フォルクスワーゲン・EA266

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フォルクスワーゲン・EA266 (Volkswagen EA266) は1969年フォルクスワーゲンの依頼によってポルシェが設計した試作車。

[編集] 概要

ポルシェは当時、フォルクスワーゲン・ビートルの莫大なロイヤルティーによって財政的に何も不自由なくスポーツカーやレーシングカーを製造することができていた。しかしビートルのモデルサイクルは終焉へと向かっており、このまま生産が終了しロイヤルティが入らなくなるとポルシェの財政が火の車になることは明らかであった。また、高価で高速安定性に不安が残る問題作である911の後継車の製作に頭をかかえていた。その2つの問題を解決させる一石二鳥のプランがEA266であった。

ビートルの後継車を設計することによってロイヤルティーを継続的に手にすることができ、またそれをベースとするスポーツカーを作ることによって356のような安価なスポーツカーを作ることが出来るなど、ポルシェにとっては正に濡れ手に粟のようなプランであった。

しかし当時のVW社長のクルト・ロッツの退陣によって高コストで整備性が悪いなど大衆車としては致命的な弱点が明らかとなり、5年の歳月をかけたEA266は全てが水の泡となった。

この出来事はVWとポルシェの談合以外の何者でもなく、ポルシェの狡猾さを物語るエピソードである。

その後EA266の代わりにアウディ80のメカニカルコンポーネンツを流用したゴルフがビートルの後継車として発売され大ヒットを記録することとなる。また、ポルシェも911を継続生産することとなり911ターボが生まれた。

[編集] 機構

1.6リッター直列4気筒エンジンを横に倒してミッドシップで搭載していた。 機構的には三菱・iなどに近いものを感じさせる。エクステリアはフォルクスワーゲン・タイプ3を少しモダンにしたような感じである。

最終更新 2007年9月24日 (月) 00:48 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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