ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター

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ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター
ジャンル コンピュータRPG
対応機種 プレイステーション2
開発元 カプコン
発売元 カプコン
人数 1人
メディア DVD-ROM
発売日 2002年11月14日
Best版:2003年7月3日
価格 6,800円(税別)
Best版:3,000円(税別)
対象年齢 12歳以上
売上本数 14万本
その他 テーマ曲「Castle・imitation鬼束ちひろ
  

ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター』 (Breath of Fire V: Dragon Quarter) はカプコンより2002年11月14日に発売されたロールプレイングゲーム

ブレス オブ ファイア」シリーズとしては5作目で、プレイステーション2へとプラットフォームを移した。これまでのシリーズと世界観などが大きく異なるため、事実上『ブレス オブ ファイアV』がサブタイトル扱いで『ドラゴンクォーター』とのみ呼称されることもある。また、日本国外ではシリーズナンバーの「V」が付けられておらず、外伝的な作品として扱われている。略称は、「BOF5」「ブレス5」「ドラクォ」など。

目次

[編集] 概要

[編集] 特徴

今作は、舞台が近未来的な地下世界となり、前作まで数多く登場した亜人たちはほとんど登場しなくなるなど、それまでの作品とは大きく毛色が異なる。また、敵が強めに設定されており、セーブ回数も限られているなど、ゲームの難易度もやや高めになっている。

なお、過去のシリーズで存在した釣りシステムは無くなっている。開発段階では釣りシステムは存在していたと攻略本などでスタッフにより語られていたが、製品版では最終的に組み込まれなかった。

[編集] システムについて

システムも一新されている。新たに追加されたSOL (Scenario OverLay) システムは、繰り返しゲームを行うためのシステムである。ゲームオーバー時か、ギブアップした時に発動できる。発動すると、最初からもしくは最終セーブポイントからゲームをやり直し出来る。その際、それまでのプレイでは見ることの出来なかったイベントが追加されることがあり、プレイを繰り返すことでより深く物語を知ることが出来るようになっている。また、SOLを発動すると装備品や所持金、スキルを引き継ぐこともでき、次回のプレイを有利に進めることが出来る。

また、D-カウンターというシステムも特徴的。物語のある時点から出現し、常に画面右上に表示されるようになる。これはドラゴンの主人公に対する侵食率を表しており、ドラゴンの力を使うことで上昇する。ゲーム中では一切減少せず、100%に達するとどれだけゲームを進めていようがゲームオーバーとなってしまう。このシステムも難易度を跳ね上げる一因となっている。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] あらすじ

下層地区のレンジャーとして生きていた主人公・リュウは、ある日、バイオ公社のリフトを護衛するという任務を言い渡され、相棒のボッシュと共にリフトに乗り込む。ところが突然、反政府組織「トリニティ」の襲撃に遭い、リフトは破壊され地の底へと落ちてしまう。リフトと共に落ちてしまい、ボッシュとはぐれていたリュウは、一人の少女がディク(モンスター)にさらわれそうになっているのを目にする。その時、突然謎の力に目覚めディクを倒したリュウは、助けた少女・ニーナを保護するため彼女を連れて歩き出した。道中でトリニティのリンを仲間にしたリュウは、ニーナに関する驚愕の事実を知り、彼女を助けるため‘空’を目指すことを決意する。

[編集] 世界観

[編集] 新たな世界

大昔に発生した大災害により、地上は瘴気に覆われた。瘴気から逃れるため、人々は地下都市"シェルター"を建造し、地下で過ごすようになる。それから幾世代もの時が流れ、人々は元々自分たちが暮らしていた地上、空のことを忘れてしまったようだ。

前作までは物語の中核として存在していたドラゴンが、今回は"地上へ戻るためのプログラム"として登場する。

[編集] 様々な組織

統治者(メンバー)
この地下世界を統べる政府の頂点である。それ以外その素性は明かされていないが、高いD値を持つ者のみがなれるようだ。
トリニティ
反政府組織。リーダーはメベト=1/4。
バイオ公社
ディクなどの研究をしている。人体改造などの非人道的な研究も、政府の指示で行っている。
レンジャー
地下世界の治安維持を目的として組織された。隊員には1ST、2NDなどのランクが存在する。手柄を立てることで昇進したり、空気の良い上層区に配属されたりするが、実際はD値によりほとんど決まってしまう。
ネガティブ
政府が非公式に擁する暗殺専門のレンジャー。バイオ公社による人体改造を受けた者が所属するといわれている。

[編集] D値について

この地下世界では、D値というものが存在し、人々は出生時に計測されたこの数値を名前の後ろに付けて登録される(リュウ=1/8192など)。このD値は、潜在能力を示す数値とされ、数値によって就ける職業や居住区域が決まっている。低ければ空気の汚れた下層地区にしか住むことが出来ず、主人公リュウのようにレンジャーになっても出世は殆ど望めないようだ。そればかりでなく、D値の低い者は"ローディ"(Low D)と呼ばれ様々な差別や偏見の対象となることもある。

但し、これらは表向きのことであり、D値は実際のところドラゴンとの親和性を示す物である。親和性が低ければドラゴンとのリンクに成功しても、その力を使う際、著しく寿命が削られていくこととなる。

尚かつて起きた世界の災厄に関係したとされるオリジナルのドラゴンがD値1/1、それを元に作られた地上へ戻るためのプログラムがD値1/2、その適格者がD値1/4であり、人間ではこれがD値の最高となる。

ちなみに、サブタイトルの「ドラゴンクォーター」は、このD値1/4のことを指している。

[編集] ディク

この世界でのモンスターの事。デザインド・クリーチャー (Designed Creature) の略。家畜(掘削作業や運搬作業、共同体の構成員)として登場する事もあるが、ゲーム中に登場する大概の物は野生化しており、襲い掛かってくる事が殆ど。元が一体なんであるのかは不明だが、バイオ公社が「生産」している物も多い。劇中の登場人物にはディクの組織を体に移植しているキャラクターも存在し、中には人間ではなくディクの一種として扱われる者も居る。

食用や薬用にされる種類もあり、食料として配給もされている。が、ある種類のものは、食べるのに少々の勇気が必要な姿をしている。

[編集] 登場キャラクター

[編集] 主要キャラクター

リュウ=1/8192(声:山口勝平
主人公。下層地区の治安を守るサード・レンジャーで、相棒のボッシュと共に任務をこなしている。内向的な性格だが、自分で決めたことはやり通す意志の強さも持つ。ある事件を機にニーナを連れて空を目指すことを決意する。ローディと言われているが、リュウのD値は全体で見れば普通程度であり、D値のもっと低い者もいる。尚上司のゼノとは師弟関係であり特技として絶命剣を使えるところからもその関係が伺える。ドラゴンであるアジーンとリンクし、寿命の減衰と引き換えにほぼ無敵な能力を発揮できる。16歳。
なお、最初に名前を「リュウ」と入力するかしないかで、エンディングが若干変化する。
ニーナ(声:氷上恭子
バイオ公社により実験体として改造された少女。機密保持とモノであるという理由から喋る能力を奪われ、知能と身体の成長も止まっている。しかし言葉は理解でき、意思もはっきりとしている。自分を救ってくれたリュウを慕っており、最終的には恋心を抱くようになる。背中から生えている羽のようなものは、試作品の換気肺であり、周囲の空気を浄化する力があるが、その代わりニーナに大きな負担を強いている。精神・肉体年齢8歳、実年齢12~3歳位と思われるが、正確な年齢は不明。白く薄いワンピースを着ている。
リン=XX(声:渡辺久美子
反政府組織トリニティの女エージェント。そのため政府発行のD値は抹消されている。ニーナを保護するため、リュウとボッシュが護衛に当たっていたリフトを襲撃した。最初はリュウと敵対していたが、ニーナを保護するという目的のもと、リュウと行動を共にするようになる。しかしトリニティもまたニーナを道具扱いしようとしている事実に怒り、トリニティと袂を分かち最後まで同行する。持ち前の気の強さと優しさで、ドラゴンとのリンクで余裕のないリュウを自然とサポートしている。21歳。
ボッシュ=1/64(声:伊藤健太郎
リュウの相棒の下層地区担当のサード・レンジャー。1/64というD値はかなり高いものであり、将来がほぼ約束されているエリートである。父であるヴェクサシオンの過剰ともいえるスパルタ教育(幼児の頃から大型ディクと一騎打ちをさせられるなど)によりD値に負けず実際の能力も高いものの、お世辞にも性格は良いとは言えない。リフト襲撃の後、最下層区にて積荷(ニーナ)の確実な処分に向かい、抵抗するリュウをも殺そうとした所、ドラゴンの力に目覚めたリュウに返り討ちにあい敗北。その後は公社ラボにて人体改造を受け彼を殺そうとするが失敗。瀕死の重傷を負った際にドラゴン・チェトレとリンクした。最後はドラゴン・チェトレに完全に侵食されかける寸前、ドラゴン化したリュウの攻撃により命を落とした。本作で最も現実の「人間らしい」人間ともいえる。16歳。

[編集] 統治者(メンバー)達

エリュオン(声:伊藤健太郎)
統治者達のリーダー。それだけあって実力はかなりのもの。自らの分身である「アルター・エゴ」を召喚する。実はアジーンと最初にリンクした"適格者"だった。EDにてアジーンが言っている最初の適格者(オリジン)というのは彼のことである。空を目指すも、それが自分の意志であるかどうかを疑った結果、目前にして断念してしまう。その後は自ら統治者となり、空を開く者を待っていた。アジーンとのリンクを切った後も侵食が止まらず、残された時間が少ないことを悟ったエリュオンは、かつての友であるアジーンに最後の望みを託す。ドラゴンの力を完全に支配でき、1/1のD値を持つとされるが、実際は1/4である。
クピト(声:渡辺久美子)
ハムスターのような姿の使い魔を連れている少年。ヒトの意思を色として視ることができ、リュウの意思の強さを認めながらも、選ばれるべき存在ではなかったと言い、使命に従い無敵の存在であるオンコットと共に勝負を挑んでくる。
デモネド(声:石塚運昇
リュウが最初に戦う統治者。かつては統治者のリーダーであったが、エリュオンに敗北し右目を奪われ、現在は眼帯をしている。ドラゴンの適格者に対しては自分が先陣を切ると決めていた為、デモネドの方からリュウに戦いを挑みに来た。
ジェズイット(声:伊藤健太郎)
統治者達の中では一番D値が低いとされる男。そのためかD値に対して懐疑的。軽そうな外見の割に思慮深い面もあり、リュウが空を開くのに賭けている。"シャドウウォーク"で姿を消すことが出来るが、勝手にうろついては女性の尻を追い、不躾だとオルテンシアに注意されている。
オルテンシア(声:氷上恭子)
聖女と呼ばれる女性。ジェズイットとは対照的に、D値は絶対の物だと信じている。未来を見通す力があり、自ら「空を開く者が現れる」と予言をしながらも、そのD値至上の思想のためにそれがリュウであると断定できず、D値の低いリュウがドラゴンとリンクしたことさえ疑っていた。時空すら操ることの出来る最強の魔法使いでもあり、強力な魔法攻撃で挑んでくる。
ヴェクサシオン(声:石塚運昇)
剣聖と呼ばれ、獣剣技を使いこなす猛者。リケドとナラカという二人の弟子がいる。またボッシュの父親でもあり、ボッシュを幼いころから厳しく教育してきた。だがあまりにも過酷な戦闘訓練は、ボッシュの精神を歪ませる一因となった。ボッシュが自分を超えると確信しているようだ。
「ヴェクサシオン」は「嫌がらせ」を意味する。

[編集] ドラゴン

環境改善に伴う地上復帰プログラムの一環として造り出されたらしい強大な生命体。その姿はドラゴンの姿をしているが、元々からドラゴンなのか、あるいは大元となった生き物がいて、それがディクなのか、あるいは人間なのかはまでは不明。地下世界の全ての人間と遺伝子レベルでリンクしており、その親睦度(同化率?)が高ければ高い程人間はドラゴンの力を自らの肉体から引き出す事が可能。リンクが高まり過ぎると親睦値が高かったドラゴンに精神や肉体を同化・吸収されそのドラゴンと一体となる。基本的には生命をも共有しており、ドラゴンそのものが死亡しない限りリンクは維持され親睦値が高い者程致命傷を受けても復活可能な程の生命力を獲得出来る(アジーンに関しては本体は活動停止しかけているが遺伝子レベルでリンクしている部分は生きながらえており、全員死亡しない限りは不死。さらには自ら選んだ者の肉体を苗床にする事でそこから復活可能であり、その再生の描写は主人公の死亡時のデモで見る事が可能となっている)。
アジーン(声:石塚運昇)
廃棄ディク処理施設の壁に磔になっていた巨大なドラゴン。かつてはエリュオンとリンクしていたが、現在はあまり良い関係ではないようである。エリュオンに頼まれたこともあってか、リュウとリンクする。名前はロシア語で「1」を意味する。
EDでは自分が本来の正統なプログラムではないと言い、最後の審判の決定権をリュウ自身に委ね、役目を終えて消滅した。
チェトレ
リュウとの戦闘後に瀕死の状態となっていたボッシュとリンクする。しかし最終的にはボッシュを侵食しつくして賦活する。名前はロシア語で「4」を意味する。アジーンに対するアンチプログラムの一種と思われる。
ドヴァー
ストーリー中では行くことのない隠しダンジョン「ココン・ホレ」の最深部に潜むドラゴン。莫大なHPを持ち、倒すには工夫が必要になる。名前はロシア語で「2」を意味する。

[編集] その他

ゼノ=1/128(声:氷上恭子)
リュウとボッシュの直属の上司であり、下層地区のレンジャー達をとりまとめるエリートレンジャー。リュウにとっては剣の師匠でもあり、「D値が低くても努力で克服できる部分もある」とリュウを鍛えた。空を目指すリュウを止めようと説得するが、リュウの決意は変わらず、戦うこととなった。
タントラ(声:矢薙直樹
暗殺専門のレンジャー「ネガティブ」の一員あるいは「ネガティブ」そのものでもある男。統治者の勅命によりリュウ達を襲う。ディクと合体して力を得ることができる。なお「タントラ」という名前は戦闘中でしか確認できない。
メベト=1/4
反政府組織「トリニティ」のリーダー。かつては統治者の一人であった。世界の在り方に反感を抱き、統治者と戦い続けている。しかし未だ統治者の持つ「空への鍵」を所持し、統治者達との接点もある謎の多い男である。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月16日 (月) 05:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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