ブラー
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| ブラー | |
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| 基本情報 | |
| 出身地 | |
| ジャンル | ロック ブリットポップ オルタナティブ エレクトロニカ |
| 活動期間 | 1989年 – 現在 |
| レーベル | パーロフォン Virgin Records America 東芝EMI |
| 公式サイト | http://www.blur.co.uk |
| メンバー | |
| デーモン・アルバーン グレアム・コクソン アレックス・ジェームス デイヴ・ロウントゥリー |
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ブラー (Blur) は、イギリスロンドン郊外出身のロックバンド。
1989年にシーモア (Seymour) 名義でバンド結成。1990年に現在のブラー名義でデビューし、同時代のイギリスの音楽界における、最も創造的なポップ・アーティストとして賞賛されてきた。
初期はキンクスやビートルズの再来と注目され、ブレイク時はそのポップ・イズムからブリットポップムーブメントの代表格として一世を風靡し、ブーム終息以後も様々な音楽性を横断しながら独創的な活動を行ってきた。後進のバンドに与えた影響も大きく、1990年代からのUKシーンを代表する存在としてリスペクトを寄せる者は多い。
バンドは2000年代に入って以降活動ペースを緩め、長らく活動停止状態が続いていたが、2009年夏に再始動することが発表された。
目次 |
[編集] メンバー
- デーモン・アルバーン (Damon Albarn) ボーカル、キーボード、ギター
- グレアム・コクソン (Graham Coxon) ギター、ボーカル、コーラス 2003年に一時グループを脱退していたが、2009年に復帰。
- アレックス・ジェームス(Alex James) ベース、ウッドベース
- デイヴ・ロウントゥリー (Dave Rowntree) ドラムス、サブボーカル
[編集] 来歴
[編集] 『レジャー』
1989年にシーモア名義で結成するが、フード・レコーズと契約する際にブラーと改名し、1990年に1stシングル『シーズ・ソー・ハイ』でメジャーデビューする。2ndシングル『ゼアズ・ノー・アザー・ウェイ』がスマッシュヒットを記録し、デビューアルバム『レジャー』は全英7位まで上昇。英「Select」誌は「ザ・スミス以来最高のグループ」と彼らを評した。1stアルバム『レジャー』で衝撃的なデビューを飾ったブラーを音楽誌はこぞって絶賛し、ポスト・ストーン・ローゼズ、新人類による新世代ポップ、ネオ・サイケの落とし子他、様々な形容詞で語られた。しかし、この頃はまだ一部の保守的な評論家からは、シューゲイザー、マンチェスター・サウンドに影響されて出現したバンド程度でしか認識されていなかった部分もあった。 しかし、後の1997年の映画「トレインスポッティング」のサントラに、『レジャー』に収録されているシングル曲でもない「シング」が抜擢され話題を呼び再評価されている。
シングル『ポップシーン』リリース以降バンドは2ndアルバムの製作に入り、ブリットポップの発明に取掛りかかることになる。
[編集] 『モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ』
1993年に2ndアルバム『モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ』をリリース。グランジ旋風吹き荒れるアメリカで苦いツアーを経験した後、マッドチェスター・サウンドを意識した前作と違い、時代の主流(グランジ・ロック)に乗らず、意図的に捻ったメロディーや英国人としてのアイデンティティとポップイズムを披露。前作以上の評価を獲得し、このアルバムによってブラーはスターへの階段を駆け上がっていくことになる。また、この頃からデーモンは自分の心情を直接吐露するのを避け、第三者からの独特の視点から見た登場人物やありふれた社会通念、情勢等の様を風刺しシニカルに追っていくというソングライティングを打ち出した。
[編集] 『パークライフ』
翌年1994年に3rd『パークライフ』をリリース。この後の英国音楽シーンの流れを決定づけたアルバムであり、ブリティッシュ・ポップの金字塔と評され、英国の伝統性あふれるポップサウンドや叙情サウンドに、シニカルでどこか明るくユーモアに溢れた英国人的な日常や文化を描いたこのアルバムはイギリス国民に賞賛の賛美を送られた。ここからリリースされたシングル『ガールズ&ボーイズ』、『パークライフ』等が大ヒットし、この時期に英国で頻出したポップバンドを纏めて呼んだ総称、ブリットポップの代表格と呼ばれるようになる。その後ブリット・アワードではベスト・アルバム他4部門を受賞している。
[編集] 『ザ・グレイト・エスケープ』
更に翌年の1995年、ブリットポップ三部作の完結編と呼ばれる『ザ・グレイト・エスケープ』をリリース。日本では初の武道館ライヴを記念してジャパンオンリーでライブアルバムがリリースされた。また、アルバム収録曲の『イット・クッド・ビー・ユー』もジャパンオンリーでシングルカットされている。シングル『カントリー・ハウス』が同日発売だったオアシスの『ロール・ウィズ・イット』と売り上げを競うという茶番に巻き込まれる。(マスメディアの煽りによるものであったというのが事実)。同時期アメリカでのツアーは不盛況に終わってしまい、バンドは一時脆弱な状態に陥る。
バンド全体が機能不全に陥ってやや疎遠状態にあったデーモンとグレアムが、手紙で遣り取りしお互いの仲を深め合ったエピソードがあり、これが基でブラー復活のきっかけにもなる。
[編集] 『ブラー』
そして1997年、原点に戻るという意味でもあろうセルフタイトルの5th『ブラー』をリリース。これまでの捻くれたポップスの路線を排し、アイデンティティであるロンドンと相対する存在にしていたアメリカに接近する。この時期デーモン・アルバーンはペイヴメントのスティーブン・マルクマスと友人であったらしく、ローファイやガレージなど、アメリカのインディーズに影響を受けた楽曲へと大きくハンドルを切った。 また、このアルバムはかねてからアメリカンインディーズに傾倒していたギターリストのグレアム・コクソンが最も「働いている」アルバムとしても知られている。全英1位を記録。中でも収録曲の「Song 2」は世界的ヒットを記録し、ブラーの代表作の中の一つにもなった。
[編集] 『13』
1999年には6th『13(サーティーン)』をリリース。長年連添った盟友スティーブン・ストリートと訣別し、マドンナを手がけたウィリアム・オービットをプロデューサーに起用し、シンセサイザーやノイジーな音の狂気に更にオルタナティブな独自性を獲得していった。シングル『テンダー』ではゴスペルの形式をとるなど、更に実験性を増し、新たな土壌を開拓した。また、グレアム・コクソンがリードボーカルを務めた『コーヒー&TV』では牛乳パックがグレアムを捜し求めて奔走するというPVの愛らしさも話題となった。この年、初の苗場開催となったフジロック・フェスティバルにて大トリを務めたが、近年ではほとんど演奏しない「パークライフ」等のブリットポップ全盛期の楽曲を多く含むベスト的なセットリストを披露した。 またこの年、デビュー10周年記念の完全生産限定のシングルコレクション『The 10 Year Limited Edition Anniversary Box Set』が発売された。このような例は英国のビートルズのアンソロジー、米国のビーチ・ボーイズのデビュー30周年BOXとペット・サウンズボックスくらいのものである(当時発売されたときはCDとVTRソフトしかなかった)。
[編集] 『ザ・ベスト・オブ』
2000年にはシングル「ミュージック・イズ・マイ・レーダー」をリリースし、今後のブラーの新しい方向性が垣間見える曲となった。同年10月には初のベストアルバム『ザ・ベスト・オブ』をリリース。また、この頃から個人活動が盛んになり、一時活動休止状態に入る。デーモンはゴリラズへの参加やマリで現地の音楽に触れ、グレアム・コクソンはソロ・アルバムを作り、アレックス・ジェームスは他バンドに参加したり曲を提供したりしている。
[編集] 『シンク・タンク』
2002年に新アルバムのレコーディングに入るものの、4人とも個性的な音楽嗜好の為作業に行き詰まり、グレアムがバンドとの距離を置き始める。一方、新アルバムのプロデュースをファットボーイ・スリム(ノーマン・クック)に依頼し、グレアム抜きでマリでレコーディングが始まった。 2003年初頭にグレアムが正式に脱退を表明し、前後して7th『シンク・タンク』をリリース。マリでの経験から、原点音楽への傾倒を見せ、また同時に政治的色彩を色濃くしていくなど、更にそのスタイルを変化させていった。ジャケットはグラフィティ・アーティストのバンクシーが手がけている。全英1位を記録。同年のサマーソニックではヘッドライナーで出演。
2003年12月、天文学に興味のあったアレックスとデイヴの提案で、イギリスの火星探査機 マーズ・エクスプレスに搭載された着陸機であるビーグル2にブラーの楽曲を火星で流すというプロジェクトに挑んだが、残念ながらビーグル2からの返答はなかった。尚CGで作られたこのビーグル2を基にして作ったPVは、DVD盤の『ノー・ディスタンス・レフト・トゥ・ラン』に収録されている。
[編集] リユニオン
その後、グレアムを欠いたブラーはバンド内での求心力を失い自発的に活動を停止。以来各メンバーがソロ活動に専念する形で実質上の解散状態となった。
その間、幾度か再結成の噂が浮上するも実現には至らなかったが、アレックスやデイヴがコンタクトを取り、脱退したグレアムとデーモンとの関係を徐々に修復していった。
そうして2008年12月9日、オフィシャルウェブサイトにおいて、2009年7月3日にイギリスのハイド・パークで復活ライブが行われることが発表された。この再始動に対する反響は大きく、5万人分の復活公演チケットは発売開始2分で即完売、ファンからの強い要望により7月2日にも追加公演が行われることが決定した。またコールドプレイ、ステレオフォニックス、カイザー・チーフスなど後進のバンドからは次々と歓迎のコメントや前座出演を請う逆オファーが寄せられた。このハイド・パークでのライヴ音源が公演直後に限定版CDおよびダウンロード配信にてオフィシャル・サイトでリリースされた。
[編集] 『ミッドライフ : ビギナーズ・ガイド・トゥ・ブラー』
2009年6月にはメンバー自身が「ブラー初心者」のために選曲したという新ベストアルバム『ミッドライフ : ビギナーズ・ガイド・トゥ・ブラー』がリリースされた。また、同年6月に10年ぶりにグラストンベリー・フェスティバルに大トリとして最終日に出演した。このライブは「グラストンベリー・フェス39年の歴史の中で、最高のヘッドライナー・ライヴの一つ」と評された。
[編集] 音楽性
デビュー時は、マッドチェスターブームからの影響を背景に、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、ジーザス&メリーチェインらの前座としてツアーに帯同したこともあってシューゲイザーの色濃いシニカルでトリッピーなサイケデリック路線のバンドであった。
その後、シングル「ポップシーン」の製作を境に、往年のブリティッシュ・ビートを独自のポップイズムで昇華した音楽性を確立し、それは「ブリットポップ」などと称されることになる。 5thアルバムでは大々的にオルタナティヴ・ロックに接近して自らが築きあげた「ブリットポップ」から脱却、ノイジーなギターサウンドを訊かせた。
さらにゴスペルやアフリカ民族音楽などのブラック・ミュージックやルーツ・ミュージックへも目配せしつつ、エレクトロニカの導入やポスト・ロック的なアプローチまで貪欲に音楽性を追求している。
[編集] ディスコグラフィー
詳細は「ブラーの作品」を参照
[編集] オリジナル・アルバム
- レジャー - Leisure (1991年) 全英7位
- モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ - Modern Life Is Rubbish (1993年) 全英15位
- パークライフ - Parklife (1994年) 全英1位
- ザ・グレイト・エスケープ - The Great Escape (1995年) 全英1位
- ブラー - Blur (1997年) 全英1位
- 13 (サーティーン) - 13 (1999年) 全英1位
- シンク・タンク - Think Tank (2003年) 全英1位
[編集] コンピレーション・ライヴ・アルバム
- バスティン+ドローニン - Bustin' + Dronin (1998年)
- アニバーサリー・ボックス・セット - The 10 Year Limited Edition Anniversary Box Set (1999年) シングル・ボックス
- ザ・ベスト・オブ - The best of (2000年)
- ミッドライフ:ビギナーズ・ガイド・トゥ・ブラー - Midlife: A Beginners Guide To Blur (2009年)
- ライブ・イン・ハイドパーク - Live in Hyde Park (2009年) オフィシャル・サイトBlur Store上にてCDかmp3ダウンロードで購入可能
[編集] ミニ・アルバム
- ソング2 - (ジャパン・ツアー’97スペシャル・ミニ・アルバム)(1997年)
- コーヒー&TV -(ジャパン・オンリー 来日記念ミニ・アルバム)(1999年)
- アウト・オブ・タイムEP -(ジャパン・オンリー・ミニ・アルバム)(2003年)
[編集] 代表曲
- ゼアズ・ノー・アザー・ウェイ(1991年)
- 『レジャー』収録。多分にマッドチェスターの雰囲気が濃厚で、まだまだサイケ色彩の強いアルバムの中でも、リズムに特化し特徴的なギターリフとコーラスを配した、最初のメジャー・ヒット曲。
- ポップシーン(1992年)
- アルバム未収録(『モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ』日本盤にはボーナス・トラックとして収録)。その名の通り、明確な「ポップ・ソング」を前提に、ヒット・チャートを意識して製作された野心作。スウェードの「ザ・ドラウナーズ」と共に「最初のブリットポップ・ソング」ともいわれる記念碑的1曲。バンドのお気に入りとしてライヴで演奏されることが多い。
- ガールズ&ボーイズ(1994年)
- 『パークライフ』収録。「ポップなブラー」を象徴する特大ダンス・チューン。ディスコ風のリズムと、アレックスの弾く特徴的なベース・ラインに乗せて、延々とAメロを繰り返しながら進行する。この曲によってイギリスはもとより欧州圏全体でのブレイクを確固たるものとした。
- パークライフ(1994年)
- 『パークライフ』収録。Virgin Radioが発表した「過去10年間で最も重要な曲ベスト100」の5位にランクイン。モッズ映画『さらば青春の光』で主役を演じた俳優フィル・ダニエルズをゲスト・ボーカルに迎えている。一聴では底抜けに明るいポップスに聴こえるが、その実はダニエルズの語りを中心とした英国風シニカルユーモアに溢れており、ブリットポップムーヴメントを象徴する一曲として名高い。ライヴではダニエルの語りもデーモンが担当する。フジテレビ系深夜音楽番組『BEAT UK』のUKシングルチャートトップ20でもNo.1を獲得している(他にも「ビートルバム(1997年)」や「ソング2(1997年)」、「カントリー・ハウス(1995年)」も当番組でNo.1を獲得)
- ディス・イズ・ア・ロウ(1994年)
- 『パークライフ』収録。1994年以降の全てのライヴにおいて、必ずセットリストの最後に演奏されるクロージング・バラード。その歌詞は、天災の一因としてイギリス本土に様々な打撃をもたらす「Low=低気圧」について唄っており、詩の中にはビスケー湾やドッガーバンク、国内を流れる河川など実在の地名がいくつか登場する。
- カントリー・ハウス(1995年)
- 『ザ・グレート・エスケープ』収録。ブリットポップ最盛期、いわゆる「ブラー・オアシス戦争」(オアシスとのシングル同時発売によるチャート競争)にて「ロール・ウィズ・イット」を抑えバンド初の全英NO.1を獲得した楽曲。ライヴでは陽気なリズム進行により特に大きなポゴが起こる人気の曲であったが、前述の因縁によるブリットポップ狂騒そのネガティヴ・イメージの象徴ともなった曲であり、バンド自身の自己嫌悪によって長らくライヴでは封印状態にあった。再始動公演にてこの曲が10年ぶりにセットリストに復活した折は多くの驚きの声が上がった。
- ビートルバム(1997年)
- 『ブラー』収録。加熱するブームの狂騒からくる疲弊感・ドラッグへの逃避というダークな精神状態を表すかのような内省性の中に、危うさと美しさを内包したオルタナ・サイケ・ナンバー。リリース当時は「コカインの曲」とも形容されていた。グレアムの独創的ギターワークが曲の骨組みを担う。バンド2度目の全英NO.1を獲得。
- ソング2(1997年)
- 『ブラー』収録。タイトル通り演奏時間がたった2分余りしかなく、構成もヴァースとコーラスのみというシンプルかつパンキッシュな曲。それまでマーケティングの鬼門であったアメリカでも初の商業的成功をもたらしたブラー最大のヒット曲であり、数多くのミュージシャンから幾度となくカヴァーされてきた。ライヴのハイライトを飾り最高潮の盛り上がりを現出するアッパー・チューンとして人気。
- テンダー(1999年)
- 『13』収録。グレアムのボーカル・パートを設置し、デーモンとの掛け合いを演出する哀愁漂うスロウ・バラード。バックに大掛かりなゴスペル隊によるコーラスを動員している。
- コーヒー&TV(1999年)
- 『13』収録。作詞とヴァース部分のボーカルをグレアム、作曲とコーラスをデーモンが担当。それまでのシングルの中でも最もグレアム・ワークの比重が大きい楽曲で、PVもグレアムを題材に作られている。ちなみにこのPVはNMEアワード、チャンネル4・グレイテストビデオなどを受賞し、アメリカでは多くのモダン・ロック・チャンネル上での大量オンエアを獲得した評判の人気クリップとして話題となった。アメリカ製作のサスペンス映画「クルーエル・インテンションズ」サウンドトラックにも収録。
[編集] 映像作品
- ショウ・タイム - Show Time (1995年, VHS) (2000年,DVD)
- ノー・ディスタンス・レフト・トゥ・ラン - No Distance Left To Run (1999年, DVD)
- ザ・ベスト・オブ - the best of (2000年, DVD)
- スターシェイプト - Starshaped (1994年,VHS) (2004年,DVD)
[編集] 外部リンク
- Official Website - 公式ウェブサイト(英語)
- Official Website - 公式ウェブサイト(日本語)
- Fan Club - 公式ファンクラブ(英語)
- Blur cast - Blur cast(英語)
- Blur lyrics - ブラーの歌詞(英語)
- The Good, the Bad and the Queen - デーモンの新バンドの公式ウェブサイト(英語)
- Graham Coxon - グレアムの公式ウェブサイト


