ホンダ・CT110
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ホンダ・CT110(シーティーひゃくじゅう) は、本田技研工業がかつて生産・販売していた小型自動二輪車。通称ハンターカブ。
目次 |
[編集] 概要
1980年にニューモデルとして登場、国内には1981年10月2日から発売開始。ブロックタイヤ、エンジンガード、大型のリアキャリア、アップマフラー、前輪にテレスコピックサスペンションなどを装備し、ツーリングから市街地走行まで、幅広い用途に使える、レジャーバイクとしてデビューする。
搭載されるエンジンは、7.6psを発揮するスーパーカブ系で最大級[1]の排気量を誇る水平エンジン。105cc空冷OHC4サイクル単気筒。自動遠心クラッチ付4速トランスミッション。
販売当時のメーカー希望小売価格は159,000円。当時はレプリカブーム全盛期であり、販売不振により1983年に国内販売を終了した。その後もオーストラリアやニュージーランドなどでは、AGバイク(農耕用バイク)として販売されており、日本でも逆輸入車として購入する事が可能であったが、2005年をもって生産が終了した。CT110のパーツは、熊本製作所で製作し海外へ輸出されていた。
[編集] 仕様
- エンジン
- クランクケースはMD90と共通であるが、パーツの互換性はあまり無い。カブ50/モンキー用として市販されているアフターパーツはほぼ全て使用不可能である。
- 変速機
- 国内仕様
- カブと同様に、前へ踏み込む形で、N→1→2→3→4とシフトアップをする。後ろへ踏み込むとシフトダウンする、4速からニュートラルには戻らない。
- 輸出仕様
- 国内仕様と逆で、後ろへ踏み込むとシフトアップする。シフトダウンは、逆に前へ踏み込みシフトダウンする。N→1→2→3→4となり、4速からニュートラルには戻らない。遠心クラッチを採用している関係でかなりシフトペダルが重いが、一般的なマニュアルクラッチ車と同様につま先でペダルをかき上げるようにシフトアップする事も可能である。
- 副変速機(国内仕様にはついていない)
- エンジン左側下部のレバーでHiモード(通常モード)とLoモードの間を切り替える事ができ、急な登坂などに利用することができる。但し、切り替えるには停止してから行なう。
- フロントサスペンション
- MD90と共通であり、アウタースプリング式テレスコピックサスペンションを採用している。ちなみに、カブはボトムリンクサスペンションを採用している。
- ブレーキ
- 前後ともワイヤー式のドラムブレーキである。フロントブレーキレバー根本にはブレーキ制動状態でレバーを固定しておけるパーキングブレーキ機構(国内仕様は未装備)が備わっており、坂道での停車・再始動時などに有用である。
- 電装
- 国内仕様
- 6V電装で点火タイミングの制御はカムシャフトに取り付けられたコンタクトポイントを使用する。フラマグ式点火の為バッテリーの残量が無くてもエンジン始動が可能である。整流器はシリコンダイオードで半波整流のみ行う形式である。電圧を安定させるレギュレーターを持たない為、バッテリー不良で電流が流れないとステータコイルから発生する電圧の安定化が計れない。この場合、バッテリー回路に繋がるウインカーやホーンの作動不良が起きる他、エンジン回転を上げると過電圧によってヘッドライト回路以外に繋がっている電球が切れる。輸出仕様の全波整流対応ステータコイルへの交換などかなり大掛かりな改造を施す事で12V化も可能であるが、ヘッドライト回路や点火回路はバッテリー回路から独立した完全な整流回路である為、12V化を行っても特に変化は無い点に注意が必要である。
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- ヘッドライトは、エンジンが停止すると、発電コイルからの電力供給がストップするので消灯する。テールランプはバッテーリー電源なので消灯はしない。
- 輸出仕様
- 6V電装で点火タイミングの制御はCDI方式である。国内仕様のコンタクトポイントに代わって無接点のピックアップが装備されており、点火系統全般の信頼性が強化されているが、バッテリー残量が無い場合始動が出来なくなった。整流器はレクチファイアを装備しており、バッテリーへの攻撃性が低い全波整流を行っているが、電圧を安定させるレギュレーター機能が無い為、バッテリー不良で電流が流れないとステータコイルから発生する電圧の安定化が計れず電装全般に不具合が発生する点は国内仕様と同様である。現在、輸出仕様向けに電装を12Vにコンバートするキットも有るが、国内仕様と同様ヘッドライト回路や点火回路はバッテリー回路から独立している点に留意する必要がある。
- 輸出郵政仕様
- このモデルのみ始めから12V電装が施されている。6V電装車向けのコンバートキットは、郵政仕様の部品を流用した物である。なお、副変速機は省略されている。
- オプション
- サブタンク
- 北米向け仕様に標準装備されていた2.5L入りの補助燃料タンク。CT110を象徴する装備として現在でも人気が高い。
- 右サイドスタンド
- 豪州向け仕様に標準装備されている。左右にサイドスタンドが装備される事で、傾斜地での停車に有用である。
- センタースタンド
- 豪州向け郵政仕様に標準装備されている。その他のモデルにも装備する事が可能である。
- アップフェンダー
- 北米向け仕様にオプション設定されていた。現在では入手困難である。
[編集] CT系派生車種
- CT200 1964年5月発売
- CT50 1968年8月発売
- CT90 1970年1月発売
- CT90 1974年10月発売
- CT185 1982年2月発売
- CT200 1984年3月発売
- CT70 1990年10月発売
- CTX125 オーストラリア・ニュージーランドで農耕用バイクとして販売。
- CTX200 Bushlander 同上。XR250をベースに、エンジン発電機で使用されているリコイルスターターを装備。
[編集] 輸出向けバイクとして
日本以外に
- また、それぞれ、多少の違いが有り、デカールや、排気ガス規制による触媒装置、前キャリアの有無、サブガソリンタンクの有無、チェーンガード、センタースタンド、スピードメーター、12Vと6V電装などがある。
- エンジンに関しては、CDI点火方式とマグネット点火方式や、副変速機の有無などがある。
- 1981年までのボディーカラーは「タヒチアンレッド」であるが、それ以降のボディーカラーは、「モンツァレッド」となっている。その他にも使われる職種により、専用色があった。
- オーストラリアでは、郵便局がCT110を使用している事で有名であり、「Postie Bike」の愛称で呼ばれている。
[編集] その他
- 国内販売当初は、既に発売されていたトレッキングバイクの CT250Sシルクロード(1981年3月14日発売)および TL125イーハトーブ(1981年4月23日発売)の兄弟車種として位置づけられていた面もあった。
- カンボジアでは、CT110が地雷除去作業員用のバイクとして活躍していた。
[編集] 脚注
- ^ 長年横型エンジンの最大排気量であったが、2009年6月19日に109ccのスーパーカブ110が発売される事により、横型最大排気量の座を譲る事となる。
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年10月5日 (月) 13:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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