ブルマ (ドラゴンボール)
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ブルマは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』及びそれを原作とするアニメに登場する架空の人物。
アニメ版の声優は鶴ひろみ。実写映画『DRAGONBALL EVOLUTION』での配役はエミー・ロッサムで、吹き替えは平野綾。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
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[編集] 概歴
16歳の時、自宅の蔵で偶然ドラゴンボール(二星球)を見つけて興味を持ち、「ドラゴンレーダー」を発明。「素敵な恋人」を頼むべくドラゴンボール探しの旅に出る。その旅の途中で悟空と出会い、全ての物語が始まることになる。本作のメインヒロイン的存在。
ドラゴンボールで恋人を見つけることは出来なかったものの、その旅で出会ったヤムチャと交際が始まる。何度も喧嘩しつつ長年付き合ったが、最後はヤムチャの浮気性に耐えられなくなって別れることに。その後「さみしそうな姿を見て、ついなんとなく」ベジータと結ばれる(結婚の時期は不明だがベジータはブルマの事を「妻」だと発言している)。後にベジータとの子供としてトランクスとブラを授かる。鳥山曰くブルマとベジータの恋愛劇は頭の中には出来上がっているが「恥ずかしい」という理由で描かなかった[1]。また、アニメではそれに近い描写として、人造人間来襲前、重力室で過酷な修行を続けていたべジータが、大ケガを負った際、ブルマの手厚い看護を受ける。その前後の過程で二人の関係が以前とは変わっていくことを推測させるやりとりが描写されている。鳥山は「ベジータが無職なのは、ブルマが大金持ちだから働く必要がないから」と語っている[2]。
人造人間編の頃になると、それまで強調されていたわがままな面は次第に影を潜め、母親になった事もあってか落ち着いてきている。未来の世界では二人は事実婚であった(未来のトランクスによると結婚はしていないと語られた)。
非戦闘員キャラであるため、作品がバトル重視になった後はあまり本編の大筋に絡まなくなったが、その発明で間接的に悟空たちに貢献するシーンはよく見られた。
[編集] 人物像
孫悟空が育ての親・悟飯以外で初めて会った地球人で、悟空とは最も古い付き合い。西の都にあるカプセルコーポレーションの社長「ブリーフ博士」の一人娘であり、お金持ちで頭脳明晰なお嬢様。悟空と西の都で再会した時は、学校を「つまらない」という理由でサボっている。
当初の旅をする目的も「いい男を見つけるため」で美男子にめっぽう弱く、「美形の男性は皆良い人」という極端な理念の持ち主[3]。
カエルの姿になったギニューと出会い、彼女はただのカエルだと思いプリンやチョコレートを食べさせ、さらに翻訳機を付けてギニューのチェンジで体を取り換えられたことがある。
しかし、ベジータとの間にトランクスが生まれベジータの家族になった事で、ベジータの改心の大きなきっかけとなった。ベジータは初期の頃にブルマの態度に対し「下品な女だ」の印象を持っていた。
自己中心な性格で気が強く、周囲に謙遜する事はまずない。悟空は少年時代は平気だったが、成長して知恵が付き思考に変化が起きてからは周囲と同様に頭があがらなくなる。クリリンには、「ある意味フリーザよりも怖い」と言わしめ、悟飯は、悟空の老界王神に出した条件(尻や胸を触らせる)をブルマに頼めば、「僕が、ブルマさんに殺されますよ」とぼやいた。
父親譲りの才能で、その場のあり合わせの部品だけで作中幾度となく修理や発明を行っている。その能力は壊れたドラゴンレーダーをみた則巻千兵衛に「自分よりも天才がいる」と思わせたほど。別の次元の未来及び劇場版では遂にタイムマシンも発明、人造人間からこの世を救うきっかけを作った。
周囲から美貌を認められている描写が多く、自分でも「かわいい」「天才」と何の躊躇も無く言ってしまう等、ナルシズムの強さが窺える。周囲が唖然とすることも少なくない(ウーロンが自分の姿に変身したときには「女優がいるかと思った」とも)。人造人間編では、未来からやって来た自分の息子トランクスに「美しいお母さんですよ」と話しかけ、トランクスを唖然とさせている。
この他、地球にフリーザが来襲した際に姿を見に来たり、人造人間の出現が予告されていた日に、赤子のトランクスを抱えて現場まで来るなど、好奇心旺盛で怖いもの知らずな一面もある。少女期は、自分が一番大事という考えが根底にあるため、命が危なくなると悟空を見捨てようとしたり、レッドリボン軍に入隊志願するなど、他者の犠牲を厭わない行動が時折見られた[4]。また、少年期の悟空の面倒を見たり、ナメック星消滅後にナメック星人や、かつての敵・ベジータを家に招待するなど、世話好きな一面もある。後半には前述の通り母親になり、セルとの戦いに向かうトランクスに「絶対に死ぬな」と言ったり、アニメではブウと戦うトランクスの体を案じたりと、息子思いの母となった。
第23回天下一武道会終了後の台詞をはじめ、悟空と「最も古くからの付き合い」であることを感じさせるシーンや台詞が作中の随所で見られており、悟空に対して信頼をよせている。悟空・チチ夫婦ほどではないが、ベジータとの夫婦関係はあまり語られていない。だが、人造人間編の時点でベジータを心配しているような言動を何度か取り、ブウ編では彼の暴走や死に酷く取り乱す姿も見せた。
チチの悟飯に対する教育ママぶりと過保護には呆れていたが、ブルマ自身も母親になってからは息子同士が仲が良いこともあってか、良きママ友達になっているようである。ただし、劇場版「ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」や第25回天下一武道会のように、お互いの夫や息子同士の対戦になると「どちらが強いか」を言い争っている。なお、悟飯に対してはグレートサイヤマンの変身スーツを作る等、好意的であった。
好奇心旺盛が原因で危ない目にも死に掛けた目にもあったが、魔人ブウにチョコにされ食われる[5]以外では死んではいない。ナメック星でも危機的状況にもあったにも関わらず、奇跡的に無傷で帰還できた。フリーザが地球に侵攻してきた時に、ウーロンから「地球が滅んでもブルマだけは生き残りそうな気がする」と言わしめている。
[編集] プロフィール
※以下のデータは昭和61年と63年の少年ジャンプの特集記事「ジャンプキャラ大名鑑」より。
- 身長163cm・体重48kg(マジュニア編以降 身長164cm・体重49kg)
- スリーサイズ
- 初登場 バスト85cm(Dカップ)・ウエスト58cm・ヒップ84cm
- マジュニア編以降 バスト90cm(Dカップ)・ウエスト58cm・ヒップ89cm
[編集] 家庭環境
西の都に広大な敷地を持っており、カプセルコーポレーション本社とは別の場所にある。西の都で1、2を争うほどの大きな邸宅で自家用の乗り物がたくさん置かれている。窓が付いたドーム状の大きな建物で、入り口には受付とメイドのロボットがおり、話しかけると電子音声で答えてくれる。1階はメインロビー、応接室、ブリーフ博士の研究室などがあるほか、建物の中心部には大きな室内庭園がもうけられている。ここにはブリーフ博士が拾ってきた捨て猫、捨て犬、中型の鳥、果ては捨て恐竜まで飼われている。ナメック星へ行くための宇宙船がつくれるほど大きく、悟空とフリーザとの戦いで故郷の星を失ったナメック星人たちが、移住先を見つけるまでの間ここに居候していたこともあった。住所はWST3338926K[1]。
上の階にブルマたちの部屋があり、ブルマは普段、中2階で生活している。5階にはブルマの部屋があり、自分の部屋で研究、乗り物などの開発や修理もできるようになっている。アニメでのブルマの部屋には、窓に植木が置かれており、ピンクのカーテンがかけられている。悟空がドラゴンレーダーの故障で初めてここを訪れた際には、ブルマは自分の部屋でこれを修理している。
ベジータが住むようになってからは、最上階に重力室が備え付けられた。また、人造人間が暴れまわっている未来世界では秘密の地下室があり、ブルマがここでタイムマシンを作っていた。
両親であるブリーフ博士とおっとりした性格の母親がここに住んでおり、ブルマは両親のことを父さん、母さんと呼んでいる。ブルマの家は大富豪だがミスター・サタンと違い贅沢三昧の生活をする描写はなく、食生活もいたって普通である。
なお、自宅の電話の保留音は『Dr.スランプ アラレちゃん』オープニング曲「ワイワイワールド」である。
[編集] ブルマの軌跡
- エイジ733- 誕生。
- エイジ749-16歳。 学校の休みを利用してドラゴンボール探しの旅に出かけ、悟空たちと出会う。探し終わった後、ヤムチャとの交際を始める。
- エイジ750-17歳。 第21回天下一武道会を観戦。悟空が催眠術で負けそうになった際には、機転を利かせた発言で悟空を目覚めさせた。暫く後、クリリンと軽い気持ちで悟空のドラゴンボール探しを手伝うが、悟空とレッドリボン軍の争いに巻き込まれる羽目に。
- エイジ753-20歳。 第22回天下一武道会を観戦。その後ピッコロ大魔王が出現した際、死亡した3人(亀仙人・クリリン・餃子)の仲間の遺体を保存するためのカプセルを製作。
- エイジ756-23歳。 第23回天下一武道会を観戦。大会終了時には、悟空の成長を見てきたブルマならではの発言も残す。
- エイジ762-29歳。 孫悟飯とクリリンとともに、サイヤ人の来襲で死んだ仲間を生き返らせるため、ナメック星へ向かい、ドラゴンボールの収拾を試みる。
- エイジ766-33歳。 ヤムチャとは別れ、ベジータと結ばれ、息子のトランクスをもうける。
- エイジ774-41歳。 セルとの戦いから7年後、第25回天下一武道会を観戦後、天界の神様の神殿にて魔人ブウにチョコにされ、食べられて死亡するが、ドラゴンボールにより復活する。
- エイジ778-45歳。 娘のブラをもうける。
- エイジ784-51歳。 第28回天下一武道会を観戦。
[編集] ドラゴンボールGT
カプセルコーポレーションの会長に就任。かつての怒りっぽい性格は消え失せ、子どもの姿になった悟空をあっさりと受け入れるなどの寛容さを見せていた。悟空達のドラゴンボール探しのために宇宙船を設計する。
その9ヵ月後、地球に来たベビーに洗脳され、頭脳明晰で有能な副官として全宇宙ツフル化計画の達成のために働く。洗脳された時だけ悟空を「悟空」と呼び捨てにした。
超ブルーツ波発生装置の製作エピソードなど、ベジータとの夫婦愛や信頼関係が散見されるシーンが多く描かれた。
邪悪龍編では、ドラゴンレーダーを作った為に老界王神に邪悪龍を呼び起こした張本人にされ(ただし、ブルマのものよりは探知精度は劣るもののピラフやレッドリボン軍なども独自にドラゴンレーダーを開発している)、その腹いせに悟空に責任転嫁するという一幕もあった。その後、戦いで満足に活躍できない自分に苛立ちを覚えるベジータのために、超ブルーツ波発生装置を開発し、ベジータの大猿、超サイヤ人4化に貢献した。また、超ブルーツ波発生装置を破壊された際に一星龍の攻撃を食らったにも関わらず、黒こげになるだけで済んだ。
最終回では、原作・無印第1話での悟空との出会いを感慨深げに回顧した発言(この際、「あれからどれくらい経つのか」と語っているが、設定から計算すると41年になる)の後、家に帰っていく場面を最後に出番を終える。
[編集] ブルマの発明品
先述の通り発明の天才でドラゴンボールの探知が可能なドラゴンレーダー、相手に舐めさせた上で「ピーピー」と言うと、舐めた相手が下痢を起こすPPキャンディーなど、作中で多数の発明をしている。詳細はドラゴンボールの道具#カプセルコーポレーションを参照。また、地球の神が乗ってきた宇宙船やサイヤ人やフリーザ一味が使用していたスカウターや戦闘服など、既存品の改良も行っている。
- ドラゴンボールGTでの発明品
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- 宇宙船
- 悟空達の宇宙旅行のために設計した。居住スペースは広く、燃料は水。着陸用に8本の足が付いており、タコを思わせる風貌である。鳥山明自身によるデザインで、特に名称は設定されていない。
- 超ブルーツ波発生装置
- ベビーによって操られたブルマが自由に超サイヤ人4になれないベジータのために発明した。これを浴びればベジータも超サイヤ人4になれる。
[編集] 補足
連載前の構想では、「ピンチ」という名前だった。
鳥山は『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』でブルマの名前の由来について、女の子の履くブルマーであると発言している。「女の子だからといって可愛い名前は嫌なので馬鹿馬鹿しく、それで女性とわかるようにした」と鳥山は名付けた理由を語っている[2]。ブルマはこの名前を気にしており、悟空から「変な名前」と笑われた時にはそのことに腹を立てている。また初期には、クリリンから「パンツさん」と間違えられて怒りながら訂正する展開が数回あった。
物語のメインヒロインである立場上、特に連載初期には露出の多い服装、ヌードやパンチラといったいわゆる「サービスカット」を担当することが多かった。ブウ編では40代になっていたが、悟空が老界王神に頼みごとを承諾させる際、交換条件としてブルマの体を触らせることを提示することや、相変わらず亀仙人からの痴漢に何度もあっており、最後までお色気の担当を担った。
なお、編集の鳥嶋は2人を恋仲にしてラブコメ路線にすることも考えていたが鳥山に反発された。作中、美男で強い男に成長した悟空を見て、モーションをかけなかったことを少し後悔する場面がある。レッドリボン軍編にて悟空がブルマの自宅に訪れた際、ブリーフ博士が悟空とブルマに「お前らキスぐらいはいったのか?」との質問に対してブルマは激怒していたこともあった。
鳥山はブルマについて「ブルマみたいに我侭できつい女の子は好きじゃない」、「不思議に女の子のファンがいるのは性格が男っぽいせいかも」など語っている[7]。
アニメではナメック星にて、蛙になったギニューとボディチェンジした。
悟空への基本的な呼称は「孫くん」。原作では作品前期にはしばしば「悟空」と呼ぶこともあったが、アニメではほぼ「孫くん」に修正されている。
髪の色は紫色、アニメでは全話水色で統一されている[8]。鳥山曰く髪型にモデルはないが意識して節目ごとに髪型を変えるようにしていた[2]。
ジャンプのドラゴンボール人気投票(人造人間編)で女性キャラでは唯一10位以内にランクインした。同時期の『アニメージュ』の女性キャラ人気投票でもブルマはドラゴンボールZ(1992年)でランクインしている。
[編集] テーマソング
アニメにおいて、幾つかテーマソング・イメージソングが作られている。
- トラブル・サーフィン
- 悟空らと関わって巻き込まれるトラブルに辟易しつつ「刺激がクセになっちゃう」と順応していくブルマの心境を歌う。歌は橋本潮。
- Bad Boy
- 劇中で悟飯・クリリンとナメック星へ向かうとき、マイペースな二人の行動に怒るブルマの歌。歌は橋本潮。
- 女の子は罪作り
- ブルマの恋愛観の一端がうかがえる歌。歌はブルマ(鶴ひろみ)。
- CAPSULE CORP.
- インストゥルメンタルで、ブルマ(鶴ひろみ)の台詞が挿入されている。
- 恋のNAZONAZO (dedicated to BULMA & VEGETA)
- ブルマとベジータのテーマソング。歌はKUKO、トリッキー白井。
[編集] 『CROSS EPOCH』でのブルマ
『CROSS EPOCH』では宇宙を巡る強盗団の頭として登場。相棒ナミとのコンビネーションは抜群で、ナミからは姉さんと呼ばれている。本作ではかなり若い頃の容姿で登場しており、初期のブルマを彷彿とさせるやんちゃな彼女を見ることができる。
[編集] 註
- ^ い ろ ドラゴンボール大全集より。
- ^ い ろ は ドラゴンボール完全版公式ガイドFOREVERより。
- ^ フリーザの側近、ザーボンに初めて会ったときも美形ゆえに正義の味方だと思っていた(アニメでは更に積極的なアピールを見せていた)が、変身後に醜い姿に変わると悪役だと評価を一変させた。
- ^ これについては、クリリンも「ハジを知れ」と呆れている。
- ^ 作中初期にウーロンから「ロクな死に方をしない」と言われ、その通りになった。
- ^ 第1話、ドラゴンボールでかなえたい願いについて「食べきれないほどのイチゴも捨てがたい」と発言している。アニメではクリリン達と海賊の残した財宝が眠る洞窟からドラゴンボールを取りに行くとき、イチゴパンツを履いていたことも。
- ^ ドラゴンボール 5巻。
- ^ 漫画では初期のみ水色、また、ゲームでは水色、緑、紫など安定していない(ただし近年のゲームでは水色で統一)。
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最終更新 2009年11月15日 (日) 04:41 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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