ファティマの聖母

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ファティマの聖母

ファティマの聖母Fátima)は、カトリック教会が公認している、ポルトガルの小さな町ファティマでの聖母の出現譚の一つ。

目次

[編集] 概要

1916年春頃、「平和の天使」と名乗る少年がファティマに住む3人の子供(ルシア、ジャシンタ、フランシスコ)の前に現れ、祈りのことばと額が地につくように身をかがめる祈り方を教えた。その後も天使の訪問は続いた。

1917年5月13日、ファティマの3人の子供たちの前に謎の婦人が現れ、毎月13日に同じ場所へ会いに来るように命じた。子供たちは様々な妨害にあいながらも聖母マリアと名乗る婦人に会い続け、婦人から様々なメッセージを託された。

婦人からのメッセージは大きく3つあった。

  1. 悪魔地獄の現存:多くの人々が悪魔によって地獄へ導かれている。七つの大罪などの罪、特に肉欲の罪から回心しないままでいることにより人は地獄へ行く。ここには、悪魔の所作が働いている。対処は悪魔払い参照。
  2. 人類の危機:全人類の大半を数分のうちに滅ぼす武器が戦争で使用されることによって、人類が瞬時に滅ぼされる可能性の伝達
  3. 教皇暗殺の危機:1981年5月13日の事件をヨハネ・パウロ2世は、東欧の政権による暗殺未遂と発表している。

婦人から教皇への要望は大きく2つあった。

  1. ロシアの回心:貧しいロシアとその衛星国を、圧迫ではなく救済することで、神の審判を回避すること。
  2. ロシアの奉献:ロシアを聖母に奉献し、ロシアの保護下にある世界中の貧しい国々へ聖母による保護をもたらすこと。

その後、カトリック教会は婦人を聖母の出現と公認し、5月13日はファティマの聖母の出現記念日とされるようになった。出現を受けたジャシンタとフランシスコはまもなく病死、ルシア・ドス・サントスは修道女となり2005年2月13日に97歳で死去した。

ジャシンタ・マルトとフランシスコ・マルトはヨハネ・パウロ2世により2000年に列福された。

[編集] ファティマの第3のメッセージ

2000年5月、教皇庁は、ファティマの第3のメッセージについて、懸念されていた危機と対応は完結していることを公表した。

  • 公文書:「ファティマ 第三の秘密 教皇庁発表によるファティマ『第三の秘密』に関する最終公文書」(教皇庁教理省)

教皇ヨハネ・パウロ2世は、2005年2月23日に著作『記憶とアイデンティティー』においてファティマのメッセージの全容に関する解釈を開示し、1981年5月13日の事件は背後に20世紀に生まれた暴力的なイデオロギーに属するしっかりした組織があったと述べ、更に2005年4月に発表された遺言において核戦争なしに冷戦が終結したことを摂理として感謝している。2006年1月に機密解除されたポーランド政府の秘密文書によると、1960年代から1980年代にかけて、ソ連とその同盟国は西ドイツオランダを大量の核兵器で攻撃する態勢にあった。犠牲者は、ポーランドだけでも最大200万人と試算されていた。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年9月26日 (土) 12:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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