ホッカイドウ競馬
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ホッカイドウ競馬(-けいば)は、北海道が主催する地方競馬の名称である。
目次 |
[編集] 概要
- 主催者は北海道(担当部局は農政部、開催実務は2008年まで「北海道競馬事務所」が担当)であるが、2009年度より開催や運営に係る業務の大半を「社団法人北海道軽種馬振興公社」(HRA)が受託している。地方競馬の主催者が開催業務を公社に全面委託するのは全国初の試みとなった。
- 北海道軽種馬振興公社は「北海道営競馬協力会」を前身として札幌市に所在し、従来は主に場内警備や馬券の発売業務などを受託していたが、2008年5月より日高管内の各自治体や農協が新たに北海道軽種馬振興公社へ出資し、競馬法で定める「競馬実施共益法人」として業務の大半を受託することとなった。
- 2009年4月1日より事務所も日高町に移転し、競走の編成や道外での場外発売実施計画についても公社が主体となって進めていくこととなった(参照リンク)。
- これにより北海道競馬事務所は廃止され、主催者である北海道は予算の策定や道議会への対応などに特化し、引き続き農政部が業務を行う。
- 従前より札幌競馬場・函館競馬場・帯広競馬場・旭川競馬場・岩見沢競馬場の5箇所を巡回して長年開催していたが、道内不況の長期化やレジャーの多様化、中央競馬等との競合[1]といった要因による売上の伸び悩みから赤字運営が深刻化したため、1997年限りで函館・岩見沢・帯広での開催を廃止し、代わって門別トレーニングセンターを改装した門別競馬場を新設、札幌・旭川を含めた3場での開催に集約した。2008年には旭川競馬場での開催を終了し、2009年は札幌と門別の2場で開催している。さらに札幌競馬場における開催・場外発売も2009年度限りで終了する方向で調整に入ったと報じられ(参照リンク)、これが実現すると2010年度は門別競馬場での単独開催となる。全ての競馬場施設を賃借しており、純然たる「自前」の競馬場は持っていない。[2]
- 国内最大の馬産地を抱える北海道で競馬を行っていることから、毎年4月の開幕日から全国のトップを切って2歳新馬戦をはじめとした2歳馬による競走が行われている[3]ことが最大の特色である。新種牡馬の産駒を他地区の地方競馬や中央競馬に先駆けて見ることができることに加え競走自体のレベルも地方競馬としては高い水準にあり、ここで実績を残した馬は多くがシーズン終盤や閉幕後に道外の地方競馬や中央競馬へ移籍して重賞を勝利する馬もいるため、注目度は高い。
- 日本中央競馬会(JRA)では各地で2歳馬による特別指定交流競走が行われており、このうち例年6月から9月にかけて函館競馬場や札幌競馬場で行われる競走では、ホッカイドウ競馬所属馬がJRA所属馬を破る例がよく見られる。特にホッカイドウ競馬所属の2歳馬は既に4月から数多くの競走を経験しており、この時点で概ね1戦-3戦と競走経験の浅いJRA所属馬に比べ競走馬としての完成度が高く、ホッカイドウ競馬所属馬が人気を集める競走も多い。
- 重賞競走では、2002年からホッカイドウ競馬独自のグレード制(H1・H2・H3)を採用した。
- 近年は売上増加や新規ファン獲得のため、以下の施策を積極的に展開している。
- 「サポーターズクラブ」(ホッカイドウ競馬所属馬などを対象とした仮想馬主制度。ペーパーオーナーゲームと同様)
- 3連複・3連単など新賭式馬券の発売
- ミニ場外「Aiba」を道内各地へ拡充
- 全国初の「認定厩舎」(外厩とも呼ばれる。外部民間牧場への馬房提供の認定制度)の実施[4]
- 札幌、苫小牧から門別競馬場への長距離無料送迎バス(予約制)を運行。
- 予想の参考としてパドックの解説、能力検査のVTR放送。
- 地元有志、地元中高生の吹奏楽部による生ファンファーレ演奏。
- 大井、川崎と協力し、ナイターレース後半3レースの相互場外発売「スクランブルナイト」の実施。
- 古谷剛彦による道内各Aibaでの出張解説会を実施。南関東など他地区の状況、クラス分け、コース特性、騎手の特性などを交えて解説する。
- インターネットを利用したストリーミング放送(Net Aiba)も、地方競馬としては早い段階で導入している。
- 通常、ホッカイドウ競馬は昼間開催・ナイター開催ともに火曜から木曜に開催、ばんえい競馬は昼間開催時が土曜から月曜、ナイター開催時が金曜から日曜(月曜日が祝日の週は土曜から月曜)に開催するローテーションが組まれており、一部を除いて両者の開催日程が重なることがないため、道内では多くの場外発売所で両者の相互場外発売が行われている。
- 2009年は以下の日程で16回・82日間開催予定。
-
- 札幌:4月29日-5月14日(2回・6日)
- 門別:5月20日-11月19日(14回・76日)全日程ナイター開催(グランシャリオナイター)
[編集] 存続の見通し
2001年からの経営再建5カ年計画が順調に進んだことを受けて、2005年11月、高橋はるみ北海道知事は「2006年度以後も、当面向こう3年間を目途に競馬開催を続行する」ことを正式に発表した。ただし、この時点で北海道は「2005年度の赤字額を半分程度に減らすこと」「単年度収支を均衡させるための見通しをつけること」を存続の条件としており、この条件を満たせない場合は3年の期限を待たずに廃止することも視野に入れるとしていた。
- 2006年度の決算では約1億6000万円の利益剰余金が生じ、当初計画を上回るペースで赤字を圧縮した(出典)。
その後北海道は2008年9月に「北海道競馬改革ビジョン」を策定し、更なる運営改善と収支均衡を目指した施策を実行に移す一方で、この見通しが破綻した場合は競馬事業を廃止する方針も打ち出している(出典)。
- 「北海道競馬改革ビジョン」では、以下のような施策もあわせて打ち出している。
- 門別競馬場の命名権(ネーミングライツ)販売、場内での広告掲示による収入源の確保
- 2歳戦に「勝ち上がり制」を導入、中央競馬と同様に登録料を原資とした「ステークス競走」の実施
- 交流競走・賞金の見直し
- 東海・兵庫地区との提携強化
- 2008年度は単年度赤字を計上したものの、赤字額は当初計画より1.2億円減少して4.3億円となり、2007年度の赤字額8.3億円からほぼ半減した(出典)。
ミニ場外発売所「Aiba」を道内各地へさらに拡大する一方、運営効率で劣る既存の場外発売所を閉鎖し、新たにミニ場外を設置するなどスクラップアンドビルドの方針が鮮明になった。また首都圏など道外では南関東地区の電話投票システム「SPAT4」や「楽天競馬」での発売を足がかりに更なる販路拡大を目指している。
見通しは依然として予断を許さないが「馬産地の競馬」として存続に向けた努力が続いている。
2009年度の売得金総額は約115億4600万円で計画比98%であったものの、売得金額は2008年よりも1.4%増加した(出典)。このうちインターネットや電話投票による売上が約52億円と全体の45%に上っている。相互発売を行っている南関東地区ではナイター開催のない船橋・浦和開催時の売上が伸びており、2009年の道営記念は南関東地区だけでも約6000万円を売上げた。
[編集] 競馬場
[編集] 過去に開催していた競馬場
- 小樽競馬場:1948年から1953年まで開催。1953年廃止。
- 室蘭競馬場:1948年から1953年まで開催。1955年廃止。
- 帯広競馬場:1948年から1984年、1987年から1997年まで開催。道営競馬発祥の地。ばんえい競馬は引き続き開催している。
- 岩見沢競馬場:1949年から1997年まで開催。2006年休止。
- 函館競馬場:1955年から1997年まで開催。中央競馬は引き続き開催している。
- 旭川競馬場:1948年から2008年まで開催。2008年休止。1994年から2008年までナイター競走(旭川ナイトレース)を開催。2006年まではばんえい競馬も併催していた。
[編集] 歴史
- 1948年:9月23日、帯広競馬場にて初の競走が行われ、当日は全12競走が開催された。第1競走は繋駕速歩競走の新馬戦(距離3400m、1着賞金3000円)。8頭が出走し、優勝馬はハナイブキであった。この年は帯広、北見、旭川、小樽、室蘭の各競馬場で計25日開催され、全260競走が行われた。軽種馬(サラブレッド、アングロアラブなど)やアングロノルマンの不足のため、和種馬(ドサンコ)による繋駕速歩競走・平地競走も行われた。
- 1949年:この頃、競走馬不足のため出走馬が1頭のみの単走競走が幾度も行われた(単走競走の馬券は発売されない)。この年から道営競馬によるばんえい競走が開催されるようになった。
- 1950年:速歩競走において女性騎手がデビューした。この年から収支が赤字に転落した(1955年まで)。
- 1951年:競走馬不足はなお解消せず、11頭の仔を産んだ27歳のアングロノルマン系牝馬ジヨンキユが速歩競走に出走している。なおこの馬は大差をつけて優勝した。
- 1953年:折からの競輪ブームの煽りを受け、極度の売上不振に陥った小樽競馬場が廃止され、国営競馬の札幌競馬場を借用して札幌開催が始まる。同年、北見市・岩見沢市・帯広市・旭川市の4市による「市営競馬」が発足し、北海道の援助によって平地競走とばんえい競走を開催した。4市による運営体制は2006年まで続いた。
- 1955年:前年から開催されていなかった室蘭競馬場が廃止され、函館開催が始まった。
- 1956年:札幌・函館で開催されるようになったことや、日本国内の景気回復によって売り上げが増加し、1949年以来の黒字決算となった。
- 1958年:アングロノルマン系馬による競走が廃止された。
- 1961年:日本初の女性調教師が誕生した。札幌市月寒にあった「道営札幌競輪」がこの年廃止され、その影響もあり道営競馬の売り上げが大幅に増加した。
- 1962年:市営競馬による平地競走が廃止され、市営競馬はばんえい競走のみを開催するようになった。
- 1966年:道営競馬によるばんえい競走が廃止された。これにより、道営競馬は平地競走、市営競馬はばんえい競走という二分制が確立され現在に至る。この年の冬、大規模な八百長事件が摘発された。
- 1970年:速歩競走が廃止された(中央競馬では1968年に廃止)。1966年の八百長事件を契機として、この年限りで連勝単式馬券が廃止された。同年秋、八百長事件に関わっていたとして道議会の現職議員が逮捕された。以後、八百長騒動はほとんど発生していない。
- 1971年:八百長事件の防止とギャンブル性の抑制のため、1人1レースあたり5000円を超える馬券の購入を禁止する規則が施行された。しかし数年で有名無実化し、1977年には廃止された。
- 1976年:全日本アラブ大賞典(大井、現在は廃止)でミスダイリンが優勝。[5]
- 1977年:12月16日、この年のリーディングジョッキーであった千島武司が調教中の馬に蹴られたことによる脳挫傷のため25歳で死去。
- 1985年:門別トレーニングセンターが完成。帯広競馬場での開催を休止。
- 1987年:帯広競馬場での開催を再開。
- 1991年:史上最高の売上(約454億円)を記録。
- 1992年:「JRA認定競走」開始。この年から収支が再び赤字に転落。
- 1993年:北海道の一般会計からの借り入れが始まる。
- 1997年:門別トレーニングセンターを改装した門別競馬場が新設され、門別開催が始まる。この年限りで岩見沢、帯広での開催が廃止された(形式上は休止)。
- 1998年:
- 馬番連勝複式馬券を導入。
- 10歳定年制を廃止。
- 年齢制限の撤廃など、転入条件を緩和。
- 中央競馬や他地区所属の外国産馬に、交流競走への出走を認める。
- 2000年:「スタリオンシリーズ競走」開始。
- 2001年:初のミニ場外馬券売場「Aiba静内」を開設。
- 2003年:馬番連勝単式・3連複・3連単馬券を導入。日本初の認定厩舎(外厩)制度が開始された。
- 2006年:
- 8月1日よりSPAT4(南関東地方競馬電話投票)での全レース発売開始。
- 8月8日よりマルチ・フォーメーション投票に対応。
- 北見市・旭川市・岩見沢市が市営競馬から撤退。
- 2007年:中央競馬で馬インフルエンザの感染が確認されたことを受け、8月16日のホッカイドウ競馬に出走を予定していた中央競馬所属馬10頭が競走除外となった。後日、中央競馬からの転厩馬1頭から馬インフルエンザの陽性反応が出たため同月21日から23日までの開催が中止となった。
- 2008年:
- 2009年:
- 4月1日:道営競馬の運営に係る実務を北海道軽種馬振興公社(HRA)に全面委託。北海道競馬事務所は廃止。
- 4月27日:門別競馬場のスタンド増設・ナイター照明設備新設工事が竣工。
[編集] 主な競走
[編集] 重賞競走
従前より開催日程に左右され、年毎に開催地や距離がたびたび変更される競走が多かったが、開催競馬場の減少により固定化が進んでいる。
馬産地という背景を反映して2歳馬による重賞競走が多く、単一の地方競馬主催者としては充実している部類に入る。
競走名が太字のものはダートグレード競走、斜体は地方交流競走を表す。
[編集] 2歳
- 北海道2歳優駿(JpnIII)
- エーデルワイス賞(JpnIII) 牝馬限定
- ブリーダーズゴールドジュニアカップ (H1)
- 栄冠賞 (H2)
- リリーカップ (H3) 牝馬限定
- イノセントカップ (H3)
- サンライズカップ (H3)
- フローラルカップ (H3) 牝馬限定
[編集] 3歳
[編集] 3歳以上
- ブリーダーズゴールドカップ(JpnII)
- 北海道スプリントカップ(JpnIII)
- 道営記念 (H1)
- ステイヤーズカップ (H1) 天皇賞(秋)(JRA・GI)ステップレース北海道ブロック代表馬選定競走
- 赤レンガ記念 (H2)
- 星雲賞 (H2)
- 瑞穂賞 (H2)
- 道営スプリント(H2)
- エトワール賞 (H3)
- ノースクイーンカップ (H3) 牝馬限定
[編集] JRA認定競走
以下のレースが行われており、いずれも勝馬が認定馬となる。認定馬はJRAへ移籍した際に馬房が別枠で与えられるなどの特典がある。
[編集] フレッシュチャレンジ
- 競走条件:初出走馬
- 賞金:1着170万円
- 2着以下の馬は、次走ルーキーチャレンジ・アタックチャレンジ・平場未勝利戦へ向かう。
- 以前は中央競馬の新馬戦と同様に、同一開催中であれば複数回出走できたが(ホッカイドウ競馬の開催は2週間以下なので実質2走)、現在は1回限りである。
- 2009年は一部の競走を「スーパーフレッシュチャレンジ」として、1着賞金を300万円に増額して行われる。
[編集] ルーキーチャレンジ
- 競走条件:フレッシュチャレンジ未勝利馬でかつ翌週に出走する馬のみ
- 賞金:1着120万円
- 2着以下の馬は、次走アタックチャレンジ・平場未勝利戦へ向かう。
- 条件が複雑だが、以前は2走できたフレッシュチャレンジを1走限りとしたため新設された。頭数不足などで不成立になった場合はその翌週にも出走できる。
[編集] アタックチャレンジ
- 競走条件:フレッシュチャレンジ・ルーキーチャレンジ・アタックチャレンジ未勝利馬(収得賞金のある馬のみ)
- 賞金:1着80万円
- 2着以下の馬は、次走アタックチャレンジ・平場未勝利戦へ向かう。
[編集] その他の競走
[編集] サマーチャレンジ
- 競走条件:2歳、JRA認定競走優勝馬
- 優先出走権:JRA札幌競馬場で行われる2歳500万円以下競走(上位5頭)
- 2歳500万円以下競走の行われるおよそ2週前に行われ、競走名の後ろにローマ数字が振られる。スタリオンシリーズ競走として実施される場合は、スタリオンシリーズに準じた競走名となる。2006年は3競走が行われた。
[編集] ターフチャレンジ
- 競走条件:2歳、JRA認定競走優勝馬
- 優先出走権:JRA札幌競馬場で行われる2歳オープン特別競走(上位3頭)
[編集] ウィナーズチャレンジ
- 年に数回行われる2歳馬の特別競走であるが、特別な出走資格や優先出走権などは無い(各地の地方競馬では、特別競走の競走名を固定せず、複数の特別競走に同一名称を使用する例がみられる)。
[編集] スタリオンシリーズ競走
優勝馬の馬主に対し、副賞として「特定種牡馬への次年度の種付権」を与える競走。
ホッカイドウ競馬の馬主には生産牧場の関係者が多いことから、時には賞金よりも価値が高くなる場合もある。[7]また新規供用開始された種牡馬も一部含まれており、注目度は高い。
対象となる競走が特別競走の場合、名称は「(種牡馬名)賞」となるが、重賞競走の場合は「第51回道営記念〔H1〕(ダンスインザダーク賞)」のようにサブタイトルとなる。
[編集] スタリオン・プレミアムシリーズ
2007年度から、JBC協会より寄贈されたディープインパクト・アグネスタキオンの種付料相当額を賞金とした特別競走を実施している。
1着賞金は重賞並みに設定され、事実上重賞に準じた扱いとなっている。他のスタリオンシリーズ競走のような種付権などの副賞はない。
2009年は、以下の通り施行される。なお、2歳馬による4競走の名称は当初「アグネスタキオン・プレミアム」「アグネスタキオン・スーパープレミアム」とされていたが、同馬の死亡に伴い下記の通り変更された。
- 2歳
- ヤングチャレンジカップI(8月13日・門別1700m)1着賞金200万円(変更前:アグネスタキオン・プレミアムI)
- サッポロクラシックカップ(10月20日・門別1200m)1着賞金300万円(変更前:アグネスタキオン・スーパープレミアム)
- ヤングチャレンジカップII(11月5日・門別1200m)1着賞金200万円(変更前:アグネスタキオン・プレミアムII)
- ヤングチャレンジカップIII(11月19日・門別1800m)1着賞金200万円(変更前:アグネスタキオン・プレミアムIII)
- 3歳以上
- ディープインパクト・プレミアムI(6月18日・門別2000m)1着賞金200万円
- ディープインパクト・プレミアムII(7月29日・門別1200m)1着賞金200万円
- ディープインパクト・プレミアムIII(8月27日・門別1800m)1着賞金200万円
- ディープインパクト・プレミアムⅣ(11月18日・門別1200m)1着賞金200万円
[編集] 掲示板でのタイム表示
レース中のタイム表示は行っていない。結果についても、従来は走破タイムのみの発表であったが、2005年8月16日から上がり3ハロンタイムも発表するようになった。
[編集] 能力検査
→地方競馬#能力検定競走の項目を参照
デビュー前の2歳新馬や、中央競馬など他の競馬場から転入してきた馬には「能力検査(能検・専門紙では能試とも呼ばれる)」が義務付けられ、これに合格しなければレースには出走できない。これは地方競馬でのみ行われているものであり、JRAにはない制度である。
能力検査の模様は公式HPで成績表及び動画が見られる他、2歳新馬の能力検査の模様はフレッシュチャレンジのレース前にも放映される。
[編集] 現在・過去の主な活躍馬
- コスモバルク
- ホッカイドウ競馬所属のまま、中央競馬三冠競走にすべて出走。海外遠征も行い、2006年にシンガポール航空インターナショナルカップで地方競馬所属馬として初の国際G1競走を制覇している。認定厩舎制度適用第1号馬。シンガポール航空インターナショナルカップ(星G1)優勝、弥生賞(JRAGII)優勝、セントライト記念(JRAGII)優勝、皐月賞(JRAGI)2着、ジャパンカップ(GI)2着など。
- オースミダイナー
- 国内最高齢(13歳)での重賞制覇(2001年・エトワール賞)、10歳-13歳で瑞穂賞4連覇(1997年-2000年)
- コトノアサブキ
- 1980年代初頭に活躍。馬なりでレコードタイムを出すなど重賞を勝ちまくった、かつての「道営の怪物ホース」。
- ササノコバン
- 1990年代中期に活躍。道営記念2連覇、瑞穂賞2連覇など、一時代を築く。ブリーダーズゴールドカップにも出走し、2着と好走した。
- シバフイルドー
- 5歳から10歳まで同一重賞(クイーンカップ・現在は廃止)6連覇。現在も日本記録として残っている。
- ドクタースパート
- 1988年、道営出身馬として初の中央競馬重賞(京成杯3歳ステークス)勝利。皐月賞(JRAGI)優勝。
- アローキャリー
- ホッカイドウ競馬出身馬として初の桜花賞(中央競馬)優勝。
[編集] 発売している勝馬投票券
○…発売 ×…発売なし
| 単勝 | 複勝 | 枠番連複 | 枠番連単 | 馬番連複 | 馬番連単 | ワイド | 3連複 | 3連単 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
[編集] 予想専門紙
以下の専門紙が販売されている。
- 競馬ブック(ホッカイドウ競馬版)500円
[編集] 過去に存在した専門紙
[編集] スポーツ新聞などでの出走表掲載
道内で発行しているスポーツ新聞では、主に後半5-6レースが馬柱で掲載されており、概ねばんえい競馬よりも大きく扱われている。また一般紙の「北海道新聞」には、メインレースのみ簡易出走表を掲載しているほか、道外では「リアルスポーツ」でナイトレース期間中にメインレースの馬柱を掲載し、その他の競走は簡易出走表を掲載(後半のみ。前半レースは掲載なし)している。
[編集] 在宅投票
以下の在宅投票で、全レースを発売している。
- オッズパーク(ただし、旧D-net方式でのみの発売)
- SPAT4(スパット・フォー)
- 楽天競馬
[編集] 場外発売所
運営主体をまたぐ発売所の間では、投票券の払戻に互換性がない。
[編集] ホッカイドウ競馬が運営する場外発売所
ホッカイドウ競馬の全競走を発売するほか、一部を除き南関東地区を中心とした道外の地方競馬を広域場外発売する。なお、開催中の競馬場は本場となる。
また、一部の発売所ではばんえい競馬も場外発売している(都合により、発売が休止される場合がある)。
2001年より、省スペース型ミニ場外「Aiba」を道内各地に展開している。地方都市中心部の空き店舗などを有効活用し、数台の発売機と2台ほどの払戻機にモニターを設置し、従来の場外発売所に比べ低コストで運営ができる施設として予想以上の収益を上げた。今後も更なる拡充が予定されている(後述)。
[編集] ホッカイドウ競馬・ばんえい競馬ともに発売
- ハロンズ岩見沢 - 岩見沢市6条西2丁目
- Aiba石狩 - 石狩市新港南2丁目729-3 サテライト石狩内
- Aiba江別 - 江別市野幌町68番地
- Aiba小樽 - 小樽市築港11-2 ウイングベイ小樽(旧マイカル小樽)1F
- Aiba札幌駅前 - 札幌市中央区北4条西2丁目 パチンコひまわりタワー5F・6F
- Aiba滝川 - 滝川市栄町3丁目 高林デパート地下
- Aiba千歳 - 千歳市幸町3丁目3-2
- Aiba苫小牧 - 苫小牧市木場町1丁目 トマモール地下[8]
- Aiba中標津 - 標津郡中標津町東31条南1丁目5番地
- Aiba函館港町 - 函館市港町3丁目17
- Aiba札幌中央 - 札幌市中央区南6条西1丁目1-1 サテライト札幌2F
- Aiba登別室蘭 - 登別市若草町4丁目23
- Aiba琴似 - 札幌市西区琴似2条1丁目3 三光ビル2F・3F
[編集] ホッカイドウ競馬のみ発売
- 札幌競馬場 - 札幌市中央区北16条西16丁目
- 門別競馬場 - 沙流郡日高町富川駒丘76番地1
- Aiba静内 - 日高郡新ひだか町静内木場町2丁目1番30号
- Aiba浦河 - 浦河郡浦河町大通3丁目 ショッピングセンターMio2階
- 旭川レーシングセンター - 旭川市宮下通15丁目
[編集] 発売所の閉鎖・新設
[編集] 2008年以前の動き
- 従来より場外発売を行っていた函館競馬場はスタンドの改築工事に伴い2008年のシーズン中に、ウインズ釧路とウインズ室蘭は2008年の最終開催日をもってホッカイドウ競馬の場外発売を終了したほか、Aiba留萌も2008年12月29日の発売をもって閉鎖した。
- 2008年12月9日より石狩市の競輪場外発売所「サテライト石狩」内に「Aiba石狩」を開設、ばんえい競馬や他地区の場外発売を開始した。ホッカイドウ競馬の発売も2009年の開幕から行っている。
[編集] 2009年の動き
- 4月29日よりハロンズ釧路でホッカイドウ競馬の場外発売を開始したが、一方で専用場外発売所を開設する動きもある[9]。
- 6月9日より札幌市中央区の競輪場外発売所「サテライト札幌」2階に「Aiba札幌中央」を開設し、場外発売を開始した(出典)。
[編集] その他
- 道内
以下のばんえい競馬が運営する場外発売所では、ホッカイドウ競馬を場外発売している。ただし帯広競馬場を除き、3連勝式馬券(3連複・3連単)を発売しない。
- 道外
以下の発売所で、ホッカイドウ競馬の場外発売を行っている。発売日程は別途確認。
- 大井競馬場 内「ふるさとコーナー」
- 発売は南関東競馬開催日のみ。
- 通常は当日の全レースを発売するが、南関東とホッカイドウ競馬の開催時間が異なる場合、発売は以下の通りとなる。
- 南関東が昼間開催、ホッカイドウ競馬がナイター開催:南関東では開門予定時刻より発売開始。ただし、開門予定時刻の20分後より前に発走する競走は発売しない。また南関東の最終競走発走時点で発売中の競走がある場合は、その競走の発売締切時にすべての発売を終了するため、南関東の発売終了時刻以降に発走するホッカイドウ競馬の競走は前売発売のみとなる。
- 南関東がナイター開催、ホッカイドウ競馬が昼間開催:南関東では12:00より発売開始。ただし、12:20より前に発走するホッカイドウ競馬の競走は発売しない。
- ふるさとコーナーで発券した投票券の払戻は、ふるさとコーナーのみ取り扱う。
以下の南関東地区発売所では一部の競走のみ発売。
その他、下記の発売所でも定期的に発売を行っている。
- BAOO高崎(旧高崎競馬場)
[編集] 払戻について
- 競馬場や各場外発売所での払戻業務は原則として開催日のみ行っているが、郵送での払戻も受け付けている。これは遠隔地や閉幕後など、次開催までに払戻有効期間を過ぎてしまう場合があるための措置。ただし、振込みなどに伴う手数料は差し引かれる。
- 従来は北海道競馬事務所が受付先になっていたが、2009年3月27日以降は北海道軽種馬振興公社に変更された。これに伴い、投票券の送付先住所も変更された。
- 以前は北海道競馬事務所に払戻専用窓口が設けられていたが、2009年1月20日をもって閉鎖した。
[編集] レース実況放送
下記の事業者が全レース完全生中継を実施している他、公式サイトでもレース実況をブロードバンドで放映している。
- スカパー!795ch「懐かし音楽★グラフィティTV/keiba」(競馬中継は無料)
- 旭川ケーブルテレビ(ポテト)16ch
- 内容
- 進行:古川浩
- 実況:古川浩、太田裕士、小枝佳代(小枝は一部の重賞競走などを担当)
- 解説:高倉克巳(競馬ブック)、古谷剛彦(JRDB)など
- レース実況・オッズ放映やパドック解説を中心に、解説者の予想なども紹介する。
- 本場・各場外でも同時放映している。
[編集] 実況放送協力店
道内各地のレジャー施設や飲食店の一部では、協力店としてレース実況を放映している。勝馬投票券の発売は行っていない。
[編集] その他のホッカイドウ競馬を扱う番組
- AIR-G'「Vivid Couleur」(毎週火曜日・7時43分頃)
- 「Vivid Sports」内でホッカイドウ競馬情報を伝えている。
- 「走れ!ホッカイドウ競馬」を毎週火曜日の15時台に放送。
[編集] 過去に放送していた番組
- STVラジオ「牧泰昌の夕やけジャーナル」
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ かつてはホッカイドウ競馬も土日開催を行っていたが、開催が重複する中央競馬が場外発売所を充実させたことにより撤退を余儀なくされたため、中央競馬との競合は無関係ではない。
- ^ ただし、門別競馬場は土地所有者が北海道軽種馬振興公社であることから、事実上「自前」ともいえる。
- ^ 中央競馬では6月以降、その他の地方競馬では概ね5月下旬-6月以降に始まるのが通例。直接の人馬交流関係はないがばんえい競馬も4月から2歳新馬戦を行っている。
- ^ コスモバルクはこの制度の適用第1号馬。
- ^ このときミスダイリンが記録した大井アラ系2600mのレコード2分46秒3は、1996年に大井でアラブ系競走が廃止されるまで更新されなかった。
- ^ 2008年度終了時点で、トヨクラダイオー(1981年)・モミジイレブン(1999年)・ミヤマエンデバー(2001年)の3頭が三冠を達成している。
- ^ 種付権が不要な場合は、換金することも可能。
- ^ ばんえい競馬の場外発売時は「ハロンズ苫小牧」となる。
- ^ 道営競馬の場外発売所、釧路地域に開設へ 釧路新聞 2009年5月3日付
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月22日 (日) 16:18 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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