プロメーテウス
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(ギュスターヴ・モロー)
プロメーテウス(古典ギリシア語:Προμηθεύς, Promētheus)は、ギリシア神話に登場する神で、ティーターンの1柱。エピメーテウスの兄である。その名は、pro(先に、前に)+metheus(考える者)で、「先見の明を持つ者」「熟慮する者」の意である。
日本語では、長音を省略してプロメテウスとも呼ぶ。
[編集] 概要
アポロドーロスの『ギリシア神話』によるとイーアペトスとアシアーの子。アイスキュロスの『縛られたプロメテウス』によると女神テミスの子。ヘーシオドスの『神統記』によるとイーアペトスとクリュメネーの子である。
アトラースの弟であり、エピメーテウスとメノイティオスの兄、デウカリオーンの父である。ティーターン神族の子であるため、広義のティーターンに含まれる。
神々の姿に似せて創造された人類に、「火」を伝えたとされる。なお一説によると、人間を創造したのもプロメーテウスだったという(アポロドーロス『ギリシア神話』第1巻VII:1)。また、火だけでなく、数、建築、気象、文字などの知恵を伝えた。
その行いに怒ったゼウスは、権力の神クラトスと暴力の神ビアーに命じてプロメーテウスをカウカソス山の山頂に張り付けにさせ、生きながらにして毎日肝臓をハゲタカについばまれる責め苦を強いられた。プロメーテウスは不死であるため、彼の肝臓は夜中に再生し、のちにヘーラクレースにより解放されるまで半永久的な拷問が行われていた。
「ゼウスがテティスと結婚すると父より優れた子が生まれ、ウーラノスがクロノスに、クロノスがゼウスに追われたように、ゼウスも追われることとなる」という情報を知っており、それを教える事を交換条件として解放されたという説もあるが、逆にプロメーテウスは横暴なゼウスに屈しないがために、たとえそれが交換条件になろうとも教えなかったと言われている。現に、テティスの情報を教えたのはプローテウスと言われており、何らかの形で混同したとされる。
プロメーテウスの不死は、ケイローンがゼウスに頼んでプロメーテウスに譲ったものとされるが、これはヘーラクレースによる解放後とされており、明らかに時期が合わない。
[編集] プロメーテウスを扱った作品
「プロメテウス (曖昧さ回避)」も参照
- 『縛られたプロメテウス』 - アイスキュロス
- 『縛を解かれたプロミーシュース』 - パーシー・シェリー
- 『鎖を離れたプロメテ』 - アンドレ・ジッド
- バレエ音楽『プロメテウスの創造物』 - ベートーヴェン
- 交響詩『プロメテウス』 - リスト
- 『プロメテ―火の詩』 - スクリャービン
- オペラ『プロメテオ』 - ノーノ
- 『プロメテウス』 - ゲーテ
- 『プロメテウス』 - エンペラー
[編集] 関連項目
最終更新 2009年11月4日 (水) 13:44 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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