ポリス

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ポリス: πόλις, 複数形 πόλεις)とは、都市都市国家市民権又は市民による政体を指すギリシア語である。古代アテネなど古代ギリシアに関して使用される場合は、通常都市国家と訳される。

古代ギリシアアルカイク期を通じて建設された都市国家、都市の開祖、国家及び市民権を指す言葉であったが、ローマ時代には、同義のラテン語であるキビタス(civitas)として市民社会をも意味し(影響力の減少にもかかわらず)自由都市(municipium、第一級でない地方自治体)間でよく主張された。

英語におけるcity-state(都市国家)という単語は、ドイツ語のStadtstaatと並んで、ギリシア語の単語の完全な翻訳ではない。ポリスとはティルスシドンのように王制又は小さい寡頭制によって統治された他の原始古代の都市国家とは異なり、むしろ市民集団によって統治された国家に似ていた。発掘された遺跡での都市化の出現がポリスの発展のための十分な指標として解釈できるのではないかという考古学者の伝統的な見解は、フランソワ・ポリニャックによって1984年に批判され[1]、ここ10年間は、当然のこととは思われていない。例えばスパルタのポリスは、村のネットワークに設立された。

ポリスという単語は古典ギリシアでは都市を意味したが、都市にある支配拠点の発展により、周辺村落を含む国家を指すように変化し、最終的には土地所有者間における市民権概念の出現により、市民全体を説明するようになった。古代ギリシア人は、アテナイ、スパルタ、テーバイなどのポリスについてではなく、むしろアテナイ人、ラケダイモン、テーバイ人などについて語った。市民集団は、古代ギリシアのポリスという単語の最も重要な意味となった。

目次

[編集] 歴史

古代のポリスの領域は、しばしばアクロポリスと呼ばれる丘の頂に作られた城塞を政治中心に置き、通常アゴラ(市場・公共広場)、1つ以上の神殿及び体育館を備える必要があった。ポリスの市民の多くが都市郊外か周辺農村に住んでいた点に注意する必要がある。ギリシア人は、ポリスを領土の分類分けとは見なさず、宗教的政治的団体とも見なさなかった。ポリスはその都市自体を超えて領土と植民都市を統御していたのであるから、単なる地理的な領域から成立するものではないのである。

各都市はいくつかの部族デモス(区、胞族と最終的には氏族で順に構成された)から構成された。メトイコイ(在留外国人)と奴隷は、このような組織には入っていなかった。市民権は生まれにより通常決定された。各ポリスは崇拝する守護神、特有の祭儀及び習慣を持っていた。

小アジア以東では、アレクサンドロス大王によるヘレニズム化の主要な装置がポリスであった。彼はギリシア化の影響の中心となるよう運命づけた70を下らない都市を建設したと言われている。そして、これらの大多数が都市生活が知られていなかった土地にあった。彼の例は彼の後継者であるディアドコイによって見習われた。

ポリスはしばしば3種の住民に分割されていた。最初の最高の階級は、参政権を所持している市民である。次に、参政権のない市民、最後に非市民がいた。

[編集] 脚注

  1. ^ Polignac, La naissance de la cité grecque (Paris 1984). An attempt to dissociate urbanization from state formation was undertaken by I. Morris, "The early polis as city and state" in J. Rich and A. Wallace-Hadrill, eds., City and Country in the Ancient World (London 1991) pp 27-40.

[編集] 参考文献

  • Hansen, Mogens Herman. Polis: An Introduction to the Ancient Greek City-State. Oxford: Oxford University Press, 2006 (hardcover, ISBN 0-19-920849-2; paperback, ISBN 0-19-920850-6).

この記述には、アメリカ合衆国内で著作権が消滅した百科事典『ブリタニカ百科事典第11版』本文を含む。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年6月1日 (月) 04:07 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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