ブナ
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Fagus crenata Blume | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| ブナ | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Japanese Beech |
ブナ(山毛欅、橅、椈、学名:Fagus crenata、シノニムF. sieboldii、F. ferruginea)とは、ブナ科ブナ属の木。落葉広葉樹で、温帯性落葉広葉樹林の主要構成種。
中国語で「山毛欅」とは、本種ではなく中国ブナの一種を指す。「橅」は近年作られた日本文字で、一般に(日本)ブナの意味に使われている。「椈」も中国ではブナの意味は全く無く、桧の意味なら有るが、日本ではブナの意味に使われる事が有る。
目次 |
[編集] 特徴
温帯域に生育する落葉樹である。高木。大きいものは高さ30mにも達するものがある。樹皮は灰白色できめが細かく、よく地衣類などが着いて、独特の模様のように見える。葉は楕円形で、薄くてやや固め、縁は波打っていて、鋸歯と言うよりは葉脈のところで少しくぼんでいる感じになる。冬芽は褐色の鱗片に包まれ、茎が伸びた後もそれがぶら下がっている。
雌雄同株で、花は春につく。雄花は枝先からぶら下がった柄の先に数個着いて、全体としては房状になる。雌花は枝先からしっかりした柄の先につく。果実は総苞片に包まれて成熟し、それが割れて散布される。シイの実の表面を少しトゲトゲさせた感じである。出てきた果実は、断面が三角の痩せた小さなドングリといったところ。しかしながら、中の胚乳は渋みがなく脂肪分も豊富で美味であり、生のままで食べることもできる。なお、ブナの古名を「そばのき」、ブナの果実を「そばぐり」というのは、果実にソバ(稜角の意の古語)がある木、ソバのある栗の意である。タデ科の作物ソバ(蕎麦)の古名を「そばむぎ」といったのと同様である。
ブナは生長するにしたがって、根から毒素を出していく。そのため、一定の範囲に一番元気なブナだけが残り、残りのブナは衰弱して枯れてしまう。ところが、一定の範囲に2本のブナが双子のように生えている場合がある。これは、一つの実の中に2つある同一の遺伝子を持った種から生長したブナである。
[編集] 生育
日本では、低山の照葉樹林帯と、亜高山の針葉樹林帯の間にはブナ林が成立する。特に日本海側の多雪地では、純林に近いブナ林が広範囲に広がっていたが、戦後大規模に伐採されてしまった。一方、太平洋側では純林はあまり見られず、ミズナラなど他樹種との混交林をつくる。白神山地のブナ林は世界遺産に登録されている。
本州中部では、ほぼ標高1,000m以上1,500m以下の地域がブナ林となる。日本北限のブナ林は、一般的には北海道黒松内町のものが有名であるが、実は最北限のブナ林は隣町の寿都町にある。一方、南限のブナ林は鹿児島県高隈山にある。
ブナの果実は多くの哺乳類の餌として重要である。2003年はツキノワグマが多数里に出てきたことで知られるが、この年はブナの不作の年でもあった。
[編集] 用途
家具材(主に脚物家具)、スキー板、ベニヤ材、玩具材、楽器の鍵盤、ブラシの柄など。
[編集] 市町村の木に指定されている自治体
- 北海道 - 黒松内町、寿都町、島牧村
- 青森県 - 深浦町
- 秋田県 - 北秋田市、八峰町、藤里町
- 山形県 - 朝日町、小国町、西川町
- 岩手県 - 一関市、西和賀町
- 宮城県 - 白石市、加美町
- 福島県 - 只見町
- 茨城県 - 大子町
- 神奈川県 - 山北町
- 新潟県 - 妙高市
- 長野県 - 飯山市、売木村、野沢温泉村
- 山梨県 - 丹波山村
- 岐阜県 - 白川村
- 福井県 - 大野市
- 兵庫県 - 宍粟市
- 鳥取県 - 琴浦町、江府町
- 愛媛県 - 西予市
- 熊本県 - あさぎり町
[編集] 近縁種
- Fagus crenata - ブナ(シロブナ)
- Fagus engleriana - エングラーブナ(タケシマブナ)
- Fagus grandifolia - アメリカブナ
- Fagus japonica - イヌブナ
- Fagus mexicana - メキシコブナ
- Fagus orientalis - オリエントブナ
- Fagus sylvatica - ヨーロッパブナ
[編集] ギャラリー
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丹沢山地 大室山のイヌブナ(6月) |




