ブラックボックス (航空)

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ブラックボックスの例 手前がフライトデータレコーダ、奥がコクピットボイスレコーダ
フライトデータレコーダの例
コクピットボイスレコーダの例

旅客機航空事故においてブラック・ボックスとは、フライトデータレコーダー (FDR) とコックピットボイスレコーダー (CVR) の別称である。

ブラックボックスとは、内容物が密閉・封印されていることの比喩的形容であり、FDRやCVRの場合は、通称とは裏腹に、実物は発見し易いように赤色もしくはオレンジ色に塗装されている事が多い。 航空機においては、FDRやCVRに限らず、ブラックボックス化された装置は多数存在するが、航空事故の報道でブラックボックスと表現する場合は、通例としてFDRとCVRを指している。

FDRは、開発当初は金属製のテープにダイアモンド製の針で高度、速度等のデータを記録する方式だったが、1980年代までにデジタル化され、最低でも過去400時間の詳細なデータ(加重やエンジン回転数など)が記録できるようになった。

事故が発生した際、乗員・乗客が全員死亡することも珍しくない航空事故では、事故原因究明の手掛かりを得ることが大変難しい。そのため飛行中のコックピット内の音声や交信内容、飛行状況を記録しておくことにより、事故原因究明のための手掛かりとするために航空機に搭載されていることが多い。容器は、墜落に伴う衝撃や火災、海没に耐えられるよう高い耐衝撃性・耐熱性・耐水性を備えている。また、海没した場合に発見を容易にするために位置通報用の音響発信機(アコースティック・ビーコン)を内蔵しているものもある(バッテリーが30日しか持たない為、引き上げ準備に手間取った場合、バッテリー切れで捜索が困難になる事もある)。

なお余禄ではあるが、この「事故の原因究明に役立てる」という目的の似たような装置として、最近では自動車用に事故や急制動を検出するとそれに遡って記録を残す「ドライブレコーダー」(→イベントデータレコーダー)など車載装置としての記録装置が普及しつつある。

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最終更新 2009年11月8日 (日) 15:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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