プリンプリン物語

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プリンプリン物語は、1979年4月2日から1982年3月19日までNHK総合テレビで放送された人形劇。主人公の少女プリンプリンが、まだ見ぬ故郷を探し求めて仲間達と旅をする、ミュージカル仕立ての物語である。作:石山透、人形美術:友永詔三、音楽:小六禮次郎。全656回。

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目次

[編集] 放送データ

放送局 放送時間 放送期間 回数
本放送 NHK総合 月~金18:25-18:40 1979年4月2日1982年3月19日 15分×656回
再放送 NHK教育 月~木18:10-18:25 2003年4月7日2004年1月15日 15分×215回
月~木18:10-18:40 2004年1月19日2004年2月16日
月~木18:10-18:25 2004年2月17日2004年3月25日
再放送

[編集] 物語の特徴

[編集] 物語全体の構成について

主人公である15歳の少女プリンプリンが、見知らぬ自分の祖国と両親を探して、仲間たちとさまざまな国や世界を旅する物語である。プリンプリンは赤ん坊の時に、なんらかの事情で箱舟で海に流され、拾われた漁師に育てられたどこかの国のプリンセスである、と設定されており、いわゆる貴種流離譚形式の物語である。

初期のエピソードで、「ラセツの女王」が登場しプリンプリンを「シータ」と呼んだこと、怪人「ランカー」の名前、キャラクターの衣装素材とデザイン、などから古代インドの叙事詩ラーマーヤナをモチーフにしていることが伺える。また、プリンプリンを中心にボンボン、オサゲ、カセイジンといった主要キャラクターたちの造形とパーティの構成から、西遊記と類似しているとの指摘もある。

物語の基本フォーマットは、

  1. プリンプリンの祖国に関する手がかりを得てある国を訪れる(あるいは事件・事故によって意図せず別の国に飛ばされることもある)
  2. 訪れた国でさまざまな騒動(王位継承問題や政治抗争であることが多い)に巻き込まれる
  3. 結局その国は本当の祖国ではないことが判明し、別の国へ向けて旅を続ける

というパターンで構成されるエピソードを、短い場合で1~2週間、長い場合で2~3ヶ月程度のスパンでつないでいく形となっていた。自身が騒動の発端となる場合もあり(プリンセス帰還のため、既存権力側がプリンプリン排除を試みるアクタ編、デルーデル編など)、またもともと進行中の騒動に巻き込まれる場合もある(プリンセスたるプリンプリンが権力闘争に利用されるケントッキー編、ドオンブリカ編など)。一度訪れた国が再度登場することはほとんどなかったが、いくつかの例外がある(パリ:ケントッキー編とデルーデル編、ガランカーダ:ガランカーダ編は途中にタンガラトントン編をはさんでいる、など)。

各エピソードは、その国がプリンプリンの祖国かどうか、という謎を縦糸にしつつ、その国で出会う風変わりな人物たちと織り成すコメディドラマを横糸として進行する。とくに政治や自然現象などの時事ネタ(当時のチリ独裁政権中国政府四人組による権力掌握、英国皇太子成婚、惑星直列現象、非核三原則、仏TGV開業など)を、ときには単に駄洒落として、あるいは痛烈に風刺を利かせた舞台装置として物語に積極的に取り込み、NHK連続人形劇としてはネコジャラ市の11人(1970-73年)以来となる3年間に渡る長期シリーズとして、当時の子供たちに人気を博した。

[編集] 作劇・演出上の特徴

子供と大人を対置する構図によって、子供の視点からみた大人社会の奇妙さや歪みをユーモアとペーソスを交えながら一貫して描いている。金銭のみを豊かさの基準とし、騙し合いと力の行使によって欲を満たそうとする大人社会の自己中心的な精神構造が、敵役の武器商人「怪人ランカー」として象徴的に描かれる。一方プリンプリンの味方である大人たちについても、幻の黄金バットを捕まえて名声を得たい(ワット・マイホーム夫妻)、仕事に就いていないと落ち着かない(軍曹)、悪事としりつつ組織の命令には逆らえない(シドロ・モドロ)、天才的な科学者だが役に立たないものばかり作ってしまう(オチャノハッパ博士)など、平凡な大人の小市民的性向がデフォルメされて面白く描かれている。

プリンプリンたちは子供の代表として、時に羽目をはずしつつも子供らしい明快な倫理観で大人の論理に対抗し、多くの印象深いキャラクターたちとの邂逅ののち、やがて物語は最終エピソード(ガランカーダ編後編)でのプリンプリン・ランカーの対峙へと収斂していく。物語の中で繰り返し語られた平和、祖国、愛、命といったテーマについては、その理想の象徴であるプリンプリンの祖国を登場させる安易な結論付けをあえて避け、プリンプリンたち、さらには視聴者である子供たちが自ら考え、答えを出していくことを促す形で、希望に満ちあふれた未来を予感させながら物語を締めくくった。また憎まれるべき敵キャラクターであるランカーについても、彼自身に立身出世の苦難を語らせるなど、必ずしも「大人=悪」と簡単に断じずに、人間社会の矛盾ややるせなさをさらりと描いてみせた。諸国訪問といったフォーマットから政治風刺色も濃く、君が代のパロディソングと国歌論が登場したこともある。脚本を担当した石山透によるこれらの作劇と演出は、現在でも当時の視聴者世代を中心に高く評価されている。

物語上特定のナレーターは存在しないが、狂言回し的な要素として「花のアナウンサー」が、テレビのブラウン管から飛び出すなど物理的な制約を無視してたびたび登場し、プリンプリン他のキャラクターとからみながら、物語の進行や解説を担当した。また、各国の登場人物たちの突飛な行動に巻き込まれる形で話が脱線し祖国探しの物語がよく停滞したが、その都度プリンプリン一行のメンバー「カセイジン」が「予感」によって未来を予言することで物語が新たな局面を迎えることが多く、事実上彼が物語の牽引役を務めていた。なおカセイジンの予感はほぼ100%的中するが、肝心な情報が曖昧で万全な備えをすることは困難であり、予想外の展開を見せることも多かった。

過去のNHK連続人形劇と同様、劇中においてプリンプリンをはじめとする登場人物たちが歌を歌いながら踊るシーンが数多く挿入された。訪れた国それぞれにその国のテーマともいうべき歌が設定され、エピソードの初期には毎回1度はその歌が披露された(ただし、長期滞在した国のなかでタンガラトントンのみテーマ曲が存在しない)。登場人物それぞれにも特徴あるテーマ曲が何曲か設定されており(プリンプリンの「わたしのそこく」「おかあさんのうた」、カセイジンの「インコとカセイのうた」、また「ランカーのうた」、「ヘドロのうた」、「軍曹のエレジー」など)、各キャラクターの性格付けに貢献していた。これらの挿入歌のほとんどはCDアルバムとして入手可能である(2009年現在)。

女の子が単独で主人公となるのは、NHK連続人形劇としてはこの番組が唯一であり、当時小学生の女の子からは絶大な支持を得ていた。

同時期の民放のテレビアニメとの影響も多々見られる。例えば、物語の基本フォーマットや敵役に美女がいることなどは、タイムボカンシリーズとも共通している。また随所に同時期の民放のテレビアニメのパロディーが見られた。

[編集] 主な登場人物・動物

[編集] 主人公と仲間たち

プリンセス・プリンプリン(声:石川ひとみ
生後まもなくモンキーと一緒に箱舟で海に流され、アル国アルトコ県アルトコ市の漁師に拾われ育てられる。年齢は15歳。箱船にはいっていた王冠(オサラムームー編よりティアラに変更)の存在から、どこかの国のプリンセスであると推定される(物語中では、彼女がプリンセスであることは疑いのない確定事項として扱われている)。自分の両親と祖国を探すため、モンキー、ボンボン、オサゲ、カセイジンとともに旅に出る。
純真無垢な性格で、その心の優しさと愛らしさから皆の人気者である。正義感も強く、暴力や卑怯な振る舞いを嫌い、けんかっ早いボンボンやいたずら者のオサゲをよくたしなめたりする。歌が好きで、祖国や両親を思う歌や、物語中訪れた国々の歌を口ずさみ、自らや仲間を慰め励ます。冒険心も旺盛で、本当の祖国と両親を探すためなら、未知の土地への危険な旅もいとわない。しかし普段の行動においては意外と優柔不断な面もあり、不安が先に立って一人では行動できないことも多いが、周りがほうっては置けずについ助けてしまうような、天然プリンセスキャラの持ち主。
ランカーに一方的に思いを寄せられ、旅先で執拗に追いかけられるが、死の商人であるランカーを心の底から嫌悪している。何度となくランカーに襲われ捕われるが、守り神のモンキーや仲間に助けられる。行く先々で出会う男性ゲストキャラクターから思いを寄せられたり求婚されるが、そのつど非常に困惑した様子をみせており、恋愛に対する興味はまだ薄いようである。
モンキー(声:斎藤隆
プリンプリンと一緒に海で発見された。超能力をもつ猿で、サイコロの目を操作したり、虚空からレントゲンを出したりもできる。またヘリコプターや飛行船、オートバイも操縦することができる。猿が極度に苦手なランカーを追い払ってくれる、プリンプリンの守り神。人間の言葉が理解でき、簡単な言葉なら発する事も可能。プリンプリンによると、かなりの年齢であり人間でいうとおじいさんに相当する年代らしい。初期のエピソードで、ワット博士から「世にもめずらしいオサラムームー猿か、タンガラトントン猿」と鑑定されたが、そのどちらの国にも猿がおらず、素性は不明のままである。
ボンボン(声:神谷明
アルトコ市出身。自称プリンプリンのボーイフレンド。年齢は15歳。けんかっ早いが真っ直ぐな性格で、プリンプリンの用心棒的存在。オサゲ、カセイジンともにプリンプリンの祖国探しの旅に同行。プリンプリンに告白しようと試みたこともあるが、そのたびに邪魔がはいったりあっさりとかわされたりする。持ち歌の一節にもあるよう、少々ナルシストの気がある。結構ヤキモチ焼きなところがあり、ゲストキャラがプリンプリンに言い寄るそぶりを見せると過剰に反応していた。ギターの弾き語りが得意で、プリンプリンに頼まれて歌うこともしばしばあった。
オサゲ(声:はせさん治
アルトコ市出身の赤毛のおさげをもつ少年で、背は低いが足が速いのが自慢。後ろ姿からは女の子に間違われることもあり、それでピンチから脱したことも。「はらへった」が口癖の食いしん坊。踊りが得意らしく、オサラムームーで神にささげる踊りをピコピコから教わったり、ガランカーダの踊りにチャレンジしたりする。
カセイジン(声:堀絢子
宇宙人ではなく、アルトコ市出身の少年。カセイジンと呼ばれている、と自己紹介しているため、本名なのかニックネームなのかは不明。「予感」と呼ばれる予知能力を持つ。その能力と幅広い知識により、プリンプリン一行の危機を度々救う。しかしその予知はいつも抽象的なので、危険を完全に回避する事ができない場合が多い。予感がするときには耳がくるくると回り、強い予感がしたときに興奮して逆立ち状態になる。体力や運動神経には自信がないが、自分の予知能力や学力に自信を持っているようだ。その大人びた雰囲気とソフトな語り口のせいか、バルンバ帝国のインコと仲良くなる。時折、物語を外から俯瞰するコメントを発することがあり、視聴者の子供たちに対する原作者のメッセージを代弁する役でもあった。
シャーレッケ・マイホーム(声・八木光生
世界的な名探偵でワット博士の夫。博識でプリンプリン達のピンチを救った事も多い。英国人のはずだが、なぜか関西弁。ランカーとはチェスの世界大会のライバル。知能指数は100と平均的。服装や名前などシャーロック・ホームズをモデルとしている。
ワット博士(声・鷲尾真知子
世界的な動物学者で、マイホームと知り合いすぐ結婚する。伝説の「黄金バット」を追い求めており、黄金バットを見つけると人が変わったように「いざ、ハッ、いざ、ハッ、いざいざいざいざ・・・・・」と叫びながら我を忘れて追いかける。知能指数は130(ギリギリ天才級の数値)だが、一般的な知識については夫の方が豊かであり、夫とは尊敬しあう仲である。時々、夫との熱愛ぶりを披露する。モンキーの生物学鑑定を行ない、プリンプリン一行が祖国探しの旅に出発するきっかけをつくった。ネーミングはシャーロック・ホームズの相棒、ワトソンと思われる。
軍曹(声・緒方賢一
ヘルメットを被り軍服を着た小太りの中年男性。かつてはアクタ共和国の軍人だったが、バルンバ編以後はプリンプリン一行と共に旅をする。シドロ・モドロと行動をともにしていることが多い。ドオンブリカではブリカ家の親衛隊に入隊したり、ウンゴロではネチアーナ伯爵婦人の警護を勤めるなど、旅先で仕事につくことが多い。何度か尻を噛まれたことからワニが大の苦手。

[編集] ランカー一味

ランカー(声:滝口順平
死の商人、ランカー商会のボス。巨漢であり、気に入らない人物を掴んで放り投げるなど怒るとかなり凶暴。クライアントや各国首脳などからは畏怖をこめて「ミスター怪人ランカー」と呼ばれる。プリンプリンのことが大好きで、彼女の滞在先をつきとめては執拗に追い続ける。熱狂する余り、額入りのポートレート、等身大ポスター、あげくにはプリンプリン本人よりも大きなプリンプリン人形を所有するなどその変態ぶりを次第にエスカレートさせる。しかも、彼女を好きになった理由は「結婚すれば一国の王になれるから」という不純で打算的なものだった。
ガランカーダ出身で、13人兄弟の長兄。「世界お金持ちクラブ」会長。一代で築き上げたその財力は一国への「経済援助」を行える程。
猿が大の苦手で、モンキーを「ケツの赤い小動物」と言って恐れる。猿の絵や猿の顔に見える花を見ても半狂乱となる。
ヘドロ(声:真理ヨシコ
ランカーの美人秘書。お金が大好きで、お札のにおいを嗅ぎ当てることができる。フラメンコ風の持ち歌「ヘドロの歌」で、世界でもっともいい女である、好きな色は赤と黒(赤は血、黒は罪をあらわす色だから)と歌っている。ランカーに好意をよせており、折に触れて言い寄るがまったく相手にされない。ゆえに彼の意中の相手であるプリンプリンのことを非常に嫌っている。「花嫁修業」と称して、華道茶道着付けを嗜むという、意外な一面を持つ。
シドロ・モドロ(声:パンチョ加賀美猪熊虎五郎
ランカーの手下の二人組。背の低い方がシドロで、長身でキーキー声なのがモドロ。登場時に歌うテーマ曲は『嵐を呼ぶ男』の替え歌である。シドロはオサラムームー出身。モドロは当初タンガラトントン出身だったが、この設定は無かった事にされた(物語終盤で、タンガラトントンは人間が生まれなくなったロボットの国と設定されたため)。
ゼロゼロセブン・ヘンナキブン(声:神谷明)
ランカーの部下のスパイ。ランカーの命令で諜報を行う。アクタ編の最後に初登場した時は老人の姿(変装?)だったが、二度目からは黒服にサングラスがトレードマーク(007をモデルとしているらしい)。ネーミングの由来は「セブンイレヴン、いい気分」のパロディと思われる。
チンタム(声:山田俊司(現・キートン山田))
ランカーの部下。ダマスクセのランカー商会本部で留守番をしている。辮髪・中華服を着用する。

[編集] その他

花のアナウンサー(声・つボイノリオ
アルトコ市中央テレビ局(アル中テレビ)のアナウンサー。自分の名をこぶしを利かせて言う。かなり大きなを持ち、「ブルルルルルル・・・」と度々唇を震わせる。「くちびるアナウンサー」と名乗るときもあり、狂言回しとして物語の中に度々登場、物語を盛り上げる。アル中テレビは世界中で放送されているらしく、どこの国のテレビにも現れる。本人曰く、「どこにでも脈絡無く出没するが、ストーリーには干渉しない」との事。服の色はオレンジのスーツだが、最初期の登場時は青色の服だった。
小さな目に巨大なくちびる、ぼさぼさの頭と、面相はかなり奇怪で、放映当時のNHKの番組記事には、「食事時に気持ちの悪い顔を見せられて食欲が失せた」という視聴者からの意見が紹介されたこともあった。
イモのアナウンサー(声・増山江威子
花のアナウンサーの妹。略して"イモのアナウンサー"。兄だけでは人手が足りない時などに登場。総集編や年末の「プリンプリンの紅白歌合戦」などで司会を務めた。ラジオ・デルーデルでもDJのアルバイトをしていた。もちろん顔立ちは兄とそっくりである。
ディレクター(三波豊和
初期に登場。人形ではない唯一の顔出しキャラクター。もちろん本物のディレクターではない。新八犬伝における黒子の九ちゃんのような狂言回し的な役割を担っていたが、本来アルトコ市編のみのキャラクターだった花のアナウンサーがレギュラー化し、次第にその姿を見せることは無くなった。石川ひとみと共にラストの葉書コーナー(NHK、カートゥーンネットワーク両方の再放送でも放映されず。DVDにも収録されていない)で葉書を読むこともあった。

[編集] 主題歌

[編集] オープニング

シリーズを通して同じオープニング曲が使用されたが、アニメーションは人形が登場する初期バージョンやアニメーションによる後期バージョンなどの種類が確認されている。

プリンプリン物語 (作詞:石山透 作曲:馬飼野康二 歌:石川ひとみ

後にシングルとして発売されたバージョンは、放送時のものとアレンジが微妙に異なり、テンポもやや遅い。

[編集] エンディング

エンディング曲は本放送時金曜日の回にのみスタッフロールとともに流された。ただし例外的にそれ以外の回の最後に流されたこともある(スタッフロールは無し)。スタッフロールのバックでは、その週のエピソードにちなんだ寸劇を人形たちが演じていた(セリフなしのパントマイム)。

ハッピーアドベンチャー (作詞:石山透 作曲:馬飼野康二 歌:石川ひとみ)

2種類のアレンジの異なるバージョンが放送時に使用された。ひとつはスローバラード調、もうひとつはアップテンポで曲長が前者より短いものである。これらは本編の尺の長さによって使い分けられた。前者のバージョンのほうが後者より多く使用された。

プリンプリン音頭 (作詞:石山透 作曲:小六禮次郎 歌:プリンプリン(石川ひとみ)他)

本放送2年目の夏頃から劇中で歌われた音頭だが、エンディングとして使用されたことが何度かある。

わたしのそこく (作詞:石山透 作曲:小六禮次郎 歌:プリンプリン(石川ひとみ))

劇中でプリンプリンが祖国や両親のことを想うシーンで効果的に使用されたプリンプリンの持ち歌。金曜日の本編最後のシーンでプリンプリンがこの曲を歌いだし、そのままエンディング曲としてスタッフロールが始まるという演出がなされた回が、ごく少数だが存在する。

[編集] 作品映像の保存状態

1970年代末までは放送用VTRが2インチ規格で、録画テープが非常に高価だった上、著作権版権等の絡みもあって番組の資料保存は安易に行えず、当時のNHKでは放送後のテープを新しい番組に再利用していた。NHKが本格的に番組映像を保存するようになるのは1981年度あたりからで、本作品のマスタービデオテープのうち最初の2年分(1979-80年度)は、他の番組への再利用のため、ほとんど現存していない(⇒NHKアーカイブスを参照)。

このため後年のアンコール放送では、アルトコ市編やオサラムームー編などの初期エピソードや、本放送当時人気を博したアクタ共和国編、続くバルンバ編~カッタルカ編までのエピソードが大幅に省略されることとなった。この経緯については、第1話の放映につづいて、プリンプリンと花のアナウンサーが事情を説明しお詫びするシーンが新録で挿入され、第443話(ドオンプリカ編)につながれた。なお、本放送時に何度か挿入された総集編はビデオテープを用いずに、ダイジェスト版のストーリーをその都度再演する事によって製作されており、後期の総集編では、初期に登場した人形の改造による再利用のために、初期の登場人物が登場しなくなっている。

非公式に保存されたものとしては、本作のメインスタッフでもある人形作家の友永詔三が所蔵していた、ホームビデオによる本放送の録画テープが存在するが、カビ等による不具合の為、再生にはテープの修復作業が必要であり、ネット上で細々とではあるがNHKに対する修復呼びかけの動きがある[1]。再生された一部の映像はNHKアーカイブス番組公開ライブラリーに所蔵され、各地のNHK放送局からオンデマンドで視聴可能である。

[編集] 関連メディア

[編集] 書籍

  • 『NHK連続人形劇のすべて』 池田憲章、伊藤秀明 編著 ISBN 4757714041
チロリン村とくるみの木ひょっこりひょうたん島などに代表されるNHK連続人形劇を、最初期のシリーズから最近年の平家物語まで網羅して、当時の製作風景や現存する人形の写真を中心に解説したムック本。人形作家や操演スタッフ、テーマ曲や挿入歌の作曲家や声の出演者などへのインタビュー、各作品の詳細データや各話のあらすじを網羅するなど、資料的な価値も高い。

[編集] CD

  • プリンプリン物語 ソング・ブック COCX-32881~2
主題歌や劇中の挿入歌を収めた2枚組CDアルバム。主題歌については放送時に使われたものに加えて、シングルとして発売されたバージョンの曲も収められている。放送終了時にスタッフの打ち上げパーティにおいて、関係者にのみ配布された記念音楽テープのマスター音源から収録されており、放送時に使用されたほとんどの挿入歌を網羅している(ただし劇中で繰り返し使用されたオリジナルバージョンのみの収録で、ある回において一度だけ使用された歌詞違いや、キャラ違いのバージョンは収録されていない)。本編劇の台詞収録スタジオで録音されたため、シングルとして発売された曲を除き、モノラル音源収録となっている。

[編集] DVD

  • 人形劇クロニクルシリーズ VOL.6 プリンプリン物語 ~友永詔三の世界~ ASHB-1121
  • プリンプリン物語 花手箱<フラワーBOX> ~デルーデル編&アクタ共和国総集編(前編)~ GNBA-9006
  • プリンプリン物語 デルーデル編 Vol.1~5 GNBA-9011~5
  • プリンプリン物語 夢手箱<ドリームBOX> ~ガランカーダ編&アクタ共和国総集編(後編)~ GNBA-9007
  • プリンプリン物語 ガランカーダ編 Vol.1~4 GNBA-9016~9

[編集] 脚注

  1. ^ http://www.pluto.dti.ne.jp/~tsuj0388/reprin/

[編集] 関連項目

  • プリンプリン物語の訪問地とゲストキャラクター
  • 球体関節人形 - 友永詔三の手によって、NHK人形劇シリーズの中で初めて人形に球体関節が採用された作品が、本稿の『プリンプリン物語』である。球体関節人形の操演にはそれまでの人形とは異なる技術が必要であり、関節が不自然な向きに曲がってしまう、関節を繋ぎとめているゴムが切れてバラバラになってしまうなどの苦労があった。

[編集] 外部リンク

NHK総合 月~金曜18:25~18:40
前番組 番組名 次番組
プリンプリン物語

最終更新 2009年10月24日 (土) 13:32 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【プリンプリン物語】変更履歴

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