ベスタ (小惑星)

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ベスタ
(ヴェスタ)
4 Vesta
1996年5月にHSTが撮影したベスタ
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
ベスタ族
発見
発見日 1807年3月29日
発見者 H. オルバース
軌道要素と性質
元期:2009年6月18日 (JD 2,455,000.5)
軌道長半径 (a) 2.362 AU
近日点距離 (q) 2.152 AU
遠日点距離 (Q) 2.572 AU
離心率 (e) 0.089
公転周期 (P) 3.63 年
軌道傾斜角 (i) 7.14
近日点引数 (Ω) 149.87 度
昇交点黄経 (ω) 103.92 度
平均近点角 (M) 199.17 度
物理的性質
直径 468.3 - 530 km
質量 2.701 ×1020 kg
平均密度 5.0 g/cm3
表面重力 0.30 m/s2
脱出速度 0.39 km/s
自転周期 5.342 時間
スペクトル分類 V
絶対等級 (H) 3.20
アルベド(反射能) 0.423
表面温度 ~223 K
色指数 (B-V) 0.782
色指数 (U-B) 0.492
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ベスタ (4 Vesta) は、将来的に準惑星に分類される可能性がある太陽系小惑星の一つ。1807年3月29日ドイツブレーメンハインリヒ・オルバースによって発見され、古代ローマ女神ウェスタにちなんで名付けられた。命名者はカール・フリードリヒ・ガウス

[編集] 特徴

ベスタ(青色)の軌道。赤色は惑星で、一番外側の軌道は木星。

ベスタの発見は1801年ケレス(2006年以降は準惑星)以来4例目であるが、以後1845年アストラエアが見つかるまで小惑星の発見は途絶えることとなる。ベスタの直径は468 - 530kmと、小惑星帯(メインベルト)では3番目の大きさであり、四大小惑星の一つに数えられる。ベスタの表面は他の小惑星に比べて格段に明るいため、条件さえそろえば小惑星の中では唯一、肉眼で見ることができる。

ベスタと他の小惑星を分ける特徴の一つとして、内部が分化している(地球のような層状構造を持つ)点が挙げられる。中心部にはニッケルからなるがあり、その外側にカンラン石からなるマントルを持つ。表面は溶岩流に起因する玄武岩からなり、かつて小規模ながら火山活動が存在したと考えられている。これらの特徴は、太陽系の歴史の初期においてベスタ内部が相当の熱量により融解していたためであると考えられる。

ベスタのような層状構造を持つ分化小惑星は、かつては複数存在していたと考えられており、このような小惑星が衝突などによって破壊されたことが、太陽系に存在する小惑星の組成の違いの原因になっていると考えられている。金属質の小惑星は、古代の分化小惑星の核に由来し、岩石質の小惑星はマントルや地殻に由来すると考えられる。

もっとも、ベスタも太陽系形成期の姿のまま残っているわけではないと考えられている。ハッブル宇宙望遠鏡による観測により、ベスタが形成してから10億年ほどたった時期に作られたと考えられる、直径430kmのクレーターが発見されている。このクレーターが他の小さなV型小惑星の起源になっているかもしれないと考えられており、(1929) コッラー (Kollaa) や (3850) ペルチャー (Peltier) などの小惑星がそのような天体の候補として挙がっている。また、2003年にモロッコアルジェリアの国境付近で発見された隕石“NWA (Northwest Africa) 1929”もベスタ起源だとされている。

2011年には、探査機ドーンがベスタに訪れる予定である。

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最終更新 2009年11月6日 (金) 16:24 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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