ボーディングスクール
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ボーディングスクール(Boarding School)とは欧米の寄宿制中等教育学校のこと。
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[編集] 概要
イギリスのパブリックスクールがその典型だが、これらの学校の多くがオックスフォード大学やケンブリッジ大学への進学者を育成していることから、エリート養成の教育と直結して考えられがちである。
boarding とは、本来は「寄宿、下宿生活」のことで、寄宿学校が原義。両親の家を離れての団体生活の中で心身ともに鍛えられ、学業のみならず、生活も指導されるということで、甘えが無くなり、規則と自分に対する克己の態度が育まれるという。
イギリスの寄宿教育は19世紀末にドイツに影響を与え、ヘルマン・リーツが田園教育舎と呼ばれる数多くの寄宿学校を立ち上げた。第二次大戦後、ソ連軍により、その多くは廃校に追い込まれたが、オーデンヴァルトシューレやスイスエコール・ド・ユマニテなどは現在も存続している。
こうした実践を範とした学校がアメリカやオーストラリアなどにもいくつかある。中でも伝統と実績のある世界各地の学校が、共通の教育理念で連帯したものに、クルト・ハーンがその設立を推進した「ラウンドスクエア」と呼ばれる団体がある。盟主となるイギリスのゴードン・ストウン校の建物が、ローマ風の円形競技場と四角い建物からなるのにちなんだもの。
同じ寄宿学校でもフィニッシングスクールは、良家の女子が社交界デビューに備える行儀作法のための学校で、これとは区別しなくてはならない。
[編集] イギリスのボーディングスクール
- イートン・カレッジ(en: Eton College)(1440)
- ラグビー・スクール(en: Rugby School)(1567)
- ハロウ・スクール(en: Harrow School)(1572)
[編集] アメリカのボーディングスクール
アメリカの上流階級子弟のほとんどは、親元を離れ、ボーディングスクールで学ぶ。 敷地はかなり広く、少人数のディスカッションを中心とした授業が行われている。彼らは、ボーディングスクール卒業後、超一流大学へ進学する。アメリカのボーディングスクールは将来アメリカを引っ張るスーパーエリート養成校となっている。 また、アメリカ以外の国の親でも、このような環境で自分の子供を育てたいと考え、自分の子をアメリカのボーディングスクールに留学させる場合もある。 こうしたボーディングスクールのうち、設立が古く、著名なスクールは10スクールと呼ばれている。
[編集] テン・スクール(The Ten Schools)
- フィリップス・アカデミー/Phillips Academy(1778、マサチューセッツ州)
- フィリップス・エクセター・アカデミー/Phillips Exeter Academy(1781、ニューハンプシャー州)
- ディアフィールド・アカデミー/Deerfield Academy(en: Deerfield Academy)(1797、マサチューセッツ州)
- ザ・ローレンスビル・スクール/The Lawrenceville School(1810、ニュージャージー州)
- ザ・ヒル・スクール/The Hill School(1851、ペンシルベニア州)
- セント・ポールズ・スクール/St. Paul's School(1856、ニューハンプシャー州)
- ザ・ルーミス・チャフィー・スクール/The Loomis Chaffee School(1874、コネチカット州)
- チョート・ローズマリー・ホール/Choate Rosemary Hall(1890、コネチカット州)
- ザ・タフト・スクール/The Taft School(1890、コネチカット州)
- ザ・ホチキス・スクール/The Hotchkiss School(1891、コネチカット州)
[編集] その他
- エピスコパル・ハイスクール(1839、バージニア州)
- ザ・ストーム・キング・スクール (1867、ニューヨーク州)
- セント・アンドリューズ・スクール(1929、デラウェア州)
[編集] インディアン寄宿学校
また、19世紀末から20世紀末まで、インディアン民族に対しては、すべて「インディアン寄宿学校」というインディアンのみを対象としたボーディングスクールへの入学が徹底強制され、民族浄化の手段に活用された。「カーライル・インディアン工業学校」はその第一号である。
- カーライル・インディアン工業学校(1884、ペンシルベニア州)
[編集] スイスのボーディングスクール
世界各地から生徒が集まる。内容はアメリカのボーディングスクールと同じ。イギリス式の学校があったり、イギリス式とアメリカ式とを取り入れていたりする学校があったりする。(以下、設立年・昇順でリストアップ)
- ル・ロゼ(1880、ヴォー州)
- ボー・ソレイユ・カレッジ(1910、ヴォー州)
- エコール・ド・ユマニテEcole d’Humanite(1934、ベルン州)
- エイグロン・カレッジ(1949、ヴォー州)
- コレージュ・デュ・レマン(1959、ジュネーヴ州)
- レザンアメリカンスクール(1960、ヴォー州)
[編集] カナダのボーディングスクール
- レイクフィールド・カレッジ・スクール/Lakefield College School(1879、オンタリオ州)
- セント・ミシェル・ユニバーシティ・スクール/St. Michaels University School(1906、ブリティッシュコロンビア州)
- アップルビー・カレッジ/Appleby College(1911、オンタリオ州)
- シャウニガン・レイク・スクール/Shawnigan Lake School(1916、ブリティッシュコロンビア州)
[編集] ヨルダンのボーディングスクール
現ヨルダン国王アブドゥラ2世の要請により2007年秋に中東初めての男女共学のボーディングスクールが創られた。異文化同士、また違う社会層の人々が分かり合うことがより大切になった今、この学校は国王の母校である米国ディアフィールド・アカデミーなどエリート校にならい、全校生徒の約半数に奨学金を与えている。授業は主に英語で行うが、アラビア語は必修科目。
- キングス・アカデミー(en: King's Academy)(2007、ヨルダン・マダバ市外)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月26日 (木) 04:37 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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