プライミーバル

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プライミーバル(Primeval)は、イギリスのSFテレビドラマで、ITVとインポッシブル・ピクチャーズの製作。脚本のAdrian Hodgesとディレクターのティム・ヘインズが、古代生物を扱ったドキュメンタリー番組ウォーキングWithシリーズにつづいて生み出した。ドラマは主人公の科学者たちがイギリス各地に出現して古生物や未来生物を現代におくりこむ時空の亀裂temporal anomalies)と呼ばれる存在に対する調査活動を描く。

イギリスでは2007年2月10日に最初に放送され、以来世界的に視聴者を増やしている。第1・第2シリーズを通じイギリスでは視聴率25%を記録し[1] 、2008年8月9日にはBBCアメリカでも放送され、アメリカの評論家たちから好評を得た[2] 。日本ではNHKで2009年1月にシリーズ1が放送された。

目次

[編集] あらすじ

イギリスで謎の“怪獣”が目撃される。動物学者のニック・カッターは目撃現場が“ディーンの森”だと聞いて助手のスティーブンらとともに調査を始める。そこは8年前、妻のヘレンが行方不明になった場所だった。 やがて彼らの前に現れたのは、数億年前に絶滅したはずの恐竜と、古代に通じる“時空の亀裂”だった・・・。

[編集] キャスト

吹き替えの声優はNHK放送の日本語版による 尚、DVD版の声優はOA版声優の右に記載

ニック・カッター(ダグラス・ヘンシャル 声:堀内賢雄大塚芳忠
大学教授、進化動物学者。
スティーブン・ハート(ジェームズ・マレー 声:川本克彦加瀬康之
ニックの研究助手兼ボディーガード。肉体派。動物の追跡調査能力に優れ、どう猛な生物たちとの格闘経験もある。勇敢で度胸があるが、そのために危険な状況に陥ることも。
実はニックの妻へレンの浮気相手だった。
コナー・テンプル(アンドリュー・リー・ポッツ 声:宮下栄治浪川大輔
ニックの教え子の大学生。豊富な古生物の知識を有している。またSF映画等も好きで彼のセリフにはそれ関連のことも出てくる。想いを寄せるアビーの家に転がり込み、共同生活を送ることになる。
アビー・メイトランド(ハンナ・スピアリット[3] 声:斉藤梨絵足立友
動物学者で動物園の飼育係。コナーに想いを寄せられているが、あくまで友人として接している。
クローディア・ブラウン(ルーシー・ブラウン 声:加藤優子小林さやか
内務省の職員だがレスターとは違いニックを信頼している。シーズン1後半では彼に惹かれていくが…
ジェニファー・ルイス(ルーシー・ブラウン 声:加藤優子小林さやか
亀裂調査センターの広報担当。皆からはジェニーと呼ばれているが、本名はジェニファー・ルイス。消えてしまったクローディアと外見はそっくり。民間出身の有能な広報担当者でマスコミ対策として雇われる。“時空の亀裂”の秘密が世間に知られぬように隠ぺい工作するのが仕事。自信満々のキャリアウーマンで婚約者もいて公私共に順調。ニックにクローディア扱いされるのが気に入らない。詳細を知らぬままチームに加わったが、みんなが口にする“恐竜”が冗談ではなかったとすぐに知ることに。
ジェームズ・レスター(ベン・ミラー 声:横島亘
内務省の上級官僚。調査チームの責任者。ニック達を信頼しておらずことあるごとに嫌味を言うが、彼らの知識による決断に任せることは多い。
ヘレン・カッター(ジュリエット・オーブリー 声:唐沢潤赤池裕美子
ニックの妻で古生物学者。8年前にディーンの森に調査に行ってから行方不明となっている。唯一未踏の地である未来への時空の亀裂を見つけることに情熱を燃やし、そのためにはニック達を利用することも厭わない。ニックを捨てたものの、未だに彼には未練があるような素振りを見せる。
トム・ライアン(マーク・ウエイクリング 声:藤真秀)
SAS出身の特殊部隊隊長。シーズン1のラストで未来生物に襲われ部隊は全滅し、彼も死亡してしまう。階級は大尉。
オリバー・リーク(カール・テオパルド 声:村治学
亀裂調査センターの管理担当。存在が消えてしまったクローディアのポジションにいる。いつも上司のレスターの顔色をうかがってばかりいる。口数が少なく、何を考えているのかわからない。
キャロライン・スティール(ナオミ・ベントリー 声:佐古真弓
レンタルビデオ店でコナーに声をかけた後、積極的なアプローチで付き合い始める。実はリークに雇われて近づいていた。

[編集] ストーリー

[編集] 第1シリーズ

  • 第1話『太古への扉』
    • コナーから怪物の目撃情報を得たニックは8年前妻が行方不明になったディーンの森に調査のため入り、そこで絶滅したはずの古代生物に遭遇する。
  • 第2話『恐怖の巨大クモ』
    • ロンドン地下鉄内にて巨大な蟲の目撃情報があり、駆除に入った作業員が謎の毒牙にかかる。政府の協力を得て調査に立ち入ったニック一行がそこで目にしたのは、巨大な蜘蛛に似た生物の大群であった。
  • 第3話『海の怪物』
    • プールにて謎の生物に食われた男性が跡形もなく姿を消した。推理の末亀裂が水中に出た事を察知したニックはスティーブと共に水中へ。その後、残って調査を続けていたコナーとアビーが巨大生物に襲撃され…。
  • 第4話『ドードーの悲劇』
    • 内務省に捕らえられたヘレンは数時間後、凶悪な肉食獣の群れが亀裂から襲い来ると告げる。しかしそこから現れたのはドードーの群れ。しかしそのドードーは悲劇と共にある凶悪な「悪夢」を現在に持ち込んでいた。
  • 第5話『空飛ぶ殺し屋』
    • ゴルフ場で男性客が何かに食い殺される。しかし生物の手掛かりや亀裂の痕跡は一切見当たらない。突如、辺りが静けさに包まれる。そしてニック達が上空を見上げると、そこには時空の亀裂が存在していた。
  • 第6話『未知なる獣』
    • 動物園でライオンが一頭消え、その後48時間に3人が姿を消した。そして唯一事情を知るヘレンの口から語られた容疑者の正体とは、俄には信じ難い恐ろしい生物だった。

[編集] 第2シリーズ

  • 第1話『ラプトル襲撃』
    • ニックが“時空の亀裂”から戻ると現在の世界が変化していた。調査チームの一員で恋愛関係になりつつあったクローディアの存在が消え、本部もハイテクな“亀裂調査センター”になっている。だが“もとの世界”を知るのはニックと亀裂の向こうに残ったヘレンだけだった。ショッピングモールに怪物が出たと通報が。駆けつけたニックたちが監視カメラの映像を確認すると、そこに映っていたのは白亜紀の恐竜、ラプトルだった…。
  • 第2話『オフィス街の霧』
    • 調査チームの新メンバーとして広報担当のジェニーを紹介されたニックは目を疑う。なんとクローディアだった。だがジェニー本人は別人だと否定し、誰もニックの言葉を信じない。コナーはビデオ店でキャロラインという女性と出会い急接近。スティーブンが帰宅するとそこにはケガをしたヘレンが…。オフィス街のビルで“時空の亀裂”が発生し、悪臭のする霧が立ち込めていた。ニックたちがビルに到着すると、消防隊員の叫び声が…。
  • 第3話『森に潜む牙』
    • コナーが開発した亀裂探知装置が完成する。全国を24時間監視し、“時空の亀裂”が発生したら数秒以内に警報が鳴る仕組みだ。ところがコナーが自信満々で説明をしている間に、警報が鳴らずに新たな生物の出現報告が入る。現場の遊園地では、ネコ科の猛獣らしき生物の鋭い爪(つめ)でズタズタに引き裂かれた遺体を発見。ひとまず被害者の出たエリアだけ封鎖するが、スティーブンがそこから離れたところで猛獣の足跡を見つける。
  • 第4話 「水底に響く声」
    • リークに雇われてコナーに近づいていたキャロラインは、この日もなにくわぬ顔でアビーたちの家に来ていた。突然水があふれた排水溝に少年が飲まれて姿を消す。調査チームは水中での“時空の亀裂”発生を察知。排水溝を調べていたニックとスティーブンは不気味な鳴き声を耳にする。調査チームは運河で未来のサメらしき生物を捕獲するが、ニックは犯人は別にいると確信。さらなる捜索中にアビーが謎の生物にさらわれてしまう。

[編集] 登場する古代生物

[編集] 第1シリーズ

[編集] 第2シリーズ

[編集] 日本での放送

NHK総合放送で「恐竜SFドラマ プライミーバル」のタイトルで2009年1月2日から4日に3日連続でオンエアされた。放送されたのは第1シリーズの全6話で、1回につき2話ずつ放送された。タイトルに第1シリーズ本編には登場しない恐竜の文字が入っているが、視聴者にドラマの内容をわかりやすくするために内容を確認したうえであえてしたという[8]

2009年8月27日からは同じくNHKで第2シリーズがオンエアされている。

NHK総合 ドラマ8
前番組 番組名 次番組
恐竜SFドラマ プライミーバル
第2章

[編集] 脚注

  1. ^ TV ratings | Media | guardian.co.uk
  2. ^ Primeval on Metacritic. Retrieved 8-10-2008.
  3. ^S Club 7のメンバー。MiAMi7にも出演ドラマで楽しむ英会話 MIAMI7
  4. ^ レックスのモデルとなっているのはドイツで見つかったCoelurosauravus jaeckeilという種類である。実際のコエルロサウラヴィスはレックスの半分ぐらいの大きさである。
  5. ^ メガラクネは化石が発見された当初、巨大なクモの化石と思われた。しかし化石を再調査したところクモでは無くウミサソリの一種だということが分かった。このため本作ではメガラクネとは特定せず「古代グモ」の一種としている。
  6. ^ このエピソードに登場するアヌログナトゥスは、プテラノドンと同じ白亜紀後期から時空を越えて現代に現れたという設定であるが、アヌログナトゥスが実際に生息していた年代は白亜紀より前のジュラ紀後期である。物語ではピラニアのように群れで行動する肉食の翼竜という設定であり、歯も実際より巨大にされている。
  7. ^ 劇中ではラプトルと呼称されているが、モデルとなっている恐竜はデイノニクスである。ラプトルとはラテン語で泥棒を意味し、映画「ジュラシックパーク」以降、デイノニクスを含むドロマエオサウルス科の恐竜の総称となった(ただし、古生物学者はこの言葉をほとんど使用しない)。体長も実在した種類よりも巨大に設定されている。
  8. ^ 恐竜SFドラマ『プライミーバル』に“恐竜”は出てこない!?

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年9月16日 (水) 12:19 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【プライミーバル】変更履歴

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