マシニングセンタ
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マシニングセンタ(machining center)は、自動工具交換機能をもち、目的に合わせてフライス加工・中ぐり加工・ねじ立てなどの異種の加工を1台で行うことができる工作機械。主に切削加工を目的としている。工具マガジンには多数の切削工具を格納し、コンピュータ数値制御(CNC)の指令によって工具を自動的に交換し、機械加工を行う。「自動工具交換装置を搭載したNCフライス盤」とも言える。
ワークを削る主軸が鉛直方向である「縦形」と、水平方向である「横形」の2つに分類される。ほかにも、5軸同時加工のできる5軸制御マシニングセンタや、10mものワークの加工が可能な門形マシニング・ガントリ形マシニングセンタなどもある。5軸同時加工によって、インペラなどの複雑な形状の加工ができるようになっている。
旋盤との大きな違いは、旋盤が「ワークを回転させて削る」のに対し、マシニングセンタ(フライス盤)は「刃物を回転させてテーブルに固定してあるワークを削る」点である。NCフライス盤との違いは、ATC(Automatic Tool Changer、工具自動交換装置)の有無である。
JISの定義では、「主として回転工具を使用し、工具の自動交換機能(タレット形を含む)を備え、工作物の取付け替えなしに、多種類の加工を行う数値制御工作機械」(『JIS B 0105 工作機械―名称に関する用語』一部引用)とある。
近年は、刃物を回転させる主軸の高速化に伴って、シャンクと呼ばれる刃物を固定して主軸に差し込む部分の形状も多様化しており・BTシャンク・ISO(DIN)シャンク・HSKシャンクなどがある。これ以外にも様々なシャンク形状が提案されている。
テーブルなどの本体部分を動かすための主要部分は、廉価版の機械においては、直動ガイド・台湾製のボールねじなどを使用してコスト削減を行っている。また近年では、X・Y・Zの全軸をリニアモータで駆動するマシニングセンタが登場している。従来のボールねじ形式の場合は、バックラッシや振れ回り、摩擦に起因するスティックモーションなどがあるために寸法精度や形状精度に若干の難があった。一方、リニアモータ駆動形式では、非接触に近いため拘束力不足により、充分な減衰能が得られず重切削に難があった。しかし、ボールエンドミルを高速回転させ、微細ブロック切削送りを行う加工方法によって難切削材の加工も可能となり、高精度精密加工も行えるようになってきている。
バブル崩壊後の工作機械メーカは、長期の景気低迷により、業界内の一部で買収・撤退などが行われた。2002年以降毎年過去最高の生産額を更新してきたが、2008年の第4四半期を境に急激に落ち込んで、最盛期の半分にも満たない生産額になっている。
[編集] 主なメーカー
2004年における日本国内生産額は約2675億円で(経済産業省調査)、ヤマザキマザックが約23%、牧野フライス製作所が約22%、森精機製作所が約19%、オークマが約19%と推定されている。
最終更新 2009年9月16日 (水) 13:43 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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