ベレー帽

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第2次大戦中にベレー帽を愛用した英国のモントゴメリー子爵

ベレー帽(ベレーぼう)とは、ウールフェルト(当初はウール)製の、軟らかく、丸くて平らな、鍔や縁のない帽子である。向かって右側(着用者本人から見て左側)を立てる場合が多いが、一部の国などでは反対側や正面を立てる場合もある。制服の一部として着用する場合、立てた側にベレーバッジと呼ばれる帽章を取り付けることが多い。

目次

[編集] 由来と普及

私服として用いられるベレー帽。(オーギュスト・ロダン

元々はスペインバスク地方民族衣装の一部として使われていたものであったが、第二次世界大戦頃から軍隊に普及し始め、現代では世界各国の軍隊において広く用いられている。

また、画家などの芸術家にも愛用されてきた歴史がある。

日本では漫画家の戯画的なイメージとしてベレー帽を被った姿が大衆文化の中である程度定着している。これには、手塚治虫藤子・F・不二雄などの人気漫画家達がベレー帽を自らのトレードマークとし、自分自身や漫画家キャラクターを作中に登場させる際にもベレー帽を被った姿で表現したことの影響が強いと思われる。日本の漫画家の間でベレー帽が流行した時期があった、という記述もある[1]

米陸軍のグリーンベレー

米国陸軍では当初は、特殊(緑)・レンジャー(黒)・空挺(栗色)の各部隊に所属する将兵にのみ着用を認め(ベレー姿の場合、靴は革靴ではなくブーツ着用を義務付けられた)、一般軍人の略帽としてはギャリソンキャップ(en)を採用していたが、後にベレー帽一辺倒となった。バンクロフト社の製品が制式採用されている事で有名。アメリカ空軍は水色のベレーが略帽。日本の陸上自衛隊でも1992年に略帽としてベレー帽を採用した。 また、日本のボーイスカウトでも制帽として採用され、各地で活動する隊員が着用しているのを見ることが出来る。

鍔(目庇)のある帽子に比べて、日光や雨から顔前面を保護することができないという欠点がありながら、軍隊でベレー帽が採用された理由は次の点が考えられる。

  1. 鍔のある帽子よりも廉価で製作できる。
  2. 生地を多様な色にできるので、部隊毎に色を変えることができ、部隊の識別や部隊員の団結意識の向上に役立つ。例えば、国連PKO部隊のブルーベレーなどである。また、米国陸軍の特殊作戦群はその帽子の色からグリーンベレーと通称される。このような場合は部隊を表す標識ともなる。
  3. 脱帽時は丸めてポケットに入れても型崩れしない。
  4. 戦車搭乗員などがヘッドフォンを装着することが容易である。
  5. 通常勤務服にも戦闘服にも、同一の帽子を用いることができる。

[編集] 生地色

黒ベレー姿のヘンリー・シェルトン米陸軍大将。常装と共に用いている。1997年頃。

一つの国の軍隊であっても、部隊の種類によって生地の色が異なることが多く、例えば、米国陸軍の場合、現在は黒(一般部隊)、緑(特殊部隊)、タン(レンジャー部隊)、栗色(空挺部隊)のように分類されている。

他方、日本の陸上自衛隊では、国連に派遣した部隊を除き、全ての部隊において濃緑色のみが用いられている。

[編集] ベレー帽姿で記憶される著名人

[編集] 脚注

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  1. ^ 日本漫画家協会のオフィシャルサイト中の、峯島正行による連載コラム[1]より。コラム中では、横山隆一が特に愛用したことが流行の一因になったとしている。

[編集] 関連項目

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最終更新 2009年6月30日 (火) 08:22 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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