ペンタックス
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| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 略称 | ペンタックス |
| 本社所在地 | 東京都 |
| 設立 | 1919年 |
| 業種 | 光学機器 |
| 事業内容 | 電子部品、光学機器、レンズ関連 |
| 従業員数 | 1,661 (2005年) |
| 外部リンク | http://www.pentax.jp |
ペンタックス(PENTAX )はHOYA株式会社のカメラ、デジタルカメラ、天体望遠鏡、内視鏡、メガネなどを製造販売する複数の事業部の総称、およびこれらの製品に付されるブランド名、またはその前身である日本の大手光学機器メーカーペンタックス株式会社(PENTAX Corporation )のことである。
目次 |
[編集] 概要
前身は日本の大手光学機器メーカーであった旭光学工業株式会社である。日本初の一眼レフカメラ「アサヒフレックスI」、世界初のフラッシュ内蔵オートフォーカス一眼レフカメラ「SFX」を発売するなど、高い技術開発力を誇る。
おもにイメージング・システム事業部(カメラなど)、ライフケア事業部(医療機器)、DCM事業部(コンパクトデジタルカメラ用光学モジュール)、オプトデバイス事業部(CD/DVD用ピックアップレンズなど)、事業開発センター(プリンタ、測量機などその他の事業)で構成される。
主力製品にはデジタルカメラとそのアクセサリー、医療用内視鏡、光学モジュール、特殊レンズなどがある。このうち内視鏡分野ではオリンパス、フジノンと合わせた3社で世界市場を寡占しているほか、光学モジュール分野では国内外のコンパクトデジタルカメラメーカーに光学部品を高いシェアで供給している。
事業所は本社が東京都(東京都板橋区前野町2-36-9)にあり、国内は他に栃木県(栃木県芳賀郡益子町大字塙858)、宮城県(宮城県栗原市築館字下宮野岡田30番地2)、山形県(山形県長井市日の出町4-1)に事業所がある。 事業内容にHOYAと重なる部分はあるが、事業統合はせず、独立した事業体として運営される。また、財務・経理・人事などの部署はHOYAに統合されず、ペンタックス株式会社のものを引き継ぐ形でペンタックス内の部署として独立して設けられている。
伝統的なカメラ業界のシェアとしてはニコン、キヤノンの後塵を拝しているが、デジタルカメラ部門では小型軽量化(レンズ交換式一眼レフにおいて世界最軽量)を実現した廉価な一眼レフ*ist DLを販売するなどニッチ市場で特徴ある製品を出している。 2006年11月30日発売のK10D(手ぶれ補正・CCDゴミ取り機能搭載、防塵・防滴ボディ)は、当初10月下旬発売予定であったが予想を大幅に上回る発注が殺到し、出荷数量確保のために発売が1ヶ月延期された。
ペンタックスという名称の由来は、1957年発売のカメラ「アサヒ・ペンタックス」の商品名による。この名称は、「アサヒフレックス」に、ファインダーに内蔵される光学部品「ペンタプリズム」を搭載したことによる。
2004年、本体およびその子会社における眼鏡レンズ販売事業を、セイコーオプティカルプロダクツ株式会社(SOP)に移管。合わせてSOPに出資比率20%の資本参加、役員1名を派遣した。
2005年10月、韓国のサムスンテックウィンと一眼レフカメラの共同開発で提携した。1年後の2006年10月にはサムスン初となるデジタル一眼レフカメラGX-10を発売した。ペンタックスの上級役員の鳥越興は、「提携によって技術面でサムスンテックウィンから得られるものを期待しているのではなく、技術者同士の交流の中から、新しいタイプのカメラが生み出せるのではないか、その可能性に期待しています」と発言している。
2007年、HOYA株式会社がペンタックス株式会社を買収しHOYAの子会社となり、次いで2007年10月29日にHOYAとの合併契約を締結したため、同年11月30日上場廃止し、ペンタックス株式会社は翌2008年3月31日をもって解散した。新社名は「HOYA株式会社」だが、「ペンタックス」ブランドは合併後も維持される。
[編集] 沿革
- 1919年 - 「旭光学工業合資会社」を設立。
- 1938年 - 「旭光学工業株式会社」に組織変更。
- 1952年 - 日本初の35mm一眼レフカメラ「アサヒフレックスI」を開発。
- 1954年 - 世界初の量産型独自開発クイックリターンミラー搭載の「アサヒフレックスII」を発売。
- 1955年 - 「旭光学商事株式会社」(現・ペンタックス販売株式会社)設立。
- 1957年 - 世界で初めてクイックリターンミラーとペンタプリズムを両方搭載した「アサヒ・ペンタックス」発売。
- 1958年 - スプリットイメージプリズム採用の「アサヒペンタックスK」発売。
- 1959年 - シンボルマーク採用。「アサヒペンタックスS2」発売。
- 1960年 - フォトキナで世界初TTL測光一眼レフ アサヒペンタックス・スポットマチック発表
- 1961年 - ペンタックスメーター開発「アサヒペンタックスS3」発売。
- 1964年 - ロングセラーカメラ「アサヒペンタックスSP」発売。
- 1968年 - SPからTTL露出計を除いた「アサヒペンタックスSL」発売。
- 1969年 - 6×7cm判カメラ「アサヒペンタックス6×7」発売。
- 1971年 - 世界初の多層膜コーティングレンズであるスーパー・マルチ・コーティング(SMC)を開発
- 1971年 - 世界初のTTL開放測光・自動露出機構搭載「アサヒペンタックスES」発売。
- 1973年 - ECの記憶回路をICにした「アサヒペンタックスES II」発売。
- 1975年 - バヨネットマウント(Kマウント)を採用した「アサヒペンタックスKシリーズ」発売。
- 1976年 - Kシリーズを小型化した「アサヒペンタックスMシリーズ」発売。
- 1979年 - 110フィルムを使用した小型一眼レフカメラ「ペンタックスオート110」発売。
- 1980年 - 創業60周年を記念した高級一眼レフカメラ「ペンタックスLX」発売。
- 1981年 - 世界初のTTLオートフォーカス一眼レフカメラ「ペンタックスME-F」発売。
- 1983年 - マルチ・モードを採用した「ペンタックスAシリーズ」発売。
- 1984年 - 中判カメラ「ペンタックス645」発売。
- 1985年 - マニュアル&入門機「ペンタックスPシリーズ」発売。
- 1986年 - 世界初のズームコンパクトカメラ「ペンタックス・ズーム70」発売。
- 1987年 - 世界初のフラッシュ内蔵オートフォーカス一眼レフカメラ「ペンタックスSFX」発売。
- 1989年 - 6×7の名称変更タイプ「ペンタックス67」発売。
- 1991年 - パワーズーム高級オートフォーカス一眼レフカメラ「ペンタックスZシリーズ」発売。
- 1994年 - 創業75周年記念カメラ「ペンタックスエスピオミニ」発売。
- 1995年 - Zシリーズをさらに進化させた「ペンタックスMZシリーズ」発売。
- 1997年 - デジタルカメラ「ペンタックスEI-C90」発売。
- 1997年 - 世界初のレンズ交換式AF中判一眼レフカメラ「ペンタックス645N」を発売
- 1998年 - 67をベースにした「ペンタックス67II」発売。
- 2000年 - ミレニアム記念のデジタルカメラ「ペンタックスEI-2000」発売。
- 2002年 - 社名を「ペンタックス株式会社」に改称。
- 2003年 - デジタル一眼レフカメラ「ペンタックス*istD」発売。
- 2004年 - 眼鏡レンズ販売事業をSOPに移管、SOPに資本参加。「ペンタックスオプティオ」新シリーズ発売。
- 2006年 - ボディ内手振れ補正機能搭載のデジタル一眼レフカメラ「ペンタックスKシリーズ」(K100D、K10D)を発売。2007年に超音波モーター内蔵レンズに対応し、独自のゴミ除去機構を採用した「PENTAX K100D Super」と“カメラグランプリ2007”を受賞したことを記念した特別仕様のK10D「PENTAX K10D グランプリパッケージ」を発売。
- 2008年 - スタンダードクラスのデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K200D」とミドルクラスの一眼レフカメラ「 PENTAX K20D 」を発売。2009年には本体並びにバッテリーグリップをチタンカラーにした「PENTAX K20D チタンカラープレミアムキット」を発売。
- 2008年 - HOYAを存続会社として合併、HOYA内の複数の事業部となる。
- 2008年 - APS-Cサイズの撮像素子搭載デジタル一眼レフカメラとして世界最小となる「K-m」発売。2009年にカラーバリエーションモデル「K-m white」と「K-m olive」を台数限定で発売。
- 2009年 - 金属製コンパクトボディとペンタックス初の動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-7」を発売。
- 2009年 - カメラとしては世界初の、100タイプのカラーバリエーションモデルを展開する「PENTAX K-x」を発売。
[編集] ペンタックス株式会社とHOYA株式会社との合併・経営統合
2006年12月21日、ペンタックス株式会社とHOYA株式会社との合併が発表され、2007年10月をめどにHOYAに吸収合併される形で「HOYAペンタックスHD株式会社」になる予定であった。しかしペンタックス側はカメラ事業売却の懸念により過半数の取締役が合併に反対。2007年4月9日浦野文男社長ら推進派役員が退任し、合併を白紙撤回した。
これを受けたHOYAは株式公開買付(TOB)によるペンタックスの買収・子会社化を発表した。これに対し統合反対派の経営陣は5月11日単独での業績拡大を目指した中期経営計画を発表したものの、大株主の賛同が得られず株式市場の評価も低かったことから結局5月22日にHOYAに対しTOBの受諾を伝えた。これを受けて同年7月3日から8月6日までTOBが実施され、HOYAは買収額944億8200万円で発行株式の90.59%を取得、8月14日ペンタックスはHOYAの子会社となり2007年11月30日東証一部上場廃止となった。
子会社となった後も両社間で協議を進め、2008年3月31日にHOYAと合併し、法人としてのペンタックスは消滅(ブランドは維持)することで合意[1]。
1年以上に及んだ経営統合問題は、最初の計画をほぼ踏襲する形で決着することとなった。
[編集] JVC・ケンウッド・ホールディングス による事業買収報道
2009年11月4日、読売新聞は日本ビクターとケンウッドの持ち株会社、JVC・ケンウッド・ホールディングスがHOYAから「ペンタックス」ブランドのデジタルカメラ事業を買収する方向で交渉を進めていると報じた。(YOMIURI ONLINE 2009年11月4日)
[編集] 製品
製品の詳細は以下の記事を参照されたし。
[編集] カメラ製品
[編集] レンズ製品
[編集] その他
[編集] 受賞
- 独自開発のクイックリターンミラー機構により、第2回科学技術庁長官賞を受賞。(1960年)
- PENTAX super Aが、European Camera of the Year '83を受賞。
- PENTAX Zoom70が、European Compact Camera of the Year '87-'88を受賞。
- PENTAX Zoom90-WRが、European Zoom Camera of the Year '92-'93を受賞。
- PENTAX Z-1が 第9回(1992年)カメラグランプリを受賞。
- PENTAX K10Dがカメラグランプリ 2007を受賞 カメラグランプリ
[編集] 関連項目
- 熊倉一雄 - かつてアニメを使ったCMで声を担当した。
- 有村智恵 - 女子プロゴルファー。2007年よりスポンサー契約を締結している。
- モヤモヤさまぁ〜ず2-ナレーションに同社開発の音声合成ソフト「Voice Text」・「ショウ君」を使用、エンドロールにも表示される。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月12日 (木) 17:40 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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