フリープラン (旅行)
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フリープランとは、パッケージツアー(募集型企画旅行)の一種で、往復の交通(航空券や乗車券など)と宿泊(ホテル・旅館)のみをセットにして旅行会社が販売している商品についての、旅行業界での用語。和製英語である。
国内旅行・海外旅行ともに存在するが、本稿では主に国内旅行について記述する。
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[編集] 概要
スケジュールに従った団体行動で観光や食事などを行う形態のパッケージツアーと異なり、基本プランでは自由行動で添乗員が伴わない事が特徴であり、いわゆる格安ツアーもこの形態に当てはまる事がある。
企画した旅行会社が交通機関と宿泊施設それぞれ契約した料金(航空機は個人包括旅行運賃・JRは特別企画乗車券)が適用され、ホテルのシングルルーム宿泊を設定することで容易に募集催行人数を1名に出来るため、商用(出張)や冠婚葬祭・帰省など、観光目的では無くても利用できるのが最大の利点である。
ツアーによっては、利用する交通手段の時間指定や基本宿泊日数を予め延泊する事で旅行期間を延長できるなど、個人・手配旅行と遜色なくアレンジ出来るセミオーダー商品も多く、個人旅行やダイナミックパッケージで手配するよりもフリープラン商品が安価である場合がしばしばある
また、オプションとして、ミールクーポン(食事券)・テーマパーク等の入場券・スポーツ観戦チケット・現地のJRや路線バスの周遊券や観光路線バス乗車券(日本国内)をはじめ、レンタカー利用権や、オプショナルツアーなどを追加設定可能なツアーも大手旅行会社主催を中心として多い。
[編集] 価格の低廉化
一例を挙げると、日本では1998年の格安航空会社参入に伴い、羽田 - 新千歳・福岡間の運賃価格競争がはじまったが、それによって札幌・福岡市内で複数のホテル開発が進んでいた事もあり、上記路線を使うフリープラン商品の大幅下落が発生した。
個人包括旅行運賃(IIT運賃)による往復の航空券と札幌・福岡市内のシングルルーム一泊が含まれても、旅行料金の殆どはゴールデンウィークなどの繁忙期を除き、航空会社の往復運賃以下の料金となっている。2000年代に入り沖縄でも各地でホテル開発が進み、航空便の搭乗率上昇(集客力)を図る意図から、冬期前半(12-1月)は格安で販売されるようになっている。
[編集] 主な留意点
往復の交通(航空機・JR線など)、旅行申込時に指定した航空便・列車(指定席の場合)しか利用出来ない。旅行者の理由による予定変更や乗り遅れた場合はその行程のきっぷ・航空券は無効となり、旅行を続けるには個人できっぷ・航空券を別途購入しなければならない。これがフリープランの大きなデメリットであり、引き替えに格安での旅行が提供されている状況である。
但し悪天候や事故など不可抗力によって指定交通機関が運休・欠航した場合は、運送会社側で後続便への振替を無償で行うか、旅行者もしくは主催旅行会社の指示・判断により旅行行程を中断することで(現地での証明が必要)、未使用の運賃や宿泊費等の相当額を後日主催旅行会社から払戻を受ける事が出来る。
宿泊施設でも設備の瑕疵などによって代替の部屋が用意できない場合は、上記と同様の手段が取られる場合がある。
[編集] 宿泊を伴わないフリープラン
普通列車や特急列車の企画乗車券にミールクーポンやレジャーチケットを合わせたもので、旅行日程が日帰りの観光を目的としたもの。近距離移動で普通列車利用限定となっている場合は、乗車時間が指定されることはないため、現地での自由時間を多く作ることが出来る。
それらとは別に、JR東海の子会社であるジェイアール東海ツアーズが提供している「ぷらっとこだま」のような「こだま」の区間や列車を指定した「企画旅行扱いの鉄道乗車(=鉄道乗車票)だけのフリープラン」(該当商品にはドリンクチケットが付与されているが、実質的には割引きっぷ)や、いわゆるツアーバスも、主催旅行会社によっては「募集型企画旅行商品」とされているものがある。これらの商品は旅行業法で定められている特別補償規定の適用範囲が、行程表で示されている運送機関乗車時に限定されるため、留意する必要がある。
なお、航空機利用で用いるIIT運賃は1泊以上の宿泊を同時に販売する場合のみ利用可能であるため、往復航空券だけのフリープランは現実的ではない。
[編集] 交通を伴わないフリープラン
旅行者自身で、各種マイレージ特典や格安航空券・特別企画乗車券などを入手している場合などで、現地集合場所(空港や宿泊施設が多い)までの往復交通手段が確保できる利用者のニーズに応え、往復の交通を除いた宿泊とオプション参加のみが含まれたフリープランも存在する。日本発着の海外旅行ではランドオンリー・現地集合プランなどの名称で募集されている。
国内旅行では、交通+宿泊を伴うフリープラン商品の中で交通部分を省いた形態のものと、純粋に宿泊特化型のフリープラン商品が存在する。受験生向けに電気スタンドの設置や受験会場での昼食用弁当を特別に販売するなどサービスに配慮した「受験生プラン」や、空港やテーマパーク周辺で前後泊するための宿泊のみを設定したり、都市部のシティホテルやリゾートホテルでの宿泊に、ミールクーポンやエステ・ゴルフプレー券・路線バス周遊券などのオプション・特典を付けた「宿泊フリープラン」がこれに該当する。
しかし、宿泊利用のみであれば、昨今はインターネット上の宿泊予約ウェブサイト(大手旅行代理店の予約サイトや楽天トラベル、Octopus Travelなど)で予約した方が格安である事が多い。フリープランでは、募集企画をした旅行会社へ一定のマージンを支払う必要があるためである。
[編集] 海外旅行
日本発着の海外旅行のフリープランでも、航空券と宿泊がセットになっているだけの商品となっているが、プランによっては現地の空港 - 宿泊施設間の送迎で現地係員が対応したり、オプショナルツアーの申込みが可能である。特に格安ツアーでは大概フリープランである事が多い。
そのため、現地情勢や地理などある程度の情報収集が必要であるが、情報誌やインターネットなどで現地情報が入手しやすくなった1990年代以降、観光や食事など現地での行動を自ら組み立てられることもあり、海外旅行商品の一分野として定着している。
[編集] 関連項目
最終更新 2009年11月8日 (日) 05:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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