フレッツ

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フレッツ (FLET'S) とは、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)及び西日本電信電話株式会社(NTT西日本)の地域IPへのアクセスを提供するサービスである。

地域IP網(フレッツ網と言う場合もある)は、インターネットサービスプロバイダ (ISP) とPOIで相互接続しているため、ユーザーは地域IP網を通してインターネットに接続することになる。この場合、フレッツは(ISPとの対比における)回線事業者に該当することになる。

また、NTT東日本・西日本の独自サービスも地域IP網を経由して利用可能となっている。これは、地域IP網内で閉じたサービスである。

地域IP網は都道府県(行政上の都道府県とは必ずしも一致しない)毎に存在し、地域IP網に各利用者とISPが接続されて、インターネットへのアクセスが可能になる。地域IP網は元来NTTの内部ネットワークであり都道府県内の電話局間通信に利用されていたが、インターネット用として外部接続(ISPの接続装置設置)を許可した経緯があり、その際にサービス名称へ「フレッツ」を冠した。そのため、地域IP網を(NTT自己利用以外の)インターネット回線として利用する形態を指し「フレッツ網」と呼ぶ場合がある。

「フレッツ」の名称は、Flat(定額)/Friendly/FlexibleのFとLet'sを組み合わせたものとされている[1]

目次

[編集] アクセスサービス

フレッツのいずれのアクセスサービスも定額制常時接続で提供される。 また、Bフレッツ、フレッツ・光プレミアム及びフレッツ・ADSLについては、PPPoEを利用し複数のISPへの接続(切り替え)を含む、複数セッションの接続が可能という特徴がある。

[編集] フレッツ・光

Bフレッツ、フレッツ・光プレミアムおよびフレッツ光ネクストを総称して「フレッツ・光」と呼ぶ。 光ファイバー光ケーブル)の引き込み方法により数タイプある。マンションタイプを除き、光ファイバーをユーザ宅に直接引き込む (FTTH)。公称速度はユーザ端末側で最大100Mbps。サービス品目によっては、アクセス回線の帯域が他の複数の契約ユーザにより共有される。

なお、サービスの名称に【東】【西】と記したものは、それぞれNTT東日本地域およびNTT西日本地域で提供されていることを示す。特記なき場合は両地域とも提供。

以下ではBフレッツ、フレッツ・光プレミアム、フレッツ・光ネクストとサービスごとに節を設けるが、マンションタイプについては複雑な形態を持つため別節で扱う。

[編集] Bフレッツ

2000年12月26日に「光・IP通信網サービス(仮称)」として、一部の東京都区部及び大阪市で試験サービスを開始し[2][3]、その後数ヶ月間の期間を経てから、2001年8月1日に「Bフレッツ」として光ファイバーを用いた通信サービスを本格的に開始した[4][5]

当初はベーシックタイプ、ファミリータイプ、マンションタイプの3つであったが、後に情勢を踏まえてサービスを拡充していった。

NTT西日本は2005年に「フレッツ・光プレミアム」を開始したことにより、NTT東日本は2008年に「フレッツ・光ネクスト」を投入し2009年度内にはBフレッツ提供地域全域に拡大する予定がある[6]ことからBフレッツは光ファイバーの主要サービスから外れつつある。

通信速度は「ファミリータイプ」を除いて全て最大100Mbpsである。

サービス名 概要
ビジネスタイプ 主に企業向け。メディアコンバータを使用。収容局までのファイバーおよび地域IP網までの回線を専有する (SS:Single Star)。スループットが高いが、料金も高い。
ベーシックタイプ 企業から個人のヘビーユーザーまで対応可能。メディアコンバータを使用。収容局までのファイバーを専有する (SS:Single Star)が、収容局から地域IP網までの回線は(他ユーザと)共有となる。
ファミリータイプ ユーザ端末側の速度は最大10Mbps。NTT独自開発のSTM-PONを採用。既に新規契約受付は中止。
ニューファミリータイプ【東】 一般個人・中小企業向け。B-PON (ITU-T/G983.3) および光回線終端装置を使用。収容局までのファイバー (下り622Mbps、上り156Mbps)を複数ユーザで共有するが、局側の終端装置であるB-OLT (Broadband-Optical Line Terminal) の地域IP網側インターフェース(収容局内の地域IP網までの回線)が100Mbpsであり、その結果、100Mbpsを複数ユーザで共有となる。ユーザ端末側の速度は最大100Mbpsである。料金は安いが、利用者が増えるとスループットが低下する。
ファミリー100 【西】
ハイパーファミリータイプ【東】 一般個人・中小企業向け。GE-PON(IEEE 802.3ah)ONU(回線終端装置)、もしくは回線終端装置内蔵のひかり電話対応ルータを使用。収容局までのファイバー(下り・上りとも1Gbps)を複数ユーザで共有するが、最大共有ユーザ数や地域IP網への接続仕様(OLT: Optical Line Terminal、~10Gbps?)は不明。ユーザ端末側の速度はこれまでと同様に最大100Mbpsである。ライン共有利用者が増えるとスループット低下の可能性があるのは、ニューファミリー/ファミリータイプと同様である。なお、西日本の光プレミアムのIPv6等の仕様については、後述のフレッツ・光プレミアムと同様である。
ワイヤレスファミリータイプ【西】 近在の電柱等に設置した無線基地局 (AP) と一般戸建ユーザ宅の外壁・ベランダ等に設置したアンテナ (WT) との間で、FWA(Fixed Wireless Access: 実効最大下り46Mbps・上り32Mbpsの帯域を共有)を利用し光サービスを提供する。光化が困難な地域や散居村などに設置されるケースが多い。伝送距離は概ね800m(基地局APとアンテナWT間)

[編集] フレッツ光・プレミアム

NTT西日本地域でのみ提供されており、2004年12月に発表され、2005年3月1日よりサービスが開始された[7]

Bフレッツと比較すると、IPv6に標準で対応し、加入者網終端装置(CTU)が回線終端装置やVDSLモデムなどとは別個に提供される。

サービス名 概要
エンタープライズタイプ 主に企業向け。Bフレッツのビジネスタイプと同様、容局までのファイバーおよび地域IP網までの回線を専有するが、最大通信速度は1Gbpsとなっている。
ファミリータイプ フレッツ・光プレミアムの特徴を除けばNTT東日本における「Bフレッツ・ハイパーファミリータイプ」とほぼ同等のサービスである。

[編集] フレッツ・光ネクスト

2008年3月28日に発表され、同月31日に申し込み受け付けとサービスの提供が開始された[8][9]

次世代ネットワーク(Next Generation Network、NGN)を用いたサービスであり、これまでのBフレッツに加えて、高品質で安定性を確保させたひかり電話や、一部地域では地上デジタルテレビの再送信が提供されている。

技術面ではQuality of Service(QoS)を設けることにより、テレビ電話やテレビ再送信などに対して優先度を上げて通信を行うことで高品質でかつ安定した通信が行うことができる。

サービス名 概要
ビジネスタイプ 主に企業向け。Bフレッツのビジネスタイプと同様、容局までのファイバーおよび地域IP網までの回線を専有するが、最大通信速度は1Gbpsとなっている。
ファミリータイプ 通信の仕組みが光ネクストに最適化された以外はNTT東日本におけるBフレッツのハイパーファミリータイプと大きな変化はない。
ファミリー・ハイスピードタイプ【東】 下りの最大通信速度が従来の100Mbpsから200Mbpsに向上した[10]。ファミリータイプと同様、通信の仕組みが光ネクストに最適化されている。

[編集] マンションタイプ

Bフレッツ マンションタイプ用VDSLモデム(NTT東日本)

マンションタイプはBフレッツ、フレッツ・光プレミアム、フレッツ・光ネクストともに提供されているが、マンションの形態によってより細分化されたプランがある。

マンションの規模に応じた「サービスタイプ」と屋内の配線状況に応じた「配線方式」の二つを組み合わせて料金プランが決定される。

サービスタイプ 概要
ミニ 集合住宅あたり6件以上の契約が見込まれる場合
プラン1 集合住宅あたり8件以上の契約が見込まれる場合
プラン2 集合住宅あたり16件以上の契約を代表者から行う場合
配線方式 概要
光配線方式【東】 集合装置にPONを設置し、マンション各戸まで直接光ファイバーを引き込み、各戸に回線終端装置が提供される。
ひかり配線方式【西】
LAN配線方式 MDFに設置したマンション用集合型終端装置から既設のLAN配線(100BASE-TX、スループットは最大100Mbps)を利用。
VDSL方式 MDFに設置したマンション用集合型終端装置から既設の電話線上を介してVDSL(下り最大50Mbpsから100Mbps・上り最大30Mbpsから100Mbps)を利用。電話線からイーサネットに変換するVDSLモデムが提供される。
ワイヤレス方式【東】 近在の電柱等に設置した無線基地局とユーザ宅のベランダ等に設置したアンテナとの間で、FWA(Fixed Wireless Access: 実効最大下り46Mbps・上り32Mbpsの帯域を共有)を利用。
ワイヤレスタイプ【西】

[編集] フレッツ・ADSL

フレッツ・ADSL対応のADSLモデム(NTT東日本)

利用者から地域IP網までの間を、既存の電話線を利用するADSL。1999年12月から試験提供していたADSLサービスを元に、2000年12月末から正式に提供開始した。公称速度は以下の通り(下り/上り)であるが、ベストエフォートサービスであり、平均的実効速度はその70%~20%程度となる(契約の如何によらず、速度は交換局からの線路長に決定的に依存する)。

(なお、サービスの名称はNTT東日本でのもの。【括弧】内はNTT西日本での名称。)
  • フレッツ・ADSL モアIII【モアスペシャル】 - 47Mbps/5Mbps
  • フレッツ・ADSL モアII【モア40、モア24】 - 40Mbpsまたは24Mbps/1Mbps
  • フレッツ・ADSL モア - 12Mbps/1Mbps
  • フレッツ・ADSL 8Mタイプ【8Mプラン】 - 8Mbps/1Mbps
  • フレッツ・ADSL 1.5Mタイプ【1.5Mプラン】 - 1.5Mbps/512kbps
  • フレッツ・ADSL エントリー - 1Mbps/512kbps ※東日本のみ

[編集] フレッツ・ISDN

ISDN網を使用する定額制アクセスサービスとして、2000年(平成12年)に登場した。「フレッツ」シリーズの元祖。ISDNの1チャンネルを利用して、特定の電話番号「1492」にダイヤルアップ接続を行う。ISDN交換機のISM折り返し機能により、電話網の資源を消費しないため、定額制が可能となった。定額制・常時接続の一般向けサービスとしてOCNエコノミーが先行提供されていたが、低価格個人向けサービスとしてOCNエコノミーを越えて広く普及した。

当初のサービスの名称は「フレッシュI(アイ)」を検討していたが[要出典]、当時検索スピードの速さで人気があった検索エンジンのフレッシュアイと紛らわしいため「フレッツ・アイ(ロゴ表記はFLET’S・Isdn)」と造語した(後に「フレッツ・ISDN(フレッツアイエスディーエヌ)」と改称[11])。スタート直後はADSLやFTTHのフレッツ系サービスが存在しなかったため、単に「フレッツ」と略称されることもあった。

しばらく後に、CATVやADSL等のブロードバンドの展開が始まり、料金や速度、費用対効果の面で優位性を失ったため、利用者は大幅に減少した。現在の利用者層は、いわゆる光収容回線であったり電話局から距離が長いなどでADSLを利用できず、かつ他の手段(FTTHやCATV等)も提供されていない地域(町村・離島など)に在住している場合や、その他の理由(ISDNが電話として必要、単に特に理由もなく使い続けている、光ファイバーを引き込めないが通信安定性が必要なためADSLは利用できない、など)があるユーザに限られつつある。(ISDN#日本での歴史と現状も参照。)

日本全国(全ての市町村)で提供されているように思われがちであるが、西日本管轄の一部や東日本管轄の離島の一部、特に和歌山県の山間部や小笠原諸島などでは未だに提供されていない。モバイルデータ通信定額制などその他の定額制接続の手段が無い限りにおいては、いずれの常時定額接続手段も存在しない地域が未だに存在することであり、早期の改善が待たれる。(情報格差も参照)

また、ISDNも全国遍くカバーされているように思われているが、収容局から加入者宅までの線路長が8~10kmを超えるような場合には、ISDNすらもサービスの提供がほぼ不可能であり、上記と同様な問題が起きる。

[編集] フレッツ・スポット

FLET'S SPOTエリア表示 (Mzone) と共用

外出先での公衆無線によるフレッツ網接続の提供である。いわゆる公衆無線LANのサービスとは一線を画し、公衆無線を経由し自身の契約しているプロバイダへアクセスする形態をとっている。

当初NTT東日本においては「Mフレッツ」の名称で、NTT自らは無線アクセスを提供せずフレッツ網を利用して無線アクセスを提供する飲食店やホテルなどの事業者(Mフレッツホスト)と、無線アクセスの利用者(Mフレッツメイト)を募集するという独特な形態のサービスを実施していたが、後に一般的な公衆無線インターネットサービスであり、NTT西日本ですでに提供されていた「フレッツ・スポット」を導入した。その後、2005年10月26日より、NTT東日本・NTT西日本の各契約ユーザがNTT西・東のいずれのサービスエリアでも利用可能となるローミングサービスを開始している。

無線接続の疎通と同時にプライベートIPアドレスが付与されるいわゆる「公衆無線LAN」のサービスとは違い、無線接続を介したPPPoE接続が必要になる。従って、PPPoEが実装されていない携帯端末(アップルiPod touch、任天堂Nintendo DSなど)ではアクセスできない。プレイステーション・ポータブルや、Windows Mobile OSの搭載されている端末などではフレッツ・スポット接続ツールを使用することによりアクセス可能である。

エリア
料金
  • NTT東西のフレッツ契約をしていると、月額800円で利用することができる。フレッツ非契約者の場合月額900円となる。
その他

[編集] アプリケーションサービス

フレッツ加入者同士の通信を可能にしたり、利便性を高めたりする付加サービス。 ただし現状は、フレッツ網内で閉じる通信については、NTT東日本とNTT西日本との間の境界を越えた通信ができないなどの短所がある。

(なお、サービスの名称はNTT東日本でのもの。【括弧】内はNTT西日本での名称。)

[編集] Mフレッツ

東日本のみのサービス。上記#フレッツ・スポット参照。 2009年1月31日サービス終了。[1]

[編集] フレッツ・オフィス

B2B環境の構築など。フレッツ網と契約者のネットワークを専用線 (DA, HSD, ATM, MDN, Ethernet) で結び(または, NTTビル内にハウジングした契約者設備とフレッツ網を結び)、アクセス回線(Bフレッツ、フレッツ・ADSL、フレッツ・ISDNおよびMフレッツメイト)からのプライベートネットワーク接続を可能にする。

[編集] フレッツ・アクセスポート

東日本のみのサービス(ただし, フレッツ・グループでBフレッツビジネスタイプに対応しているので、西日本でも実質的には同種サービスが提供されていると考えて良い。) Bフレッツ利用者を中心としたイントラネットの構築など。Bフレッツビジネスタイプのアクセス回線に対して、アクセス回線(Bフレッツ、フレッツ・ADSL、フレッツ・ISDNおよびMフレッツメイト)からのプライベートネットワーク接続を可能にする。

[編集] フレッツ・グループアクセス【フレッツ・グループ】

拠点間LANの接続など、VPNとしての利用。すなわち、アクセス回線(Bフレッツ、フレッツ・ADSL、フレッツ・ISDN)利用者同士でのプライベートネットワークを構成できる。

[編集] フレッツ・コネクト【フレッツ・コミュニケーション】

PC同士のテレビ電話(ビデオチャット)や、動画等の送受信サービス。

[編集] フレッツ・セッションプラス【フレッツ・プラス】

PPPoEの同時利用可能セッション数を増やせるオプションサービス。

[編集] フレッツ・スクウェア

フレッツアクセス回線利用者専用のポータルサイト。動画配信が中心。

「.flets」という独自のトップレベルドメインを使用する。 Bフレッツまたはフレッツ・ADSLにて、専用のPPPoE設定を行い接続する必要がある。インターネットからはアクセスできない。

以前は、フレッツ・ADSLやBフレッツファミリータイプではPPPoEの同時利用可能セッション数が1であったため、フレッツ・スクウェアを利用するにはインターネット接続を切ってフレッツ・スクウェアにつなぎなおす必要があり面倒であった(とくに、常時接続してサーバ運用しているような回線では、事実上使えなかった)。 しかし、2002年に基本契約のセッション数が2(マルチセッション)に引き上げられ、対応した接続ツールも提供されたことにより、以前よりも利用しやすくなった。

[編集] フレッツ・オンデマンド

東日本のみのサービス。フレッツ網を利用した動画などの配信サービス。主に、ストリーミングをPCに対して配信する。動画配信ネットワークの提供や料金回収はNTTが中心となって行う(フレッツ・ドットネットのブロードバンド映像サービスとは異なる)。

[編集] フレッツ・アドーガ

東日本のみのサービス。フレッツ・スクウェアおよびフレッツ・オンデマンドにおいて、動画の開始前・および終了後にCM等のミニコンテンツを挿入するサービス。

[編集] フレッツ・セーフティ

対応ルータ機器上において、コンピュータウイルス不正アクセス等の検出・除去をする。平成20年3月31日をもってサービス提供を終了。

[編集] フレッツ・ドットネット【フレッツ・v6アプリ】

IPv6を利用したサービス。

東日本のみのサービスとして、128bitの長いIPv6アドレスの代わりにFLET'S.Netネーム(FdNネーム)を設定し、PC同士でのメッセンジャーやテレビ電話のアプリケーションで利用できる。

西日本のみのサービスとしては、セキュリティ機能がある。PCにv6アプリ関連ツールをインストールし、当該PC上で機能するものであり、フレッツ・セーフティとは異なる。この機能は、IPv6の通信にも完全対応している(2005年6月16日以降)。

東西共通のサービスは、PC同士でのテレビ電話(ビデオチャット)、ブロードバンド映像サービスがある。

テレビ電話はフレッツ・コネクト【フレッツ・コミュニケーション】と同様のサービス。フレッツ・コネクト【フレッツ・コミュニケーション】と相互接続している。

ブロードバンド映像サービスは、フレッツ網を利用した動画などの配信サービスであるが、フレッツ・オンデマンドとは異なり、専用のSTBをユーザ宅に別途設置し、テレビ上で映像を再生させる、CATV類似のサービスである(IP放送IPテレビ》、VOD)。また、動画配信ネットワークの提供や料金回収はISPが行い、フレッツは単に中継サービスを提供する。

なお、西日本のアクセスサービス「フレッツ・光プレミアム」では、IPv6対応のCTUが標準提供される点でフレッツ・v6アプリとは異なるが、アプリケーションサービスとしては同様の物が提供される。

[編集] フレッツ・v6マイディスク

IPv6によるリモートストレージサービス。ウェブ経由でアクセス。フレッツIPv6ユーザに対する共有機能、アルバム機能なども提供。

[編集] フレッツ・v6キャスト

西日本のみのサービス。IPv6によるコンテンツのマルチキャスト配信が可能となるサービス。コンテンツプロバイダー向け。

[編集] 映像サービス

[編集] フレッツ・テレビ

フレッツ光を利用して、オプティキャストの提供する放送サービスにより「地上デジタル放送」と「BSデジタル放送」が受像出来るサービス[12]。フレッツ光接続料+682.5円(税込)で利用可能。地域全体が共同アンテナを利用し未だデジタル放送未対応のアンテナの場合や、アンテナによる受信感度が劣悪な地域、また屋根にアンテナを設置する事により外観が損なわれるとアンテナを規制している地域・自治会等において今後普及が見込まれている。

詳細はスカイパーフェクTV!光も参照。

[編集] ひかり電話

[編集] 概要

Bフレッツ・フレッツ光プレミアム・フレッツ 光ネクスト上で提供される (0AB~J) 番号(一般の固定電話番号形態)のIP電話サービスとして、「ひかり電話」がある(なお、NTT西日本では、ひかり電話は、フレッツ・光プレミアムと、Bフレッツ・マンションタイプ(一部の局のみ)においてのみ提供される)。また、法人向けのサービスとして、「ひかり電話ビジネスタイプ」、「ひかり電話オフィスタイプ」がある。IPセントレックスサービスも提供される。

(0AB~J) 番号のIP電話サービス全般に関しては、日本のIP電話の項を参照。

固定電話相当の品質を確保した一般の固定電話番号形態のため、従来の固定電話からの番号ポータビリティ(移行)が可能である反面、050番号のIP電話のように通話料無料でかけられるケースはない。

固定電話からひかり電話に変更すると、NTTの加入権が不要になる。

欠点は、直収電話と同様に、テレドームや、テレゴング、シャープダイヤル(警察への相談問い合わせ番号である「#9110」など)、コレクトコール、NTT系以外の他社着信課金(0070・0077・0088フリーコール、フリーフォン)などの特殊番号に接続できない[13][14]、遠隔検針やホームセキュリティシステムが使えなくなる場合が多い[15]、など。また、停電の時には電話が使えない(無停電電源装置の付加を要する)。

コーデックG.711 μ-lawペイロード間隔は20ms。

[編集] 付加サービス

  • ダブルチャネル : 1つのアクセス回線で2つの同時通話が可能。
  • マイナンバー : 最大5つの電話番号を利用可能。
  • テレビ電話接続 : ひかり電話の回線に接続したIPテレビ電話端末「フレッツフォン」と、NTTドコモのFOMAとの間で、テレビ電話の相互通話が可能。
  • FAXお知らせメール : 網側でFAX代行受信し、指定されたPCや携帯電話メールとして着信を通知する。内容確認は、WEBアクセスによるダウンロードで行う。
  • フリーアクセス・ひかりワイド : 着信課金サービス(フリーダイヤル)の着信回線に指定可能。

[編集] 耐災害性

ひかり電話は、「フレッツ・光」の回線上で提供される電話サービスであるため、停電時には利用できない。

固定電話(アナログ加入電話)の場合、NTT局舎からメタル線路を通して電話機端末までの給電(局給電)が行われているため、ISDN(INSネット)等の例外を除いては、停電時にも利用可能である事が多い[16]。しかし、ひかり電話の場合には、利用者自らが電源対策(無停電電源装置の設置等)[17]を行わないと利用できない。[18]

なお、NTTによる「災害時の優先的な通信の確保」(災害時優先電話)の対象外であるため、災害時優先電話回線としても採用はできない。

[編集] 主な障害の状況

ひかり電話に関して発生した主要な障害を列挙する。なお、固定電話といえども障害発生につき無謬ではないこと[19]、あらゆる製品・サービスの初期稼働率が低い事も考慮を要する。

  • 2006年2月
    同年4月までにかけて、NTT西日本のひかり電話においても、小規模な通信障害が5回連続で発生した。[20]
  • 2006年9月19日
    同月21日にかけて、NTT東日本のひかり電話網の大規模な通信障害(通話制限)が発生した[21][22]。ひかり電話と他の固定電話や携帯電話を中継する制御装置(ゲートウェーサーバ)の能力を超えたためといわれている。
    同月25日、制御装置ソフトウエアバグと発表された。契約者には基本料金から日割り計算で3日分を差し引く措置がなされた。[23]
    従来の固定電話と比較すると、新しい技術である故にトラブルの発生率が現在はまだ高いことや、また今回のような障害時には、一般の固定電話回線を残すことが多い050番号のIP電話と異なり、代替手段がないという弱点が浮き彫りになった。
  • 2006年10月23日
    NTT西日本のひかり電話において大規模障害が発生し[24]、同様に3日間の基本料金を割り引く措置が執られた[25]
  • 2007年3月25日
    同日発生の能登半島地震では、富山県及び福井県で、つながりにくい状況が、固定電話と比較して長時間に渡る事象が発生した。[26][27]
  • 2007年5月15日
    NTT東日本エリアのフレッツ網の障害で、同程度の時間、ひかり電話も利用不能になった(次項)。
  • 2007年5月23日
    同日6時25分ごろからNTT東日本の・NTT西日本のそれぞれのひかり電話から、他方の会社のひかり電話・固定電話への通話が不能になった。また、一部の直収電話との通話も不能となった(東日本・西日本で閉じる通話、携帯電話網との通話は影響なし)。東西間接続装置(中継用サーバ)のソフトの再インストールを行い、10時6分ごろ復旧。[28]
  • 2007年5月24日
    「ひかり電話」の度重なる障害発生を受け、総務省がNTT東西とエヌ・ティ・ティエムイーに対し、電気通信サービスの事故・障害対策の総点検を実施するよう要請。[29]
  • 2007年5月30日
    NTT東日本の「ひかり電話」で、加入者側ルータ内蔵ソフトのバグによる、「ひかり電話」着信時の障害が判明。[30]

[編集] CM出演タレント

[編集] 現在出演中のタレント

全国
  • イチロー
    本来は出身地を管轄する西日本のキャラクターであるが、グループ全体のCMに出ている関係で東日本のCMにも出るようになった。
NTT東日本
NTT西日本

[編集] 過去に出演したタレント

NTT東日本

[編集] フレッツ網の障害

2007年5月15日18時44分頃から、東京都23区神奈川千葉埼玉各県を除くNTT東日本エリアで、フレッツサービス自体や、「ひかり電話」が利用できなくなる障害が発生した。[31]網内の伝送装置(ルータなど)を再起動し、翌16日1時35分頃に回復。原因は、網内の伝送装置の故障による交換後、ネットワークの経路情報を更新するためのデータ量が激増し、装置の処理能力を超えたことが原因と発表された。[32]当初はいわゆる「ルートフラッピング」が発生したとされていたが(ボーダ・ゲートウェイ・プロトコルを参照)[33]、のちにIPv6パケットルーティング時のシステム的なバグによることが判明した。[34]

[編集] 脚注

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  1. ^ フレッツ・はじめて図鑑 - NTT東日本
  2. ^ "「光・IP通信網サービス(仮称)」の試験提供開始について". 東日本電信電話株式会社 (2000-12-18). 2009年8月21日 閲覧。
  3. ^ "「光・IP通信網サービス(仮称)」の試験提供開始について". 西日本電信電話株式会社 (2000-12-18). 2009年8月21日 閲覧。
  4. ^ "光・IP通信網サービス「Bフレッツ」の本格提供開始について". 東日本電信電話株式会社 (2001-06-28). 2009年8月21日 閲覧。
  5. ^ "光・IP通信網サービス「Bフレッツ」の本格提供開始について". 西日本電信電話株式会社 (2000-06-28). 2009年8月21日 閲覧。
  6. ^ "平成21年度上期における「フレッツ 光ネクスト」のサービス提供地域の拡大について". 東日本電信電話株式会社 (2009-03-16). 2009年8月21日 閲覧。
  7. ^ "「フレッツ・光プレミアム」等の提供開始について". 西日本電信電話株式会社 (2004-12-22). 2009年8月21日 閲覧。
  8. ^ "次世代ネットワーク(NGN)商用サービス「フレッツ 光ネクスト」等の提供開始について". 東日本電信電話株式会社 (2008-03-28). 2009年8月21日 閲覧。
  9. ^ "次世代ネットワーク(NGN)商用サービス「フレッツ 光ネクスト」等の提供開始について". 西日本電信電話株式会社 (2008-03-22). 2009年8月21日 閲覧。
  10. ^ "[http://www.ntt-east.co.jp/release/0909/090930a.html 「フレッツ 光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ」及び 「フレッツ 光ネクスト マンション・ハイスピードタイプ」の提供等について]". 東日本電信電話株式会社 (2009-09-30). 2009年9月30日 閲覧。
  11. ^ IP接続サービスの名称の変更について - NTT東日本
  12. ^ NTT東日本 フレッツ・テレビ
  13. ^ NTT東日本 ひかり電話 接続可否番号一覧
  14. ^ NTT西日本 ひかり電話 接続可否番号
  15. ^ 東京ガス:月々1900円からの本格ホームセキュリティ「Q&A」
  16. ^ ただし、近年は局給電に非対応の安価な固定電話機が増えている。
  17. ^ 利用者の屋内配線末端からNTT局舎までの経路途中にある電源が必要なNTT機器(例:FTTBにおける集合VDSL装置等)も同様に電源対策が必要となる。
  18. ^ ISDN(INSネット)においては乾電池等による対策も可能であるが(ターミナルアダプタルータの一部にバックアップ用乾電池を装着できるものがある)、ひかり電話のIP端末機器の場合、回線終端装置などの消費電力が1アンペア程とISDNより遙かに大きく、乾電池等による対策も困難である。(近年、オキシライド乾電池を使った電源バックアップのできるONU一体型ルータ「PR-200NE」も登場した)
  19. ^ 緑の公衆電話、2700台弱が故障
  20. ^ NTT西日本がひかり電話の故障原因を発表 - 日経BP ITPro
  21. ^ (参考1-1)つながりにくい事象の発生状況(1) - NTT東日本
  22. ^ (参考1-2)つながりにくい事象の発生状況(2) - NTT東日本
  23. ^ 「ひかり電話」ふくそうの原因及び対策の実施について - NTT東日本
  24. ^ 「ひかり電話」のつながりにくい状況の原因及び対策の実施について - NTT西日本
  25. ^ 「ひかり電話」のふくそうに伴う基本料金等の取扱いについて - NTT西日本
  26. ^ 能登半島沖を震源とした地震による通信サービス等への影響について(第3報) 2007年3月25日
  27. ^ 能登半島沖を震源とした地震による通信サービス等への影響について(最終報) 2007年3月25日
  28. ^ 「ひかり電話」のNTT東西間接続装置の故障について
  29. ^ 電気通信サービスの事故・障害対策の総点検の要請 総務省・報道資料PDF 平成19年5月24日
  30. ^ ひかり電話対応ルータ「PR-200NE」「RV-230NE」の不具合及び対象となるお客様への対応について
  31. ^ 「フレッツサービス」および「ひかり電話」のご利用できない状況について
  32. ^ 「フレッツサービス」および「ひかり電話」をご利用できない状況について(回復後)第8報
  33. ^ 3秒で2000ルータがダウン、NTT東フレッツ障害の原因は
  34. ^ NTT東のフレッツ・トラブル, 「ルート再計算により…」の真相

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月19日 (木) 11:26 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【フレッツ】変更履歴

ご利用上の注意