ヒュンダイ・ジェネシス
ヒュンダイ・ジェネシスの最新ニュースをまとめて検索!
ヒュンダイ・ジェネシス (Hyundai Genesis)は、 韓国の現代(ヒュンダイ)自動車が製造・販売する高級セダンおよびクーペ(ジェネシスクーペ)である。
自動車評論家の国沢光宏は自身の公式ブログにおいて、2007年12月時点において日本市場へは投入されない模様であり[1]、それを理由に日本の自動車評論家による試乗さえもシャットアウトされていると主張している[2]。その一方で、福島県郡山市にあるヒュンダイディーラーの公式ブログでは検討中であるらしいとの記述があり[3](ヒュンダイ日本法人によってテスト用に日本に持ち込まれているとの記述もある[4])、さらに韓国のニュースサイトが[5]、次いで産経新聞[6]が2009年に日本でも発売すると報じている。
ちなみに日本において「ジェネシス」という語は、ヤマハ発動機によって商標登録されている(商標登録番号第5105665号)。
目次 |
[編集] ジェネシスセダン
| ヒュンダイ・ジェネシス | |
|---|---|
| 製造国 | 韓国 |
| ボディタイプ | 4ドアセダン |
| エンジン | ラムダ(λ)V6 3.3L ラムダ(λ)V6 3.8L タウ(TAU、τ)V8 4.6L(北米仕様のみ) |
| 変速機 | ラムダ(λ)エンジン - アイシンAW製 6速AT タウ(τ)エンジン - ZF製 6速AT |
| 駆動方式 | 後輪駆動(FR) |
| サスペンション | 前:マルチリンク式 後:マルチリンク式 |
| ホイールベース | 2,935mm |
| 別名 | ロヘンス(中国市場) |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
[編集] 概要
2007年4月にアメリカのニューヨーク・モーターショーにコンセプトカーが出展され、韓国では2008年1月8日に発売、その直後に開催されたアメリカのデトロイトオートショーに北米仕様の量産モデルが出展され、同年8月にアメリカ市場においては同社として初めて、主要な価格帯が3万ドル超となる高級車として発売された。さらに9月23日に中国でも「ロヘンス(Rohens)」という名称で発売されている[7]。
ヒュンダイが自社独自開発したとされるものとしては初となるFR乗用車であり、開発にあたっては他社の高級乗用車、特にレクサス・GS、インフィニティ・Mなどがベンチマーク(参考、目標)とされた[8]。製造は、韓国の蔚山(ウルサン)工場内に新設された専用ラインで行われる。
ボディサイズは全長4975mm/全幅1890mm/全高1480mmで、素材に高張力鋼を使用し、接合には接着剤とスポット溶接との併用によってベンチマークとされる各車種よりもねじり剛性が12~14%向上しているという。
エンジンはV6・3.3L(262馬力・32.2kgm)と3.8L(290馬力・36.5kgm)。更に北米仕様車はV8・4.6L(375馬力)が加わる(韓国仕様車は3.3Lと3.8Lのみ)。
トランスミッションは、3.3Lと3.8L車がアイシンAW製、4.6L車はZF製の6速ATが装備される。
その他スマート・クルーズ・コントロール(レーダークルーズコントロール。装備されないグレードもある)やアダプティブ・ヘッドランプ(AFS)やスマートエントリーやレキシコン製のオーディオなどといった装備も奢られている。
ヒュンダイによる高級車としては、三菱自動車との提携によるエクウス初代モデル(輸出名センテニアル)(日本では「プラウディア」及び「ディグニティ」として2001年まで製造・販売されていた)がある(さらにその源流と言える車種として、デボネア2代目・3代目モデルがベースとなるグレンジャー初代・2代目モデルや、グレンジャー2代目モデルの上級グレード車として開発されたダイナスティがあった)。エクウスは主に韓国本国や中東諸国などで販売され、日本や欧米には輸出されていない。
また、エクウスの2代目モデルは本車をベースとし、欧米などへは「ジェネシスプレステージ」の名称で輸出される見通しである[9]。
アメリカでの販売については、そのリスクの大きさを危惧する意見がある。原油価格高騰やサブプライムローン問題などの影響で2008年度には乗用車市場の縮小が予想されていることに加え、トヨタ自動車のレクサスや日産自動車のインフィニティのような独立した高級ブランドを展開することなく高級車販売を試みることの困難さが指摘されている。ヒュンダイはこれまで自社の製品を「日本車の安価な代用品」と位置付けていたため、ディーラー網は未整備であり、自前の単独販売店は数少ない。雑多な自動車展示場で2番手・3番手以下のブランドとして販売されている現状は、高級車のイメージとは相反するというわけである[10]。
[編集] 同クラスの車種
駆動方式・ボディサイズ・エンジン排気量・韓国国内市場での価格差、などから以下の車種が同クラスの車種と言える[11]。
[編集] アメリカ市場で主に競合が予想される車種
またアメリカ市場においては、価格帯が近い以下のような車種との競合が予想されている[8]。
- クライスラー・300/300C
- トヨタ・アバロン
- ポンティアック・G8(ホールデン・コモドアの北米仕様車)
[編集] その他
- 韓国で2007年末から発売直前まで放映されたテレビCMには、ジェネシスをドイツ製高級車、アウディ・A8とを高速度で正面衝突させる映像が用いられた。これに対してアウディは、アルミニウム製で衝撃を吸収するボディ構造であるA8との衝突映像比較は消費者を惑わすものだとしてヒュンダイを非難している[12]。
- 2007年3月、ジェネシス試作車のデザイン(スケッチ)が公開された。翌月のニューヨーク・モーターショーへの出展に先立つものであったが、フロント部分のトヨタ・カムリとの類似を始め、全体的に他社製品の模倣であるとの印象を持った者が少なくなかったことが報じられた[13]。 同様に、ニューヨーク・タイムズはこのデザインを、「前からは”トヨタ・カムリ”、横からは”日産・マキシマ”、後ろからは”ビュイック”に見える」と評した[14]。
- ジェネシス専用のエンブレムは、黒色の五角形に一対の羽根をあしらったデザインである。これは韓国と中国市場専用のものであり、販売されるジェネシスにはヒュンダイのCIロゴエンブレムに代えてこれのみが用いられる。逆に、アメリカ市場においては従来同様にヒュンダイのエンブレムで販売されるという[15]。
- 2009年の北米カー・オブ・ザ・イヤーの乗用車部門を韓国メーカー車として初めて受賞している。
- 2009年3月31日にはイタリアの服飾ブランド、プラダと提携して開発された「ヒュンダイ・プラダ」が3台作られ、2台がチャリティオークションにかけられた[16]。
[編集] クラッシュテスト成績
- Frontal Driver(正面衝突・運転席へのダメージ):
- Frontal Passenger(正面衝突・助手席へのダメージ):
- Side Driver(側面衝突・運転席へのダメージ):
- Side Rear Passenger(側面衝突・後席へのダメージ):
- Rollover(転覆):
[編集] ジェネシスクーペ
| ヒュンダイ・ジェネシスクーペ | |
|---|---|
| 製造国 | 韓国 |
| ボディタイプ | 2ドアクーペ |
| エンジン | L4・2.0Lターボ V6・3.8L |
| 最高出力 | 2.0L - 210馬力 3.8L - 306馬力 |
| 変速機 | 5速AT(2.0Lオプション装備) ZF製6速AT(3.8Lオプション装備) 6速MT(どちらも標準装備) |
| ホイールベース | 2,819mm |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
開発コード名「BK」。2007年12月のロサンゼルスオートショーにコンセプトカーが、翌年4月のニューヨーク・モーターショーに量産モデルが出展された。ボディサイズは全長4,630mm、全幅1,864mm、全高1,379mm、ホイールベース2,819mm、エンジンはV6・3.8L(308馬力)の他、直4・2.0Lターボ(212馬力)で、ブレンボのキャリパーも採用されている。ライバルとなる車種としてインフィニティ・G37クーペ(日本名:スカイラインクーペ)の名が挙げられている[19]。
韓国では2008年9月19日に新車発表が行われる予定だったが、労働組合のストライキによって供給が不安定となったため10月13日発表となった[20]。
前述のとおり、日本でも2009年中に発売される予定であると報じられている[5][6]。
[編集] フォーミュラD仕様車
アメリカではヒュンダイモーターアメリカのバックアップにより全身カーボンパーツで武装したジェネシスクーペのドリフトマシンが製作され、2008年のSEMAショーで展示された。この車両はリース・ミレンのドライブにより同国のドリフト競技「フォーミュラD」2009年シリーズに参戦した[21][22]。 当初ヒュンダイ製のエンジンの製作が間に合わず日産製のエンジンを搭載していると報じられた[23]が、その後ヒュンダイ製のV6エンジンを搭載し[24][25]"パイクスピーク"で世界新記録を達成した[26][27]。 なお、この車両はSEMAショー展示時は明るいブルーとシルバー、ブラックを基調としたヒュンダイのロゴをメインに置いたカラーリングだったが、現在はダークブルーのレッドブルカラーとなっている。
[編集] 出典
- ^ 現代自、日本撤退か?『国沢光宏のジドウシャギョウカイ最新情報』2007年12月29日
- ^ 韓国流経営『国沢光宏のジドウシャギョウカイ最新情報』2008年4月5日
- ^ 韓国旅行記⑩『ヒュンダイ福島ショールーム・工場日記』2008年5月19日
- ^ ジェネシス『ヒュンダイ福島ショールーム・工場日記』2009年2月22日
- ^ い ろ 現代車、ジェネシス、クーペ日本市場電撃投入『Auto Dairy』2009年3月19日(日本語訳)
- ^ い ろ 韓国の現代自動車、新型コンパクトカー「i20」を日本に投入へ(2/2ページ)『産経ニュース』2009年7月8日
- ^ Hyundai Rohens launched in China at $58,267『Gasgoo』2008年9月23日
- ^ い ろ First look: 2009 Hyundai Genesis sedan 『モーター・トレンド』 2008年1月8日
- ^ ヒュンダイの最上級サルーン、堂々のデビュー『レスポンス』2009年2月18日
- ^ Hyundai bets new sedan is a luxury it can afford 『ウォールストリート・ジャーナル』 2008年1月8日
- ^ 現代自の高級セダン、ジェネシスの実力とは(下)『朝鮮日報JNS』2007年12月18日
- ^ 現代ジェネシスのCMにアウディが激怒したワケ 『朝鮮日報JNS』 2008年1月8日
- ^ 現代自「ジェネシス」はトヨタ「カムリ」とそっくり!? 『朝鮮日報JNS』 2007年3月16日
- ^ Genesis: Hyundai`s blue light special? 『ニューヨーク・タイムズ』 2007年4月5日
- ^ ヒュンダイのプレスリリース(2007年12月3日) ロゴマークの画像あり
- ^ ヒュンダイ ジェネシス…世界に3台のプラダ仕様『レスポンス』2009年4月1日
- ^ 2009 Hyundai Genesis 4-DR w/SAB NHTSA公式サイト
- ^ 2009 Hyundai Genesis Named 'Top Safety Pick' by IIHSIIHS公式サイト
- ^ ヒュンダイ ジェネシスクーペ、ドリフト&花火で登場『レスポンス』 2008年4月3日
- ^ 現代自、ストで新車発表も延期『中央日報』2008年9月19日
- ^ 雑誌『ドリフト天国』2009年1月号 p116-117 "ライバルはアメドリ車"
- ^ Rhys Millen and his Hyundai Genesis『Wrecked Magazine』公式ブログ2008年12月30日
- ^ RMR Hyundai Genesis Coupe starts Formula D season with Nissan power『Autoblog』2009年4月15日
- ^ Rhys Millen's drift car finally ready to run with Hyundai Power『Autoblog』2009年5月5日
- ^ Rhys Millen Hyundai Genesis Coupe Drift Car Gets Lambda Engine『Edmunds』2009年5月6日
- ^ Red Bull Hyundai Genesis Coupe and Rhys Millen Set World Record to Take Pikes Peak『ロイター』ニュースサイト2009年7月19日
- ^ VIDEO: Climb Attack with Rhys Millen and the Hyundai Genesis Coupe『Autoblog』2009年7月30日
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年10月30日 (金) 08:39 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ヒュンダイ・ジェネシス】変更履歴



