フォーク (食器)
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フォーク(英: fork)は、食べ物を刺したり、巻いたりして食べるための食器である。日本語では「突き匙」という訳語があてられたが普及しなかった。
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[編集] 概要
フォークは先端部が鋭利な櫛状になった食器であるが、たいてい3つ又か4つ又になっている。古くは食事用でも2つ又であった。ただ今日でも果物やケーキなどを食べる際のデザート用フォークや、ステーキを焼く際に使う大振りのものでは、2つ又のものも見受けられる。
食器として使われはじめたのは11世紀のイタリアである(一説には、イスラム世界から伝来)。それまでのヨーロッパでは、食事は手づかみで食べていたか、ナイフ2本で食べていた。「料理を口元に運ぶ」という用途の食器はあまり存在せず、せいぜい肉やパンを切り分けるためのナイフが食卓にある程度であった。今でも、ドイツなどでは、ジャガイモなどを手で食べる。
農業用の干草を分けるための同じ形をした巨大な農具が同じフォークという名で呼ばれていた。現代のイタリア語では農具のフォークはforca、食器のフォークは指小辞をつけて forchetta と呼び分けられている。
なおこれをスプーンと合体させた食器としては、spork(→先割れスプーン)というものも存在する。しかしこちらは専ら簡便な食事に便宜的に用いられる簡易食器的な性格が強く、正統なテーブルマナー中にはsporkを使うものは見られない。
[編集] 食事用フォーク誕生の経緯
1770年代、庶民の風俗を深く愛したナポリ国王フェルディナンド4世が宮廷で毎日スパゲッティを供することを命じた。しかし上記のような民の作法がハプスブルク家出身の王妃マリア・カロリーネ(Maria Caroline)に承認されるはずもなく、賓客がより上品にスパゲッティを食べられるように、料理長ジョヴァンニ・スパダッチーノ(Giovanni Spadaccino)に命じて、もともと口に運ぶものでなく料理を取り分けるためにあったフォークを食器として使わせた。
このとき、工学エンジニアのチェーザレ・スパダッチーニが、先が長く3本だったフォークをもとにして、口に入れても安全でスパゲッティがうまくからむ様に先を短く4本にしたフォークを、王のために考案したといわれている[1]。
[編集] 参考文献
- ^ Schwartz, Arthur. Naples at Table. Harper Collins, New York, 1996. p.130
[編集] 関連項目
最終更新 2009年9月15日 (火) 11:45 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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