フォルクスワーゲン・ジェッタ
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フォルクスワーゲン・ジェッタ(Volkswagen Jetta)はドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが北米を中心に、欧州・中南米・中国・日本などで販売する、主に4ドアセダンを中心としたモデル。Cセグメントにカテゴライズされ、ベース車両はゴルフである。
現行モデルは日本国内ではボーラの後継車として位置づけられており、同世代のVW車であるゴルフやシロッコなどと同様、車名は風の呼び名に由来しており、ジェッタの名称はジェット気流に由来する。
なお、現行モデルは北米では5代目、欧州や日本の各国ではジェッタの名を持つセダンは3代目となるが、ここでの記述はゴルフをベースとした一連のセダンとしての世代数と一致する、北米での世代数を用いている。
前述のように世代数に乱れはあるものの、全形式とも日本に輸入されている。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 初代(1979-1984年)
ゴルフIをベースにノッチバックをつけてセダンタイプとされた。
北米市場や保守派層を対象としたモデルであり、ヘッドライトはゴルフの丸形に対し角形とされた。 ゴルフとパサートの中間モデルともいえる。 ボディ形状は2ドアクーペと4ドアセダンがあった。 特筆すべきはそのトランク容量で、630lとクラス最高の広大な物だった。
日本へはヤナセにより1981年に初めて導入され、上級グレードのGLE・4ドアのモノグレードでトランスミッションも3速オートマチックのみだった。 ゴルフは原則的に右ハンドルを導入したが、ジェッタは左ハンドルのみの設定だった。また、ゴルフで好評を得ていた開閉式三角窓はなぜかジェッタでは羽目殺しとなっていた。 ゴルフ同様1982年にGLiと名称が変更され、1983年には廉価版のCiを追加した。
- 1.7リッター直4SOHCインジェクション、78馬力(GLE/Ci/GLi)
[編集] 2代目(1984年-1992年)
ゴルフIIをベースとしたモデル。
角形2灯式ヘッドライトをはじめとしたデザインは初代ジェッタのイメージを継承している。 ボディ形状は2ドアクーペと4ドアセダンがラインアップされた。 またトランクはハイデッキ化され、空力特性の改善とトランク容量の拡大に貢献した。 トランク容量はVDA方式測定で575lと当時の3ボックス車の中で世界最大容量となり、カタログでもその事を大々的に謳っていた。
日本には1985年より1992年までヤナセにより、正規輸入されている。
1.8リッターのガソリン仕様と1.6リッターのディーゼルターボ仕様の2つのバリエーションが展開された。 導入初年度は廉価版のCi、豪華版のGLX、ディーゼルのGLDターボ3グレードのラインナップだったが、1986年から主力グレードのCLiと、ゴルフGTIと同様のエンジンや装備を持たせたGTがラインナップされる。1987年にはゴルフ同様にフルタイム4WDのCLシンクロが導入されるが、左ハンドルMTのみという仕様がネックとなり、正規輸入はこれまたゴルフ同様、モデルライフ途中で打ち切られている。 1988年にはゴルフ同様マイナーチェンジを行い、その内容は、通常グレードのエンジン換装(GTと同じ物へ、GTはDOHC16Vを追加)、フロントグリル変更、三角窓廃止に伴うドアミラー取り付け位置の変更、右ハンドル車のワイパー支点変更などだった。GTはDOHC16Vエンジン車を追加している。また、同年には2ドアモデルが限定販売された(後に正式グレードに昇格するも不人気で1年限りで販売終了)。 1989年にはやや複雑になっていたグレードが整理されGLi、GLDターボ、GT 16Vの3グレードに絞られた。また外観にも変化が見られ、バンパーをボディ下まで覆うビッグバンパーに変更した。同年にはGLiをベースに、本革スポーツシートやサハラ・メタリックの外装色を採用した限定車も発売。
- 1.8リッター直4SOHCインジェクション、90馬力(前期型:Ci/CLi/GLX/CLシンクロ)
- 1.8リッター直4SOHCインジェクション、105馬力(前期型:GT、後期型:Ci/CLi/GL/GLi/GT/CLシンクロ)
- 1.8リッター直4DOHCインジェクション、125馬力(GT 16V)
- 1.6リッター直4SOHCディーゼルターボ、70馬力(GLDターボ)
中国ではサンタナと共に細部に変更を受けながらも2代目のジェッタが2008年現在でも現地生産されており、おもにタクシー用途に用いられる。
[編集] 3代目(1992年-1998年)
ゴルフIIIをベースとしたモデル。
ゴルフIIIが異形丸形4灯式ヘッドライトを採用したのに対し、引き続き角形2灯式ヘッドライトを採用し、従来のイメージを継承している。 ボディ形状は4ドアセダンのみとなった。 またこのモデルでは狭角V形エンジンのVR6を、ジェッタの歴史の中で初めて採用されている。
尚、日本を含む世界各国ではヴェントの愛称で発売されたが、北米ではジェッタの愛称が継承されている。
詳細は「フォルクスワーゲン・ヴェント」を参照
[編集] 4代目(1999年~2006年)
ゴルフIVをベースとしたモデル。
ボディ形状は4ドアセダンが最初に発売され、後に5ドアのステーションワゴンが追加された。 従来からのイメージを継承する角形2灯式ヘッドライトを採用するもプロジェクター式になり、さらにフォグランプやウィンカーが内蔵されている。 また4ドアセダンのCピラーは深く寝せられ、ベース車であるゴルフの面影が強かった3代目までのジェッタと比べるとエレガントなイメージが与えられているが、一方で後部座席のヘッドクリアランスはやや犠牲になっている。 日本仕様のエンジンはゴルフと同じ2.0リッター直4に加え、上級仕様として2.3リッターV5があった。
世界各国ではボーラの名称で発売されたが、北米ではジェッタの名称が継承されている。日本には4ドアセダンのみが導入された。
詳細は「フォルクスワーゲン・ボーラ」を参照
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4代目ジェッタヴァリアント(兄弟車としてはゴルフワゴンが相当する) |
[編集] 5代目(2006年- )
ゴルフVをベースとしたモデル。 2005年のロサンゼルス・ショーでデビュー、日本では東京モーターショー2005に市販予定車として出展された。 5代目ジェッタは後述する地域を除く全世界で「ジェッタ」の車名に統一され、欧州や日本ではかつての車名が復活する形となった。メキシコとコロンビアではボーラ、アルゼンチンとチリではヴェント、中国ではサギター (Sagitar) の車名が使用されている。
ボディ形状は4ドアセダンと5ドアのステーションワゴンがある。 フロントデザインはゴルフV GTIとほぼ共通のものとなり、ジェッタのトレードマークだった角形ライトの歴史には終止符が打たれた。 一方のリアデザインは、同時期に登場したパサートと共通のイメージを持つもので、LEDが採用されている。 2006年に日本、欧州などで販売。日本での展開は、ゴルフGLiに相当する2.0リッターN.A.エンジンに6速A/Tの2.0、ゴルフV GTIと同じ2.0リッター・ターボエンジンと6速DSGを搭載する2.0Tの2グレード。 2007年10月に2.0が廃止され、1.4リッター・ターボ+スーパーチャージャーに6速DSGを搭載したTSIコンフォートラインと、2.0Tを改称した2.0TSIスポーツラインとなった。 さらに同年ステーションワゴンのではジェッタ・スポーツワーゲンが発表されたが、このモデルはブランド戦略上、欧州や日本ではゴルフ・ヴァリアントの名称でゴルフシリーズの一員として導入されている。 2008年5月、限定車として2.0TSIスポーツラインをベースに、ゴルフV GTIと同型のホイールやハニカムグリル、丸型シフトノブ等を装備したGTスポーツが追加。 また同年9月には、TSIコンフォートラインのトランスミッションが湿式6速DSGから乾式7速DSGに変更された。
全長はセダン・ワゴン共に4565mmと、9代目及び10代目カローラ(セダン・ワゴン 全長はいずれも同じである)より155mm長いが、ホイールベースは2570mmとカローラよりも30mm短い。
[編集] 関連項目
最終更新 2009年8月9日 (日) 00:45 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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