05 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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