ファールス州

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ファールス州
استان فارس
位置
イランにおけるファールス(塗りつぶし部)。
統計
州都:
 • 測地系:
シーラーズ
 • 北緯29.609度東経52.532度
面積 : 122,608 km²
人口
(2005年)
 • 密度 :
4,385,869人
 • 35.8人/km²
シャフレスターン 23
タイムゾーン: UTC+3:30
主な言語: ペルシア語
ガシュガーイー
ロル語 (ママサーニー方言)

ファールス州ペルシア語: استان فارس Ostān-e Fārs)はイラン州(オスターン)。州都はシーラーズ。面積は122,400km²。1996年現在、人口は380万、そのうち58%が都市に、42%が農村部に居住。ファールス州はペルシア人の故地であり、もともとは「パールス」という。ペルシア語はペルシア語で「ファールスィー」と呼ぶが、もともとは「パールスィー」であり「パールス」から来ている。「ファールス」は「パールス」のアラビア語形である。同様にペルシアは「パールス」のギリシア語形「ペルスィス」から来ている。「パールス」は古代ペルシア語では「パールサー」である。

目次

[編集] 地理

ファールス州は、北西から南東に走るザーグロス山脈によって、北部および北西部と、南部および南東部に二分される。双方とも山がちの高地である。現在ファールス州が管下に擁する郡(シャフレスターン)はアーバーデ、エステフバーン、エグリード、ボヴァーナート、ジャフロム、ダーラーブ、セピーダン、シーラーズ、ファラーシュバンド、ファサー、フィールーザーバード、カーゼルーン、ラール、ラーマルド、マルヴダシュト、ママッサニー、ネイリーズである。

[編集] 気候

ファールス州は、機構的には三地域に分類できる。第一は北部および北西部の山岳地帯で、夏の暑さ、冬の寒さともに比較的穏やかである。第二は中央部で降水のある穏やかな冬と、暑く乾燥した夏を過ごす。第三は南部および南東部で冬は穏やかだが、夏は厳しい暑さに見舞われる。シーラーズの年間平均気温は16.8度、最低気温は4.7度、最高気温は29.2度である。

[編集] 歴史と文化

ペルセポリス遺跡。アレクサンドロス大王によって焼かれたが、今日までその偉容、そして優美さを誇っている。

イスラーム期、キュロス2世ハカーマニシュ朝(アカイメネス朝)、アルダシール1世サーサーン朝という大帝国を、この地から勃興して築いた。後にはアレクサンドロス大王が多くの都市を建設している。

ファールスの地は多くの王朝の興亡を見守り、数多くの歴史、ことに古代史 をしのぶよすがをとどめることになった。すべてファールス州、イラン、そして西アジアの歴史の残映であり、ビーシャープール、ペルセポリス、フィールーザーバードなどは、おのおのが単独で世界文化遺産の価値を持つ。

このようにファールスはその地理的特性、ペルシア湾への近接により、古くから外来のテュルク系、セム系、アーリア系の諸民族が流入し、イラン文化の影響のもと、生活を送ることになった。しかし一方でファールス土着のカシュガーイーやママーサーニー、ハムゼ、コフギールーイェなどの諸部族も、伝統的文化・生活の独自性を維持し、多くの観光客を魅了するイラン文化遺産の一部をなしている。

[編集] 今日のファールス州

ファールス州からはイラン文化遺産協会に715ヵ所が登録されており、多様な色彩をもつ地域である。

シーラーズ空港は州内唯一の国際空港である。ラールおよびラマルドにもシーラーズ、テフラーンと連絡する空港がある。シーラーズはテフラーンから南部イランへの入り口である。

農業はファールス州のもっとも重要な産業である。主な農産品は穀物(大麦、小麦)、柑橘類、ナツメヤシ、ビート、棉花である。

ファールスには主要石油化学コンビナート、精油所、タイヤ工場、電機工場、製糖工場がある。

シーラーズには熟練の手工業、延銀、マルケット、刺繍などがあり、アーバーデフにはギーベ織、エステフバーンの陶器絨毯、ジャズィーム(ウール綿の絨毯)、フィールーザーバードのゲリーム(山羊毛の絨毯)がある。またほかにも諸部族の絨毯や、フィールーザーバードのバラ水、ファサーの菓子、シーラーズのライム・ジュース、植物精油なども最高品質のものである。シーラーズはイランのアイスクリームの一つ、「ファルーデ」でも有名。

また観光も大きな産業の一つである。

ユネスコはアールジャーン(ダシュテ・アールジャーン)に生態保護区を設定している。

[編集] 高等教育機関

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月24日 (火) 04:59 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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