ヘンゼルとグレーテル (オペラ)

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ヘンゼルとグレーテル』(Hänsel und Gretel )はドイツの作曲家エンゲルベルト・フンパーディンクの作曲した全3幕のオペラである。

原作は有名なグリム童話ヘンゼルとグレーテル』である。台本は作曲者の妹であるアーデルハイト・ヴェッテ。1893年12月23日ヴァイマルにて初演、後にロンドンニューヨークでも公演されて大好評を博した。フンパーティンクの代表作であり、ワーグナー以後・リヒャルト・シュトラウス以前のドイツ・オペラを代表する作品といわれる。また、ワーグナー以後に多く現れたメルヘン・オペラの代表的な作品ともされる。  


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 登場人物

  • ヘンゼル(メゾソプラノ) 森で迷う兄妹の兄
  • グレーテル(ソプラノ) 兄妹の妹
  • ペーター(バリトン) 箒職人で兄妹の父
  • ゲルトルート(メゾソプラノ) 兄妹の母
  • お菓子の魔女(メゾソプラノ) 魔法でおびき寄せた子供たちを捕まえ食べてしまう悪い魔女
  • 眠りの精、露の精(ソプラノ) 森の妖精。眠りの精は眠りにつかせ露の精が目を覚まさせる。

[編集] あらすじ

原作であるグリム童話とは異なる設定が多い。

[編集] 第1幕

貧しいほうき職人の夫婦ペーターとゲルトルート、2人の子供のヘンゼルとグレーテルが住んでいた。ある日、留守番をしていた兄妹が言いつけられた仕事に飽き、遊んでいるところにゲルトルートが帰宅する。子供たちが仕事もせずに遊んでいることに腹を立てたゲルトルートは、ヘンゼルにお仕置きをしようとして、ミルクの入ったつぼを割ってしまう。唯一の食料がなくなり困ったゲルトルートは、子供たちを森へいちごを摘みに行かせる。

ペーターが食料をたくさん持って、陽気に歌いながら帰宅し、ゲルトルートは機嫌を直す。しかし、子供たちが森へ行ったことを知ったペーターが、森にはお菓子の魔女が住んでいて子供を捕まえて食べてしまうと語り、2人は森へ子供たちを捜しに行く。

[編集] 第2幕

森の奥で兄妹は道に迷って帰れなくなり、日が暮れかかる。眠りの精が2人を眠らせてしまう。

[編集] 第3幕

露の精のおかげで兄妹が目を覚ますと、魔女が魔法で作ったお菓子の家が現れる。家の中から出てきた魔女に2人は捕まり、食べられそうになるが、機転を利かせて逆に魔女を退治する。すると魔法により閉じ込められていた他の子供たちも助け出され、兄妹は両親と再会する。

[編集] 評価

作曲者フンパーディンクは、一時ワーグナーの下で働いていたこともあり、その影響を大きく受けている。フンパーディンクはこの作品により独立した作曲家としての地位と名声を手にしたが、この作品は随所にあるワーグナー風の作曲手法と、それに対して軽快で明るい魅力を持っている。

最終更新 2009年5月5日 (火) 10:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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