ポンティアック

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G8GT
ソルスティス

ポンティアック(Pontiac)は、アメリカ合衆国自動車会社ゼネラルモーターズ(GM)が製造・販売する乗用車のブランドのひとつ。

目次

[編集] 概要

キャデラックを最上位とするGMのブランド群の中では中位に相当し、若年の購買層を主なターゲットとしている。スポーティーなキャラクターと、比較的安価であることを特徴とする。ブランド名の由来は、デトロイトネイティブ・アメリカンの「ポンティアック酋長Chief Pontiac)」で、かつては酋長の肖像を広告に多用していた。

[編集] 歴史

[編集] 設立

6 2ドアセダン(1928年)
スターチーフ(1957年)
GTO(1965年)
ファイヤーバード・トランザム(1978年)
6000 STE(1989年)
アズテック(2002年)

1926年に、ゼネラルモーターズ傘下の「オークランド・モーター・カンパニー」の派生ブランドとして設立された。その後は同じゼネラルモーターズのシボレーなどとシャシーやエンジンなどを共用したモデルを中心に展開した。このころから、1950年代半ばまでのポンティアック車は、シボレーより車格的に少し格上で、優美さのあるスタイリングに特徴があり、主なユーザー層は家庭の婦人であった。

[編集] スポーティーブランド

1950年代半ばまでは「スターチーフ」や「チーフテン」など、ポンティアック酋長(チーフ)をイメージした「チーフ」の名称がついたモデルや広告を多用した。

その後1950年代後半に入り、ゼネラルモーターズのシーモン・バンキー・クヌードセンとジョン・Z・デロリアンが、ゼネラルモーターズの他のブランドの車種と共通の車台を利用し、迫力ある鮮烈なデザインや高性能エンジンを搭載することでスポーティーな味付けを施した「ボンネビル」などの高性能モデルを投入した。

1960年代以降は「グランプリ」などのモータースポーツをイメージさせる名称のスポーツモデルを次々に投入し、ゼネラルモーターズ内におけるスポーティーなブランドとしての地位を確立し、イメージを一新することに成功した。

[編集] 絶頂期

ベビーブーマー世代が自動車免許を取得する年齢に達し、一大購買層となった1960年代中盤に入ると、他のゼネラルモーターズのブランドとの差別化を図るべく更に高性能化を進め、「GTO(Gran Turismo Omologato)」と名付けられた高性能オプションを複数のモデルに設定し、のちに独立モデルとし高い人気を博した。「GTO」は現在でもコレクターズアイテムとして高額で取引されている人気モデルとなっている。

1960年代後半にはシボレー・カマロを高性能化した「ファイヤーバード」を投入し、同モデルはベストセラーとなるなど、1960年代から1970年代にかけてブランドの絶頂期を迎えることとなった。

[編集] 「トランザム」

その後「ファイヤーバード」をさらに高性能化し、スポーティーな足回りを持たせた上に、オプションで火の鳥をイメージしたデカールを施した「トランザム」などの派生モデルを投入した。

同モデルは、「トランザム7000」や「ナイトライダー」、「白バイ野郎ジョン&パンチ」など数々のテレビドラマ映画で取り上げられるなど1970年代から1980年代にかけて高い人気を博し、同時代の同社のイメージリーダーとなった。

[編集] ダウンサイジング

1970年代に入ると、オイルショック日本車との競争などの影響を受けてダウンサイジングを進め、「サンバード」をはじめとする、シボレーオールズモビルなどの、他のゼネラルモーターズのブランドと共通の車台を利用したコンパクトやサブコンパクトモデルを投入した。

1980年代以降は、ミッドシップの「フィエロ」などの意欲的なモデルの投入を進めた他、ゼネラルモーターズの他のブランドと同じくさらにダウンサイジングを進め、他のゼネラルモーターズのブランドと共通の車台を利用した前輪駆動の「6000」や「グランダム」などの拡販が望めるモデルを投入し成功をおさめた。

[編集] 斜陽

しかし、1990年代に入り日本車などとの競争が激化した上に、消費者の嗜好の変化を受けて販売台数が低下を続けたため、車種整理を進め、「ファイヤーバード」や「フィエロ」などのかつての人気車種を廃止した他、かつては「トランザム」や「グランダム」が人気を博した日本市場から2000年に撤退した。

アメリカ市場におけるSUV人気を受けて、2002年には初のSUV車の「アズテック」を導入したが、販売台数の低迷に歯止めはかからなかった。なお同車は、その特異なデザインが市場の反感を買い、イギリスの大衆紙である「デイリー・テレグラフ」が2008年8月に発表した「史上最も醜い車100選」の1位に選ばれた。

[編集] 消滅

それでもポンティアックはオーストラリアのGM子会社、ホールデンの開発による新型GTO(ホールデン・モナーロの兄弟車)クーペや、自社の上級セダンのボンネビルからG8シリーズ(同・コモドアの兄弟車)への代替、さらには久々の2座席スポーツカー、ソルスティスの導入でスポーティイメージの維持を図った。しかし、2000年代に入り、シボレーがこれまでのベーシック路線からスポーティー路線に転換したことを受けて存在意義があいまいになった上、2000年代後半に入りゼネラルモーターズが深刻な経営不振に陥ったことを受けて、ブランド廃止の噂が取りざたされていた。そして、この伝統あるブランドは、2010年度末で廃止されることが2009年4月27日にGM本社から発表された。

[編集] 車種一覧

[編集] 現行モデル

G6

[編集] かつて販売されていたモデル

ボンネビル(1977年)
フィエロ(1986年)
GTO(1965年と2005年型)

車種一覧(英語版)から抜粋

[編集] 展開市場

[編集] 現在

グランダム(1992年)

アメリカとカナダメキシコNAFTA加盟国のみで展開されている。

[編集] 日本市場

日本ではかつて国際モータース、日英自動車ヤナセ、東急モータース、W.W.テーラー、スズキ[1]などが輸入を行っており、1990年代にはグランダムが輸入され人気となっていたが、同じGM系のキャデラックサターンと異なり、左ハンドルしか用意されず、2000年以降、日本でポンティアックブランドの車種の正規輸入及び販売は行われていない。[2]

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ スズキが輸入を行っていた時は、カルタス店の他、日商岩井自動車販売(NIMCO)などでも販売を行っていた。
  2. ^ [1] 日本自動車輸入組合(JAIA)-インポーターの変遷

[編集] 外部リンク

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最終更新 2009年10月17日 (土) 11:36 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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