ホンダ・ピープル

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ホンダ・ピープル(2002年1月撮影、旧・交通博物館にて所蔵、展示されていたもの)

ホンダ・ピープルは、本田技研工業が製造販売していた原動機付自転車モペッド。製造初年は1984年

[編集] 概要

オートバイに拒否反応を示す高年齢層、女性層をキャッチアップするために開発された。コンセプト自体は、1970年代に大ヒットしたホンダ・ロードパルと同様であるが、構造をさらに自転車に近いものとしており、自転車にそのままエンジンを搭載したに等しい。もともとホンダは、戦後に自転車に後付けでエンジンを搭載する改造、および個人・整備販売店が改造するためのエンジンの販売によって成長した歴史があり、いわば"創業の原点"と言うべき存在であった。

しかしながら、当時の販売店にはHY戦争の結果もたらされた、スクーターの大量在庫が残されており、これら在庫のスクーターよりも高いピープルは全くといってよいほど売れなかった。

他のモペッド同様、自転車の機能が主であり、エンジンは補助動力としてついている程度である。外見は、自転車に小型の2サイクルエンジンをぶら下げた形状となっている。エンジンは専用設計された排気量24ccの超小型なものが用いられており、馬力は0.9馬力と極めて控えめである。

始動方法は、自転車のペダルをこぎ、手元のスロットルレバーを操作して行う。駆動系は、エンジンの駆動軸に直結したローラーが、後輪のタイヤを摩擦力により回して動くシステムになっている。エンジンの動力と人力を併用することも可能。

[編集] トピック

  • 上述の通り、ピープルはホンダにとって創業の原点と言えるものであり、愛社意識高揚の意味もあったとされる。
  • 消音装置はついているものの、排気音は同時期に発売していたスクーター、ホンダ・タクトと比較しても大き目。排気音に音に驚いて振り返る、自転車(ピープル)が立てている排気音ということに気づく・・・という、街中の歩行者が二度びっくりするオートバイであった。
  • 通常、原動機付き自転車の燃費は法定速度の30km/hで測定するが、ピープルの最高速度は18km/hであることから、便宜上15km/hで測定している。カタログ上の燃費は90kmであるが、走行を重ねるにつれて摩擦力の低下による動力ロスが大きくなること、搭乗者が無意識のうちにペダルを漕いでいるケースがあることなど、個体差、搭乗者によって差は激しい。
  • 燃料タンクは1リットルであることから、100ml単位での給油が強いられる。発売当初は日本にはセルフ式ガソリンスタンドがなかったため、理解のある店舗でなければ、嫌がられることは必至であった。

[編集] 後継車

最終更新 2009年9月13日 (日) 07:02 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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