ボスポラス海峡

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ボスポラス海峡とルメリ・ヒサル(手前)、ファーティフ・スルタン・メフメト橋。
ボスポラス海峡の衛星写真 画面上が黒海、下がマルマラ海。イスタンブル旧市街は左側の陸の右下にある三角形の半島の部分。イスタンブル旧市街の北側の細長い湾は金角湾

ボスポラス海峡(ボスポラスかいきょう、ラテン語: Bosporus)は、トルコヨーロッパ部分(オチデント:Occident)とアジア部分(オリエント:Orient)を隔てる海峡である。

目次

[編集] 名称

ボスポラスとは「牝牛の渡渉」という意味で、ギリシャ神話の中で、ゼウスが妻ヘラを欺くため、不倫相手のイオを牝牛の姿へ変えるが、ヘラはそれを見破り、恐ろしいアブ(虻)を放った。そのためイオは世界中を逃げ回ることになり、牛の姿のままこの海峡を泳いで渡ったとされる。

トルコ語では「海峡の内」を意味するボアズィチ(Boğaziçi)という名で呼ばれる。イスタンブル海峡としても知られる。

[編集] 概要

南北に細長く、北は黒海、南はマルマラ海で、マルマラ海とエーゲ海を繋ぐダーダネルス海峡とあわせて黒海と地中海を結ぶ海上交通の要衝をなす。長さは南北約30km、幅は最も広い地点で3700m、最も狭い地点でわずか800m程。水深は36m~124m。両岸の全域はイスタンブル市の行政区内で、南側のマルマラ海への出口の西岸、金角湾との間の地がビュザンティオンコンスタンティノポリスの故地であるイスタンブル旧市街である。

イスタンブル市民の足として、両岸の各所に定期船の船着場がある他、

の二つの自動車用橋が架けられている。また、2004年5月24日着工、2013年開通予定で、日本大成建設グループなどにより総延長13.56km(そのうち海峡下の長さ1387m)の鉄道用海底トンネル(マルマライ計画)の建設が進められている。

[編集] 歴史

紀元前数千年前に地中海の海面上昇で黒海とつながったとされるが、科学的には解明されていない。

ロシアウクライナなど黒海に港を持つ国にとっては、地中海を通じて大西洋に船を出すためには必ず通航しなくてはならない海峡にあたるため、海峡の航行権を確保したいロシアと、それを阻止しようとするオスマン帝国諸列強の間で長く駆け引きが続けられてきた。現在は1936年に締結されたモントルー条約により、商船の自由航行と軍艦の航行の制限が定められる。

そのためアドミラル・クズネツォフは、条約に対しての政治的処置として、ロシア海軍における艦種分類は「航空母艦Авианосец:Avianosyets)」ではなく「重航空巡洋艦(Тяжелый Авианесущий Крейсер;Tiazholyi Avianesushchii Kreiser (TAKR))」となっている。

ボスポラス海峡沿いには、オスマン帝国がコンスタンティノポリス征服の足がかりとして築いたアナドル・ヒサル、ルメリ・ヒサルの両要塞や、ドルマバフチェ宮殿などのオスマン帝国の離宮、エジプト太守ムハンマド・アリー家を始めとするオスマン帝国の高官の別荘などの歴史的建造物が建ち並び、イスタンブルの旧市街から黒海の出口までクルージングする定期観光船は外国人観光客に人気が高い。

[編集] 関連項目

最終更新 2012年4月15日 (日) 13:29 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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