フラット防止装置

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フラット防止装置(フラットぼうしそうち)は、鉄道車両車輪の異常磨耗を防ぐ装置である。

目次

[編集] フラットの意味と影響

フラットとはタイヤフラットの略で、制動時に制動力がレールと車輪の摩擦力を上回ると車輪の回転が止まって滑走を引き起こし、レール頭部に接触している部分のタイヤ踏面が削られて発生する平らな傷のことである。自動車タイヤで言うフラットスポットと同義。

この平滑傷が発生すると、列車走行時の騒音振動・乗り心地の悪化の原因になる。また運動エネルギーが車輪とレールのみの摩擦熱としてしか変換されないため、などの水分、落葉が介在すると制動距離が大幅に伸び、事故の要因ともなる。

[編集] 装置概要と効果

  • すべての車軸に速度発電機を搭載し、車輪の回転数を監視する。他の車輪より回転数が上がりすぎた場合(空転)には、そのモーターにかかる電流を下げたり、その車輪のみブレーキをかけ、下がりすぎた場合(滑走)にはその車輪のみ制動力を弱め、回転数を合わせる。制動時の滑走を防ぐ仕組みはABSとも呼ばれる。
  • 滑走を検知すると、一部の車種では運転席にあるブレーキシリンダ圧力計の針が一瞬だけ大きく振れたり、床下のブレーキ装置からブレーキシリンダの動作音がするなど、装置が作動していることがわかる。[1]

[編集] その他フラットを防止する装置・効果

  • フラット検出器
特に雨天でのブレーキ時や危険回避時の急ブレーキ時等で、車輪の表面(踏面)に発生した傷は、走行中の不快な音や振動の原因となる。そこでフラット検出器を営業線に設置し、不快な音や振動の発生する車両を特定して、その車輪表面(踏面)を車輪転削装置や踏面修正用の制輪子を使用し、速やかに元の形状に削正している。
この装置はきわめて少量のセラミック酸化アルミニウム)の粒子を高速で踏面・レール頭部間に正確に噴射供給することによって粘着係数を増す事ができ、高速域での制動機会が多い新幹線や、在来線の130km/h運転、またはそれ以上の速度域での制動距離の短縮に効果がある。

[編集] 脚注

  1. ^ JRでは205系電車などで確認することが出来る。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年9月23日 (水) 03:09 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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