ホンダ・S2000
ホンダ・S2000の最新ニュースをまとめて検索!
ホンダ・S2000(エスにせん)は、本田技研工業で生産・販売されていたオープン2シータースポーツカー。本田技研工業創立50周年記念として、29年ぶりに販売されたFR車であった。2009年8月の第1週をもって生産終了した。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 初代(1999年-2009年 AP1/2型)
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
- ツインリンクもてぎで行われた、本田技研工業 創立50周年記念イベント「ありがとうフェスタinもてぎ」で、ホンダの歴代社長がパレードする車に使用され、お披露目される。
- VGS(可変ギアレシオステアリング)を装備した「type V」が追加された。これに伴い、サスペンションやスタビライザーを柔らかく変更。
- 初のマイナーチェンジで、リアスクリーンをタイマー熱線入りガラスに変更。内/外装色に新色が追加され、それらと幌色の組み合わせを選択出来る「カスタムカラープラン」を導入。エンジンフィールの向上、サスペンションのセッティングが見直され、先のtype Vでされたようにスタビライザーを弱くし、よりマイルドな動きをするようにされた。
- フットレストがペダル同様にアルミに変更。
- 2年ぶりのマイナーチェンジ。外観上はフロントバンパーの両サイドに設けられたダクトが中央寄りに配置変更され、ヘッドライトの意匠が変わり、テールライトにLEDが採用される。性能面では17インチホイールの採用に伴い、ボディ剛性の強化、サスペンションセッティングの見直しを行い、安定性を増した。また、スタビライザーの強さも弱められ、よりマイルドになっている。トランスミッションにカーボンシンクロナイザーを採用し、シフトフィーリングが改善されている。2004年4月、本田技研工業高根沢工場の閉鎖に伴い、鈴鹿製作所TDラインに移行。型式番号はAP1-200。
- 日本仕様がマイナーモデルチェンジで排気量が2,200ccとなり、型式がAP1→AP2に変更された。エンジンの最高出力は250→242PSに、回転数は9,000→8,000rpmへと落とされたが、低中速のトルクが向上した。スロットルボディにはDBWを採用。外観上の変更は無く、ホイールのデザイン変更に留め、内装ではドアに設けられたサイドポケットの変更の他に、メーターに時計と外気温表示の追加がされた。
- モデルの北米仕様も同様の改良が施され、ギア比もローレシオ化された。日本仕様には設定されなかったクルーズコントロールが設定されており、250km/hまで設定できるようになっている。
- ニューヨーク国際オートショーで「CR」プロトタイプを発表。「CR」とは休日などにモータースポーツを楽しむ人達を指す「クラブレーサー(Club Racer)」の略。「クラブマン」と同じ意味合いである。変更点はボディ剛性を保ちながらの40kgの軽量化と、スプリングやダンパーを中心とした足回りの強化。外観では専用のフロント・リアスポイラー、ヘッドレスト・フェアリングなどの空力部品やソフトトップに代わる脱着式のアルミ製ハードトップなど。
2007年10月22日
- AP2初のマイナーチェンジが行われ、08モデルとして発表された。このマイナーチェンジでS2000では初となる電子制御システム(ABSとTCSに加え、横滑りを制御するシステム)を持つVSAが採用される。先に発表された北米仕様である「CR」の国内仕様として「TYPE S」が設定された。「TYPE S」はサーキット走行を重視した「CR」とは異なり、日常使用でのワインディング走行を重視したモデルであり、空力面とサスペンションセッティングを煮詰め直す事で、従来の標準仕様モデルよりも高速域の安定性と操縦感を向上させている。また、「TYPE S」は上原繁が本田技術研究所在職最後に手掛けた車となった。なお、「type V」は08モデル移行時に廃止されている。
- 同年6月に生産終了することを発表[1]。
2009年8月4日
- 生産終了の発表後も注文が相次いでいたため生産を続けていたが、週内に生産を終了することを発表した[2]
[編集] パワープラント
- 駆動方式はホンダとしては29年ぶりとなるフロントミッドシップエンジンの後輪駆動である。これにより、車体重量バランスを50:50にすることに成功。6速MTを採用でAT車の設定はない。エンジンルームに縦置きにされた直列4気筒 DOHC VTEC NA 2,000cc「F20C」エンジンは最高出力250PS(リッターあたり125PS)を発生させる。
- 2004年からの北米仕様向けモデルは、エンジンを「F20C2」に変更。従来の「F20C」を元にシリンダーのボア径はそのままにストロークを84.0mmから90.7mmに変更して、排気量を2,200ccに拡大された。これは主に北米市場からの「乗りやすさ」を求めた要望によるもので、常用域におけるトルク増加が目的とされている。日本においても2005年11月のマイナーチェンジ時にエンジンを「F22C」に変更された。2,200cc化については、前述の低回転域のトルク増大の反面、最たる特徴である高回転型の特性がやや損なわれることから、主に国内のオーナーやファンの間で評価が分かれている。
[編集] エンジン仕様
| 型式 | F20C(AP1) | F22C(AP2) |
|---|---|---|
| 種類・シリンダー数 | DOHC・直列4気筒 VTEC | |
| シリンダー 内径×行程 mm | 87.0×84.0 | 87.0×90.7 |
| 総排気量 L | 1.997 | 2.156 |
| 圧縮比 | 11.7 | 11.1 |
| 最高出力 kW (PS) /rpm | 184 (250) /8,300 | 178 (242) /7,800 |
| 最高トルク N·m (kg·m) /rpm | 218 (22.2) /7,500 | 221 (22.5) /6,500~7,500 |
| 燃料供給装置 | ホンダ PGM-FI 電子制御燃料噴射装置 | |
| 使用燃料・タンク容量 L | 無鉛プレミアム・50 | |
| 搭載時期 | 1999年4月 - 2005年11月 | 2005年11月 - 2009年8月 |
[編集] 生産
- かつてNSXの専用生産工場として建設された同社栃木製作所高根沢工場で1999年の登場時より生産されていたが、2004年4月にホンダの完成車一貫生産構想に基づき、高根沢工場での生産を中止し、以後は同社鈴鹿製作所の少量車種専用ライン、TDラインへ生産を移管していた。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
- S2000 公式サイト(本田技研工業)
- Sシリーズの歴史(本田技研工業)
- こだわりを受け継いだ 鈴鹿製作所 TDライン(本田技研工業)
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 Text is available under GNU Free Documentation License.
最終更新 2009年10月29日 (木) 06:56 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ホンダ・S2000】変更履歴










