ホワイトゴールド

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ホワイトゴールド (White Gold) とは、主に宝飾品として利用される、を主体とする白い合金である。

一般に宝飾品としては、頭文字をとってWGという略号が用いられる場合もある。金属体に刻まれる表記はK18WG、もしくはK18と省略される場合がある。宝飾品素材としてのホワイトゴールドは、第一次世界大戦ロシア革命により、白金(プラチナ)の供給が大幅に減少した際に、その代替品としてパラジウム系のホワイトゴールドが開発されたものであり、国内では昭和50年代までは代替材としての認識であった。しかし、その後カラーゴールドが流行し、ニッケル系も加わり、白色の金として認知されて、プラチナと共に白色系の貴金属として評価されてきた。現在、イエローゴールドよりもホワイトゴールドの方がシェアが高い。

目次

[編集] 概説

装飾品としての利用が多く、一般には18金ホワイトゴールド (K18WG)と14金ホワイトゴールド(K14WG)が使われる。

  • 18金ホワイトゴールド - 金750‰(パーミル)にニッケル系(他に銅、亜鉛など)またはパラジウム系(他に銀、銅など)などの割り金が250‰(パーミル)の合金。(貴金属合金は千分率で表す)
  • 14金ホワイトゴールド - 金585‰(パーミル)、残り415‰(パーミル)はニッケル系(他に銅、亜鉛など)またはパラジウム系(他に銀、銅など)の合金。

(注・14金は、千分率で585‰に相当し、JISや造幣局品位検定は、585を最低値としている。)

ただし、体積について見た場合、金の方が含まれる金属よりも比重が大きいため、18金ホワイトゴールド (K18WG) の場合でも体積は全体の5割程度しかない。

また、脱色用の金属(漂白材)としてニッケルを使用するものはハードホワイトゴールド、パラジウムを使用するものはソフトホワイトゴールドと呼ばれる。前者は鮮明な白色だが硬くて加工が難しく、後者は白さは劣るが柔らかい特徴がある。ヨーロッパではニッケルが金属アレルギーの原因となるため、「ニッケルに関するヨーロッパ指令」によって、合金からのニッケルの溶出量が一定以下に規制されている。日本国内では特にニッケル含有貴金属についての規制はないが、ヨーロッパから輸入されるホワイトゴールドジュエリーはこのヨーロッパ指令をクリアしたもので、成分分析検査によれば、ほぼ5~7パーセントの含有率である。最近は国内産もニッケル含有ホワイトゴールド合金が使用されている。

[編集] 色相

ホワイトゴールドはニッケル系、パラジウム系とも完全に白色ではない。特に、漂白材の含有率が低い場合や、ニッケルがアレルギー問題で忌避され、パラジウムは相場高騰等の理由で他の金属が添加される場合など、黄色みが多く残り、その製品が市場に供給され、消費者からクレームが殺到した。これに応えて、社団法人日本ジュエリー協会では、ホワイトゴールドの色相の範囲を定めた。内容は、色表示法のうち、Lab方式を採用し、ロジウムめっきの色相を基準値(0点)とし、⊿E14(デルタE14)までをホワイトゴールドの色相の範囲と定義している。現在は、この定義に沿って多くのメーカーが材料を用いている。K18のみの刻印でロジウムめっきがされている製品は、イエローゴールドなど他の色調の材料や、JJAのホワイトゴールドの色の範囲の定義からはずれている材料の可能性が高い。

[編集] 表記上の誤解

ホワイトゴールド (White Gold) を日本語に直訳すると「白金」となるが、日本語における「白金」は原子番号 78 の遷移金属(いわゆるプラチナ)を意味する語であり、ホワイトゴールドのことではなく、両者は全く異なる金属である。また、この錯誤を意図的に悪用した詐欺もあるので注意が必要である。ホワイトゴールドの日本語は「白色金」という。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月10日 (火) 16:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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