マスゲーム

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マスゲームとは、多人数が集まって体操や演技をすることである。運動会・体育祭で行われることが多い。本来は競技場内で行う身体デモンストレーションを意味するが、広義では観客席に並んだプラカードを持った観客の行うディスプレイも含まれる。元は多人数を表す「マス」 (mass) と「ゲーム」 (game) を合わせた和製英語であったが[1]北朝鮮で行われるアリラン祭のイメージが世界中に浸透した影響で、最近では用語が国際化しつつある[2]

広告・宣伝としては、数百、場合によっては数千の人数を動員するマスゲームは、営利企業では通常行いえず、無償の、長期間に渡る訓練が可能な、学校教育機関や宗教団体のみが行えるデモンストレーションである。しかし、強権的な指導の下で行われる例外もあり、営利企業だからといって必ずしも行われないわけではない。

目次

[編集] 各国のマスゲーム

[編集] 日本

日本の運動会に於ける集団演技(ポンポンを使った踊り)

日本の学校教育として行われる場合、服装は基本的に体操服裸足という格好が多いが、何かの踊りなどと組み合わせる場合はその踊りに合わせたユニフォームを着る事がある。特に裸足である理由は分からない。また、統一性を高めるため、体操帽はクラスに関係なく赤か白のどちらかに合わせるほか、脱げる事を考えて最初からかぶらない学校もある。学校によっては、男子が上半身裸になって行う場合もある。この種目は生徒よりも指導する先生の方が練習に積極的である事が多い。

今日マスゲームは全体主義につながるとのイメージが浸透し、学校教育においても取り上げられる機会は減っているが、一部の高校では現在でも甲子園大会の応援に活用している。また、一部の宗教団体において、信仰の成果として多数の来賓の前で大々と行われることもある。

日本では1980年代まで、生徒への体罰を伴うマスゲーム指導が、厳しい管理教育で知られた千葉県愛知県福岡県の一部地域や過疎地などで流行していた[要出典]。 また、岩手県久慈市では、中学校体育教師が体罰を伴うマスゲーム指導を行った。指導に反した場合は殴る蹴るの暴行を加える形で生徒を畏怖に陥れた。そのため生徒十数人が登校拒否となってしまった。その教師は未だに教職に就いている。

[編集] 北朝鮮

詳細は「アリラン祭」を参照

北朝鮮のマスゲーム。平壌、1998年

北朝鮮で行われるマスゲームは、10万人を動員して1時間半にわたって行われるなど、特に大規模なことで有名である。13から14の部に分割され、それぞれ金日成の誕生や朝鮮合併に対する抵抗の歴史などを主題に持つ。[2]

2004年、BBC制作のドキュメンタリー映画『ヒョンスンの放課後』ではマスゲームに参加することになった北朝鮮の少女ヒョンスンの姿が伝えられ、世界中で高い評価を得た。この映画の監督のダニエル・ゴードンはCNNInsight の中で、マスゲームは一人の失敗が全体の大きな失敗を引き起こすということを実感させ、チームワークと全体主義を教え込むために行われているのだと述べている[2]。北朝鮮を訪れていたオルブライト国務長官(クリントン政権下)がマスゲームを「すばらしい」とたたえたところ、米国内で「奴隷の踊りをすばらしいというのはおかしい」と厳しく批判された[要出典]。そのことでオルブライトは影響力を失い、その後政権が民主党から共和党に変わったこともあり政治の世界から事実上追放されている[要出典]

[編集] 欧米

ルーマニアチャウシェスク政権やティトーユーゴスラヴィアといった社会主義国によって行われていたものが北朝鮮におけるマスゲームの先駆とされる。 欧米の農業祭などでの行事として、馬に乗って行われるものもある[3]。ルールに従って馬を操り、統制の取れた動きを演じる。スペインのセビリア祭のものが有名[4]

[編集] 出典

  1. ^マスゲーム」『英語表現事典 カタカナ表現集』 SPACE ALC。
  2. ^ "Mass Games in North Korea", Insight, 2005-10-04, CNN.
  3. ^マスゲームとイベント」『畜産ZOO鑑』 中央畜産会、2005年。
  4. ^人と馬とが一体となる」『畜産ZOO鑑』 中央畜産会、2005年。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年8月20日 (木) 13:08 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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