ベグ

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ベグbeg, begh, beğ)は、テュルク系の指導者、有力者の称号。元来の意味は遊牧部族長のことで、突厥テュルク語碑文にあらわれる語である。語源は、中国語サーサーン朝などイラン系の君主号として用いられた「神」を意味するイラン語、「バグ」 bag からの借用語とする説など、諸説がある。アラビア語ペルシア語文献ではバク/ベグ بكbak/bek 、ビーク/ベイグ بيك bīk/ بيگ beyg などの表記が用いられる。現代のテュルク諸語ではトルコ語ベイbey)、ウズベク語ではビーbi)など、様々に転訛している。

イスラム教を受け入れたテュルク人の間でも遊牧部族や軍事集団の長の称号として、アラビア語アミールとほぼ同義に用いられ、セルジューク朝の君主トゥグリル・ベグのように固有名詞の一部としても使われた。

アナトリアでは地方の軍司令官、県知事の官職を指す称号となった。ルーム・セルジューク朝では軍隊の総司令官にベグレルベギ(beglerbegi, 「ベグたちのベグ」の意)という称号が用いられ、オスマン朝に受け継がれてベイたちの上に立つ州総督の官職ベイレルベイbeylerbeyi)になり、アナトリアとバルカンにそれぞれ1名ずつのベイレルベイが置かれた。

オスマン朝におけるベイの称号は次第にパシャに継ぐ高級官僚の称号に変化し、現代トルコ語では、ベイは男性の名前(ファーストネーム)につけて呼びかける敬称になっている。

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最終更新 2009年4月14日 (火) 22:26 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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