ファウスト (オペラ)
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『ファウスト』(Faust)は、シャルル・グノーが作曲した全5幕のオペラ作品。ドイツの文豪ゲーテの戯曲『ファウスト』を題材にしている。
目次 |
[編集] 概要
グノーの『ファウスト』は、ゲーテの原作の第1部を元に作られたオペラである。原作がドイツ語なのに対して、オペラはフランス語である(フランス語題名は『フォスト』)。
日本で最初に上演されたオペラでもあり(1894年11月24日)、11月24日はオペラの日となっている。
[編集] 登場人物
- ファウスト(テノール)
- 年老いた学者。メフィストフェレスの力で若返る。
- メフィストフェレス(バス)
- 悪魔。ファウストと魂をもらう契約を結ぶ。
- マルグリート(ソプラノ)
- 村の若く美しい娘。
- ヴァランティン(バリトン)
- マルグリートの兄。出征する。
- ジーベル(メゾソプラノ)
- 村の若者。ヴァランティンの友人で、マルグリートに恋している。
- マルト(メゾソプラノ)
- マルグリートの隣に住む女性。
- ワーグナー(バリトン)
- 学生。ヴァランティンの友人。
[編集] あらすじ
[編集] 第1幕
老学者ファウストが自分の書斎で、人生をかけた自分の学問が無駄であったと嘆いている。服毒自殺を図るが、思いとどまる。そこに悪魔メフィストフェレスが現れ、 ファウストの望みを聞くという。ファウストは青春を望むが、メフィストフェレスはファウストに死後の魂を渡す契約書を書くように言う。ファウストがためらっていると、メフィストフェレスは美しい娘マルグリートの幻影を見せる。幻影に魅せられたファウストは契約書を書き、メフィストフェレスから若返りの薬を受け取って飲み、若者になる。
[編集] 第2幕
マルグリートのいる村で、村人たちがにぎやかに合唱している。今日は、マルグリートの兄ヴァランティンが出征する日。ヴァランティンはジーベルとワーグナーらにマルグリートを頼む。その中にメフィストフェレスは入っていき、「金の子牛の歌」を歌う。その後、メフィストフェレスは悪魔であることがばれ、退散する。一方でファウストはマルグリートに恋心を抱く。
[編集] 第3幕
ジーベルはマルグリートに花を贈ろうとするが、花はすぐに枯れてしまう。何とか花輪を作ったジーベルはそれをマルグリートの家の玄関に置き、立ち去る。そこにファウストとメフィストフェレスが登場する。ファウストは「この清らかな住まい」を歌う。メフィストフェレスが用意した宝石入りの小箱を玄関に置いて2人は立ち去る。
マルグリート登場。 糸をつむぎながら「トゥーレの王」を歌う。玄関に置かれた宝石を見つけ、身に着けながら「宝石の歌」を歌う。マルトが現れ、宝石について話しているときにファウストとメフィストフェレスが登場する。ファウストはマルグリートを、メフィストフェレスはマルトをそれぞれ口説く。やがて、マルグリートはファウストの愛を受け入れる。
[編集] 第4幕
ファウストはマルグリートの元から去ったが、マルグリートはファウストの子供を身ごもっていた。マルグリートは教会で祈るが、悪魔たちの合唱がマルグリートを包む。ヴァランティンが軍から帰ってきて、妹の様子を見て怒る。ファウストとメフィストフェレスが登場。マルグリートの家の前でファウストは後悔に苦悩するが、メフィストフェレスは「眠った振りをせずに」を歌い、不気味に笑う。ヴァランティンはファウストに決闘を挑む。しかし悪魔の力を借りたファウストに負け、ヴァランティンは死ぬ。
[編集] 第5幕
ファウストはメフィストフェレスに連れてこられ、酒池肉林の騒ぎの中にいる。次々に美女が現れ、踊る。しかし、ファウストはマルグリートを忘れられず、マルグリートの幻影を見る。ファウストがマルグリートのところへ戻ると、マルグリートは子供を殺した罪で牢獄の中にいた。再会したマルグリートとファウストは喜び、愛の二重唱を歌う。しかし、マルグリートは気が狂っていた。ファウストとメフィストフェレスは牢から逃れさせようするが、マルグリートはついていこうとしない。マルグリートが神に祈ると、天使たちの合唱が聞こえ、マルグリートは神の元に救済されていく。
[編集] 参考文献
- 『スタンダード・オペラ鑑賞ブック フランス&ロシア・オペラ+オペレッタ』音楽之友社
最終更新 2009年11月19日 (木) 09:00 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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