プラモ狂四郎
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『プラモ狂四郎』(プラモきょうしろう)は、『コミックボンボン』1982年2月号から1986年11月号に連載された、やまと虹一とクラフト団による漫画作品。やまとの代表作である。
単行本は講談社ボンボンKCにて全15巻、再版として愛蔵版全11巻、ボンボンKCDX版全6巻、KPC版全13巻が刊行された(いずれも絶版)。2008年より、講談社漫画文庫版として刊行。
目次 |
[編集] 概要
プラモデル(特にロボットアニメ製品)が好きな少年・プラモ狂四郎こと京田四郎は、プラモデルを本物さながらに戦わせることができる「プラモシミュレーションマシン」でライバルたちとプラモデルを仮想空間で戦わせ、次第にモデラーとして成長していく。 続編に『新・プラモ狂四郎』や『超戦士ガンダム野郎』などがある。また、この作品がヒットした影響で、プラモデルを題材にしたホビーバトル漫画が数多く生まれた。
当初、講談社サイドは新創刊のコミックボンボンの目玉として、劇場版機動戦士ガンダムの漫画化を企画していたものの、日本サンライズ(当時)から許可が下りずに断念、それに代わる次善の策として安井尚志(本作の原作者・クラフト団)に白羽の矢を立てた。そして生まれたのが本作である[1]。
ボンボンの初代副編集長の池田新八郎によると、ボンボン創刊号のガンダムのプラモデル特集がアンケートで1位を取ったので、本作を始めることになったそうである。(池田によると「創刊当時はガンダムよりも『ダグラム』の方がメインだったと思うんですよ」とのこと)。連載1回目にはアンケートで3位、2回目からは1位を取るようになった。本作の連載が始まったボンボン3号からボンボンの部数が伸び始め、創刊号が15万部だったのが1年後には50万部に達した。これは「ミラクル」と言われたという。本作は当時の講談社のコミックスの売り上げ1番にまでなった[2]。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 主な登場人物
声優はSDガンダム GGENERATIONシリーズのもの
- 京田四郎(きょうだ しろう)
- 声:松本梨香
- 主人公。通称プラモ狂四郎。万代小学校に通う小学生。プラモデルが大好きで、中でもとりわけガンダムが大好き。行きつけの模型店「クラフト・マン」のマスターに誘われたことがきっかけでプラモシミュレーションを始める。模型製作の腕前は、最初はパーツの合わせ目も満足に消せない稚拙なものであったが、マスターやストリームベースをはじめとする周囲の助言や特訓、そして四郎自身の努力もあってめきめきとその腕前を上げていき、後には自身の代名詞ともいえるパーフェクトガンダムをはじめとする、数々の傑作モデルを生み出していった。またプラモシミュレーションのプレイヤーとしても、多くのライバルたちといくつものバトルを重ね、いつしか日本を代表するプレイヤーとなっていく。
- 名前は眠狂四郎から付けられており、「プラモ狂(の)四郎」とのダブルミーニングとなっている。
- 倉田太(くらた ふとし)
- 模型ショップ「クラフト・マン」の店長。四郎たちからは「マスター」と呼ばれている。店の2階にプラモシミュレーションマシンを設置している。最終回でプラモシミュレーションマシンを封印、『新・プラモ狂四郎』では「河童堂」、『プラモ狂四郎1999』では「長年の夢」という骨董屋の主人となっていたが、マスターグレード・パーフェクトガンダムの組立説明書内の読切漫画では、骨董屋の隣に再び模型店を開き経営していた。
- 倉田みどり (くらた みどり)
- マスターの1人娘。マスコット的存在。女の子ではあるが模型店の娘ということもあり、模型製作も普通にこなせ、時にはシミュレーションバトルにも参加する。名前はかつて存在した模型メーカー、緑商会から付けられた。
- 丸山健 (まるやま けん)
- 四郎の親友。いつも迷彩服を着ている。序盤はライバルとして四郎と競い、中盤では四郎の良きパートナーとしてシミュレーションバトルで活躍。薩摩模型同人会との対決後に父親の都合でアメリカに引越すが、現地で四郎のライバルであるサッキー竹田と接触。ワールドシミュレーション大会の前に、再び強力なライバルとして四郎の前に立ちはだかる。名前は、国産最初のプラモデルを発売したマルサン商店に由来している。
- 木田晃一 (きだ こういち)
- 四郎の親友。通称キー坊。序盤は健と共に四郎と競い合っていたが、ワールドシミュレーション大会以降はほとんど登場しなくなる(受験勉強のため)。その後『プラモ狂四郎1999』では社会人として登場、四郎をはじめかつての仲間たちと再会する。
- 富田 (とみた)
- 大学生モデラー。模型コンテストで金賞を受賞するほどの模型製作の腕前を持っており、なおかつボクシングもやるスポーツマンである。大学卒業後は一旦地元である九州に戻ったが再び上京し、アスレチッククラブでインストラクターをしている。四郎に対し「自分のプラモに魂を込めろ」と説いたり、太陽模型店との合同プラモ合宿にも同行して、それまでスケールモデルを作ったことがなかった四郎にスケールモデル製作を勧めたりと、モデラーとしての四郎に大きな影響を与えた人物。
- 続編の「新・プラモ狂四郎」にも、主人公の部活(プラモ部)の顧問として登場している。
- 山根アキラ (やまね あきら)
- 太陽模型店を拠点とする模型集団「プラモ帝国エンペラー」のリーダー。プラモ合宿で四郎との対戦後、心強い仲間としてシミュレーションバトルで活躍する。その反面、四郎に勝ちたいというライバル心を持っている一面もある。
- 村岡 (むらおか)
- 太陽模型店の店長。倉田とは大学時代の同級生で、プラモ同好会の仲間だった。事あるごとに四郎のことを嫌味な口調で「ガンダム坊や」と呼んで挑発する。
- 藤井弘 (ふじい ひろむ)
- 通称ロム。ワールドシミュレーション大会以降の四郎のパートナー。リトルリーグの強打者でもある。
- 岩城鉄夫 (いわき てつお)
- 通称グズ鉄。ワールドシミュレーション大会以降の四郎のパートナー。おっとりしているが、状況判断や気配りの利く性格。
- 景山姉弟 (かげやましてい)
- 姉の藤美(ふじみ)と弟の陽(よう)の姉弟。姉の藤美は美人だがヒステリックな性格。弟の陽はスケールモデラーとして名が通っており、シミュレーションバトルで四郎に初めて土をつけた。四郎の初期におけるライバルとして、その後もことある毎に登場していたが、ワールドシミュレーション関東大会の1回戦で敗退以降、出番がなくなってしまった。姉弟ともに当初はスケールモデラーとして登場、特に陽はアニメモデルを見下したような発言が目立ったが、シミュレーションバトルにおいて、藤美がアニメ軍対スケール軍という戦いにも関わらずアッグガイを使用したり、別の戦いにおいては藤美がゴッグで、陽に至ってはマッケレルをフルスクラッチして四郎に挑んだりするなど、アニメモデルを全く作らないわけではない。
- 蔵井明市郎 (くらい めいいちろう)
- シミュレーションゲーマー。蔵井財閥の御曹司。シミュレーションバトル時にはナチスドイツの軍服を着て登場した。四郎にプラモシミュレーションで挑戦し、第二次世界大戦時のドイツ戦車部隊を指揮して一度は四郎を敗北寸前まで追い詰めるも、四郎のジェットモグラの前に敗北する。その後もジオン少年隊を組織して四郎にけしかけ、罠を張ってパーフェクトガンダムをバラバラにしてしまうなど非常に執念深く、自らの勝利のためにはどんな卑怯な手段を使うことも厭わない。『模型秘伝帳』編ではサッキー竹田に操られ、「変形仮面」として登場した。
- 南郷快山 (なんごう かいざん)
- 薩摩模型同人会のメンバー。スケールモデルが合体・変形してロボットになる魔改造(その後の再戦でインチキがばれる)で、四郎に一度は勝利する。この敗戦がきっかけで、四郎はプラモ特訓を経てさらにモデラーとして一回り大きく成長することになる。その後は「関ヶ原ウォーズ」で四郎の仲間として参戦。
- 天満三兄弟 (てんまんさんきょうだい)
- 長男・小郎太(ころうた)、双子の次男・五郎太(ごろうた)、三男・太郎(たろう)の三兄弟。忍者の末裔。四郎の噂を聞きつけて大阪から四郎に挑戦、対決後は様々な面で四郎たちに協力する。実家は大阪のお好み焼き屋。
- 牛若三兄弟 (うしわかさんきょうだい)
- 義丸(よしまる)、弁慶(べんけい)、静(しずか)の三兄弟。ワールドシミュレーション大会編に登場する最強モデラー。金属製の素材と電子工学を駆使した、ストロングパワーモデルと呼ばれるフルスクラッチモデルで四郎たちを苦しめる。
- サッキー竹田 (さっきー たけだ)
- 声:森川智之
- アメリカ人で日系2世の天才モデラー。彼の父・竹田精作は倉田や村岡の大学時代のプラモ同好会の先輩でプラモシミュレーションの原型を作った人物であるが、渡米後に事故死してしまう。アメリカの特撮映画を研究してプラモ製作に応用した彼の模型製作のテクニックは、アメリカモデラー大賞を受賞するほど優れたものであるが、性格は非常に自己顕示欲が強く、傲慢で利己的。他人を自分のために利用することも全くためらわない。また電子工学にも長けており、初登場時にはプラモデルに加わるダメージをプレイヤーにも与えるという危険極まりない携帯プラモシミュレーションマシンを携えて来日し、天満兄弟を病院送りにした。四郎のパーフェクトガンダムと死闘を繰り広げ敗北するも(その際、四郎と「もう一度初心に帰ってお互いに頑張ろう」と約束したらしいのだが、全然懲りていなかった)、その後もほぼ全編を通じて常に最大・最強の敵として四郎の前に立ちふさがる。ジュンという名のガールフレンドと、サッキーファイブと称するモデラー集団を従えている。
- 本編終了後は四郎たちと仲間になり、アメリカで彼らと共同で製作したコンピューターソフトを大ヒットさせている。
- 名前は、SFライターで特撮専門雑誌『宇宙船』の中心人物であった聖咲奇(ひじりさき)から付けられており、さらにサッキーファイブのメンバーの一人である山野辺は、当時、聖の書生をしていた現・プロモデラーの一戸寛の名前を転じたものである。
- 三戸広右衛門 (みと こうえもん)
- 日本最大の模型問屋「アオイ模型」の会長で、ワールドシミュレーション大会の主催者。四郎からは親しみを込めて「プラモじいさん」と呼ばれている。普段はバンを改造した移動模型店で全国を回りながら、各地の子どもたちにプラモデルの素晴らしさを教えて歩いている。四郎にジェットモグラのプラモを与えたり、健との戦いで心の傷を負った四郎を元気付けようといろいろとフォローをしてくれる。また、サッキー竹田が狙っている模型秘伝帳8巻のうち、木ノ巻・土ノ巻・金ノ巻以外の5巻を所持しており、関ヶ原ウォーズで秘伝帳の行方を四郎たちに託す。モチーフは、東野英治郎の演じていた頃の水戸黄門である。
- 江原飛人 (えばら ひっと)
- 番外編『狂四郎VS.飛人』で登場。四郎のいとこで、『コミックボンボン』の兄弟誌『テレビマガジン』にて当時連載されていたホビーバトル漫画『ホビーボーイ飛人くん』の主人公である(四郎もレギュラーキャラで登場している)。四郎譲りのガンダム好きで、ガンプラだけでなくガンダム関連の玩具にも詳しい。プラモシミュレーションではクローバーから発売されていたガンダムのダイカストトイで四郎のプロトタイプガンダムと対決したり、バンダイから発売されていた電子ゲーム『FL 機動戦士ガンダム』と森永製菓から発売されていたガンダムチョコスナックのおまけプラモを使ったシミュレーションバトルで、四郎に戦いを挑んできた。その後は、続編『新プラモ狂四郎』にも登場し、幼年時代に比べると肥満体形になってしまったが、主人公”新京四郎”のパートナーとして活躍。闇の生徒会長との最終決戦の際は四郎の愛機であったパーフェクトガンダムにプラモインし、闇の生徒会長の刺客相手に果敢に戦った。
[編集] プラモ狂四郎に出てきたプラモ一覧
[編集] 狂四郎サイド
- ガンダム
- 登場回数の多さでは群を抜いており、もう一人の主役ともいえる存在。四郎はこのプラモを通してさまざまなライバルと渡り合い、また、プラモデルの本当の楽しさを教えてもらった。ちなみに、四郎はガンダムに限らず、スコープドッグ(『装甲騎兵ボトムズ』)やバイファム(『銀河漂流バイファム』)など、ガンダム以外のサンライズ系ロボットアニメの主役級プラモにも何度も搭乗している。
- なお、本作に登場するロボットは、敵味方を問わずそのほとんどがサンライズのロボットアニメ作品や本作のオリジナルで占められており、サンライズ作品ではないロボットの登場はバルディオス(第2話でみどりが使用)のみである。
- ジェットモグラ
- シミュレーションゲーマー蔵井に追い詰められ、窮地に立たされたところを、逆転勝利に導いてくれたアンティークプラモ。狂四郎のエンブレムが初めて使われた機体である。ホビートピア編では、ガンタンクの車体を使ったスペースジェットモグラも登場している。
- パーフェクトガンダム
- 四郎が製作した本作オリジナルの強化型ガンダム。漫画媒体で初登場したガンダムの中では史上初めてサンライズが公式な機体として認めた。ショルダーキャノン、腕部固定式の2連装ビームガン、機雷などさまざまな重武装・重装甲を持つ。サッキー竹田との戦いで初陣を飾り、後に装甲を脱着可能にするなどのリファインを経て、永く四郎の愛機として活躍している。原案は板野一郎、クリンナップはやまと虹一。また、MSVとしてプラモデル化される際に小田雅弘によってデザインがリファインされており、ワールドシミュレーション大会編の前後で細部デザインが若干異なる。
- パーフェクトガンダムII(フルアーマーガンダム)
- ジオン少年隊に敗れ、直後小田との模擬シミュレーションに敗れたパーフェクトガンダムに代わり登場。小田の渡した設計図により製作され、鉛板を埋め込んだ脱着式の増加装甲を装備し、武装として2連装ビームガンとショルダーキャノンを備える。ジオン少年隊との再戦ではその強固な装甲でジオン少年隊を圧倒、その後もワールドシミュレーション大会編などにたびたび登場し、大いに活躍している。ちなみに雑誌連載時は「ストロングガンダム」と呼称していた。
- パーフェクトコンバットビークル
- プラモ特訓に登場。タミヤ1/24ホンダ・シティターボを四郎が独自に改造したもの。車体両側にミサイルランチャー、屋根にヘビーマシンガンを装備。特訓シミュレーションで富田と大津のスコープドックを撃破し、見せ掛けだけの改造からさらなるステップアップを達成した。メカデザインは大河原邦男。
- パーフェクトガンダムIII(レッドウォーリア)
- ワールドシミュレーション大会関東地区決勝戦、アニメの清四郎戦で登場。ワールドシミュレーション大会決勝戦ではグズ鉄が乗り込み、牛若兄弟・弁慶のリックドムを倒している。
- ガンキャリアー
- レッドウォーリアとともにアニメの清四郎戦で登場。輸送機形態(ガンキャリアー)とバトロイド形態(キャリアスーツ)に変形が可能。もともとは『MSV』の次の企画である『MS-X』のためにデザインされた「ガンキャリー」のデザインを若干修正したものである。
- 武者ガンダム
- 茂合との再戦に使われた、四郎いわく「妖怪退治にうってつけのガンダム」。「ガンダム」ではあるが、RX-78ガンダムではなくガンダムMk-IIをベースにしている。手足は消しゴムモデル、胴体はバスマット用の硬化スポンジを改造して製作されており、重量バランスをとるためにコックピット兼重りとして内部に鉄球を仕込んである。デザインはやまと虹一。
- オリジナルZガンダム
- ボンボンの読者参加型企画「オリジナルZガンダムコンテスト」のグランプリ作品を、ときた洸一がリファインしたもの。模型秘伝帳編の対ミャオ(ティータイムズ)戦に使用。必殺技はビームヌンチャク。
- モビルアニマル
- 模型秘伝帳編に登場。四郎が乗るα号と速水仁司が乗るβ号が変形合体し、獅子をモチーフにしたアニマルフォームになる。ブラックマウンテンのゾンビ合体オモロイドの攻撃にも耐える粘土製の頑丈な装甲を持つ。メカデザインはときた洸一。
- 武者ガンダムMk-II
- 「模型秘伝帳 金ノ巻」を守る僧侶、金角・銀角との対戦で登場。胴体に小型充電器を内蔵しており、頭部の角からは電撃攻撃が可能。ホビートピア編でも登場するが、活躍の場が見られずゴステロ率いる死鬼隊のSPT(MF)の集団攻撃を受け大破してしまう。
- 武者Zガンダム
- 関ヶ原ウォーズに登場。サッキー竹田との最終決戦に使われた。騎馬メカと合体することにより「武者Zガンダムケンタウロススペシャル」になる。
- メタル武神
- ホワイトメタル製の武神像でプラモ狂四郎の守り神。ホビートピア編の対ゴステロ&死鬼隊戦に登場。全金属製という特性を生かし、死鬼隊のMFを粉砕する。
- HCMパーフェクトガンダム
- ホビートピア編に登場。ハイコンプリートモデルの長所と四郎のプラモ経験を結集させた究極のガンダム。装甲内側に金属製のリブを渡したフレーム構造を持つ頑丈な装甲を装備しており、装甲はモデルガン用火薬に点火することにより脱着が可能。ジ・Oとジオングの2連戦で使われ(但しジ・O戦時にアーマーを外し以後はノーマルなガンダムとしてだが)ジオングに胴体を粉砕されるも、腹部に内蔵した最後の切り札「ドリルファイター」で止めを刺した。デザインは藤田一巳。後に、『Z-MSV』のフルアーマーガンダムMk-IIとしてリファインされている。
[編集] ライバルサイド
- パーフェクトジオング(足付きジオング)
- 「MSV」パーフェクトジオングとはデザインが異なる[3]ことから「狂四郎版」などとも呼ばれる。天満太郎とサッキー竹田が使用しているが、特に本編中で「パーフェクトジオング」と言った場合はサッキー竹田の機体を指す。両者共に1/144ジオングに1/100ドムの脚部を改造して装着しており、腕部は有線サイコミュ式ビーム砲としてではなく、有線の打撃武器として使用しており、アニメやMSV設定の肘から先ではなく手首から先が有線式となっている。天満は頭部アンテナを金属製に変更。サッキー竹田の機体はサーベルを装備し、四郎のパーフェクトガンダムと壮絶な戦いを演じたが、電飾のために体に光ファイバーを内蔵していたことから、パーフェクトガンダムのショルダーキャノンから発射した水を浴びて漏電し、爆発した。後年発売された「マスターグレード・パーフェクトジオング」には、この狂四郎版を意識して、本来公式設定にはないサーベルが付属している。
- 山之辺専用ザク(バーニア付ザク)
- サッキーの前座として登場。バックパックが航空機(『ゴッドマーズ』のゾンデを改造したもの)となっており、分離し遠隔操作が可能。その特性を生かし四郎のザブングルを撃破した。団体戦となったサッキーとの決戦においては、健のジムキャノンにバックパックが撃墜され、直後に四郎に撃破される。
- パーフェクトザク
- ジオン少年隊が搭乗。連載当時、ザクのキットの最高傑作といわれていた1/144旧ザクと1/144高機動型ザクIIを合わせて作ったプラモ。ザクアーマーと呼ばれる装甲を装着することで「フルアーマーザク」になる。身軽な動きとザクアーマーの超火力で、四郎のパーフェクトガンダムを倒した。
- セミアーマードガンダム
- ストリームベースの小田雅弘が、ジオン少年隊に敗れた四郎に対する特訓シミュレーションで使用。ポリウレタン樹脂一体成形の簡易アーマーで武装したガンダム。戦闘の中で四郎のパーフェクトガンダムのさまざまな弱点を指摘し、装甲はいざという時に脱着可能にしておくという教訓を教えた。
- ゴッドタイガー
- シミュレーションゲーマー蔵井が搭乗。タミヤの1/16キングタイガーをベースに、タイガーI、キングタイガー、レオポルド列車砲などのナチスドイツの各種戦車砲塔で武装した超重要塞戦車。一度倒しても、レオポルドウォーカーに分離が可能。その圧倒的な火力で四郎たちを窮地に追い込むも、マスターに助けられ(外部からのリモコン操作がばれた)、形勢逆転した。
- プラモ魔神
- 南郷の零戦とタマサブロー(南郷が仲間として連れて来た犬)のF-15が変形合体したロボット。零戦のプロペラとタンクから発射するミサイルが武器で、四郎のダンバインを一撃で粉砕した。その後の再戦では鍾馗とSR-71Aが変形合体するプラモ魔神IIが登場するが、魔改造のトリックがばれてしまい使用できなくなった。
- 義丸専用 高機動型ゲルググ
- ワールドシミュレーション大会決勝戦で牛若兄弟・義丸が使っていたプラモ。分離して下半身が移動砲台に変形。2段攻撃で四郎を苦しめるも、四郎に下半身の弱点を見抜かれてしまい、最後は四郎の捨て身の一撃で敗北。
- ブラッディ・マリー(デビルガンダム)
- ワールドシミュレーション世界一決定戦でサッキー竹田が使用。グラスファイバー、ラテックスなどの新素材で作ったガンダム。手は4本。頭部は外観こそガンダムタイプだが、その下は『エイリアン』さながらなグロテスクな頭部になっており、その口から液状のラテックス[4]が入った舌を出して襲い掛かる。メカデザインは小田雅弘。続編の『新・プラモ狂四郎』にも登場している。
- 木製ガンダム
- 「模型秘伝帳 木ノ巻」の継承者・茂合岩男が使用。朴製の144分の1ガンダム。左腕部のみがゴム製で、水中戦で威力を発揮する。ビームサーベルは竹刀。外見こそRX-78だが、箱根細工のように折り畳むように変形する事が可能で、狂四郎をして「人間国宝もの」と言わしめた。
- ゾンビ合体オモロイド
- 「模型秘伝帳 土ノ巻」を奪ったブラックマウンテンが搭乗。グリング、ズィーバー、グロットのジャンクパーツがオカルトパワー(パーツに仕込んだ鉄板を電磁石を用いて合体させる)で合体。天満兄弟を倒すも、四郎と速水仁司の乗るモビルアニマルに倒される。
- モビルトルーパー
- 関ヶ原ウォーズにてサッキーファイブと外人部隊が使用。装甲には外気温に合わせて色が変わり、周囲の景色に溶け込むことを可能とする新素材を使用している。その名称と形状から、デザインモチーフはザクIIとストームトルーパーであると推察される。デザインはときた洸一。
- パーフェクトジオングMk.II
- 関ヶ原ウォーズに登場。サッキー竹田が使用。1/144スケールで通常はさほど大きくない(アッシマーより小さい)が、ヴァンパイアパワー(水分を含ませたスポンジ製の外装をキット内部に仕込んだニクロム線で加熱する)で巨大化することが可能。一度倒しても、変形合体ロボ「赤い馬」に変化し、四郎を危機に陥れた。その正体は以前南郷が使っていた魔改造と似たものであり、魔改造がタイマーを介して一定時間の経過によりプラモが切り替わるのに対し、こちらはセットしたプラモがシミュレーション上でやられた時点で次のプラモに切り替わるようになっていた。
- ZZZ(トリプルゼータ)ガンダム
- ホビートピア編に登場。サイコガンダムMk.IIの胴体に、ZZガンダム、Zガンダム、ガンダムMk.IIの特色(頭部)を持った化け物ガンダム(狂四郎をして「ばけものガンダム三バカ大将」と言わしめた)。ホビートピアのメインコンピューターに洗脳されたマスターが搭乗。サイコガンダム同様、3つある頭部のどれかにコクピットがあり、コクピットのある頭部以外の2つの頭部を破壊すれば機能は停止するが、誤ってコクピットのある頭部を破壊するとマスターは死んでしまうため、四郎は精神的に追い詰められてしまう。デザインはときた洸一が担当。ちなみに、デザイン画稿では頭部は3つともZガンダムのものであった。
- ドクロタイプザク
- 四郎とホビートピアのメインコンピューターとの最終決戦の際に、メインコンピューターが召喚したザク。『キン肉マン』の”キン骨マン”や『ストリートファイターEX』シリーズの”スカロマニア”を髣髴とさせる髑髏模様のザクで、3機がかりで四郎を襲ったが、プラモスピリットパワーを宿した四郎には敵わず、最期は狂四郎キックやヒートホークでの一刀両断で壊滅した。
[編集] 作品内に登場した実在のモデラー
本作には四郎のアドバイザーや先生として、実在のプロモデラーが数多く登場している。そして、彼らが実際に製作してボンボンに掲載したモデルやディオラマ、製作技術などは、本作中にもさまざまなシーンに盛り込まれている。
- ストリームベース(小田雅弘・川口克己・高橋昌也)
- ガンプラ草創期の伝説的モデラー集団。ジオン少年隊に敗れた四郎に特訓を施すために登場。その後も四郎たちのアドバイザー的な存在として、作中に度々登場する。
- 大津好満
- 細やかな工作・改造が身上の「超絶モデラー」。南郷の魔改造に敗れた四郎に対して富田とともに特訓を課し、単なる見せ掛けではない改造技術を伝えた。また、南郷との再戦開始直前に、魔改造の正体を看破している。なお、装甲脱着可能な1/144スケールのパーフェクトガンダムの作例を最初に作ったのはこの人であり、その手法は作品上で四郎も使用している。
- 小澤勝三(故人[5])
- 「ひげのプラモ怪人」として有名。劇中ではいたるところにマスコットキャラクターとして登場しているが、本編への正式なかたちでの登場は模型秘伝帳編より。ただし、ここで登場したのは本人ではなくサッキー竹田の変装した姿だった。その後、関ヶ原ウォーズの立会人としてようやく本人が登場、『新プラモ狂四郎』にも再登場を果たす。
- 速水仁司
- 海洋堂の原型師で、粘土を用いて怪獣からロボットまで何でも作ってしまう「浪速の造形名人」。模型秘伝帳土ノ巻を巡る戦いに登場し、四郎にファンドを使用した造形技術を教える。
- 荒木一成
- 速水と同じく海洋堂の原型師で、リアリティあふれる恐竜をメインとした造形で名を知られる。本編では「造形狂の里」のシーンでカメオ出演。
[編集] プラモシミュレーション
本作品は、そのほとんどが「プラモシミュレーション」と呼ばれる、実際のプラモデル同士を仮想空間で戦わせる内容となっている。シミュレーション・マシンは本作品の中心となる装置で、四郎たちが行きつけの模型店「クラフト・マン」の2階に設置されている。正面に巨大なモニターを備え、手前にプラモデルをセットする半球状のカプセルとプレイヤーシートが複数設置されている。 シミュレーションの手順は、まずシミュレーション内で戦う者(便宜上プレイヤーと呼ぶ)が戦わせるプラモデルをカプセル内にセットし、そのプラモデルのスケールや種類などの基本的なキット情報や改造ポイントなどをマシンに入力する(この作業はほとんどの場合、シミュレーションマシンの所有者が行う)。プレイヤーはシートに座り、特殊なヘルメットを装着し「シミュレーション、ゴー!」などの合図とともに、仮想空間内でプラモデルによる戦いが開始される。 戦いの様子は、プレイヤーには直接脳内イメージで、ギャラリーにはモニターを介してそれぞれ見ることができる。 シミュレーションの世界でプラモデルに破損などのダメージを受けると、実際のプラモデルもレーザーやマジックハンドなどで傷ついたり破壊される。そのため、作品中では実際に我々が応用できるテクニックと、シミュレーションで勝つための(あまり実用性のない)テクニックが混在している。
ワールドシミュレーション大会では、BCPC(バイオチップ・プラモ・コントローラー)というシステムが登場した。これは、バイオチップと呼ばれるモデラー(プレイヤー)のパーソナルデータを入力したICチップをシミュレートするモデルに搭載し、プレイヤーの精神エネルギー(一種のサイキックパワー)によってプラモデルをコントロールするシステムである。このプレイヤーの分身ともいえるバイオチップの採用により、従来のシミュレーションにおける「設定上のコクピットを破壊されたら敗北」という概念がなくなり、モデルの任意の場所に搭載したバイオチップが破壊されない限りはプレイを続行することが可能となった。ただし、プレイヤーの精神エネルギーが強大な場合、バイオチップが傷つけられた際にはプレイヤー自身に危害が及ぶ可能性もある。本編においてはワールドシミュレーション大会の主催者であるアオイ模型の手によって大規模なシミュレーションセンターが建設され、グランプリ大会(全国各ブロックの代表者が集まる決勝大会)においてのみ使用された。
- シミュレーションにおけるプラモデルの大きさは、シミュレートするプラモデルの実際の大きさに準じ、スケールの違いは基本的に無視される(そのため、1/144スケールのガンダムと1/550スケールのビグ・ザムは大きさがほぼ同じとして描かれている。もちろん実際の設定ではビグ・ザムの方がはるかに大きい)。これはシミュレーションマシンの設定において変更も可能であり、作中では藤美の1/12スケールのバイクと陽の1/35スケールのT-34のスケールを揃えていた。
- プラモデルを操る人間(プレイヤー)のシミュレーション内における大きさ(身長)は、基本的にはシミュレートしたプラモデルのスケールに準じた大きさであると思われる。だが、実際はシチュエーションにより異なっており、はっきりしない(1/144スケールのマゼラ・アタックに搭乗した四郎の上半身がマゼラ・トップのコクピットから剥き出しになっている描写があったり、本来はモビルスーツ用の武器であるマゼラトップ砲を、四郎と健の2人で担いで発砲したりしている)。
- プラモデルの基本スペック(材質や関節の可動範囲など)の他に、シミュレートするモデルに施した改造によって、モデルの強さや速度が変化する。例えば、ライフルを金属製のものに換装したり、ミサイルをスプリングで発射するように改造すればその武器は攻撃力が増加し、通常のプラスチックよりも頑丈な素材や成形法(例えば無発泡ウレタン樹脂製の一体化した装甲板)を使用すれば、シミュレーション内での強度も上がる。また、モーターライズ(プラモデル内部にモーターやゼンマイ動力を仕込んで、動くようにする改造)化すると、シミュレーション内でのパワーアップにつながる。また、武器の威力はシミュレーションマシンの設定において変更も可能であり、南郷との初戦時にはゼロ戦とダンバインの火器威力を互角に設定していた。
- 模型秘伝帳編での茂合との再戦時には、プラモシミュレーションマシンを使用せず、呪術によってシミュレーションを行っていた。
[編集] 本作の与えた影響
自分の作ったプラモデルを実際に戦わせるという物語や、その勝敗にプラモデルの特徴が影響するというプラモデル考証の精密さ(第1話では1/144シャア専用ザクの足首が曲がらないというパーツ構成のため、ガンダムの蹴りに対応できず転んでバラバラになってしまうという話となっている)、当時のガンプラブームと相まって「コミックボンボン」の看板作品となった。作中に出てくるプラモデルの改造の方法は、コミックボンボンに別記事にて詳細に掲載されたことから少年モデラーの拡大に貢献した。現在、各模型誌の第一線で活躍するプロモデラーの中にも、幼少時に本作を読んで影響を受けた者は決して少なくない。他にも、本作で登場したパーフェクトガンダムが実際にプラモデルで発売されたり、武者ガンダムが独自展開を行うなど、本作の人気はガンダムシリーズにも影響を及ぼしている。
また、エポックメイキングな出来事として、ガンダムに目玉を描いた事が挙げられる。これは、長年児童向け漫画を描いてきた作者であるやまと虹一の「ガンダムを無機質な兵器やプラモデルとして描きたくなかった」という考え[6]によるものであるが、TVなどによって「兵器としてのガンダム」の概念が既に備わった読者にとって、やまとの描く「目玉が入り、怒れば青筋を立てる、まるで人間のように擬人化されたガンダム」は当初は異質なものとして捉えられ、賛否が集中した。しかし物語が進むにつれ、「ガンダムの喜怒哀楽=プレイヤーである四郎の喜怒哀楽」というイメージが構築される事となり、否定的な意見は影を潜めていった。また、このことは結果的にキャラクターとしてのガンダムという新たな概念をも生み出す事となり、後に出るSDガンダムやGガンダム(ガンダムの顔が搭乗者のそれになる)などにも多大な影響を及ぼしている。ただし、やまとは実は執筆時にはガンダムのアニメ本編を見たことがなく、冒険王連載のコミカライズしか読んだことがなかったため出来たことだとも語っている。[7]
[編集] 主な戦い
- ガンダム対グフ
- プラモ帝国エンペラーの山根とのはじめての戦い。山根はハンダ線に糸ハンダを巻いてグフのヒートロッドを製作し、そのまま組み立てた状態よりも強力な武器として四郎のガンダムを苦しめた。
- ガンダム対ジオング
- 当時、関節可動範囲など問題の多かった1/100リアルタイプガンダムを改造した四郎に対し、大阪から来た天満太郎の作った1/100ドムの足付き改造1/144ジオングが対戦するという内容。この反響を受けて、MSVパーフェクトジオングがバンダイから発売されるに至る。
- 地獄のディオラマ
- 天満太郎に続き、今度は太郎の兄で双子の兄弟の天満小郎太と五郎太が四郎に勝負を挑んできた。天満兄弟の策略にはまり捕虜になった健を救うため、四郎は地獄のディオラマと呼ばれるトラップ仕掛けのディオラマをくぐりぬけ、天満兄弟を撃退する。ザクキャノン、デザートザク、アッグなどMSVキャラ登場。アニメでは出来なかった夢の対決を実現。
- マゼラアタック対タイガー1型
- スケールモデラー景山登場の回。スケールモデルとアニメモデルの因縁の戦いが注目された。景山のタイガー1型の圧倒的強さの前に、四郎はプラモシミュレーションで初めての敗北を喫することになる。プラモデルにおけるアニメモデルの位置づけに触れており、アニメモデルを小馬鹿にする景山に対し、「アニメモデルだって立派なプラモデルだ」と叫んだ四郎の台詞に影響を受けたモデラーたちが、ガンダムなどのプラモデルにこぞって実在の兵器のような塗装や改造を施すようになった。また、MSVシリーズの人気に寄与したとも言われる。
- プラモ合宿
- スケールモデラー景山との戦いに負けた四郎たちは、山根のいる太陽模型店と一緒にプラモ合宿することに。クラフトマンの仲間たちが敗北する中、四郎は苦手のスケールプラモF-15で、山根のF-14とドッグファイトで勝利する。しかし、突然のアクシデントで四郎のF-15が破損し、今度は得意のアニメプラモ、コアブースターで再戦。山根はXウイングファイターで勝負するも、四郎にXウイングの弱点を衝かれてしまい撃墜された。なお、山根との対戦後のエピローグは雑誌連載時とコミックスでは大きく異なる。また、この話の掲載直後、ハセガワ1/72スケールのF-15Cが飛ぶように売れたといわれる。
- アニメモデラー対スケールモデラー 第2ラウンド
- 景山陽の姉、藤美が登場。今度は四郎、健、先のプラモ合宿で四郎の仲間になった山根率いるアニメモデラー軍と景山姉弟のスケールモデラー軍とのプラモ合戦。両チームが奮闘する中、四郎はアッグガイ(1/144)に乗りかえ、藤美のアッグガイ(1/100)と一騎打ち。四郎は山根直伝の糸ハンダヒートロッドで、藤美のアッグガイを粉砕。アニメモデラー軍が勝利し、先の戦い(マゼラアタック対タイガー1型)の雪辱を果たした。
- アニメモデラー対シミュレーションゲーマー
- シミュレーションゲーマー・蔵井明市郎らが四郎に挑戦してくる[8]。蔵井の仕掛けるさまざまな作戦に四郎は苦戦し、みどりを捕虜に取られた上に負けかけるが、シミュレーションマシンの故障で命拾いする。再戦を前に悩む四郎の前に現れた謎の老人に手渡された「ジェットモグラ」と健やキー坊の参戦により、再戦は狂四郎チームの快勝に終わる。この回がボンボンに掲載された直後、イマイの「ジェットモグラ」のプラモ(テレビ放送から20年たっても大量に売れ残っていた)があっという間に売り切れたといわれる。
- パーフェクトガンダム対パーフェクトジオング
- アメリカナンバーワンモデラー、サッキー竹田が登場。パーフェクトガンダムが初登場。話と平行してコミックボンボンで制作方法が掲載された。初出時のパーフェクトガンダムは装甲脱着機能を持たず、デザインや色設定も後にMSVとして発売されたプラモデルやマスターグレードとは細部が若干異なっている(プラモデル発売時に装甲脱着が可能なようにリファインされ、漫画のデザインもそれに倣う形となった)。このエピソードで、四郎は初めて「プラモスピリット」という言葉を使っている。
- クラフトマンチーム対ジオン少年隊
- 四郎に敗れた蔵井がジオン少年隊を使って逆襲。四郎はパーフェクトガンダムで戦うも、ジオン少年隊のパーフェクトザクに完敗してしまう。その後、ストリームベースの特訓を受けてフルアーマーガンダムを完成させ、健、キー坊と共に再戦し勝利。更にゴッドタイガーでシミュレーションに乱入してきた蔵井を撃破する。
- 狂四郎対薩摩模型同人会
- 南郷快山の挑戦を受け四郎はダンバインで南郷の零戦に挑むも、魔改造によって零戦とF-15が合体したプラモ魔神に敗北。四郎は見せ掛けだけの改造から更なるレベルアップのため、富田と大津に特訓を受ける。再戦では、開始直前に大津が魔改造の正体を見破ったため魔改造は封印、通常のバトルで四郎たちが勝利する。なお、魔改造という言葉(意味は現在指し示す意味とは全く無関係)はこのエピソードが起源とされている。
- 新生クラフトマンチーム対ストリームベース
- ワールドシミュレーション大会に出るため、ロムとグズ鉄の3人でストリームベース製作の特別ディオラマを進んで行く訓練を目的としたシミュレーション。コンバットエリアで四郎の駆るバイファムはロムのジムスナイパーとグズ鉄のザクタンクと戦い勝利、最終エリアでストリームベースから合格をもらい、ロム、グズ鉄が新しいパートナーとして加わった。
- クラフトマンチーム対太陽模型店チーム
- 山根率いる太陽模型店チームとの対戦。初戦の四郎対山根は、山根のグフが四郎のフルアーマーガンダムを破る。第2戦のグズ鉄対小岩は、小岩のストライクドッグのアイアンクローの前にピンチになるも、グズ鉄がスコープドッグ内にあったアーマーマグナムで逆転。最終戦のロム対足立は、複数のペンキをかぶったロムのトゥランファムが背景に溶け込み、足立のジャーゴを破った。
- プラモ狂四郎対アニメの清四郎
- ワールドシミュレーション大会関東地区決勝戦。「アニメーションとしての」機動戦士ガンダムを崇拝し、パーフェクトガンダムをはじめとする四郎のオリジナルガンダムを邪道視する「アニメの清四郎」こと阿野世清四郎が登場する。清四郎率いる原作に基づいたプラモであるトリプルドムとの対決。レッドウォーリアが初登場。プラモデラーとガンダムファンのイデオロギーが激突した。なお、この話についてはボンボン掲載版とコミックス版を比較したとき、コマ割りや作画に若干の相違が見られる。また、阿野世清四郎の外見はロック歌手の忌野清志郎そのままである。
- 狂四郎対健
- サッキー竹田の仲間になった健の姿を見て愕然とする四郎。四郎と健は三戸会長の依頼を受け、バイオバッジを使ったテストシミュレーションで戦うことに。四郎のエルガイムMk.IIに対し健はブルーサンダーで挑む。それぞれに腕を上げた2人の戦いは引き分けに終わったが、この戦いで四郎は心に傷を負ってしまう。
- プラモ狂四郎対サイボット狂四郎
- 健との戦いでショックを受けた四郎を見て、三戸会長は彼の心の傷を癒すために、四郎のデータを移植したサイボット狂四郎と戦わせる事に。同じ癖を持つ者同士の戦いであったが、四郎の臨機応変の戦い方にサイボット狂四郎がついてこられずショートしてしまい、四郎が勝利した。
- パーフェクトガンダムトリオ対牛若兄弟
- ワールドシミュレーショングランプリ大会決勝戦。後半戦に突入する長丁場になり、義丸のゲルググによる分離攻撃に苦戦するも相手の攻撃を封じる事に成功し、最後はボロボロになったガンダムで勝利する。
- ヘビーガンダム対ブラッディーマリー(デビルガンダム)
- 四郎とサッキー竹田との世界一決定戦。グラスファイバー製のブラッティーマリーに対し、鉄粉を混入した無発泡ウレタン樹脂製のヘビーガンダムで戦いを挑む。だがサッキー竹田の真の目的は、伝説の「模型秘伝帳」を手に入れ最強のモデラーになることだった。結果は動きを封じられた四郎のヘビーガンダムが切腹で自身とブラッティーマリーを突き刺し、相打ちに終わった。しかし直後、シミュレーターに仕掛けられた爆弾が爆発し、そのドサクサに紛れ、サッキー竹田は模型秘伝帳を手に入れるため逃走。四郎は模型秘伝帳をめぐる熾烈な戦いに巻き込まれる。
- 狂四郎対茂合
- 「模型秘伝帳 木ノ巻」の継承者・茂合岩男の駆る木製ガンダムに一度は敗れるが、四郎は武者ガンダムで再戦。勝負は四郎の鉄球と茂合の木の無敵球との激しいぶつかり合いの末、四郎が勝利する。しかし、手に入れた「模型秘伝帳 木ノ巻」は小澤勝三に奪われてしまう。
- 「模型秘伝帳 土ノ巻」争奪戦
- 小澤勝三(実はサッキー竹田の変装)の刺客、ブラックマウンテンに「模型秘伝帳 土ノ巻」を奪われてしまった四郎は、速水仁司と共に合体変形メカ「モビルアニマル」を完成させ、合体オモロイドを操るブラックマウンテンに挑む。戦いは四郎が勝利し「模型秘伝帳 土ノ巻」の奪還に成功する。
- 関ヶ原ウォーズ
- 模型秘伝帳編最終決戦。サッキーファイブ対狂四郎以下オールスターキャスト。「武者Zガンダム」はこの話で登場。サッキー竹田のさまざまなオリジナルプラモに苦戦を強いられるも、サッキーの仲間になっていた健(山野辺に変装していた)の裏切りもあり、最後は四郎と健の友情パワーで大勝利。
- ホビートピア十三回戦
- 狂四郎最後の戦い。大型ホビー工場「ホビートピア」のメインコンピュータが突如暴走し、社員を人質にして四郎に挑戦。シミュレーションでは、黒い三連星やランバ・ラル、『レイズナー』のゴステロなどロボットアニメのキャラクター達や山根のコピー、囚われたクラフトマンのマスター、四郎、山根、マスターをかたどったダミーロボットが四郎に戦いを挑んできた。最後は四郎とメインコンピュータが生身で一騎打ちとなり、その身体にプラモスピリットパワーを宿した四郎の鉄拳がメインコンピューターを粉砕し、四郎が勝利した。
[編集] 関連作品
[編集] 続編・継承作品
- ホビーボーイ飛人くん
- 講談社『テレビマガジン』1983年~1984年連載、原作:やすい尚志(クラフト団)、作画:やまと虹一
- 新プラモ狂四郎
- 講談社『コミックボンボン』1987年連載、原作:やすい尚志(クラフト団)、作画:やまと虹一
- 超戦士ガンダム野郎
- 講談社『コミックボンボン』連載、監修:大河原邦男、原作:クラフト団、作画:やまと虹一
- プラモ狂四郎1999
- 1999年4月発売の講談社『ガンプラジェネレーション』掲載、原作:クラフト団、作画:やまと虹一
- ボンボンKCDX版 6巻に収録。
- プラモ金太郎
- マガジンハウス『月刊relax』2001年2月号読み切り掲載、作画:やまと虹一
- プラモ狂四郎 MGスペシャルコミック
- 2003年12月発売の『MG(マスターグレード) パーフェクトガンダム』中の説明書の漫画。
- プラ課長 錦四郎
- 日本ジャーナル出版『月刊カチョー!』2004年11月20日 第1号~2005年1月24日 第3号掲載、原案:クラフト団、作画:やまと虹一
- プラモ狂四郎 U.C.
- 講談社『テレまんがヒーローズ』2008年夏号読み切り掲載、原作:クラフト団、作画:やまと虹一
- 講談社漫画文庫版 10巻に収録。
[編集] クラフト団・やまと虹一関連作品
- SD武者ガンダム風雲録
- 講談社『デラックスボンボン』連載、監修:大河原邦男、原作:クラフト団、作画:やまと虹一
- プラモ狂四郎版 武者ガンダム
- 講談社『ボンボンコミックス』原作:クラフト団・作画:やまと虹一
- 『狂四郎』本編から武者ガンダムに関連したエピソードを採録
[編集] 派生作品
- プラモウォーズ
- 講談社『コミックボンボン』連載、作画:今木商事
- ガンプラ甲子園
- 講談社『コミックボンボン連載』、作画:帯ひろし
- 第二巻に『プラモ狂四郎からの手紙』を掲載。クロスオーバーを果たしている。
- ガンプラ武蔵
- 講談社『コミックボンボン』掲載、作画:岩本佳浩
- ディオラマ大作戦
- 講談社『月刊少年マガジン』連載、原作:安井尚志、作画:村上としや
[編集] フォロワー的作品
- プラモ天才エスパー太郎
- 小学館『月刊コロコロコミック』連載、作画:斉藤栄一
- プラモ戦士イサム
- 小学館『月刊コロコロコミック』連載、原作:岸田靖、作画:岩田和久
- 3D甲子園 プラコン大作
- 小学館『別冊コロコロコミック』(途中から『月刊コロコロコミック』)連載、作画:たかや健二、テクニカルアドバイザー:十川俊一郎
- コンバット弾
- 小学館『別冊コロコロコミック』連載、作画:たなかてつお
- 特攻!!ゾイド少年隊
- 小学館『月刊コロコロコミック』連載、作画:青木たかお
- 魔神英雄伝ワタル2 魔神開発大作戦
- 小学館『月刊コロコロコミック』連載、作画:青木たかお
- プラモ改造武闘伝 ガン☆キッド
- 小学館『月刊コロコロコミック』連載、作画:谷上俊夫
- ガンプラエクストリーム
- 角川書店『ケロケロエース』連載、作画:岩本佳浩
[編集] ゲーム参戦
以下の作品にて、京田四郎がパーフェクトガンダムのパイロットとして登場(声優:松本梨香)。また『SDガンダムGジェネレーションF』では、サッキー竹田がパーフェクトジオングのパイロットとして登場する(声優:森川智之)。
- SDガンダムGジェネレーションシリーズ
- 発売:バンダイ ビデオゲーム事業部(現・バンダイナムコゲームス バンダイレーベル)
- SDガンダムGジェネレーションF
- SDガンダムGジェネレーションF-IF
- SDガンダムGジェネレーションNEO
- SDガンダムGジェネレーションSEED
- Another Century's Episode 3 THE FINAL
- 発売:バンプレスト(現・バンダイナムコゲームス バンプレストレーベル) 製作:フロム・ソフトウェア
[編集] 脚注
- ^ ホビージャパン2000年10月号(376号)16頁・安井尚志のインタビュー記事より。
- ^ 『G2O』Volume.1 アスキー、1998年、41頁
- ^ :よく誤解されることであるが、MSVに設定されたジオング本来の完成形態としてのパーフェクトジオングは、プラモ狂四郎本編には一度も登場していない。
- ^ ボンボン掲載当初は、歯科医用の特殊レジンであった。
- ^ 2000年代以降は模型誌ライターとしてはほぼ身を退き、その後、CGイラストレーターとしてマスターグレードシリーズ初期のボックスアートを手がけるなどの活躍したが、2007年6月11日、胃癌のため死去。
- ^ KCDX版1巻巻末でやまと自身が語っている。
- ^ CONTINUE 40号のインタビューより
- ^ 一般的な紙のコマと盤を使ったウォー・シミュレーションゲームではなく、ミニチュアゲームと呼ばれる模型をジオラマ内に配置して戦うゲームの愛好家。
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年11月9日 (月) 17:17 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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