マイケル・クライトン

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Dr.MichaelCrichton

マイケル・クライトンMichael John Crichton1942年10月23日 - 2008年11月4日)はアメリカ合衆国シカゴ生まれの小説家SF作家映画監督脚本家である。テレビドラマ『ER』では製作総指揮を務めパイロット版の脚本も手がけた。身長は206.6cm。

なお日本でマイケルの作品を多く出版する早川書房は著者名の表記をマイル・クライトンとしており、同社以外の出版物・文献においてもこれにならった表記がなされることがある。

目次

[編集] 経歴

ハーバード大学で人類学を専攻、学士課程卒業後に同大学のハーバード・メディカルスクールを卒業。

1965年、処女作『殺人グランプリ』を執筆(1967年ジョン・ラング名義で出版)。1968年ジェフリー・ハドソン名義で『緊急の場合は』を執筆、アメリカ探偵作家クラブ賞を受賞。1969年、医学博士号を取得。はじめてマイケル・クライトンの名で出版した『アンドロメダ病原体』がベストセラーとなる。1972年、ABCテレビでTVドラマ『暗殺・サンディエゴの熱い日』を製作。1973年、映画『ウエストワールド』で監督・脚本を手がける。1990年にはバイオテクノロジー恐竜が現代に蘇るという内容の『ジュラシック・パーク』を発表、スティーヴン・スピルバーグにより映画化されて世界中に恐竜ブームを巻き起こし、続編も製作された。

晩年の作品『恐怖の存在』(上下巻)では、近年の“過剰な環境保護ブーム”を「環境保護利権」等が煽っている「危険な疑似科学」であるとして批判した。するとそれまで“権力や科学文明の暴走に警鐘を鳴らす作家”としてクライトンを評価していた読者、団体、メディアの多くが一斉に、“クライトンは右派に転向した”と非難の声を浴びせたという[1]

2008年11月4日、がんのためロサンゼルスで死去。66歳であった。

[編集] 作品

クライトンの作品は科学技術、とりわけ生命科学に関わるテーマは多くの作品で通底している。さらに最先端のサイエンストピックスも貪欲にリサーチし、咀嚼したうえで問題提起し作品に取り入れる[2]。このためクライトン作品の魅力の一つはしばしば訳者等から「新鮮なテーマ」であると評価されてきた。

緊急の場合は』は医学ミステリ、『アンドロメダ病原体』はバイオ・サスペンス、『ジュラシック・パーク』はパニック・アクション[3]と、この3作品のみでもジャンルやテーマが異なる。

[編集] 著作リスト

  • 1966年『華麗なる賭け』 Odds On:ジョン・ラング名義
  • 1967年『殺人グランプリ』 Scratch One:ジョン・ラング名義
  • 1968年『緊急の場合はCase of Need:アメリカ探偵作家クラブ賞・最優秀長編賞(1969年)受賞:Jeffery Hudson名義
  • 1968年『ファラオ発掘』 Easy Go:ジョン・ラング名義
  • 1969年『アンドロメダ病原体The Andromeda Strain:1971年星雲賞海外長編賞受賞
  • 1969年『生存率ゼロ』 Zero Cool:ジョン・ラング名義
  • 1969年『毒蛇商人/スネーク・コネクション』 The Venom Business:ジョン・ラング名義
  • 1970年『五人のカルテ』 Five Patients
  • 1970年『エデンの妙薬』 Drug of Choice:ジョン・ラング名義
  • 1970年『ジャマイカの墓場』 Grave Descend:ジョン・ラング名義
  • 1972年『サンディエゴの十二時間』 Binary
  • 1972年『ターミナル・マン』 The Terminal Man
  • 1975年『大列車強盗The Great Train Robbery
  • 1976年『北人伝説』 Eaters of the Dead
  • 1980年『失われた黄金都市Congo
  • 1989年『スフィア 球体Sphere
  • 1988年『インナー・トラヴェルズ/トラヴェルズ -旅、心の軌跡-』 Travels
  • 1990年『ジュラシック・パークJurrassic Park
  • 1992年『ライジング・サンRising Sun
  • 1993年『ディスクロージャーDisclosure
  • 1995年『ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-The Lost World
  • 1996年『エアフレーム -機体-』 Airframe
  • 1999年『タイムラインTimeline
  • 2002年『プレイ -獲物-Prey
  • 2004年『恐怖の存在』 State Of Fear
  • 2007年『NEXT』NEXT

[編集] 脚本・監督した映画

  • 1972年『暗殺・サンディエゴの熱い日』 Pursuit(脚本・監督、TV映画)
  • 1973年『ウエストワールドWestworld(監督・脚本)
  • 1979年『大列車強盗The First Great Train Robbery(脚本・監督)
  • 1984年『未来警察Runaway(監督・脚本)
  • 1996年『ツイスターTwister(脚本)

[編集] 小説の映画化作品

[編集] テレビドラマ

[編集] エピソード

東館

2000年来日したとき慶應義塾大学東館杮落としで講演を行った。その時、大学の要請で壁面の高いところに手書きでサインをしたが(クライトンの身長は2メートルを超える)、次の日、清掃係が間違って落書きと解して消してしまい、後に改めてサインし直した。G-SEC Labは塾内では「クライトンカフェ」の通称で通っている。

『アンドロメダ病原体』は、小松左京の『復活の日』をヒントにしているという説もある(ハルキ文庫版『復活の日』収録の著者インタビューより)。

[編集] 脚注

  1. ^ 『恐怖の存在』下巻(早川書房)、著者あとがきによる。
  2. ^ 理解が浅いまま話題作りのネタとして使っているのではない点が、訳者あとがき等で言及されている。
  3. ^ これも生物災害の一種を描いたものであり、「パニック」が強調されるのはむしろ映画版である。原作では遺伝子工学と複雑系を切り口にした、人とテクノロジーの付き合い方の問題点がかなり説教口調で語られる。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月24日 (火) 14:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【マイケル・クライトン】変更履歴

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