ブルースワット
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『ブルースワット』(BLUE SWAT)は、1994年(平成6年)1月30日から1995年(平成7年)1月29日までテレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に全51話が放映された、東映制作の特撮テレビ番組、および作品内に登場する架空の組織の名称。「メタルヒーローシリーズ」の第13作目にあたる。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
| メタルヒーローシリーズ | ||
| 通番 | 題名 | 放映期間 |
| 第12作 | 特捜ロボ ジャンパーソン |
1993年1月 - 1994年1月 |
| 第13作 | ブルースワット | 1994年1月 - 1995年1月 |
| 第14作 | 重甲 ビーファイター |
1995年2月 - 1996年2月 |
目次 |
[編集] ストーリー
ブルースワットはエイリアン集団「スペースマフィア」を討つために作られた秘密組織である。主人公の「鳴海翔(ショウ)」、「美杉沙羅(サラ)」、「シグ」の3人は、初出撃で見事にエイリアンを倒すが、ブルースワット攻撃セクション主任・不破にインヴェード(憑依)したエイリアンに、組織は滅ぼされてしまった。
ショウ達3人は生き残り、ダミー企業「ブルーリサーチ」を拠点に民間人の「宇佐美星児(セイジ)」、「麻生すみれ(スミレ)」と共にスペースマフィアに対しゲリラ戦で対抗してゆく。またシグはスペースマフィアを追うスペーススワットの生き残りのエイリアンであり、インヴェード元の「広瀬剛」の息子「ザジ」がスペースマフィア地球侵攻部隊司令官「ジスプ」にインヴェードされ、利用されていることで苦悩する。
[編集] 概要
メタルヒーローシリーズの13作目となる本作品は、これまでの特撮ヒーロー番組とは一線を画した、野心的な作品作りがなされた。
その大きな特徴として挙げられるのが「リアル路線の徹底化」である。例えば、従来の特撮ヒーローのように自動的に変身するのではなく、強化装甲を直接着用することによる戦闘形態への変身や、各隊員の戦闘形態時のコードネームが存在しないこと、また後半登場のハイパーショウを除き、各戦闘形態の能力に個体差がないなどのリアリティを重視した設定が目立っている。
更に銃撃戦の描写もアニメ『赤い光弾ジリオン』(日テレ系・タツノコプロ制作)を彷彿させる描写となっている。各話のサブタイトルも「ゲッタウェイ」など英語をカタカナ表記にしたものである。これは後に『特捜戦隊デカレンジャー』が同様の試みに挑戦し、こちらは路線変更することなく最終話までやりきっている。
また、第1話にして防衛組織が主人公達を残して全滅など、主に序盤において展開されたシリアスなストーリーは、主に高年齢層の一部の視聴者に注目されたが、その一方で子供たちの反応は今ひとつだった。そのため2クール目以降は、テコ入れとしてコミカルなシーンの挿入や明確な敵組織の登場など大幅な路線変更が行われた。とりわけ後半登場したゴールドプラチナムとハイパーショウはその代表格であり、本来のメタルヒーローへの回帰とも言える煌びやかなデザイン・造形となっている。
一部のファンの間では路線変更や打ち切りされることなく受け入れられる(と思われる)作風から、『超人機メタルダー』などと並んで「時代の早すぎた作品」と呼ばれる。
なお、この他に特筆すべき点としては、本作品からメタルヒーローシリーズの特撮監督が矢島信男から尾上克郎にバトンタッチしたこと、主題歌がスローテンポのバラード(しかも歌詞に番組名もヒーロー名もない)であること、本作品からカブタックまで、字幕の書体が丸字角型ゴシック体(ナール)になったことが挙げられる。
本作品を最後に監督の小西通雄、折田至が引退した他、蓑輪雅夫や上原正三といった過去のシリーズでも活躍したスタッフも離れるなどスタッフ間の世代交代が進む一方、次作『重甲ビーファイター』における方針転換により、レスキューポリスの頃より続いてきた若手スタッフを多く登用する傾向も本作品で途絶える形となった。
劇伴担当は前作に引き続き、若草恵が登板。シンセサイザーなどで組み込まれたメロディ色の薄いシリアスサウンドは、やはりシリーズの中でも異色である。後半ではジャンパーソンの音楽も多く流用されていた。
[編集] 登場人物
[編集] ブルースワットとその関係者
- 鳴海 翔(なるみ しょう、通称ショウ)
- ブルースワットの隊員。隊員NO.は153で、戦闘時にはメタリックブルーのアーマーを装着する。元トライアスロン選手で、各地の大会で優勝を繰り返している賞金稼ぎ。その運動神経を買われブルースワットに入隊したのはいいが、金にがめついうえに組織が壊滅して報酬が得られなくなったとたんさっさと脱退しようとするなど、当初はドライな面が前面に出ていた。しかしスペースマフィアの暗躍を目の当たりにして放ってはおけず結局舞い戻り、戦いの中に身を置くうち次第に熱血漢な性格へと変貌していく。
- 美杉 沙羅(みすぎ さら、通称サラ)
- ブルースワットの隊員。隊員NO.は071で、戦闘時にはメタリックパープルのアーマーを装着する。元ロス市警特殊火器戦術隊(スワット)のメンバーで、ロス市警スワット時代に、インヴェードされていたテロリストとの戦いで同僚を亡くし、放浪していたところをブルースワットに請われた。射撃と格闘術に長けている。
- シグ
- ブルースワットの隊員。隊員NO.は011で、戦闘時にはガンメタルのアーマーを装着する。スペーススワットの生き残りにして緑色の血を持つエイリアンであり、地球年齢で800歳。スペースマフィアとの戦いで仲間が全滅したのだが、単身スペースマフィアを追って地球に降り立ち、脳死状態の地球人「広瀬剛」にインヴェード[1]しブルースワットの設立に尽力した。
- 人間以上の聴力を持ち、テレパシーやサイコキネシスといった超能力も使え、誰に対しても丁寧語で会話する。スペーススワットの隊員の証「戦士のナイフ」を3本持っている(うち2本はショウとサラのためにシグが造ったレプリカである)。剣術の心得があるのか、日本刀でエイリアンと戦うこともあった。『ビーファイター』に登場した際には髭を生やしていた。
- 終盤、長く広瀬剛の肉体にインヴェードし続けた結果、彼との完全な同化が起こってしまう。同時に彼自身も、ザジを息子として愛するようになり、元のエイリアンに戻ることよりも父としてザジと共に生きることを選ぶ。
- 広瀬 剛(ひろせ ごう)
- シグがインヴェードしている肉体。交通事故で脳死となり、ザジへの臓器移植用に(事故当時の医療技術では移植が不可能であり、技術が発達するまで)冷凍保存されていた。
- 宇佐美 星児(うさみ せいじ、通称セイジ)
- コンピューターの知識に精通する天才少年で、ブルースワットのサポーターを自称する。以前よりブルースワットの組織について盗聴・ハッキングなどで把握しており、ブルースワット壊滅後シグたちに連絡を取ったがエイリアンに捕らえられ、ショウに助け出された後に仲間となる。その頭脳を駆使して情報収集・武器・装備の改良・各種薬品や探知機の開発などで活躍する。
- 麻生 すみれ(あそう すみれ、通称スミレ)
- ブルーリサーチにアルバイトとして雇われた大学生。当初はすぐに事務所を空にするショウたちに疑念を抱き、正体を探ろうとしたこともあったが、ショウたちが正体を明かした後は仲間として行動する。先走りとおっちょこちょいの性格でショウたちを危機にさらすこともあるが、偶然ながら行方不明になっていた偵察衛星・SS17を発見するなど貢献もしている。皆に内緒で後述のブライアンに隊員教育を受けたときの厳しい課題をこなすなど、実は身体能力はそこそこ高くショウたちにとって彼女もなくてはならないサポーターである。
- 不破主任(ふわ)
- ショウたちの直属の上司。第1話でエイリアンにインヴェードされ、司令室内で銃器を乱射、ブルースワットの基地を壊滅させてしまう。ショウたちにも攻撃を加えるがぎりぎりのところで自我を取り戻し、ショウたちに地球の守りを託して自決する。医師の友人がいる。
- ゴールドプラチナム
- 宇宙を守る正義の戦士。ショウの怒りに反応して、時空を超えて現れるが、時空の壁の持つ「復元力」のために長時間地球にとどまれない。修復能力等の超能力を持つ。ショウにシルバニック・ギアとドラムガンナーを授けた。頭部のデザインモチーフは「金」の文字である、とされている[2]。その正体は、人々の平和を願う意志の結晶であると自ら語っている。
- ザジ
- シグがインヴェードしている「広瀬剛」の息子。母がフランス人のためザジはフランス名と思われる。10年前に親子共々交通事故を起こし以後意識を回復していなかった。そこをジスプにインヴェードされ、ブルースワットを襲った。
[編集] スペースマフィア
地球外知的生命体によって構成された宇宙の犯罪者集団。スペースマフィアの目的が地球の破壊ではなく、征服して土地を奪うことと人間の隷属化のため、大規模な破壊行為はせず、隠密な作戦が多い。
- ジスプ
- スペースマフィアの地球攻撃指揮官。他のエイリアンと違い人間にインヴェードした状態で攻撃を行うことも可能。当初はザジにインヴェードして破壊活動を行っていたが、後に彼をブルースワットに奪還されてからは別の人間(素性や本名などは一切不明)にインヴェードし「ムッシュJ」を名乗った。一度ブルースワットに敗れた後、パワーアップし怪物のような姿となり、それを期にQに対する野心を抱き始めることとなる。終盤では自らが支配者にならんと組織にクーデターを仕掛け、Qをスペースマフィアから追放、自ら「キングジスプ」を名乗りエイリアンの頂点に立った。
- ジスプが支配者の立場に異常に拘るのは、故郷の星で彼が支配され、搾取される身分であったことに一因がある。「支配とは、されるものではなく、するものなのだ」と独白しているあたり、スペースマフィアの一員としての残忍さとともに絶対悪とは言い切れない面をも併せ持つともいえる。
- マドモアゼル・Q / クイーン
- スペースマフィアの首領で最強のエイリアン。人間と怪物の二つの形態を持ち、人間の代わりに武器や乗り物にインヴェードできる。常時2人の従者を従えている。
- 『重甲ビーファイター』の特別編にて、ジャマールの魔導師ジャグールの力で『特捜ロボ ジャンパーソン』のビルゴルディと共に復活。しかし、ビルゴルディとは対照的に弱々しさが目立った。
- ゾドー
- ジスプ直属の幹部であるエイリアン。巨大な水晶の剣を武器とする。人間体は大男。同僚のリガーより出番が多かった。
- リガー
- ジスプ直属の幹部であるエイリアン。ムチを武器とする。
- ヤニミ
- 女性幹部。当初はゾドーと一緒に作戦を指揮していたが、やがて前線に出て直接ブルースワットと対決するようになった。人間にインヴェードした際にはプロレス技を駆使した。
- ザイバー
- 初期に登場した非常に強力なエイリアン。インヴェードした人間(TR-99)はサイボーグに改造されており、分離した状態でもザイバーに操られる。それ以降も同タイプのエイリアンが登場するが、初登場時のような強さは見られなくなった。
- ラビ
- 女性エイリアンで、エイリアンの価値観では相当な美人で、ゾドーも思わず「美しい!」と驚嘆するほど。条件にあった地球人の美女をインヴェードすることによって、あらゆる地球人を美貌で魅惑することができる。
- デスキーラ
- スペースマフィアがわざわざ宣伝CMを作って招聘しようとし、シグがその存在を恐れるほど凶悪な宇宙海賊。侵略CM作戦は阻止されたためこの時は地球には来なかったが、後にゴク、ドウ、モン(語源は「極道者(もん)と思われる)の三兄弟がスペースエイリアンの一員として地球に来訪。偽ブルースワットを演じる作戦を行った。
[編集] ブルースワットの組織
ブルースワットは機密性、独立性の高い部隊であることがうかがえる。ショウたちはインヴェードされたとおぼしき人物に接触する場合変装し偽名を名乗るなどし、エイリアンを倒した後には目撃者に催眠ガスを噴射するなどして、存在の隠蔽工作を行っている。また、一般の警察官と比しても危険度の高い危険職であるためか、特別賞与の制度が存在する模様で、第1話で「今月に入って3回目」の緊急出動を完了したショウたちに対し特別ボーナスが出ることが語られていた。
[編集] 服装・装備
スペースマフィアのエイリアンは人の体を乗っ取る「インヴェード」能力を有し、人間に気付かれることなく侵略活動を行っている。インヴェードされた人間とそうでない人間は外見から区別できないため、ブルースワットはエイリアンが絡んでいそうな情報を収集し、インヴェードされた人物を特定、エイリアンをその人物から追い出して戦う。
ショウたちブルースワット隊員の服装は現実の警察特殊部隊に近いもので、この上から「プロテクトギア」というアーマーを装着、様々な装備類を駆使してエイリアンを殲滅する。
[編集] 服装
- プロテクトギア
- ブルースワット隊員の標準装備で、隊員が自らの身体に手動で装着する。ヘルメットと胸部プロテクターの二つで構成されている。これらは、エイリアンの攻撃から身を守る特殊装甲であり、エイリアンの接近を知らせるセンサーも備わっているが、人間にインヴェードしたエイリアンは探知できない。
- シルバニック・ギア
- 中盤でプラチナムより託された、銀色に輝くリベントロニウム製のリアクティブアーマーであり、ヘルメット・プロテクター・肩アーマー・手甲・脚甲によって構成される。戦いのたび(プラチナムが現れるたび)にショウに装着され、エイリアンの攻撃を吸収して跳ね返す力を持つが、一度反射するとそのパーツが消滅してしまう。シルバニック・ギアを装着したショウは「ハイパーショウ」と呼ばれる。
- 最終話でプラチナムがショウに与えた力により、ショウは自力でこの装備が可能となったため、プラチナム亡き後の『重甲ビーファイター』では、ショウ単体でハイパーショウに変身している。
[編集] 装備
- BW-01 ディクテイター
- ブルースワットの制式自動拳銃で、装弾数10発(ロングマガジン使用時は32発)のセミ/フルオート発射の切り替えが可能なマシンピストル。チタニウムコーティングされた人工ルビー製9mm徹甲弾であるアーマーピアシング弾(ハイパーブリット)を発射する。発射時には弾丸にエネルギーコーティングを行い、エイリアンに致命傷を与える事ができ、多くの戦いでエイリアンに止めを刺した。シングルカラムマガジン仕様のためグリップはスリムで握りやすいがその代わりロングマガジンがかなり長い。
- ディクテイター使用不能時には通常の拳銃(ベレッタM92F)にアーマーピアシング弾を装填し、エネルギーコーティングユニットを取り付けて使用したことがある。ユニットの取り付けは自分の拳銃に弾丸を移していたサラを見かねたシグが行った。サラはディクテイター受領時に弾頭が特殊なことはともかく、ユニットのことはレクチャーされていなかったようである。また、この事からもシグの立場がうかがえる。
- 第11話でセイジの手によってパワーアップされ、エネルギーコーティングが赤から金色になり威力が増すようになった。なお、『重甲ビーファイター』の特別編にて、舞がサラから借りて使用したこともある。
- 本作では作風の関係で、攻撃時にこのディクテイターを始めとする、武器などの名前を発することは基本的にない(後半登場したドラムガンファイヤーを除く)。だが、『ビーファイター』で共闘した際には、他のヒーローに合わせるためかショウ達は「ディクテイター!」と叫んで攻撃していた。
- BW-02 プラグローダ
- 対エイリアン用マルチショットライオットガン(ショットガンというよりどちらかというとグレネードランチャーに近い)。冷凍弾・ゴム弾・電撃弾・煙幕弾・曳光弾・炸裂弾・ワイヤーネット弾・ショック弾・麻酔弾を発射可能。なお『宇宙船』では当初「リボルバーグレネードmk.Ⅲ」という名称で紹介されていた。
- ミサイルランチャー
- 二連装式のミサイル砲で、肩に担いで使用する。
- レーザーライフル
- 赤色のレーザーを発射するレーザー砲。ライフルと名づけられているが、サイズとしてはかなり大型である。「WARNING HIGH VOLTAGE」の警告表示があることから、エネルギーはバッテリーによる電力であろう。
- フレイムスローワー
- 特殊圧縮ボンベ使用により最高600秒の連続放射が可能な火炎放射器。
- ドラムガンナー
- ハイパーショウが左腕に装着して使用する光線銃。後半にてシルバニック・ギアと共にプラチナムより託された。
- ドラムガンファイヤー
- ディクテイターにドラムガンナーを合体させた最強銃。当時の子供向け雑誌の解説ではショウのディクテイターの残弾を薬莢ごとエネルギーに変換して一気に打ち出すものとされている。
- グラビオン
- ゴールドプラチナムが使用する次元振動銃。プラチナムの右手に直接出現し、フルパワーでは惑星さえも破壊できるほどの威力を持つ。
その他にもセイジが開発・入手した兵器が幾つか存在する。また、後半ではナイフや日本刀を使った事もある。日本刀はゾードとリガーを一撃で倒す威力を発揮し、後視聴者から批判、突っ込みを受けた。
[編集] メカニック
- CV-01 ストライカー
- ショウが搭乗する特殊装甲車。戦略システム内蔵の大容量コンピュータとガスタービンエンジンを搭載し、最高時速は312km/hに達する。車体はチタン合金、タングステン鋼、カーボンファイバー製の3層加圧成型装甲。ボディは超高質繊維強化メタル製のロールバーで覆われ、ウインドウには防弾ガラスを使用。助手席には通常、センサーコンソールと小型武器コンテナが搭載されている(人間を乗せることもある)。物語中盤で破壊されるが、破壊を機にセイジが考えていた強化案を加えて修理され、チタンジルコニウム合金製の装甲と4門のインパクトキャノンを装備した「ブルーストライカー」となる。ベース車はスズキ・キャラ(マツダ・オートザムAZ-1のOEM)。
- CV-02 インターセプター
- シグとサラが搭乗する追跡・戦闘用モーターサイクル。 最高時速は205km/h。オートバランサーを搭載し、どのような悪路でも走破することができる。後部のキャリアには小型の武器コンテナを搭載でき、主にNO.2コンテナ(プラグローダ)が搭載されている。マシン側の操作で武器コンテナを開くことができ、またプラグローダをフロントカウルに固定して走行しながら発射することが出来る。
- シグ用はバンパーが黄色、サラ用は赤である。ベース車はスズキ・DR250と思われる。
- ガバナー
- 主にセイジが運転する大型のバン。現場指揮車。車体後部のスペースには各種コンピュータが搭載されておりブルースワット隊員との通信や情報送受信が行える。特に戦略コンピュータは敵の弱点、隠れた敵の居場所等を分析するため戦闘には欠かせない。偵察衛星・SS17ともアクセスできる。また予備の武器が搭載されている。
- SS17(エスエスセブンティーン)
- ブルースワットの偵察衛星。宇宙からの偵察・追跡などに威力を発揮する。レーザー砲を装備。電磁波吸収バリアを備えており地上からの観測やレーダーなどではその姿を察知することはできない。SS17のメモリ上にはブルースワット隊員教育用プログラム・ブライアンがインストールされており、偶然SS17にアクセスできたスミレは皆に内緒でブライアンに隊員としての教育を受けた。SS17メインメモリの過負荷によるバリア消失を防ぐため、スミレの手によってブライアンのプログラムはデリートされた。
- スターフォートレス
- プラチナムが搭乗する次元移動要塞。ディストーションバスターを装備。プラチナムは当初地球に直接降臨していたが、クイーンの地球侵攻作戦に対抗するための新装備としてスターフォートレスに搭乗してくるようになった。最終話でショウとサラがスターフォートレスに搭乗して地球を発つ。
- パルサーポッド
- プラチナムが地球に降臨するときに使用する大気圏突入用カプセル。スターフォートレスから発進する。
[編集] インヴェード
ブルースワットにおけるインヴェードには、そのエイリアン特有の例外はあるが、基本的にシグを含めてインヴェードには次の特徴がある。
-
- インヴェード出来るのは生きている人間のみで、死んでいる人間には不可能である。脳死状態の広瀬剛の体を使ったシグや、昏睡状態だったザジを利用したジスプなどから、完全に生命活動が停止していない肉体であればインヴェードが可能とされる。
- インヴェードされた人間は流血した際、緑色の血を流し、生きている肉体にしかインヴェード出来ない事から、インヴェードとは同化の一種と思われる。
- インヴェードした人間は自在に操る事が可能となり、スペースマフィアに関する極秘情報を知ってしまった人間を自殺に見せかけ、死の寸前に肉体から離脱する事で口封じさせる手段を行っている。但し、不破主任のようにインヴェードされた人間が精神力で自我を取り戻す事が可能。また、シグがザジに対して攻撃の手を緩める、インヴェードした人間の妻に贈り物をするなど、インヴェードされた肉体の深層欲求が優先して行動に出てしまう場合がある。
- インヴェードした肉体の記憶情報を得る事が可能だが、記憶喪失になると記憶を得る事は不可能。
- 分離の際には膨大なエネルギーが放出され、周辺にいる人物の皮膚が振動するなどの現象が発生する。
[編集] キャスト
- 鳴海翔:正木蒼二
- 美杉沙羅:白鳥夕香
- シグ/広瀬剛:土門廣
- 宇佐美星児:田中優樹
- 麻生すみれ:干潟智子
- 不破主任:山口嘉三
- ゴールドプラチナム (声):てらそま昌紀
- ザジ:佐野茂
- ジスプ(声):小峰裕一
- ムッシュJ:笠原竜司
- ゾドー:佐藤信一
- リーガ:中井信之
- ヤニミ:小栗さちこ
- マドモアゼル・Q/クイーン:長門美由樹
- Qの従者A - 演:荻田佳也子
- Qの従者B - 演:松葉妙子
- ナレーター:垂木勉(字幕表記されていない)
[編集] スーツアクター
[編集] スタッフ
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、たのしい幼稚園、てれびくん、別冊コロコロコミック、テレビランド
- プロデューサー:梶淳(テレビ朝日)、堀長文(東映)
- 脚本:宮下隼一、扇澤延男、鷺山京子、曽田博久、小林靖子、浅香晶、中野睦、酒井直行、鈴木康之、増田貴彦、上原正三、荒川龍、井上一弘
- 監督:辻理、小西通雄、蓑輪雅夫、三ツ村鐵治、石田秀範、折田至
- 音楽:若草恵
- 特撮監督:尾上克郎
- 撮影:浄空(瀬尾脩)、小泉貴一
- 照明:斉藤久
- 美術:野尻均
- 録音:太田克巳、岩田広一
- 編集:菅野順吉、長田直樹
- 選曲:金成謙二
- 効果:大泉音映
- 操演:羽鳥博幸
- アクション監督:山岡淳二、新堀和男、山田一善
- 助監督:石田秀範、諸田敏、加藤弘之
- キャラクターデザイン:野口竜
- 企画協力:企画者104
- キャラクター製作:レインボー造型企画
- カースタント:タケシレーシング
- 協力:MGC、コミネオートセンター、レイバン(ボシュロム・ジャパン)
- 衣装協力:ゴールドウィン
- 制作:テレビ朝日、東映、ASATSU
[編集] 主題歌
- 解説
- OPは特撮ヒーロー番組としては異色の、バラード調の主題歌。メタルヒーローシリーズとしては『超人機メタルダー』のOP『君の青春は輝いているか』と並ぶ、歌詞中にヒーローの名が一切登場しないOPテーマでもある。EDはOPとは対称的に、アップテンポの陽気な曲。
- OP、ED共にシングルバージョンとアルバムバージョンがある。前者は放送当時のシングル盤にしか収録されておらず、それ以降の商品化の際には必ず後者が収録されている。TV放送では第24話まで前者を、第25話以降は後者を使用(ただしOPのみ)しており、TVサイズにおいても前奏の長さの違いが生じている。シングルバージョンではやや抑えた歌い方なのに対しアルバムバージョンでは前者に比べてかなり感情豊かに歌い上げられていた。
[編集] 挿入歌
- 「邪悪の巡礼-GET THE WAR-」
- 作詞・作曲:伊藤薫/編曲:若草恵/歌:前田達也
- 「友情超ファイター」
- 作詞:伊藤薫/作曲:渡辺宙明/編曲:若草恵/歌:ショウ(正木蒼二)、サラ(白鳥夕香)、シグ(土門廣)
- 「THEME OF PLATINUM」
- 作詞・作曲:伊藤薫/編曲:若草恵/歌:伊藤薫
- 「パワーアップ・ブルースワット~愛する心があれば~」
- 作詞:伊藤薫/作曲・編曲:石川恵樹/歌:前田達也
- 「兵士達の休息」
- 作詞:伊藤薫/作曲:渡辺宙明/編曲:若草恵/歌:前田達也
- 「出発のサイン」
- 作詞:伊藤薫/作曲・編曲:石川恵樹/歌:前田達也
[編集] 放送リスト
※補足:初期(1クール目)は、サブタイトルが全てカタカナ表記。2クール目以降は路線変更により、過去作品と同様のサブタイトルが付けられていたが、最終回ではサブタイトルがカタカナ表記になった。
| 放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場エイリアン | 脚本 | 監督 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1994/1/30 | 1 | ビギニング!! |
|
宮下隼一 | 辻理 |
| 1994/2/6 | 2 | ロンリーバトル |
|
||
| 1994/2/13 | 3 | インヴェード!! |
|
小西通雄 | |
| 1994/2/20 | 4 | ゲッタウェイ!! |
|
||
| 1994/2/27 | 5 | ザ・ライバル!! |
|
蓑輪雅夫 | |
| 1994/3/6 | 6 | ワンチャンス!! |
|
||
| 1994/3/13 | 7 | スクープ!! |
|
扇澤延男 | 三ツ村鐵治 |
| 1994/3/20 | 8 | E.Tベイビィ |
|
鷺山京子 | |
| 1994/3/27 | 9 | プリティーガール |
|
曽田博久 | 小西通雄 |
| 1994/4/3 | 10 | ザ・ミッション |
|
小林靖子 | |
| 1994/4/10 | 11 | イエスタディ… | 浅香晶 | 蓑輪雅夫 | |
| 1994/4/17 | 12 | グッドバイ… |
|
宮下隼一 | |
| 1994/4/24 | 13 | デス・トラップ |
|
三ツ村鐵治 | |
| 1994/5/1 | 14 | 極悪スター誕生 |
|
扇澤延男 | |
| 1994/5/8 | 15 | 侵略CM大放送 |
|
曽田博久 | 小西通雄 |
| 1994/5/15 | 16 | 激突!! 暗殺カー |
|
小林靖子 | |
| 1994/5/22 | 17 | ズッコケ新隊員 |
|
浅香晶 | 蓑輪雅夫 |
| 1994/5/29 | 18 | 強盗犯は英雄(ヒーロー)!! |
|
中野睦 | |
| 1994/6/5 | 19 | 魔少年(デーモンキッド)の正体!! |
|
宮下隼一 | 三ツ村鐵治 |
| 1994/6/12 | 20 | シグ衝撃の過去 | |||
| 1994/6/19 | 21 | 突撃爺ちゃん魂 | 扇澤延男 | 小西通雄 | |
| 1994/6/26 | 22 | シグよ さらば!? |
|
小林靖子 | |
| 1994/7/3 | 23 | 超時空の新戦士 |
|
宮下隼一 | 蓑輪雅夫 |
| 1994/7/10 | 24 | 地球征服0秒前 | |||
| 1994/7/17 | 25 | 進め凸凹探偵団 |
|
扇澤延男 | 三ツ村鐵治 |
| 1994/7/24 | 26 | 真説・浦島太郎 |
|
鷺山京子 | 小西通雄 |
| 1994/7/31 | 27 | BS(ブルースワット)同士打ち!! |
|
宮下隼一 | 三ツ村鐵治 |
| 1994/8/7 | 28 | ああ無常 母の命 |
|
酒井直行 | 小西通雄 |
| 1994/8/14 | 29 | 夏休み悪霊退治 |
|
宮下隼一 鈴木康之 |
石田秀範 |
| 1994/8/21 | 30 | さらば!! 魔少年(デーモンキッド) |
|
||
| 1994/8/28 | 31 | 異星人(エイリアン) 純情す… |
|
扇澤延男 | 三ツ村鐵治 |
| 1994/9/4 | 32 | 無残ショウ爆死 |
|
浅香晶 | |
| 1994/9/11 | 33 | 完成!! 最強銃(ドラムガンファイヤー) |
|
宮下隼一 鈴木康之 |
蓑輪雅夫 |
| 1994/9/18 | 34 | 極悪!! ニセBS(ブルースワット) |
|
増田貴彦 | |
| 1994/9/25 | 35 | 銀河狼(ウルフ)炎の鉄拳 |
|
上原正三 | 折田至 |
| 1994/10/2 | 36 | 脱線 僕の(秘)指令 |
|
小林靖子 | |
| 1994/10/9 | 37 | 女王(クイーン)の宣戦布告 |
|
宮下隼一 鈴木康之 |
小西通雄 |
| 1994/10/16 | 38 | GP(ゴールドプラチナム)抹殺指令! |
|
||
| 1994/10/23 | 39 | 宇宙獣 命の絶叫 |
|
浅香晶 | 三ツ村鐵治 |
| 1994/10/30 | 40 | 女王に罠を張れ |
|
扇澤延男 | |
| 1994/11/6 | 41 | 襲来!! 殺人昆虫 |
|
中野睦 | 蓑輪雅夫 |
| 1994/11/13 | 42 | 救世主は悪魔!! |
|
鷺山京子 | |
| 1994/11/27 | 43 | BS(ブルースワット)最期の日 |
|
宮下隼一 井上一弘 |
小西通雄 |
| 1994/12/4 | 44 | 虫歯の電脳戦士 |
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宮下隼一 荒川龍 |
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| 1994/12/11 | 45 | 狙われた肉体(ボディ)!! |
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浅香晶 | 三ツ村鐵治 |
| 1994/12/18 | 46 | GP(ゴールドプラチナム)戦闘不能!! |
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石田秀範 | |
| 1994/12/25 | 47 | 暴け!! (秘)計画書 | 扇澤延男 | ||
| 1995/1/8 | 48 | 反逆!! 俺が王(キング)だ |
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扇澤延男 増田貴彦 |
三ツ村鐵治 |
| 1995/1/15 | 49 | 決戦!! 王(キング)の最後 |
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扇澤延男 | |
| 1995/1/22 | 50 | 大激突 生か死か |
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宮下隼一 鈴木康之 |
蓑輪雅夫 |
| 1995/1/29 | 51 | グッバイBS(ブルースワット) |
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[編集] 放映ネット局
- 東京都、関東広域圏 ANB〔現:EX〕 テレビ朝日
- 北海道 HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 ABA 青森朝日放送
- 岩手県 IBC岩手放送
- 宮城県 KHB 東日本放送
- 秋田県 AAB 秋田朝日放送
- 山形県 YTS 山形テレビ
- 福島県 KFB 福島放送
- 新潟県 NT21〔現:UX〕 新潟テレビ21
- 山梨県 UTY テレビ山梨
- 石川県 HAB 北陸朝日放送
- 福井県 FBC 福井放送
- 長野県 ABN 長野朝日放送
- 静岡県 SATV 静岡朝日テレビ
- 愛知県、中京圏 NBN 名古屋テレビ放送
- 大阪府、近畿広域圏 ABC 朝日放送
- 鳥取県、島根県 BSS 山陰放送
- 岡山県、香川県 KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 YAB 山口朝日放送
- 徳島県 JRT 四国放送
- 高知県 KUTV テレビ高知
- 福岡県、佐賀県 KBC 九州朝日放送
- 長崎県 NCC 長崎文化放送
- 熊本県 KAB 熊本朝日放送
- 大分県 OAB 大分朝日放送
- 鹿児島県 KKB 鹿児島放送
[編集] 劇場版
- ブルースワット キック・オフ!ニュー・ヒーロー(1994年4月16日公開)
- 脚本・構成:宮下隼一 監督(構成編集):辻理
- 東映スーパーヒーローフェアの一編として上映された、テレビシリーズ第1・2話の再編集版作品。2007年12月7日に発売された『東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX』及び2009年11月21日の「東映特撮ヒーロー THE MOVIE Vol.6」に収録されている。
[編集] 映像ソフト化
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)が東映ビデオからリリースされている(全12巻)。
[編集] 撮影用プロップ、及び玩具について
- BW-01 ディクテイター
撮影に使用されたディクテイターのプロップは、発火用は作動性に定評のあった MGC 製のモデルガン・ベレッタM9(M92F の米軍用モデル)をベースに作られ、アップ用、遠景用及びドラムガンファイヤー状態のものはバンダイ製玩具「DX・電動ディクテイター01」をベースに作られた。それとは別にアクションシーン用のゴム製のものも作られている。製作はレインボー造形による。 それぞれの差異は画面上で意外と判別しやすく、アップ用を基本とすると
- 発火用は M92F のディスアッセンブリレバーやマガジンキャッチがそのまま残っている。グリップの角度(傾き)が浅い。ダブルカラムマガジンのためグリップが太い。チャンバー部、スライド部の高さが低い。また発火プロップ用のロングマガジンは作られていない。
- ゴム製のものは金属質感が低く、エネルギーコーティング部の光沢がない。マガジンが入っていない。エッジが甘くゆがんで見える、など。
- また、アップ用は玩具よりもフレーム後部が長い、スライド高さが低い、フロントサイト部に肉盛りなど細部がかなり異なっており玩具では電池ボックスになっていた L.A.M.(Laser Aiming Module) が実際に発光する。またフレーム前部の幅が玩具よりもやや太い。などの差異が見受けられる。
なお、トイガン系同人誌『SIGHT』33号の発火プロップディクテイターのレポート記事によれば、アップ用はフルスクラッチビルドとされている。
バンダイ製 ディクティター右側面 及び バンダイ B-CLUB プロップ写真のグリップとトリガー周辺の形状から プロップのなかには M9ではなく MGC SIG SP/47(SIG 210)を元に作られた物もある模様。
発火用プロップは3丁製作されているが、本体との相性の問題によりマガジンの共用ができない。そのためグリップエンド及び対応するマガジンに1から3までの番号が彫りこまれていた。
ガンアクションが番組の売りの一つだったことで、番組当初は敵味方問わず発火用プロップガンが毎回のようにブローバックしていたが、次第にそのシーンは減り、ディクテイターのブローバックシーンが使いまわしされるようになった。(モデルガンの整備や弾の不発時の対応に時間がかかることが原因と思われる。)
しかし、可能な限り銃のメカニカル感を演出する努力はなされ、実際のブローバックシーンが無くても発火用ディクテイターのスライドを動作させたり、解体した発火用ディクテイターを組み立てるシーン(34話)等が撮られた。
なお『ブルースワット』の後番組『重甲ビーファイター』のラスト2話で『ブルースワット』の主人公たちがゲスト登場して話題となったが、このとき使用されていたのは一貫して発火用プロップであった。
玩具「DX・電動ディクテイター01」は、電池駆動でブローバックしカートを排莢するという「電動ブローバックモデルガン」というべきものである。そのモデルガン然としたパッケージ、サイトやマガジンキャッチ、その上マガジンは実際の弾丸装填とほぼ同様のタイプで、弾を全部撃ち尽くすとスライドが後ろで固定される「ホールドオープン機構」「発射モード セミ・フル選択可能」をはじめとする大抵の実銃の機構が再現されている等、子供向け玩具としては異様な作り込み、そして何よりも、7800円というキャラクタートイとしては高めの定価(モデルガンとして見れば安いほうではあるが)、そして7歳以上というこの手の玩具にあるまじき対象年齢の高さ(実際12歳以上とも言っても良いほど)など、この銃はトイガンファンの間では語り草となっている。2009年時点でも、電力をパワーソースとし排莢をアクションの特徴とする「モデルガン」は他に例がない。これは銃刀法や(モデルガンとしての)安全性などの面から考えても画期的であった。 構造的には スプリングで絶えず後方に下がろうとするスライドをモーター駆動で前進させる物で、引き金を引くたび下がったスライドを 電動で元の位置(スライド閉鎖位置)に戻す物。 実銃とはまったく逆の発想の製品(マルゼンのプッシュコッキング式エアーソフトガン、また東京マルイの極初期のガスブローバックガンの設計思想に近い)だが、排莢動作を機械的に安定(動作スピードが電池残量に左右されない)するスプリングで行うことにした設計者の選択は「銃の動作とその目的」を理解していなければできないものだと言える。 発売当初、日本における老舗銃器専門誌「Gun」誌(国際出版 発行)のTOY紹介コーナーでもその月のモデルガン・エアーガンと並んで記事として取り上げられている。
また、この玩具の開発においてはバンダイ社内でも物議をかもしたようで、「ディクテイターの件で開発スタッフが社長に叱責された」などの噂も存在する。
電動ディクテイターの第一回生産分は回収がかかり、その理由として、
- マガジンがフルプラスティックのため破損しやすかった
- ギア比の関係でスライド閉鎖のスピードが速すぎてジャム(弾詰まり)が多発した
などといったものが挙げられているが、排莢を覗き込んで怪我をしたという苦情が寄せられた事が主因であり、再生産分からは排莢の勢いはかなり弱められた。初期型と改良型の外見上の違いはマガジンの一部が赤いかどうかで判別する事が出来る。なお、改良型でもパッケージ写真は初期型のまま。
電池ボックスとなっている L.A.M. 部の先端には実は赤外線を発光するユニットが組み込まれており、トリガーに連動して実際に発光している(肉眼ではわからないがデジタルカメラの画面などを通して見ることにより確認出来る)。結局このユニットを利用した関連玩具は発売されなかった(後期に発売されたドラムガンナーは銃口からの赤色光を受光して作動していた)。
低価格版で、引き金を引くと銃口が光り発射音がなる一回り小さいモデル(ライト&サウンドディクテイター)や安価なフックトイ(水鉄砲等)も発売されていた。
- BW-02 プラグローダ
玩具「BW-02プラグローダ」はディクテイターとは異なり、実体弾を発射できる玩具である。
本体の電源を入れるとバレル(銃身)内の左右に配置されたコンベアベルトが回転を始める。トリガーを引くとシリンダー内にあるソフトブリット(ウレタン製)がバレル内に押し出される。押し出されたソフトブリットはコンベア部に達したところで加速され、前方に射出される。ボルトの操作によりシリンダーを回転させ、次弾の発射準備が整う。なお全弾撃ちつくしたあとはレバー操作によりシリンダーを外して再装填を行う。 ソフトブリットがウレタン製であること、また左右のコンベアベルトの回転数差(それぞれ独立したモーターで回転している)のため、短距離ではまっすぐ飛ぶが離れるとどこに向かうかわからなくなる。ディクテイターと比べると非常に玩具らしい玩具といえる。 造形は甘いながらも、グレネードランチャー用サイトの搭載など設計者の銃器に対するこだわりが見られる製品だった。
このプラグローダと予備弾を買い込んでサバイバルゲームに使用する者もいた。当時はリボルバー式グレネードランチャーのトイガンが発売されていなかったこと、またソフトブリットゆえに当たっても痛くないこともあり「当てた相手に精神的ダメージを与える」「当たらないのが楽しい」などのなかば自虐的な理由による。
[編集] 備考
- 次作品『重甲ビーファイター』の52、53話で、前作品の『特捜ロボ ジャンパーソン』のジャンパーソン、ガンギブソン、ビルゴルディと共に競演を果たした。
- この時間枠の特撮番組では恒例的に発売されていた小学館刊の『超全集』であるが、本作品では発刊されなかった。
- ブルースワットの隊員服は『超光戦士シャンゼリオン』の最終回に流用された他、『仮面ライダーアギト』でもディクテイターのプロップが、パワードスーツV-1の専用装備であるV-1ショットとして流用されている。
- CS放送では2004年までにファミリー劇場にて2期にわたり放送された(最終1期は連続放送)。東映チャンネルでは、2007年10月から2008年4月まで、「GO!GO!ヒーローズ」にてニューマスター版で再放送された。
- 東映特撮作品が競演するカードゲーム「レンジャーズストライク」では、ブルースワットの隊員が特徴に「スワット」と「警察」を加えられている。「警察」とは直接の本作には関係ないが、同じ「スワット」では『特捜戦隊デカレンジャー』のスワットモードが存在する。また、戦いによってはブルースワットやデカレンジャーのスワットモードのデッキを組み合わせることもある。隊員コード付きの名前がカード名になっているが、サラとシグの隊員コードが逆になっているというミスがある。
- 主演の正木蒼二は、2003年の超星神グランセイザーで、セイザートラゴスとして再び特撮ヒーローを演じた。
[編集] 脚注
- ^ 人の精神を支配することに拒絶を覚えていた苦渋の判断として、脳死状態であった広瀬剛を選んだ。
- ^ 奇しくもこれは、ゴールドプラチナムの声を演じた、てらそままさきが後年『仮面ライダー電王』で同じく声を担当した「電王アックスフォーム」と符合する。
| テレビ朝日系 日曜8時台前半 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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特捜ロボ ジャンパーソン
(1993.1.31 - 1994.1.23) |
ブルースワット
(1994.1.30 - 1995.1.29) |
重甲ビーファイター
(1995.2.5 - 1996.2.25) |
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最終更新 2009年11月23日 (月) 13:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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