マウスコンピューター
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| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都台東区浅草橋5丁目20-8 CSタワー9F |
| 電話番号 | 03-6739-3811(代表) |
| 設立 | 2006年10月2日 |
| 業種 | 電気機器 |
| 事業内容 | パーソナルコンピュータ及び周辺機器の製造、販売 |
| 代表者 | 代表取締役社長 小松 永門 |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 145名(正社員のみ、2009年3月末日現在) |
| 主要株主 | 株式会社MCJ 100% |
| 外部リンク | http://www.mouse-jp.co.jp/ |
株式会社マウスコンピューター(MouseComputer Co.,Ltd.)は、パソコンの製造・販売を行っている、日本のパソコンメーカーである。
株式会社MCJから会社分割されて設立した。通信販売によるBTOを主たる販売方法とする、いわゆる直販メーカーである。
目次 |
[編集] 概要
現在のマウスコンピューター社はMCJより会社分割されて成立した企業であるが、MCJがそれ以前より使用しているブランドでもある為、本項では会社分割以前についての説明も一部含む。
MCJはデスクトップパソコン・ノートパソコンなどを製造・販売しているパソコンメーカーで、ベンチャー企業が株式市場への上場を成功させたケースの1つである。現在の本社機能は東京の浅草橋にあり、最近までは秋葉原電気街の周辺にあったものの、元々は埼玉県春日部市で創業したパソコンショップをルーツとしており[1]、これが経営戦略・イメージ戦略などの一環として秋葉原界隈へと進出したもので、いわゆる電気街発祥の企業ではない。
[編集] 特徴
製品は基本的にホワイトボックスパソコンと呼ばれる、独自品ではない既製品のパーツを組み合わせたものが大半である。
BIOSやケースは自社ロゴの入ったものを使用しているがこれも既製品の流用であり、ハードウェア面で自社独自設計といえるものはほぼ見られない。ノートパソコンも同様に、MSI製などの既製品ベアボーンで、これのメーカーロゴとBIOSを自社仕様に変更したものである。なお、段ボール箱など包装やマニュアル類は自社ロゴの入った独自のものか、あるいはOEM供給先のものを使用している。
パーツ・部材の大量一括調達などを利用した徹底的なコストカットによる、大手家電メーカーの近似スペックの製品と比較しての相対的な低価格が最大のセールスポイントであるが、同時に国内工場で製造した国産パソコンである事を最大のセールスポイントとして掲げており、大手家電メーカー製品の海外工場への委託生産というイメージと対照させての安心感を製品の特徴の一つとしている。ただし、実態としてはケースや電源ユニット・ノートパソコン用ベアボーンも含むほとんど全てのパーツを台湾(中華民国)や中華人民共和国、アメリカやマレーシアなど海外から輸入しており、これを国内家電メーカーの日本国内の工場で依託製造するという国内組立である[2]。MCJ関係の工場にも製品組立機能はあるものの、自社関係の施設で主要パーツの取り付けを行なうのは一部のBTO製品に限られており、自社製造能力はごく小規模である。また、工場自体も修理センターとしての機能が大半を占めるなど、実態を見た場合にはファブレスメーカーに近い。
なお、現在は一部低価格ノートパソコンについて中国の企業へ生産を委託している。
[編集] 企業の認知
創業から約15年、株式上場からも既に約5年になる。『週刊アスキー』や『日経PC』といったパソコン雑誌には毎号広告を載せているものの、パソコンメーカーとしての認知度はお世辞にも高いとは言い難い。
これは大手家電メーカーとの比較の他、元々がパソコンショップから始まっているという出自や、後述する様に家電量販店などのショップブランドパソコンのEMS(OEM供給元)である事も多く、販売ルートの多くの割合を店頭ではメーカー名が出ないこのOEM供給が占めている事などが要因となっている。
その為、インターネットのホームページや掲示板でも、内容次第ではメーカーよりもパソコンショップのショップブランドやその延長線上という認識で扱われている事も珍しいものではない。また、パソコン情報誌などでマウスコンピューターの製品が比較検討の俎上に上げられる場合も、比較対象の多くはドスパラ、eMachines、KOUZIROなどの、ショップブランドや通販主体の直販メーカーのホワイトボックスパソコンである。
[編集] 沿革
- 1993年4月 - 創業者の髙島勇二が自宅店舗[3]の片隅でパソコン事業を立ち上げ
- 1998年8月 - マウスコンピュータージャパン株式会社として設立
- 2003年11月 - MCJに吸収合併される
- 2004年6月 - MCJ、東証マザーズに株式を上場
- 2006年10月 - MCJから会社分割されて株式会社マウスコンピューターとして再度設立
- 2008年10月 - iiyamaを吸収合併し、iiyama営業部、飯山工場、飯山リペアセンターを設置
- 2009年7月 - iriver japanを吸収合併。
[編集] 製品
製品のラインアップは比較的豊富で、公式ホームページなどではホワイトボックスパソコンのBTOによるカスタマイズ性が高いオーダーメイド製品を揃え、その中でもハイスペック・最新パーツを使用したものや、3Dオンラインゲームに対応したものを、フラッグシップモデルとしてラインナップの最前面に打ち出すスタイルを取る。
他方で、後述するが、家電量販店に大量供給している製品は、大手家電メーカーと比較して相対的に安価な価格設定がなされている、低価格帯のものが主力で、こちらもBTOモデルと並ぶ主力製品となっている。
過去の一時期には、主に台湾のシャトル製のベアボーンを利用したキューブ型パソコンの組立販売の国内大手の一角であった時期もあるが、シャトル社日本法人による日本国内販売体制の変更などから、現在ではキューブ型製品は終息しており、過去に販売した製品のアフターサポートのみを継続している。
[編集] 主なシリーズ・ブランド
- デスクトップパソコン
- LUV MACHINES
- MDV ADVANCE
- MDV-EXTREME
- MDV MediaServer
- ノートパソコン
- m-Book
- Luv Book
- キューブパソコン
- Easy Cube
- ゲーマー向けパソコン
- G-Tune
- 法人向けパソコン
- GSX シリーズ
[編集] 販売形態
主な販売形態はWEBサイトから注文するBTOによる直販であるが、直営店舗であるダイレクトショップも数店舗ある。ただし、ダイレクトショップでも一部の店頭直売品を例外とすれば直接購入はできず、原則として店頭のパソコンからWEBサイトへ発注を行う形となる。
また、通販と平行して企業対象の法人向け販売、店頭販売、家電量販店などへの店頭販売・OEM供給も展開している。
[編集] 通信販売(BTO)
WEBサイトのBTO(通信販売)では自宅や職場などで直接購入でき細かいカスタマイズが可能な一方、商品を受注してから生産を行う形態を取っているため、即納可能として指定されている一部の商品を除けば、ほとんどのモデルで約2週間前後の納期が設定されており、すぐには入手できないという短所もある。
また、通販専門商品であるG-Tuneの製品ラインナップの一環として、数多くの高性能を要求する3Dオンラインゲームで、その要求性能を満たすゲーム公式認定の「推奨スペックモデル」のハイスペックパソコンの製造・販売・BTOも手がけている。ただし、オンラインゲームの公式掲示板などのプレイヤーコミュニティでは、マウスコンピューター製の推奨パソコンについて話題になった際などに賛否が大きく分かれる事も珍しい事ではない。
この様な場で見られる賛否の内容は、概ねホワイトボックスパソコンの同業他社のそれにも通じるものではあるが、肯定するものは廉価さ、BTOの手軽さ、メンテナンス・パーツ交換の容易さなどを利点として挙げ、逆に否定するものはサポート体制の脆弱さやサポートの対応の質的な低さ、故障発生時の修理でパソコンが使用不能になる期間の長さの他、自動で再インストールやドライバ設定を行い初期状態を復元するリカバリディスクが存在しない事から、専用リカバリディスクがある大手メーカー製品との比較で、再セットアップの作業に一定のパソコンのスキルが要求され、パソコンのハードウェア面への知識が無い者には難しい事などを問題点として指摘している。
[編集] 法人販売
社内に法人向け販売を専門とする営業部門があり、企業・事業所などへの大量一括販売、を行っている。
大手メーカーの製品よりも安価に大量一括調達が可能である強みを利用して、一般的な企業だけではなく、インターネットカフェや漫画喫茶でも一括導入したマウスコンピュータのマシンを使用している所が見られる。また、中高年層などを主対象とした個人向けインターネットサービスを行う企業なども顧客宅へのパソコン導入に際して使用している。
[編集] ショップブランドパソコンのOEM供給
ショップブランドパソコン向けのEMSとしては、その商品特性もあって名前は中々表に出ないものの、OEM供給という形で幅広い販路を持っている。
ヨドバシカメラなどの家電量販店に卸したり、PC DEPOT、エディオングループ、ソフマップなどのショップブランドへのOEM供給などの形態で廉価モデルを中心に店頭での販売、コジマでのiiyamaブランドでの販売も行うなどしており、通販・法人販売以外ではこれらが重要な販売チャンネルとなっている。また、同じくOEMパソコンの製造メーカーであるMVKも現在ではMCJ傘下であり、一見複数のメーカーからOEM供給されている様に見えても、実態としてはMCJグループに完全依存しているショップブランドも見られる。
いずれにしても、同じ店頭で競合する大手家電メーカーの同等スペック品よりも安価な価格設定がなされている事が最大の特徴であり、その価格競争力こそがセールスポイントとなっている。
過去にはヤマダ電機、ケーズデンキ、ビックカメラ、ムラウチ電気などへ卸しての店頭・web販売、フロンティア神代へのOEM供給などを行っていた事もある。
ただし、ある意味ではホワイトボックスパソコンメーカーに共通して言える事ではあるものの、マウスコンピュータが供給する製品については、店舗にもよるものの特に家電量販店では店頭に商品在庫があっても店頭の従業員による客への積極的なプッシュが行われにくい傾向が見られる。これは、大手家電メーカーの製品と比較すれば小売単価が低い事[4]のほか、上述した様に再セットアップの際には一定のパソコンのスキルが要求される事などから、従業員たちの間にも「パソコン初心者には不向きなメーカー」という認識が根強く存在している事などが主な理由となる。
なお、マウスコンピューター製のパソコンについては、OEM供給した製品のサポートも一括して担当しており、パソコンショップや家電量販店で購入したショップブランドのパソコンについて、サポート連絡先がその購入店舗ではなくマウスコンピューターであったという話は多く聞かれる。パソコンのケースのどこか[5]にアルファベットの「U」から始まる9桁の番号(例:U10xxxxxxx)のバーコードのシールが貼付されている。このシールが貼付されている製品については、ショップブランドにOEM供給されているパソコンであっても、製品保証・電話サポート・修理は販売店ではなくマウスコンピューターが受け持っている。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月13日 (金) 04:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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