フランス領ポリネシア

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フランス領ポリネシアフランス語: Polynésie française)は、南太平洋にあるフランスの海外共同体(Collectivité d'outre-mer、略してCOM:英語:overseas collectivity、海外準県)であり、その中でも海外領邦(仏語:Pays d'outre-mer、略してPOM:英語:Overseas Country)という特別な地位を有している。ポリネシアのいくつかの諸島からなる。

ソシエテ諸島タヒチは、リゾート地として最も有名な島で、フランス領ポリネシアの中心地でもある。タヒチの面積は1608Km²の火山島でオロへナ山(2237m)が最も高い山。人口も最大であり、首都パペーテがある。コプラ砂糖真珠母貝、バニラ、果汁などを産出する。

Polynésie française
フランスの国旗 フランス領ポリネシアの旗
国のモットー: 自由・平等・博愛
公用語 フランス語
首都 パペーテ
政府主席 ガストン・トン・サン
面積
 - 総面積
 - 水面積率

4,167 km²
12%
人口

 - 総人口(2002年
 - 人口密度


245,405人
64/km²
通貨 CFPフラン
標準時 UTC-10
CcTLD .pf
国際電話番号 689

目次

[編集] 歴史

[編集] ヨーロッパ人の侵入以前

現在のフランス領ポリネシアに最初に人類が到達した時期については諸説あるが、5世紀から8世紀ごろにはトンガサモアなどの西ポリネシアから航海カヌーでやってきたポリネシア人たちが、この海域の島々を次々に発見し、定住していったと考えられている。

現在、それらの島々の中でも最も早く発見・植民されたと考えられているのはマルケサス諸島である。古代のポリネシア人たちはマルケサス諸島を東ポリネシア海域の根拠地とし、ここからラパ・ヌイやハワイ諸島、タヒチ島、トゥアモトゥ諸島アオテアロアなどに拡散していったとの見方が、今のところ最も有力である。

[編集] ヨーロッパ人の来航

1595年スペイン人のアルバロ・デ・メンダーニャ・デ・ネイラ南米ペルーから出航しマルケサス諸島の4島に次々に上陸した。 1606年にはポルトガルの航海者がトゥアモトゥ諸島のハオ島に到着している。タヒチ島には、1769年イギリスの航海者サミュエル・ウォリスがヨーロッパ人として初めて来航した。続いて 1786年にはフランス人のルイ・アントワーヌ・ブーゲンビルがタヒチ島を訪れており、1769年にはジェームズ・クックもタヒチ島に訪れている。

[編集] バウンティ号の反乱

1788年にクックの元航海長だったウィリアム・ブライ船長のバウンティ号西インド諸島奴隷の安い食料品としてパンノキ採集のためにタヒチ島に訪れている。しかし、そこでバウンティ号の反乱事件が起きる。

パンノキを採取し、タヒチ島から西インド諸島のジャマイカへ向かう途中、航海士フレッチャー・クリスチャンをはじめとする、ブライ船長のやり方に対して不満を持っていた十数人の乗組員が太平洋上で反乱を起こしたのである。彼ら反乱者達はバウンティ号を乗っ取って、タヒチ島に戻り、そこでタヒチ人の男女数人を連れてゆき、誰にも見つからない、どこか遠くの無人島に住み着こうとし、1790年に無人の孤島ピトケアン島にたどり着き住み着いた。

[編集] フランスによる植民地化

タヒチ島はポリネシア系のポマレ王朝によって支配されてきたが、1842年女王ポマレ4世がフランスの圧力に屈し、タヒチ島とモーレア島をフランスの保護領とする条約に署名し、1880年よりフランスは本格的にタヒチ島に進出していった。

1949年にフランス海外領土に昇格し、1957年に大幅な自治権を獲得。なおムルロア環礁などでは、フランスによる核実験1996年まで行われていた。

[編集] 地理

総面積は4167km²(石川県とほぼ同じ)で250万km²の範囲に散らばっている。 フランス領ポリネシアに含まれる島はソシエテ諸島(タヒチ島、モーレア島、テティアロア環礁、フアヒネ諸島、ライアテア島、タハア島、ボラボラ島、マウピティ島、トゥパイ環礁)、マルキーズ諸島マルケサス諸島)、トゥアモトゥ諸島ムルロア環礁など)、トゥブアイ諸島クリッパートン島ガンビエ諸島ラパ島

キリバスライン諸島とは同じ標準時を採用しているように見えるが、ライン諸島がUTC+14であるのに対しフランス領ポリネシアはUTC-10であるため、キリバス側よりも日付が1日遅れることになる。ちなみに、日本時間と比べた場合には19時間遅れ、本国フランスとは11時間(本国が夏時間のときは12時間)遅れ。

[編集] 住民

2002年の国勢調査によると、総人口24万5405人のうち、83%がポリネシア人、12%がヨーロッパ人、5%が東アジア人となっている。また、全人口の69%がタヒチでだけ生活している。首府パペーテの都市圏は12万7635人の住民を有している。

[編集] 経済

フランス領ポリネシアの経済は、中程度に発達しているが、それらはフランス本土からの輸入、観光産業、財政援助によって支えられている。観光産業はかなり発達しており、主要島嶼のほとんどで見ることができる。

[編集] 交通

パペーテ・タヒチ国際空港を拠点にエア タヒチ ヌイが国際線を、エアタヒチが域内の空路を運航している。国際線は本国のほか、オーストラリア日本成田国際空港)、ニューヨーク (JFK) などへ就航している。またエールフランスニュージーランド航空ラン航空チリ)、ハワイアン航空なども乗り入れている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年6月12日 (金) 15:40 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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