ヘッケラー&コッホ
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ヘッケラー&コッホ(独:Heckler & Koch GmbH、ヘックラー・ウント・コッホ・ゲーエムベーハー)社は、ドイツの銃器メーカーである。本社はドイツ南部のバーデン=ヴュルテンベルク州のオベルンドルフ (Oberndorf am Neckar) にある。また、アメリカ国内に子会社を持っている。本項ではH&K社と略記する。
USP(自動拳銃)、MP5(機関拳銃)、MP7(個人防衛火器)、PSG-1(高精度狙撃銃)、G3およびG36(自動小銃)などを製造している。
目次 |
[編集] 概要
H&K社の銃器は、耐久性、信頼性、精度(命中率の良さ)において好評を得ている。それは、特殊部隊・対テロ部隊、たとえばドイツのGSG-9やイギリスのSAS、が同社の銃器を多種多数採用していることで証明されている。
- 1977年、モガディシオで発生したルフトハンザ航空機人質事件で、GSG-9が突入し人質86名全員を救出。この際に、H&K製のMP5が使用された。
- 1980年、ロンドンで発生したイラン大使館占拠事件で、SAS 隊員の姿とともにH&K社のMP5がテレビ中継に映り、脚光を浴びた。
日本の警察でも特殊急襲部隊が、USP、MP5を装備していることが、報道映像で明らかになっている。
H&K社の銃器で革新的なのは、ポリマーを多用していることである。しかし、設計が野心的すぎるあまり、製品がヒットに結びつかない例もある(たとえば、革新的ながら計画が破棄されたG11アサルトライフルなど)。H&K 社製品は、拳銃からグレネードランチャーまで多岐にわたる。そして、それらの製品に適合した技術、具体的にはブローバック式(反動式)、ショートリコイル式、ローラー・ディレード・バック式、ガス・ディレード・ブローバック式、ガスオペレーション式が必要に応じて用いられている。
H&K 社が製造する銃器は、すべて「HK」から始まる型番が付いており、公式な識別に用いることができる(ただし、記事内では必要に応じて省略している)。
[編集] 歴史
H&K は、1949年にドイツの歴史ある銃器メーカーのマウザー(Mauser)社を退職した3名の技術者、エトムント・ヘッケラー Edmund Heckler とテオドア・コッホ Theodor Koch 、アレクス・ザイデル Alex Seidel が、1950年に設立した。設立当初は、ミシンやその他の精密機器を製造していた。しかし、1956年にドイツ連邦軍が創設されると、軍用火器を製造する方針に切り替えた。Keine Kompromisse!(妥協しない)をスローガンに活動している。
1991年、H&K はブリティッシュ・エアロスペースの一部門であるロイヤル・オードナンス (Royal Ordnance)に買収された。ブリティッシュ・エアロスペースの傘下で、SA80の改修と改良に貢献した。その後、ブリティッシュ・エアロスペースは1999年にBAEシステムズに変革し、H&Kの部門は2002年に宇宙航空用途のためにドイツに作られたグループ企業 (H&K Beteiligungs GmbH) へ再び売却された。
2009年、ドイツの有名銃器メーカー「ハーネル[1]」を買収した。
[編集] 事業展開
従来の製品については、冒頭で記述した以外の事項については後述する。
アメリカ陸軍は、M16(アサルトライフル)とM203(組み込みグレネードランチャー)の組み合わせを置き換えるため、次世代武器システムである、個人戦闘火器計画 Objective Individual Combat Weapon program, OICWと、それに伴う次世代運動エネルギーサブシステムを立案し、H&K社と契約を行った。XM29 OICWは5.56mm弾と20mmグレネードランチャーを併用する火器であったが、開発が遅れ、かつ重く高価すぎるのが主因で、XM8計画に移行した。しかし、これの計画も2005年10月末にキャンセルされた。これらはXM25計画に関連する。
[編集] 特記すべき製品
- 機関拳銃:MP5、UMP
- 自動小銃・アサルトライフル:G3、G36、HK 53、HK 416、XM8
- 拳銃:HK USP、HK UCP、HK P7
- グレネードランチャー:AG36(G36用)、HK GMG(自動グレネードランチャー)
- その他:
[編集] H&K 社の製品リスト
- HK 4
- HK 11 (G3の軽機関銃)
- HK 13 (HK 11軽機関銃の5.56mm版)
- HK 13E
- HK 21 (G3のベルト給弾式機関銃)
- HK 21A1
- HK 21E
- HK 23 (HK 21ベルト給弾式機関銃の5.56mm版)
- HK 23E
- HK 73
- HK 31 (H&K社の製品名)
- HK G3 (Gewehr 3)
- HK G3A1
- HK G3A2
- HK G3A3
- HK G3A3 ZF
- HK G3A4
- HK G3A5
- HK G3A6
- HK G3A7
- HK G3KA4 ZF
- HK G3-TGS
- HK G3SG/1 (狙撃バージョン)
- HK PSG-1
- HK MSG3 (狙撃銃バージョン、バーストとフルオートがない)
- HK MSG-90 (PSG-1の廉価版)
- HK MSG90A1
- HK MSG90-DMR
- HK SR9 (サムホールストックを装備したHK91(=G3の民間バージョン))
- HK SR9T (SR9にPSG-1タイプのトリガとピストルグリップ、MSG-90タイプのストックを装備したモデル)
- HK SR9TC (SR9にPSG-1タイプのトリガとピストルグリップ、ストックを装備したモデル)
- HK G3 (Gewehr 3)
- HK 32 (G3の7.62x39弾バージョン)
- HK 32KA3
- HK 33 (G3の5.56mm×45バージョン)
- HK 33A2
- HK 33A3
- HK 33KA3
- HK 33EA2
- HK 33EA3
- HK 33EKA3
- HK 33ESA3
- HK 33E-TGS
- HK 33SG/1
- HK 36 (4.6mm×36ケースレス弾使用プロトタイプ)
- HK 41 (民間向けG3、フルオート機能を除去)
- HK 43 (民間向けHK 33、フルオート機能を除去)
- HK 51 (G3を切りつめて機関拳銃サイズにしたもの)
- HK 51A2
- HK 51A3
- HK 51K
- HK 53 (HK 33を切りつめて機関拳銃サイズにしたもの)
- HK 53 MICV
- HK 53A2
- HK 53A3
- HK 53B (Vollmerコンバージョン)
- HK 53K (Vollmerコンバージョン)
- HK 54 (H&K社の製品名)
- HK 54A1
- HK MP5 (Maschinenpistole 5)
- HK MP5A1 (折り畳みストック型)
- HK MP5A2 (MP5の改良型)
- HK MP5A3 (MP5A1の改良型)
- HK MP5A4 (MP5A2のモデルチェンジ型)
- HK MP5A5 (MP5A3のモデルチェンジ型)
- HK MP5/10
- HK MP5/10A2
- HK MP5/10A3
- HK MP5/10SD
- HK MP5/40
- HK MP5/40A2
- HK MP5/40A3
- HK MP5/M203
- HK MP5 PIP
- HK MP5F (A5のフランス向モデル “FRANCE”から)
- HK MP5J (MP5Fの日本向モデル。フラッシュハイダーなど装備。正式名称ではない)
- HK MP5K (秘匿用小型モデル。クルツとも)
- HK MP5Kコッファー (クルツをアタッシェケースに入れそのまま発砲できるようになっているセットモデル)
- HK MP5KA1
- HK MP5KA4
- HK MP5KA5
- HK MP5K-N
- HK MP5K PDW (クルツに折りたたみストックを装備したモデル)
- HK MP5N (A5の米海軍向モデル “NAVY”から)
- HK MP5N RIS
- HK MP5PT
- HK MP5SD (Schalldämpferの略 - サプレッサー内蔵)
- HK MP5SD1 (MP5A2型のサプレッサー内蔵モデル)
- HK MP5SD2 (MP5のサプレッサー内蔵モデル)
- HK MP5SD3 (MP5A1のサプレッサー内蔵モデル)
- HK MP5SD4 (MP5SD1からストックを省略したもの)
- HK MP5SD5 (A4のサプレッサー内蔵モデル)
- HK MP5SD6 (SD3のモデルチェンジ版)
- HK MP5SD-N
- HK 69 (40mmグレネードランチャー)
- HK 69A1 (40mmグレネードランチャー)
- HK 73
- HK 79 (G3専用40mmグレネードランチャー)
- HK 81
- HK 91 (民間向けG3、HK 41の改良型)
- HK 91A2
- HK 91A3
- HK 93 (民間向けHK33、HK 43の改良型)
- HK 93A2
- HK 93A3
- HK 94 (民間向けMP5、フルオート機能を除去したスポーターモデル)
- HK 94A2
- HK 94A3
- HK 94KA1
- HK 270
- HK 300
- HK416(M4カービンの近代化改良型。5.56mmNATO弾仕様)
- HK417(7.62mmNATO弾仕様)
- HK 502
- HK 512
- HK 630
- HK 770
- HK 911
- HK 940
- HK ACR (G11の派生型)
- HK AG36 (40mmグレネードランチャー)
- HK BASR
- HK/Benelli M1 Super 90 - ベネリ社がアメリカに支店がなかった時期にH&K社アメリカ支店が代理店として製造していた。
- HK/Benelli M3 Super 90 - ベネリ社がアメリカに支店がなかった時期にH&K社アメリカ支店が代理店として製造していた。
- HK/Benelli M1014/M4 Super 90 Combat Shotgun - ベネリ社がアメリカに支店がなかった時期にH&K社アメリカ支店が代理店として製造していた。
- HK CAWS
- HK EFL
- HK/FABARM FP6
- HK G11
- HK G13 (G8のNATOトライアル用5.56mm新NATO弾バージョン、M16のマガジンと互換性を持たせたもの)
- HK G36
- HK G36C (Commando/Compact)
- HK G36E
- HK G36K (Kurz - 短い)
- HK G36KE
- HK MG36 (機関銃バージョン)
- HK MG36E (軽機関銃バージョン)
- HK SL8
- HK SL8-4
- HK SL9
- HK SL9SD
- HK G41 (G3のNATOトライアル用5.56mm新NATO弾バージョン、M16のマガジンと互換性を持たせたもの)
- HK G41A1
- HK G41A2
- HK G41A3
- HK G41K
- HK G41KA3
- HK G41-TGS
- HK GMG
- HK GMW
- HK GR2 (HK 53の照準器を固定式スコープ化)
- HK GR2C
- HK GR2S
- HK GR3 (HK 33の照準器を固定式スコープ化)
- HK GR3E A2S
- HK GR3KS
- HK GR6 (HK 13の照準器を固定式スコープ化)
- HK GR6C
- HK GR6S
- HK GR9 (HK 23の照準器を固定式スコープ化)
- HK GR9C
- HK GR9S
- HK MG4 (機関銃、以前の HK MG43)
- HK MK23 (Mark 23 Mod 0 または HK SOCOM として知られる)
- HK MP7-PDW (Personal Defence Weapon)
- HK MP2000
- HK MP2030
- HK P2A1
- HK P7
- HK PSP
- HK P7M8
- HK P7M13
- HK P7M10
- HK P7K3
- HK P7M7
- HK P7PT8
- HK P80
- HK USP (Universal Self-loading Pistol)
- HK P9 (H&K初の9mmx19モデル。シングルアクションモデル)
- HK P9S (P9のダブルアクションモデル。ドイツ警察制式名P9)
- HK P9K
- HK P11 (水中ピストル)
- HK P20
- HK P30
- HK HK45
- HK P46 (以前の UCP-Universal Combat Pistol)
- HK P80
- HK P2000
- HK P2000SK
- HK P20
- HK SL6
- HK SL7
- HK SLB2000
- HK SMG I
- HK SMG II
- HK SP89 (民間向けMP5K、フルオート機能を除去したスポーターモデル)
- HK UMP (Universal Maschinenpistole)
- HK UMP9
- HK UMP40
- HK UMP45
- HK USC
- HK VP70 (Volks Pistole 70)
- HK VP70M
- HK VP70Z
- HK WSG2000
- HK XM8
- HK XM29 OICW (次世代個人携帯火器)
[編集] 外部へのリンク
最終更新 2009年11月4日 (水) 16:05 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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